太陽光発電システムの施工・保守メンテ用測定器
太陽光発電システムは、持続可能でありながら効率的であるように設計されています。 クリーンなエネルギーを最適に発電し続けるためには、太陽光発電システムやソーラーパネルの定期的な点検が必要です。これは将来的に不要な費用がかかる問題を防ぐための重要な手段です。 この記事では太陽光発電システムの施工およびメンテナンスに最適な測定器をご紹介します。
- 1. 温度測定
- 2. 開放電圧測定
- 3. PVの絶縁抵抗
- 4. バイパスダイオードの検査
- 5. ストリング電流測定
- 6. パワーコンディショナー効率測定
- 7. 電源品質測定
- 8. 発電力量の測定
- 9. バッテリーの劣化診断
- 10. 電圧測定
- 11. 絶縁抵抗測定
- 12. 検相検査
- 13. 電線・電路の活線確認
- 14. 高電圧設備の絶縁抵抗測定
- 15. 接地抵抗測定
- 測定・検査の効率化とデータ管理
HIOKIが推奨する太陽光発電の施工・メンテナンスの測定器
1. 温度測定
2点レーザマーカーで、非接触で表面温度を測定したい場所にピンポイントで指定します。
- *工業用途専用。体温の測定はできません。レーザーマーカーの光線は目に入ると非常に危険です。
2. 5. 10. 電圧および電流の測定
- デジタルマルチメータ DT4261
AC/DC電圧、ゴースト電圧の測定ができます。ロータリースイッチに連動して、使用しないテストリードの挿入口を閉じる端子シャッターがあるため、テストリードの誤挿入を未然に防止します。
- AC/DC クランプメータ CM4375-50
AC/DCの負荷電流・ストリング電流、電圧を測定します。導通チェックやDC電力の測定も可能です。独自設計の”スリムジョー”により、配電盤内のケーブルの狭い隙間でも簡単に測定でき、作業効率が向上します。
上記の測定器、両方とも高調波解析機能(*1)で電流や電圧の高調波(*1)を測定できます。 太陽光発電の設置検査やトラブル解析に役立ちます。
- *1:GENNECT Cross アプリを使用した場合
- 直流高電圧プローブ P2010
これらの機器をP2010と組み合わせれば CAT III 2000Vまで測定できます。
3. 11. 14. 絶縁抵抗測定
通常の絶縁抵抗測定モードに加え、PV絶縁抵抗機能により、短絡することなく日中の太陽光パネルの絶縁抵抗と開放電圧測定を安全に測定できます。IR5051は1500Vの太陽光発電システムに対応しており、最大2000Vの太陽光発電システムにも対応できるよう設計されています。
3. 600 V太陽光発電システムの絶縁抵抗測定 絶縁抵抗計 IR4053
4. バイパスダイオードの検査
昼間でも遮光せずに簡単にバイパスダイオードの開放/短絡故障の検出が可能です。また、開放電圧、短絡電流、バイパスルート抵抗も測定できます。
6. 7. 8. パワーコンディショナーの効率測定 電源品質の測定・発電力量の測定
電圧CH1,2,3とCH4は絶縁されているため、2系統の電力測定、効率測定ができます。
IEC 61000-4-30 Ed.3 Class A に対応しているため、電源品質の測定や発電力量の測定も正確にできます。
6. 高電圧インバーターの効率測定をより高精度に: パワーアナライザ PW3390
8. 金属非接触発電力量測定: クランプオンパワーロガー PW3365
9. バッテリーの劣化診断
バッテリーの内部抵抗、電圧と周囲温度を同時に測定できます。次に測定するバッテリー番号と測定結果を音声ガイダンスでお知らせ(*1)するため、誤測定を防止し、バッテリの劣化診断を効率化します。
- *1:GENNECT Cross アプリを使用した場合
15. 接地抵抗測定
動作温度範囲 -25℃ 〜 65℃、IP67の防塵防水機能を備えた接地抵抗計です。3電極法および4電極法の測定方法と、効率的な測定を行うためのコード巻き取り装置を備えています。
HIOKIでは、太陽光発電システムの設置やメンテナンスが正確に、効率的に、簡単に実現できるようにソリューションを提供しています。