バッテリー
あらゆるイノベーションの原動力となるバッテリー技術
安心して使える次世代バッテリーの開発と生産をリード
バッテリーは、スマートフォンや電動モビリティー、再生可能エネルギーの貯蔵など、現代社会において不可欠な存在になりました。AIの普及に伴い、データセンターの電力消費量が増加する中、再生可能エネルギーの利用が進んでいますが、その発電量は変動するため、大型蓄電システム(ESS)が欠かせません。また、安心して使える次世代バッテリーの開発も強く求められています。
HIOKIは、バッテリーの研究開発段階での性能評価から品質検査、使用中の状態把握までの包括的な計測ソリューションを提供し、安全性や性能の向上、コスト削減に貢献しています。
研究・開発
バッテリーの研究開発は、3つの領域があります。
- 材料開発:バッテリーの安全性や性能、コストに直結する最も重要な部分。
- セル開発:材料の組み合わせや内部構造を工夫し電池材料のポテンシャルを引き出す。
- パック開発:充放電や熱制御を最適化し、全体のパフォーマンスの最大化を目指す。
HIOKIは独自の電気測定技術を用いて、各領域に適した評価ツールを提供し、次世代バッテリーの高性能化を支援しています。
主要製品
生産
バッテリーの性能と安全性を確保するためには、製造プロセスの最適化と厳格な品質検査が不可欠です。特に電気的特性の検査は重要であり、バッテリーの状態を把握する上で欠かせない内部抵抗を測定できるHIOKIのバッテリーテスターは業界のデファクトスタンダードとなっています。他にも内部短絡の早期検出に役立つ高精度な直流電圧計や絶縁抵抗計も提供しており、バッテリーの安全性向上に貢献しています。
主要製品
品質保証・メンテナンス
市場に出荷されるバッテリーは、EVで10年、非常用電源やESSで20年の長期にわたって安定した動作が求められます。充放電を繰り返すことで内部状態が変化し、パフォーマンス低下や内部短絡による熱暴走のリスクが高まります。バッテリーの安全な利用には、製造者による品質保証と現場での適切なメンテナンスが不可欠です。
HIOKIのバッテリーテスターは、正しい計測を阻害するノイズの影響を受けにくい設計で、内部抵抗や開放電圧を測定し、バッテリーの状態を正確に把握することを可能にします。