EV 開発における電費改善のためのマネジメント

EV 開発においては、バッテリ端側の高電圧・大電流のエネルギー測定に加え、ECU を含む末端の各電気回路の消費電力や待機電力を同時に把握し、総合的な電力マネジメントによって、車両全体の消費電力低減に結び付けることが重要です。

 

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課題

EVの航続距離を伸ばすためには、駆動するメインモーターのエネルギー消費量を如何に抑えるかが大きな課題です。それ以外にも室内空調の消費エネルギーやECU・電装系などで消費するエネルギーも併せて管理し、車両全体の電力マネジメントをおこなう必要があります。

そのために、大元と末端の電力消費を一括測定して俯瞰することが重要となります。

解決策

EV完成車両のメインの駆動系統から、ECUや電装機器など各種デバイスの消費電流、電力、暗電流を測定し、車両全体の電力マネジメントをおこないます。 HIOKIのパワーアナライザと高精度電流センサを組み合わせることで、走行中の動的な消費電力を、各コンポーネント単位で正確に測定できます。 ラインアップも豊富で、ECUや電装機器の消費電流・暗電流測定に適した小型・高精度のDC電流プローブから、最大2000 Aまで測定可能なクランプ型電流プローブまで、用途に応じて最適な電流プローブを選択できます。

  • 小型高精度DC電流プローブ CT6830 (2 A)、CT6831 (20 A)
  • 大容量の高精度DC電流プローブ CT6841A (20 A)、CT6843A (200 A)、CT6844A (500 A)、CT6845A (500 A)、CT6846A (1000 A)、CT6847A (DC 2000 A、AC 1400 A)

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Power Analyzer Series

DC カレントプローブ CT6830(2 A)、CT6831(20 A)の特徴

・フラックスゲート技術を採用。温度の影響を受けにくく、長時間にわたり高精度の消費電流を測定できます。
・小型の人さし指サイズで、込み入った車両配線にもアクセスしやすく、複数箇所の消費電流を測定するのに適しています。

AC/DC カレントプローブ CT6830:負荷電流が2 A 以下のデバイス向け
→ECU、ワイパー、パワーウィンドウ、ウィンドウヒーター、ヘッドランプなど

AC/DC カレントプローブ CT6831:負荷電流が2 A を超えるデバイス(20 A まで) 
→パワーステアリング、空調コンプレッサー、ウォーターポンプなど

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大電流測定用カレントプローブ

・AC/DCカレントプローブ CT6833, CT6833-01 (AC/DC 200 A)
・AC/DCカレントプローブ CT6834, CT6834-01 (AC/DC 500 A)
AC/DC CURRENT PROBE image

まとめ

HIOKI パワーアナライザと小型DC 電流プローブ CT6830、CT6831、その他各種DC 電流プローブを組み合せて、EV車両のバッテリ端から末端部品までの消費電力や待機電力を同時に測定でき、車両全体の電力マネジメントが実現できます。このソリューションはEV 開発に限らず、電動二輪、電動建機、電動農機など、さまざまなE-モビリティー開発用途に活用できます。

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