修理・校正の保証と注意点
各サービスにおける保証と注意点
製品をお預けいただく際に、ご注意いただきたい点についてご案内いたします。
サービス後の保証
標準校正
標準校正の保証期間内に確度外れをご指摘いただき、HIOKIで確認できた場合は、無償で標準校正を行います。
保証期間は、HIOKIが定める「推奨校正周期」と同一となります。
修理
取扱説明書で定めている環境でご使用いただき、HIOKIの責任による再修理(同一内容)が発生した場合は、無償修理いたします。
保証期間は、修理実施から6か月間です。
保証の対象外
部品の寿命・劣化、機器の破損、使用および保管環境の問題が疑われるものは保証対象外です。
その他、一部保証対象外となる製品があります。以下ページをご確認ください。
校正の有効期限(校正周期)
校正は、校正日の値を校正結果として表明するものとなります。校正の有効期限(校正周期)は、お客様のご使用状況・環境によって違うため、推奨校正周期を参考に最終的にはお客様で判断し決めていただく必要があります。
ご注意事項
サービスをお引き受けできない場合
次の場合は、HIOKIでサービスをお引き受けできません。
- 修理対応期間が満了した場合、または保守用部品が入手できなくなった場合
- 故障・破損が広範囲に及び、回路基板や筐体機構部などの主要な部品を70%以上交換する必要があると 判断した場合
- 水濡れ、過入力、落下衝撃などによるダメージの正確な範囲確認ができなく、動作保証が困難であると判断した場合
- 油、有機溶剤、不凍液、消火剤などの液体の内部侵入・付着による故障で、十分な除去が困難であると判断した場合
- お客様による改造や修理が行われ、動作保証が困難であると判断した場合
サービス対象外製品の取扱い
サービス対象外の製品をご依頼いただいた場合は、そのまま返却いたします。その場合は管理手数料を請求します。
取替部品の扱い
故障などで取り外した部品は、品質改善の資料としてHIOKIにて引き取らせていただきます。
サービスご依頼品の設定、データおよびソフトウェア等の扱い
標準校正・修理時は原則としてご依頼品本体の設定初期化を行います。ご依頼品の保存が必要な内部設定およびデータについては、HIOKIへご依頼前にお客様が再構築可能なように外部へのバックアップ等の事前の保全措置を行ってください。
お預かり時に内部のディスクドライブが破損している場合、HIOKIでのデータ修復、解析は対応できません。
バージョンアップについて
校正値に影響を与える場合を除き、お客様への連絡なく本体ソフトウェアを最新バージョンにバージョンアップする場合があります。バージョンアップ内容ついては、ソフトウェアダウンロード、または重要なお知らせをご参照ください。バージョンアップをご希望でない場合は、「修理・校正依頼シート」に記載して下さい。
測定値に影響のない部品の交換
測定値に直接影響のない部品(例:保護ヒューズの断線や入力端子部など機構部品の劣化)を確認した場合、お客様へ連絡することなく交換を行います。
新品交換修理となった場合
サービスご依頼品を新品交換する場合、新品にサービスご依頼品の製造番号を付与することはできません。
サービスご依頼品は、品質改善の資料としてHIOKIにて引き取らせていただきます。
免責
以下について、HIOKIは責任を負いませんので、予めご了承ください。
- サービスご依頼品の内部設定および保存データ消失等
- お客様による梱包で発送された製品が、HIOKIへの輸送中に発生した事故
- お客様の所有品(HIOKI製品ではないもの)が混在していた場合の保証について
その他免責事項については、修理・校正等業務約款をご確認ください。