クランプオンプローブ 3273-50
高S/N比で10 mAクラスの波形観測が可能
オシロスコープへダイレクト入力できる広帯域電流プローブ
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絶縁導体
測定器本体は、1 MΩ以上の高入力インピーダンスの機器をご使用ください。
特長
- DC〜MHzオーダの広帯域での波形観測
- オシロスコープのBNC端子に直接入力 (*1)
- 高S/N比で10mAクラスの波形観測が可能(3273-50, 3276)
- *1:メモリハイコーダの樹脂製BNC端子に本器の金属製BNC端子を接続する場合、樹脂製端子が変形・破損する可能性があります。損傷を避けるため、波形観測機器のBNC端子に対して真っすぐ着脱してください。
形名(発注コード)
3273-50 | 30A・50MHz帯域 | ¥237,600(税込 ¥261,360) |
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微小な信号もはっきり観測、より詳細な電流解析
オシロスコープや記録計などの波形観測機器のBNC入力端子へ直接接続し、被測定導体をクランプするだけで電流波形を簡単に観測できます。
独自開発した薄膜ホール素子 + ゼロフラックス方式で、高性能電流センサを実現
広帯域電流センサの測定方式は「ゼロフラックス方式(ホール素子検出型)」です。高周波電流は巻線(CT 方式)、直流を含む低周波電流は、「ホール素子」で検出されます。
● ホール素子検出型
シンプルな構造でセンサ部を小型化しやすいという特長があります。
HIOKI 独自開発の薄膜ホール素子とゼロフラックス方式を組み合わせることで、直流から百MHz 帯までの広い周波数範囲で測定が可能です。
メモリハイコーダやオシロスコープなどでの波形観測に向いています。広帯域での高S/N 比を実現しており、高速信号回路をはじめとした電気回路の設計検証に威力を発揮します。
● ゼロフラックス方式
ゼロフラックス方式は、高確度センサ、広帯域センサいずれにも採用されている測定方式です。センサの原理上、動作磁束レベルが小さく挿入インピーダンスが低くなるため、「測定対象に影響を与えない」「計器損失が小さい」という特長があります。
基本仕様
周波数帯域 | DC〜50 MHz (-3 dB) | |||||
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立上がり時間 | 7 ns以下 | |||||
ノイズ | 2.5 mA rms以下 (帯域20 MHzの測定器にて) | |||||
連続最大入力範囲 | 30 A rms (周波数ディレーティングあり) | |||||
最大ピーク電流値 | 50 A peak (非連続) | |||||
振幅確度 (電源on後30分,消磁ゼロ調後) |
±1.0 % rdg. ±1 mV (DC, 45 Hz〜66 Hz, 0〜30 A) ±2.0 % rdg. (DC, 45 Hz〜66 Hz, 30 A〜50 A peak) |
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出力電圧レート | 0.1 V/A ※本器の出力は内部で終端されています。 | |||||
測定可能導体 | 絶縁導体 | |||||
測定可能導体径 | φ 5 mm | |||||
電源 | ±12 V ±0.5 V, 5.6 VA max. | |||||
寸法・質量 | 175W × 18H × 40D mm, 230 g センサケーブル 1.5 m, BNC端子, 電源ケーブル 1 m |
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付属品 | 取扱説明書 ×1, ソフトケース ×1 |
オプション (3)

¥9,800(税込 ¥10,780)
3273-50と8940接続用
※3274/3275/3276は8940と9319を組み合せての使用はできません。別途電源3272/3269とアナログユニットを組み合せて使用してください