ALDAS-Mini 電解セルアナライザ

電解セルの動的特性を可視化

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製品紹介動画

本システムと測定対象の接続方法、PCでの設定方法や測定例についてご紹介します。

特長

  • 電解動作中のセルのインピーダンス測定
  • 電解評価装置を改造せずに測定可能
  • セルスタック状態で最大8セルまで同時測定
  • 電解装置が稼働するノイズ環境下でも高精度かつ再現性の高い測定を実現
  • PEM, SOEC, AEM, アルカリなどの多様な電解セルに対応

形名(発注コード)

EA5301-01 センスモジュール 1ch お見積り
EA5301-02 センスモジュール 2ch お見積り
EA5301-03 センスモジュール 3ch お見積り
EA5301-04 センスモジュール 4ch お見積り
EA5301-05 センスモジュール 5ch お見積り
EA5301-06 センスモジュール 6ch お見積り
EA5301-07 センスモジュール 7ch お見積り
EA5301-08 センスモジュール 8ch お見積り
EA5501 ソースモジュール お見積り
EA5701 PC アプリケーションソフト お見積り
計測時は、別売の電流センサーと接続ケーブルが必要です。オプションの電流センサーと接続ケーブルを別途ご購入ください。

大電流運転状態における計測で電解セルの開発・評価を加速

これまで電解セルのEIS計測(電気化学インピーダンス分光法)では、大電流が流れている大型のセルやセルスタックの測定が困難、という課題がありました。ALDAS-Mini は電解電流が数Aの小型セルから、最大で500 A (*1) の大型セルまでEIS計測ができます。

セルスタック内の複数セルを同時に8セルまで測定できるため、電解中の各セルの状態を比較できます。

適用例
・100 cm² を超えるような大型セルの評価
・実使用環境における材料特性の評価
・製品寿命を考慮した運転条件の探索

  • *1:*1: 500 A 以上の電解電流測定については、お問い合わせください.

既存の電解システムに簡単接続

ALDAS-Miniは、既存の設備を改造することなく接続できます。
従来のブースター付きFRA (Frequency Response Analyzer)とは異なり、既存の電解用DC電源をそのまま使用しながらEIS測定ができます。

STEP 1: 電流源の接続
ソースモジュールと電解装置をソースケーブルで接続。
測定電流を注入する。

STEP 2: 測定線の接続
電流測定用のクランプセンサーを接続。
センスモジュールと各セルをセンスケーブルで接続。

STEP 3: 計測
PCアプリケーションソフトで設定し、計測を開始。
計測した電流と電圧からインピーダンスを算出し、I-Vカーブとナイキストプロットをリアルタイムに同時表示。

基本仕様

確度保証期間 1年
計測対象 電解セル, セルスタック​
計測パラメータ インピーダンス ​(R,​X,​θ,​Z)​, 電圧 ​(V),​ 電流 ​(I)
計測モード​ ロギングモード, ナイキストプロットモード, ​ボードプロットモード
最大入力電圧​ 30 ​V​
最大計測電流 20 A​〜​500 A (センサーによる)
500 A以上の計測については、お問い合わせください。
最大計測信号レベル 20 Ap-p (10 Vにて)
計測周波数 0.01​ Hz​~​10​ kHz
入力チャネル数 最大​8チャネル
寸法・質量 センスモジュール EA5301 : 約430W × 221H × 361D mm (突起物を含まない), 約12.7 kg (8 チャネルモデルの場合)
ソースモジュール EA5501 : 約520W × 197H × 540D mm (突起物を含まない), 約27.0 kg (ケーブルを含まない)
電源​ AC 100​ V​~​240​ V, ​50 Hz/60 ​Hz, 500 ​VA
推奨PC仕様 OS:​ Windows​ 11​
インターフェース:​ 有線LAN

電流センサー (8)

接続ケーブル (2)