銅線の長さを抵抗値で推定

銅線の抵抗を測定して、線材の長さを推定

HIOKI製の抵抗計 を使用することで、線材長を推定できます。

抵抗値の測定方法

  • 1.求めたい線材の1 mあたりの抵抗(Y)を抵抗計で測定します。
  • 2.長さを求めたい線材の全体の抵抗(Z)を抵抗計で測定します。
  • 3.線材全体の抵抗値(Z)を1 mあたりの抵抗値(Y)で除することで、線材全体の長さ(X)を求めることができます。

X [m] = Z [Ω] / Y [Ω/m]

  • X [m] = 長さがわからない線材
  • Y [Ω/m] = 求めたい線材 1 m あたりの抵抗値 (図1を参照)
  • Z [Ω] = 線材全体の抵抗値 (図2を参照)
  • 図1
  • 図2

より正確な測定のために

銅線は温度計数が比較的大きいため、線材1 m あたりの抵抗を測定したときの線材温度と、線材全体の抵抗を測定したときの線材温度が異なると誤差になります。

抵抗計の温度補正機能を使うと、線材抵抗の温度変化を補正できます。

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