リチウムイオン電池のセパレーター シャットダウン試験



課題

セパレーターの特性が、温度変化に応じてどのように変化するかを確認する必要があります。セパレーターの特性は、インピーダンス(交流抵抗)や絶縁抵抗といった電気特性で評価できます。横軸に温度、縦軸に注目している特性をプロットしたグラフで評価する方法が有効です。一般的には、表計算ソフトを用いてグラフを作成し、評価レポートとします。

しかし、セパレーターの電気特性を測定する計測器と温度を長期間記録する計測器は別の計測器であることが多く、それぞれのデータを統合する手間が生じます。


解決策

“Sequence Maker” は、計測器を統合制御する Excel アドインです。USB、RS-232C、LAN、GP-IB といった通信インターフェイスに対応しています。また、計測器の通信共通ドライバである VISA にも対応しています。PC につながった計測器を自動でサーチし、通信を確立するので、制御コマンドを制御したい順番で Excel 上に記載するだけで思い通りの制御ができます。

確認したいセパレーターの特性に応じて計測器をご用意ください。

■ ケース 1 セパレーターの変化をインピーダンスで確認 
(使用機器:LR8450、IM3536)

■ ケース 2 セパレーターの変化を絶縁抵抗で確認
(使用機器:LR8450、SM7110)

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実測データ

縦軸を絶縁抵抗、横軸を温度とした例です。

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