インピーダンスアナライザ IM7580A

測定周波数:1MHz - 300MHz周波数やレベル掃引するインピーダンスアナライザ機能設定条件で繰り返し検査するLCRメータ機能

インピーダンスアナライザIM7580シリーズ:SMDテストフィクスチャIM9201を用いたLCR測定

IM7580シリーズは、測定周波数1MHz〜3GHzまでを5つのラインナップでカバー。 6サイズのSMDに対応したテストフィクスチャIM9201と組み合わせることで、試料の測定を簡単且つ確実におこなうことができます。

特長

  • 測定周波数 1 MHz 〜 300 MHz
  • 測定時間:最速0.5 ms(アナログ計測時間)
  • 基本確度±0.72% rdg.
  • 測定方式 : RF I-V法
  • 本体はハーフラックサイズ、テストヘッドは手のひらサイズ
  • 充実のコンタクトチェック(DCR測定、Hi-Zリジェクト、波形判定)
  • アナライザモードで測定周波数、測定信号レベルを掃引させながら測定

形名(発注コード)

IM7580A-1 接続ケーブル1m付属 ¥1,815,000(税込 ¥1,996,500)
IM7580A-2 接続ケーブル2m付属 ¥1,881,000(税込 ¥2,069,100)
テストフィクスチャは本体には付属されていません。インピーダンスアナライザ専用のテストフィクスチャが必要になります。

インピーダンスアナライザIM7580シリーズ:等価回路解析機能

測定結果を元に5つの等価回路モデルの定数を推定できます。
また、シミュレーション機能により、推定結果または任意の定数を用いて、周波数特性の理想値を表示できます。
さらにコンパレータ機能を使えば、測定結果が判定エリア内にあるか否かを確認できます。

インピーダンスアナライザIM7580シリーズ:エリア判定機能

アナライザモードのコンパレータ機能において、任意に設定した判定エリアに測定値が入っているかを確認できます。
「エリア判定機能」は、上限値と下限値の範囲を設定し、判定結果をIN/NGで表示します。

インピーダンスアナライザIM7580シリーズ:ピーク判定機能

アナライザモードのコンパレータ機能において、任意に設定した判定エリアに測定値が入っているかを確認できます。
「ピーク判定機能」は、上限値、下限値、左限値、右限値で範囲を設定し、測定のピーク値が判定エリア内にあるか否かを、IN/NGで表示します。

インピーダンスアナライザIM7580シリーズ:スポット判定機能

アナライザモードのコンパレータ機能において、任意に設定した判定エリアに測定値が入っているかを確認できます。
「スポット判定機能」は、任意の掃引ポイントとパラメータを選択し、最大16ポイントの判定をします。

インピーダンスアナライザIM7580シリーズ:コンパレータ機能

コンパレータ機能を使えば、任意で設定した判定エリアに測定値が入っているか否かを確認できます。 試料の良否判定に適した機能です。

インピーダンスアナライザIM7580シリーズ:コンタクトチェック機能

コンタクトチェック機能を使って試料と測定端子の接触状態をチェックし、接触不良や接続状態を確認することができます。

インピーダンスアナライザIM7580シリーズ:テストヘッドの接続方法

テストヘッドのケーブルをインピーダンスアナライザに接続します。
トルクレンチの柄がわずかに曲がるまでナットを締め付けます(0.56 N・m)。
締め過ぎにご注意ください。

高速かつ安定した測定で、生産性をアップ

IM7580Aは1MHz〜300MHzの測定周波数に対応するインピーダンズアナライザです。
最速0.5ms(アナログ計測時間)の高速測定と高い繰り返し精度で、速く、安定した測定を実現。
タクトタイムを短縮し、生産性をアップします。

省スペースと快適操作を実現する、コンパクトボディ&大画面

インピーダンスアナライザ IM7580A はフルラックに2台並べられる省スペース設計。
ラインユースのほか、さまざまな測定現場でフットワークの軽さを発揮します。
大画面ディスプレイで、見やすさはもちろん、軽快なタッチ操作で快適な測定を実現します。

コンデンサ・コイルなどの評価に最適なLCRモード測定

インピーダンスアナライザ IM7580A のLCRモード測定は、任意の周波数とレベル信号を測定したい素子に印可して測定します。
コンデンサ、コイルなどの受動素子の評価に適しています。

●コンパレータ測定
 一つの判定基準を元に素子の良否判定を行います。
●BIN判定
 複数の判定基準を設定し、素子のランク分けを行います。(最大10分類)

周波数特性やレベル特性の確認に最適なアナライザモード測定

インピーダンスアナライザ IM7580A のアナライザモード測定は、測定周波数、測定信号レベルを掃引させながら測定できます。
周波数特性やレベル特性の確認に適しています。
●通常/セグメント掃引
 周波数、レベルを掃引して素子の特性を見ます
●インターバル掃引
 条件を固定し時間経過による素子の特性を見ます

正確に測定するために

インピーダンスアナライザ IM7580Aは、正確かつ確実な測定をするために必要な機能を多数搭載しています。

●コンタクトチェック(接触不良や接続状態の確認)
 DCR測定機能、Hi-Zリジェクト機能、波形判定機能
●補正機能(正しい値を測定するための補正)
 オープン/ショート/ロード校正、電気長校正、オープン/ショート補正
●外部制御入出力(外部制御の入出力信号のタイミングを任意にコントロール)

その他 キーロック機能、ビープ音設定、ウォームアップ機能

手のひらサイズのテストヘッド

テストヘッドも手のひらサイズのコンパクト設計で、測定対象の近くに設置することが可能です。
ノイズなどの影響を受けにくく、より正確な測定が可能になります。

豊富なインタフェースで外部制御

インピーダンスアナライザ IM7580A では、LAN / USB / GP-IB / RS-232C / EXT I/Oを使って
外部制御を行うことができます。
(GP-IB/RS232Cはオプションです)

アプリケーションのご案内

サンプルアプリケーションのダウンロードや通信コマンドの取扱説明をご覧いただけます。

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確度計算ソフトのご案内

数値を入力するだけで簡単に確度計算をしていただけます。

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基本仕様

確度保証期間 1年
測定モード LCR (LCR測定), アナライザ (スイープ測定), 連続測定
測定パラメータ Z, Y, θ, Rs (ESR), Rp, X, G, B, Cs, Cp, Ls, Lp, D (tanδ), Q
確度保証範囲 100 mΩ〜5 kΩ
表示範囲 Z: 0.00m〜9.99999 GΩ / Rs, Rp, X: ± (0.00 m〜9.99999 GΩ)
Ls, Lp: ± (0.00000 n〜9.99999 GH) / Q: ± (0.00〜9999.99)
θ: ± (0.000°〜180.000°), Cs, Cp: ± (0.00000 p〜9.99999 GF)
D: ± (0.00000〜9.99999), Y: (0.000 n〜9.99999 GS)
G, B: ± (0.000 n〜9.99999 GS), Δ%: ± (0.000 %〜999.999 %)
基本確度 Z: ±0.72 % rdg. θ: ±0.41°
測定周波数 1.0000 MHz〜300.00 MHz (5桁分解能)
測定信号レベル パワー (dBm)モード: -40.0 dBm〜 +7.0 dBm
電圧 (V) モード: 4 mV〜1001 mVrms
電流 (I) モード: 0.09 mA〜20.02 mArms
出力インピーダンス 50 Ω
表示 カラーTFT 8.4 inch, タッチパネル
測定時間 最速0.5 ms ( FAST, アナログ計測時間, 代表値)
機能 コンタクトチェック, コンパレータ, BIN判定 (分類機能), パネルロード・セーブ, メモリ機能, 等価回路解析, 相関補正
インタフェース EXT I/O (ハンドラ), USB通信, USBメモリ, LAN
RS-232C (オプション), GP-IB (オプション)
電源 AC 100〜240 V, 50/60 Hz, 70 VA max
寸法・質量 本体: 215W × 200H × 268D mm, 6.5 kg
テストヘッド: 61W × 55H × 24D mm, 175 g
付属品 テストヘッド ×1, ケーブル ×1, 取扱説明書 ×1, CD-R (通信取扱説明書) ×1, 電源コード ×1

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