絶縁材料試験に関する産業規格
概要
産業革命によって、製造プロセスの効率化や製品の標準化へのニーズが高まりました。
その流れの中で、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)などの団体が設立され、技術動向を踏まえた国際的な工業規格が整備されていきました。
絶縁材料の試験に関する規格もこの中で策定され、現在では広く活用されています。
本記事では、絶縁材料の試験に関する主な産業規格についてご紹介いたします。
絶縁材料試験に関する規格
絶縁材料はさまざまな用途で使用され、システム内での電気的絶縁を確保する上で重要な役割を果たしています。これらの材料は、固体、半固体、または液体の形状をとることがあります。評価試験では、直流電圧(DC電圧)を印加し、試験対象の材料を通過する電流を測定します。このプロセスには、超絶縁計またはエレクトロメーター、そして測定用の電極が必要です。試験規格には、特定の試験条件、試料の形状、測定電極の寸法などが規定されていることがあります。これらの条件は、同じ測定器を使用して社内でさまざまな材料の配合を比較する場合とは異なり、異なるメーカーの測定機器を使って試験結果を比較したり、メーカーのデータシートと実際の測定値を照合したりする場合に特に重要になります。
以下に、絶縁材料の試験に関連する主な規格を示します。
- 1.固体材料の試験
- IEC 61340-2-3/JIS C 2170: Methods of test for determining the resistance and resistivity of solid planar materials used to avoid electrostatic charge accumulation
- JIS K 6911: Testing methods for thermosetting plastics
- JIS K 6271: Rubber, vulcanized or thermoplastic-Determination of resistivity- Part 1: Guarded-electrode system
- 2.液体材料の試験
- JIS C2101: Testing methods of electrical insulating oils
- 3.試験一般
- ASTM D257: Standard Test Methods for DC Resistance or Conductance of Insulating Material
測定電極
以下は、弊社の測定電極が主に参照する規格です。
| 測定電極 | 規格 |
|---|---|
| 表面/体積抵抗測定用電極 SM9001 | IEC 61340-2-3, JIS C 2170 |
| 平板試料用電極 SME-8310 | JIS K 6911, JIS K 6271 |
| 液体試料用電極 SME-8330 | JIS C 2101 |
| 分銅電極 SME-8320* | JIS K 6911 |
まとめ
標準化団体が設立されたとこにより、絶縁材料試験を含むさまざまな規格が策定されました。これらの規格は、試験対象に応じた試験条件や試験構成の詳細を定めています。
HIOKIでは、絶縁材料の試験に使用する超絶縁計と測定電極の両方をご提供しています。
特定のアプリケーションに関するデモンストレーションやご相談は、お問い合わせフォームから弊社までご連絡ください。
また、抵抗率と抵抗の測定について理解を深めるために、以下の関連する資料を併せてご覧ください。
