リチウムイオン電池セルの充放電試験における電圧と温度の監視

充放電試験時にセル電圧と温度を記録する目的

以下などを目的に充放電試験時のセル電圧と温度を記録します。

  • 電池セルの状態監視
  • 充放電試験器のコントロール、異常監視
  • 電池生産工程でのトレーサビリティの記録
  • 電池の性能や安全性のデータ蓄積
  • 不良品の発見、性能のランク分け


セル電圧と温度の記録

充放電試験は大容量の電流を制御するため、測定値にノイズが乗りやすい試験です。8423 はノイズ環境下でも正確にセル電圧と温度を記録できます。また、15 ch 電圧・温度ユニットを必要数に応じてコネクタで装着できるため、無駄なコストやスペースを最小限に抑えられます。



モジュールやパックの充放電試験

セルを直列に接続したモジュールやパックのセル電圧や温度を測定する場合、チャネル数と対地間定格電圧が重要です。8423 は電圧や温度を10 ms サンプリングで600 ch (*1) 記録できます。また、対地間最大定格電圧は600 V AC/DC です。

  • *1:8423×5 台を同期サンプリング


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