コンデンサなど受動素子の等価回路解析結果から良否判定

受動素子は等価回路解析をすることができ、等価的な素子に分解することができます

■ポイント
・等価回路解析IM9000はインピーダンスアナライザIM3570に組み込んで使用します。
・インピーダンスアナライザIM3570で測定対象物を測定し、等価回路解析をすることで、受動素子を5パターンの等価回路に近似することができます。
・この等価回路の基準値を定め、回路定数と比較することで測定対象物の良否判定をすることができます。

■測定方法
・コンデンサは図1のような等価回路として考えることができます。
・まずインピーダンスアナライザIM3570で周波数をスイープしながらインピーダンスと位相差を測定します。
・等価回路解析ソフトIM9000を利用して、等価回路を分析します。 
・IM9000は5種類の等価回路モデルを内蔵していますので、あらかじめ指定した等価回路としたときの各部の定数を測定結果から算出します。
・図の例ではR1が基準値よりも大きく、L1とC1は基準値内、Q値が基準値より小さいことを示しています。

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