電圧・温度モジュール M7102

省スペース多チャネル計測モジュール
高電圧化するバッテリーの充放電試験を安全に

特長

  • 600 V 以下のバッテリーパック向け
  • 30ch, 電圧, 温度(熱電対)
  • セル電圧を高精度に測定
  • バッテリーセル単体の試験や半導体のバーンインテストに最適

形名(発注コード)

M7102 ¥220,000(税込 ¥242,000)
M7102 のみでは測定できません。データロガー LR8101 もしくは LR8102が別途必要です。

高電圧バッテリーパックやセルからのデータ取得に最適

拡張性

バッテリーセルの検査や、半導体のバーンイン試験などの多点計測に

一つの計測モジュールで30チャネルの電圧と温度測定ができ、スペース効率の良さが特長の計測モジュールです。

本体のデータロガー1台につき、最大10台の計測モジュールを接続し、300チャネルまで拡張できます。
JISやEIA規格準拠品の19インチラックには、1段に本体+計測モジュール6台が収まり、180チャネルを構築できます。
さらに高機能モデル LR8102は、本体同士をオプションの光接続ケーブルで連結することで10台の本体のサンプリングを同期し、最大3000chまで測定チャネルを拡張できます。

バッテリーセルのフォーメーション工程での検査や、半導体のバーンイン試験など、電圧と温度の多点計測の用途で活躍します。

絶縁性

600 Vバッテリーパックのセル電圧を安全に試験

対地間電圧: DC 600 V (CAT II) 絶縁
EN IEC 61010 安全規格に準拠

バッテリーの各セル電圧自体は約4Vと低くても、現在主流の400 Vのバッテリパックの各セル電圧を安全に測定するためには、対地間最大電圧400 V以上の計測器が必要です。
M7102 は、対地間最大定格電圧が600 Vのため、400 Vバッテリーの試験に余裕をもって安全に対応できます。

高速性

高速サンプリングで電圧変動を詳細に捉える

M7102 のサンプリング速度
・1ch~30ch 使用時: 最速20 ms
・1ch~15ch 使用時: 最速10 ms

車載用バッテリーパックの充放電試験で、セル電圧や温度の変化を記録できます。

計測性能

バッテリーセル電圧を正確に測定できる

計測モジュールの信号入力抵抗は、100 MΩ"以上"に設計されているため、データロガーに流れる漏れ電流を最小限にできます。
さらに、リチウムイオン電池のための6 Vレンジと燃料電池のための2 Vレンジを搭載し、18 bitのA/D分解能で高精度にセル電圧を測定できます。

基本仕様

確度保証期間 1年
接続できる機種 データロガー LR8101 : 基本機能モデル
データロガー LR8102 : 高機能モデル
使用温湿度範囲 −10℃~50℃, 80% RH以下 (結露しないこと)
耐電圧 AC 3.6 kV 1分間 (感度電流1 mA)
各入力チャネル (+,−) ーLR8101またはLR8102本体間、各モジュール間 AC 350 V 1分間 (感度電流1 mA) 各入力チャネル間 (+,−)
入力チャネル数 30 CH
入力端子 押しボタン式端子台 (1 CHあたり2端子), 端子台カバー装備
測定対象 電圧
熱電対 (K, J, E, T, N, R, S, B, C)
入力方式 半導体リレーによるスキャン方式、フローティング不平衡入力
全チャネル絶縁
A/D分解能 18 ビット
最大入力電圧 DC ±100 V
チャネル間最大電圧 DC 300 V
対地間最大定格電圧 AC, DC 600 V 測定カテゴリ II, 予想される過渡過電圧 4000 V
モジュール間最大定格電圧 AC, DC 600 V
入力抵抗 100 MΩ以上 (電圧10 mV f.s.~6 V f.s. レンジ, 1-5 V f.s. レンジ, 熱電対 全レンジ)
1 MΩ ±5% (電圧10 V f.s. ~100 V f.s. レンジ)
データ更新間隔 10 ms (*1), 20 ms (*2), 50 ms, 100 ms, 200 ms, 500 ms, 1 s, 2 s, 5 s, 10 s
測定レンジ 電圧: 10 mV f.s., 20 mV f.s., 100 mV f.s., 200 mV f.s., 1 V f.s., 2 V f.s., 6 V f.s., 10 V f.s., 20 V f.s., 60 V f.s., 100 V f.s., 1-5 V f.s.
熱電対: 100℃ f.s., 500℃ f.s., 2000℃ f.s.
寸法・質量 約53W × 166H × 263D mm, 1.2 kg
付属品 取扱説明書 ×1
  • *1:熱電対断線検出OFF設定で、使用チャネル数が1チャネルから15チャネルまでのときに選択可能
  • *2:熱電対断線検出OFF設定、もしくは熱電対断線検出ON設定で、使用チャネル数が1チャネルから15チャネルまでのときに選択可能

温度測定 (熱電対) (2)


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