自動絶縁耐圧試験器 3153

耐圧と絶縁抵抗の交直両用オールインワンモデル

特長

  • 絶縁(DC 50〜1200 V)/耐圧(AC/DC)のプログラマブル試験可能
  • 試験種類、試験ポイント(50ステップ)、測定設定を32ファイルまでプログラム
  • オプションのスキャナにより、多点ポイントの自動試験が可能
  • PWM方式により、電源電圧に依存しない正確な試験電圧を発生
  • 耐圧試験の印加電圧を任意時間で上昇/下降ができるランプタイマー機能

形名(発注コード)

3153 AC/DC耐圧・絶縁 ¥572,000(税込 ¥629,200)

フルスペック 絶縁耐圧試験器

耐圧試験・絶縁抵抗試験に必要な機能を全て搭載したフルスペック試験器
●フルリモートコントロール
●AC耐圧試験 max.5kV
●DC耐圧試験 max.5kV
●絶縁抵抗試験 max.1200V
●トランス容量 500VA

複合試験器で最大のトランス容量

AC/DC耐圧と絶縁試験が一体になったモデルでは最大の 500VA のトランス容量を実現

耐圧:AC 5kV, 100mA
耐圧:DC 5kV, 10mA
絶縁抵抗:DC 50V 〜 1200V , 〜9999MΩ 基本確度±4%rdg.

充実のタイマー機能

詳細な試験になるほど、細かい設定が必要になる3つの時間設定を用意しました。(3153、3174)

耐圧試験のランプアップ、ランプダウンタイマ設定
絶縁試験のディレイタイマ設定
試験時間のカウントダウン、経過時間表示

フルリモートコントロール可能 自動試験器

GP-IBとRS-232Cを標準搭載 (GP-IB対応 WT-8752,8753)

電圧、電流、抵抗しきい値、タイマ設定など全ての設定が可能です。
また、内部メモリにも32ファイル(50ステップ/ファイル)も登録できるためPLCだけによる完全自動化の構築も簡単です。

商用電源の影響を受けない安定した試験電圧出力

HIOKIの耐電圧試験器はゼロ投入スイッチにより、安定した電圧印加と被検査機器の損傷を防ぐ設計になっています。
しかし、低価格モデルには商用電源の影響で出力波形が歪んでしまうものがあり選定時に注意が必要です。

3153はAC/DCどちらの電圧出力もPWMスイッチング方式を採用しているので、電源電圧の変動や歪みに影響されない正確で安定した試験電圧を発生します。

基本仕様

確度保証期間 1年
機能 50ステップの試験設定を32ファイルまでプログラム可能
耐圧・絶縁の試験内容を各10通りメモリ, ホールド, ブザー
モニタ機能 出力電圧・検出電流・測定抵抗, モニタ周期: 2 回/s以上
電源 AC100〜120 V, 200〜240 V (50/60 Hz), 1000 VA max.
寸法・質量 320W × 155H × 480D mm, 18 kg
付属品 高圧テストリード 9615 (高圧側・リターン側各 ×1), 電源コード ×1, 取扱説明書 ×1, 予備ヒューズ ×1

【耐圧試験】

出力電圧AC/DC AC0.2〜5.00 kV, 500 VA (30分定格) / DC0.2〜5.00 kV, 50 VA (連続)
電圧設定方式 ディジタル設定 (設定分解能: 0.01 kV)
AC波形/周波数 正弦波 (無負荷にてひずみ率5 %以下), 50/60 Hz切換え可能
電流測定範囲 0.01 mA〜100.0 mA/平均値整流実効値表示 (ディジタル)
測定レンジ 10 mA (分解能: 0.01 mA), 100 mA (分解能: 0.1 mA)
電圧計 ディジタル:確度 ±1.5 % f.s. (JIS 1.5級相当, f.s.=5.00 kV) (平均値整流実効値表示)
判定方式 ウインドウ・コンパレート方式 (ディジタル設定)

【絶縁抵抗試験】

定格電圧 DC50〜1200 V (1 Vステップで任意設定可能)
定格測定電流 1 mA, 短絡電流: 200 mA 以下
測定範囲・確度 0.10 〜9999 MΩ, 4レンジ, ±4 % rdg. (代表値 0.5 MΩ〜1000 MΩにて)
判定方式 ウインドウ・コンパレート方式 (ディジタル設定)

【タイマ】

※実試験時間は負荷によりタイマ設定時間と異なる場合があります
設定範囲 0.3〜999 s
ランプ/ディレイ 試験電圧ランプアップ, ダウン, 絶縁抵抗試験ディレイ: 0.1〜99.9 s

入出力コード (3)

※9615は標準付属品