高圧回路用トランス・リアクトルの損失評価
課題
高圧回路用のトランスやリアクトルの電力損失を測定する場合、高電圧の測定が必要です。また、トランスやリアクトルは低力率なデバイスです。力率が低い場合、位相誤差が測定値に大きく影響するため、位相誤差の少ない電力測定が不可欠です。
解決
パワーアナライザ PW8001とAC/DCハイボルテージディバイダVT1005を使用し、SiCパワー半導体を使用したインバーターの効率を測定できます。
高電圧の測定
VT1005を使用すると最大5000 Vの電圧をパワーアナライザで測定できます。
高周波の測定
VT1005を使用するとDC〜4 MHzの帯域を測定できます。また、測定帯域における振幅特性と位相特性の平坦性が優れているため、高精度に電力を測定できます。