GENNECT Space V1.5 新機能アップデート
データ整理の時間を減らし、
測定結果をすばやく次の判断へ。
GENNECT SpaceがV1.5にアップデートしました。
V1.5では、対応するHIOKI計測器に保存したデータの取り込み、複数データの比較表示、測定値の見える化、統計値の確認、ASAM MDF形式でのデータ出力に対応しました。
測定後の確認、解析、レポート作成、外部ツールとの連携まで。GENNECT Space V1.5は、測定データを次の作業につなげる流れをよりスムーズにします。
計測データ統合ソフト
GENNECT Space
測定データを、ひとつのワークスペースへ
近年の評価試験では、ひとつの波形を見て終わるわけではありません。 高速信号、温度変化、演算値、映像、位置情報などをまとめて確認し、結果を比較し、異常の兆候を見つけ、レポートや外部解析ツールへとつなげる必要があります。
GENNECT Spaceは、こうした測定データをひとつのワークスペースに集約し、測定結果と実際に起きた現象を結びつけます。 V1.5では、計測後のワークフローをさらに使いやすくしました。

測定後の確認を、もっと短時間で
計測器に保存したデータを、GENNECT Spaceに取り込んで確認できます。
V1.5では、対応するHIOKIの計測器に保存したMEM形式、BIN形式のファイルを取り込めます。ファイルを個別に確認したり、別のツールに移動したりすることなく、解析やレポート作成と同じ環境で記録済みデータを確認できます。複数の計測器や大容量データを扱う場合でも、測定後の確認作業をスムーズに進められます。
複数のデータを並べて、違いを見つけやすく
解析画面を別のGENNECT Spaceウィンドウで開き、異なる測定ファイルを並べて確認できます。
大型モニターやデュアルディスプレイを使えば、インバーターの電圧・電流の生波形と電力演算結果を比較したり、試作機ごとの性能差を確認したり、過去のメンテナンス結果と現在のデータを見比べたりできます。
データの違いを説明したいとき、並べて比較できることは、変化や差分の把握に役立ちます。
活用事例
- インバーターの電圧・電流の生波形と、電力演算結果を同時に確認する。
- 試作機の性能のばらつきを把握するために、測定データを並べて比較する。
- 高速信号と、多点の温度データを分けて見やすくする。
- 半年前の定期メンテナンスの結果と比べて、異常やその予兆を見つける。

変化する測定値を、ひと目で確認
変化する測定値を、直感的に確認しやすい表示にできます。
V1.5では、アナログメーター表示とレベルバー表示を追加しました。長い数値リストを追わなくても、測定値の状態をすばやく確認できます。たとえば、車速はメーター表示、温度はレベルバー表示にすることで、走行試験中の状態変化を見やすくできます。
しきい値を設定すれば、測定値が正常範囲にあるのか、異常値に近づいているのかを色の変化で確認できます。データ再生時にも、測定値の変化と試験中に起きた現象を結びつけやすくなります。GENNECT Spaceのデータ再生機能では、アナログメーター/レベルバーがより効果的に機能します。 車速をアナログメーターで表示し、温度をレベルバーで表示した車両の走行テストの様子をご覧ください。
レポートに必要な数値を、すばやく整理
レポート作成に必要な統計値を、データ整理に時間をかけずに確認できます。
統計パネルでは、データ全体または指定した範囲について、平均値、最大値、最小値、標準偏差などの統計値を算出できます。結果はCSV形式で保存できるほか、Excelなどに直接コピー&ペーストすることもできます。
解析結果をレポートやレビュー資料にまとめる作業を、よりスムーズに進められます。
MDF 形式でのデータ出力
測定データを、普段使っている解析ツールへスムーズに連携できます。
GENNECT Space V1.5では、ロギングデータをASAM MDF形式(.mf4)で出力できます。HIOKI計測器で記録したデータを、ETAS INCA、VECTOR CANape、NI DIAdem、imcFAMOS、Pythonなどの外部解析ワークフローで活用しやすくなります。測定から解析まで、データを途切らせずに次の作業へつなげます。
GENNECT Space V1.5をはじめる
サンプルデータを使って、GENNECT Space V1.5の最新機能を体験できます。記録済みデータの確認、解析、レポート作成、外部ツール連携までの流れをお試しください。 GENNECT Spaceとサンプルデータは無料でご利用いただけます。
データを、ひとつのスペースに集結
計測データ統合ソフト
GENNECT Space
複数の測定機器のデータを統合し、現象と結びつける解析ツール
動作環境:Windows
機能詳細一覧
GENNECT Space V1.5で追加・改良されたすべての機能の詳細仕様を紹介します。
パネル関連
アナログメーターパネル
円弧のメーターと針の振れで測定値を表示します。対象チャネルはチャネルビューから選択します。

- フルスケール(レンジ)設定
- しきい値設定(色変化、任意しきい値設定/チャネルしきい値連動)
- ひとつのパネルにつき、最大10チャネルまで表示
- 最大5つのアナログメーターパネルを配置
レベルバーパネル
縦または横向きのバーの長さで測定値を表示します。対象チャネルはチャネルビューから選択します。

- 測定値をバー長さで表示
- Warningしきい値設定(色変化、任意しきい値設定/チャネルしきい値連動)
- ひとつのパネルにつき、最大10チャネルまで表示
- 最大5つのレベルバーパネルを配置
計測器波形パネル
計測画面から計測器本体の画面を閲覧できます。
パワーアナライザで、ロギング中に瞬時波形を確認したいときなどに活用します。

- 計測器1台につき1パネル
- 最大10パネルまで配置
統計パネル
データ全体または、A-Bカーソルで指定した区間内の統計情報を計算・表示するパネルです。対象チャネルはチャネルビューから選択します。

- 最大1パネルまで配置
- 20種類の統計値情報を表示
平均値(Aver)、最大値(Max)、最小値(Min)、極大値時間(Time of Max)、極小値時間(Time of Min)、ピークtoピーク(P-P)、ON回数、OFF回数、ON時間、OFF時間、標準偏差(Std Dev)、積算、積分など
イベントパネル
波形上の重要なポイントにイベントマーカーを追加し、レビュー時にすばやく確認できます。
波形カーソルAまたはBの位置にイベントマーカーを追加し、コメントを入力できます。追加したイベントはイベントパネルに一覧で表示され、イベントを選択すると、該当する時刻の波形位置が画面上に表示されます。

インポート/エクスポート関連
計測器波形ファイルのインポート
計測器の内蔵メモリやUSBに保存した波形ファイルをGENNECT Spaceにインポートできます。ファイル取り込み時に、計測器チャネル情報が自動認識で関連付けされます。
対応ファイル形式:
- MR6000:波形ファイル(.MEM形式)
- LR8450, LR8101/LR8102:波形ファイル(.MEM形式)
- PW8001, PW4001:測定ファイル(.BIN形式)
- PW8001, PW4001:波形ファイル(.BIN形式)
MDFファイル形式でのエクスポート
ロギングデータをASAM MDF 4.2標準フォーマット(.mf4)で出力できます。

- フォーマット:ASAM MDF 4.2(ISO標準)
- データ型:Float64
- メタデータ:計測器情報、チャネル情報等を含む
- 汎用解析ツール(MATLAB, Pythonライブラリ等)との互換性
計測器管理関連
電力記録間隔の拡大
V1.5から長時間周期での電力記録に対応しました。 パワーアナライザPW8001とPW4001の記録間隔は固定リストのうち、計測器の更新レートの倍数であるものから選択可能になります。

設定可能な記録間隔:
1 ms, 5 ms, 10 ms, 50 ms, 100 ms, 200 ms, 500 ms, 1 s, 2 s, 5 s, 10 s, 30 s, 1 min
計測器の更新レートより短い間隔は指定できません。
例:計測器更新レートが10 msの場合、選択可能な記録間隔は以下となります。
10 ms, 50 ms, 100 ms, 200 ms, 500 ms, 1 s, 2 s, 5 s, 10 s, 30 s, 1 min
計測器設定遠隔操作
ロギング設定 > 計測器設定でパワーアナライザの計測器設定ができます。 パワーアナライザの遠隔操作画面(HTTP画面)を表示し、HTTP画面を操作することで計測器の設定を行います。

対象計測器:
- パワーアナライザ PW8001、パワーアナライザ PW4001
- LR8450、LR8101/LR8102はGENNECT Spaceの設定画面で計測器の設定ができます。
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