漏れ電流試験器 ST5540、ST5541の測定値不具合について

このたび、漏れ電流試験器 ST5540、ST5541におきまして、特定の条件で使用した場合に不具合を生じるおそれがあることがわかりました。
対象品のファームウェアをバージョンアップさせていただきたく、下記のとおりご連絡いたします。
たいへんご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
本不具合に対するご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ST5540

ST5541

不適合内容

以下の①~⑤の条件にすべてに当てはまる場合、本体のLINE IN端子が開放状態のまま測定を実行する場合があります。
LINE IN端子が開放状態になっていると、測定対象機器の電源ラインが接続されていない状態で測定してしまいます。この場合、測定対象が不良品でも本体の測定値が低い電流値(異常な測定値)となり、良品と判定するおそれがあります。

不具合発生の条件:
  • RS-232CまたはUSBの通信インタフェースを使用している
  • 電気安全試験ソフト9267を使用していない
  • 測定方法を「自動」に設定している
  • 通信コマンドを使用して測定モードを切り替えている
  • 通信コマンドを使用して測定モードを切り換える前、または各モードの測定終了時に”:MODE OFF”を送信していない。
  • 上記①~⑤の条件のいずれか1つでも当てはまらない場合は、この不具合の発生はありません

対象品

  • 漏れ電流試験器 ST5540、ST5541

    対象ファームバージョン:V1.00~V1.11(発売以降全てのバージョン)

対応

無償にてファームウェアのバージョンアップを実施いたしますので、最寄りの拠点もしくはお買い上げの販売店に点検をご依頼いただくか、直接弊社まで着払いにて発送していただきますよう、お願いいたします。
詳細は「漏れ電流試験器 ST5540、ST5541 バージョンアップ実施のお願い」をご覧ください。