温湿度センサ Z2010,Z2011の製品仕様変更と湿度の検査点変更について
このたび、温湿度センサ Z2010、Z2011の製品仕様と湿度の検査点を変更させていただきますのでご連絡いたします。
ご理解、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
1. 変更内容
- 1.温湿度センサ Z2010、Z2011の湿度測定確度の仕様に以下の項目を追加します。
環境影響・経年変化:下記を湿度測定確度に加算
±12% RH(10% RH ≦ 湿度 < 30% RH)
±6% RH(30% RH ≦ 湿度 < 40% RH)
±3% RH(40% RH ≦ 湿度 < 90% RH)- ※この変更によって、ご購入以降は、校正時の検査成績表の許容範囲に上記仕様が加算されます。
- 2.温湿度センサ Z2010、Z2011の出荷検査および校正時の湿度検査点を変更します。
(旧) 湿度:50% RH、80% RH(温度25℃±1℃)の2ポイント
(新) 湿度:20% RH、80% RH(温度25℃±1℃)の2ポイント
Z2010
Z2011
2. 変更理由
- 1.容量式の湿度センサは、原理上、有機ガスが発生する環境下に置くと、センサ表面が汚染されて、湿度の測定誤差が大きくなる場合があり(取説記載内容)、校正時に製品仕様の湿度測定確度を満たさないことがありました。
そこで、過去の校正結果の実績から有機ガスによる影響を考慮した経年変化を確度仕様に追加します。 - 2.有機ガスの影響は低湿度側への影響が大きいことから、検査点を50% RH→20% RHに変更します。
3. 変更時期
修理校正品は2024年6月11日校正検査分、生産品は2024年6月28日生産分より実施します。
改訂履歴
2024年6月7日 初回掲載
2024年6月11日 校正検査分の実施日修正