第2章 コマンド詳細
2.2 コマンド詳細
2.2.1 コマンド詳細の見方
・すべてのコマンドについて、書式・機能などを解説します。
・各コマンドの説明は、次のような構成になってます。
( ) 画面分割フォーマットの切換えと問合せ ___________(1)
構文 (コマンド) :SYSTem:FORMat A$ ___________(2)
(クエリ) :SYSTem:FORMat?
(応答) A$
A$=SINGle,DUAL,QUAD
解説 フォーマットを設定します。 ___________(3)
現在のフォーマットを、文字データで返します。。
例 :SYSTem:FORMat SINGle ___________(4)
画面分割フォーマットを1画面にします。
使用可能条件 ___________(5)
(1):コマンドの内容
(2):コマンドの構文
・(コマンド):コマンド・プログラムメッセージ
・(クエリ) :クエリ・プログラムメッセージ
・(応答) :応答メッセージ
・各引数
:A,B,C・・・・数値データ(例:1.5,10E-3)
:A$,B$・・・・文字データ(例:A,B1,GND,OFF)
:“A”,“A$”・・・文字列データ(例:“1.5”,“mA”)
(ダブルクォーテーション(“)の代わりに、シングルクォーテーション(‘)を
用いることもできます。)
数値データは、<NR1>、<NR2>、<NR3>形式で示します。
例:A<NR1>:NR1形式の数値データ
:B<NR2>:NR2形式の数値データ
:C<NR3>:NR3形式の数値データ
注記・省略した場合は、<NR1>形式とします。
NR形式
NR1形式・・・・・整数
NR2形式・・・・・固定小数点
NR3形式・・・・・浮動小数点
NRf形式・・・・・NR1、NR2、NR3すべてを含む形式
・コマンドおよびクエリ・プログラムメッセージは、引数として<NRf>形式を受け付けます。
・応答メッセージは、定められた形式<NR1〜NR3>で返します。
・応答メッセージは、ヘッダを付けることが可能です。
(3):コマンド解説
(4):コマンドの使用例
(5):コマンドの使用可能条件
コマンドが使用(実行)できる条件を示します。使用可能条件がない場合は省略されます。
○ コマンド実行について
・コマンドは入力バッファに入力され、順次実行されます。
・ただし、:ABORTコマンドは、入力バッファに実行待ちのコマンドがあっても、
受信した時点(ターミネータ受信時点)で実行されます。
・コマンドが実行できる状態にないときは、実行エラーとなります。
・ほとんどのコマンドは、スタート動作中には実行できません。
(:STOP,:ABORT,*OPC,*WAI,:HEADerは実行可能)
・ただしクエリコマンドは、他の制限がなければスタート動作中にも実行できます。
2.2.2 共通コマンド
-1.システム・データ・コマンド
(1) *IDN?
内容 機器のID(識別コード)の問合せ
構文 (クエリ) *IDN?
(応答) HIOKI,8420-50,0,V 3.00
(1) (2) (3) (4)
解説 (1):第1フィールド:メーカー名
(2):第2フィールド:モデル名
(3):第3フィールド:シリアル番号(未使用:0)
(4):第4フィールド:ソフトバージョン
注記 新モデルは8420-50,8421-50,8422-50で、
旧モデルは8420,8421,8422です。
(2) *OPT?
内容 機器オプション装備の問合せ
構文 (クエリ) *OPT?
(応答) ch1〜ch16(8420-50,8421-50)ch32(8422-50)<NR1>,pls1〜pls4<NR1>,A<NR1>,B<NR1>,
ch1〜ch16(8420-50,8421-50)ch32(8422-50):アナログチャネルの有無
pls1〜pls4:パルスチャネルの有無
A:IOユニットの有無
B:プリンタユニットの有無
0=なし,1=あり
解説 アナログチャネル、パルスチャネル、
IOユニット、プリンタユニットの有無をNR1で返します。
-2.内部動作コマンド
(1) *RST
内容 機器の初期化
構文 (コマンド) *RST
解説 本体を初期化します。(システムリセットと同じ)
注記 RS-232C,10BASE-T LAN通信に関するものはクリアしません。
(イベントレジスタ、入力バッファ、出力キュー)
*RSTコマンドの処理には時間がかかりますので、次のコマンドを
送りたい場合は、*RSTのあとに*OPC?を送って初期化の完了を待って
から次のコマンドを送って下さい。
(2) *TST?
内容 ROM/RAMチェックの結果の問合せ
構文 (クエリ) *TST?
(応答) A<NR1>
A=0,1
0:正常
1:異常
解説 本体のROM/RAMチェックの結果を、NR1数値で返します。
-3.同期コマンド
(1) *OPC
内容 実行中の全動作が終了後、SESR(標準イベント・ステータス・レジスタ)のLSB
(ビット0)をセット
構文 (コマンド) *OPC
解説 送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
終了した時点で、SESRのLSBをセットします。
例 A$;B$;*OPC;C$
(A$、B$、のコマンド処理終了後、SESRのLSBをセットします。)
(2) *OPC?
内容 実行中の全動作が終了後、ASCIIの(1)を応答します
構文 (クエリ) *OPC?
(応答) 1
解説 送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
終了した時点で、ASCIIの(1)を応答します。
(3) *WAI
内容 コマンド処理が終了後、後に続くコマンドを実行します
構文 (コマンド) *WAI
例 A$;B$;*WAI;C$
(A$、B$、のコマンド終了後、*WAIに続くコマンドC$を実行します)
-4.ステータス、イベント制御コマンド
(1) *CLS
内容 ステータスバイトと関連キュー(出力キューを除く)のクリア
構文 (コマンド) *CLS
解説 ステータスバイトレジスタの各ビットに対応したイベントレジスタを
クリアします。
ステータスバイトレジスタもクリアされます。
注記 出力キューはクリアされないので、ステータスバイトのMAV(ビット4)
は影響されません。
(2) *ESR?
内容 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR)の読み出しとクリア
構文 (クエリ) *ESR?
(応答) A<NR1>
解説 SESRの内容を、NR1で返します。
(3) *STB?
内容 シリアルポールを実行せずに、ステータス・バイトとMSSビットを読み出す
構文 (クエリ) *STB?
(応答) A<NR1>
A=0〜255
解説 シリアルポールでステータス・バイトを読み出すのと同様です。
注記 ビット6はRQSでなく、MSSです。
(4) :ESR0?
内容 イベント・ステータス・レジスタ0(ESR0)の読み出し
構文 (クエリ) :ESR0?
(応答) A<NR1>
A=0〜255
解説 ESR0の内容を、NR1数値で返し、ESR0をクリアします。
2.2.3 固有のコマンド
-1.実行処理などのコマンド
(1) スタート処理
構文 (コマンド) :STARt
解説 本体のSTARTキーと同じ
波形取り込み動作の開始
(2) ストップ処理
構文 (コマンド) :STOP
解説 本体のSTOPキーと同じ
波形取り込み動作が完了した時点で、終了します。
プリンタ動作を中止します。
注記 :STOPコマンドを1回実行すると、記録時間が連続以外の時は、
記録時間分の測定をしたあと停止します。連続の時は停止しません。
:STOPコマンドを2回実行すると、記録時間が連続、及び連続以外の時
2回目の:STOPが実行された時に停止します。
(3) アボート処理
構文 (コマンド) :ABORT
解説 本体のSTOPキーを2回押したのと同じ
強制終了。波形取り込み動作が完了しなくても、ストップします。
プリンタ動作を中止します。
注記 :ABORTコマンド送信後は、0.2秒以上待ってから、次のコマンドを送る
ようにして下さい。
(4) プリント処理
構文 (コマンド) :PRINt
解説 本体のPRINTキーと同じ
(5) 画面ハードコピー処理
構文 (コマンド) :HCOPy
解説 本体のCOPYキーと同じ
画面のハードコピーを実行します。
(6) フィード処理
構文 (コマンド) :FEED A
A=1〜255
解説 1〜255(単位mm)の数値で指定した長さを、紙送りします。
(7) 本体エラー番号の問合せ
構文 (クエリ) :ERRor?
(応 答) A<NR1>
A=エラーNo
解説 本体で発生したエラーまたはワーニングの番号を<NR1>数値
で返します。
(エラーまたはワーニングについては、本体の取扱説明書を参照してください。)
(8) ヘッダのON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :HEADer A$
(クエリ) :HEADer?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 問合せコマンドの応答データにヘッダを付けます。
問合せコマンドの応答データにヘッダが付くかを、ON/OFFで返します。
初期値(電源投入時)は、OFFになっています。
例 :HEADer? の応答は、
(1) HEADER OFFの時 OFF
(2) HEADER ONの時 :HEADER ON
(9) 通信エラーの問合せ
構文 (コマンド) :CERRor?
(応答) A,B,C<NR1>
A:パリティエラー
B:オーバーランエラー
C:フレーミングエラー
解説 通信エラー回数を、NR1数値で返します。
(10) ストレージ状態の問合せ
構文 (コマンド) :STATUS?
(応答) A<NR1>
A = bit0 (スタート)
bit1 (ストレージ中)
bit2 (トリガ待ち)
bit3 (プリトリガ待ち)
bit4 (波形作成中)
bit5 (セーブ中)
bit6 (プリント中)
解説 ストレージの状態を、NR1数値で返します。
応答が3場合は、スタート中、およびストレージ中であることを意味します。
-2.CONFigureコマンド(時間軸レンジ、記録時間等の問合せ)
:CONFigure
(1) 記録間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SAMPle A
(クエリ) :CONFigure:SAMPle?
(応答) A<NR3>
解説 記録間隔を数値(単位s)で設定します。
現在の記録間隔値を、NR3数値で返します。
(設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上の記録間隔が
ある時は、その記録間隔になります。)
(100ms=0.1, 200ms=0.2, 500ms=0.5
1s=1, 2s=2, 5s=5
10s=10, 20s=20,30s=30
1min=60, 2min=120, 5min=300
10min=600, 20min=1200, 30min=1800
1h=3600)
例 :CONFigure:SAMPle +100.0E-3
記録間隔を100msに設定します。
注記 8422-50では、17チャネル以上測定する場合、100msにはできません
(2) 時間軸レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:TDIV A
(クエリ) :CONFigure:TDIV?
(応答) A<NR3>
解説 時間軸レンジを数値(単位s)で設定します。
現在の時間軸レンジの設定値を、NR3数値で返します。
(設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上のレンジがある時は、
そのレンジになります。)
(時間軸は、記録間隔より大きい設定しかできません。)
(1s=1, 2s=2, 5s=5
10s=10, 20s=20,30s=30
1min=60, 2min=120, 5min=300
10min=600, 20min=1200, 30min=1800
1h=3600, 2h=7200, 5h=18000
10h=36000, 12h=43200, 1d=86400)
例 :CONFigure:TDIV +1.0E+0
時間軸レンジを1sに設定します。
(3) 記録時間の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:RECTime A,B,C,D
(クエリ) :CONFigure:RECTime?
(応答) A,B,C,D
A=day :0〜999(日)
B=hour:0〜23(時)
C=min :0〜59(分)
D=sec :0〜59(秒)
day,hour,min,secすべて<NR1>
0,0,0,0の時は連続
解説 記録時間を設定します。
現在の記録時間の設定を、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:RECTime 0,0,0,10
記録時間を10秒に設定します。
(4) 自動保存機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATSAve A$(,"B$")
(クエリ) :CONFigure:ATSAve?
(応答) A$(,"B$")
A$=OFF,BIN,TEXT
OFF:自動保存しません。(B$は省略)
BIN :測定しながらにPCカードにバイナリ形式で保存します。
TEXT :測定後にPCカードにテキスト形式で保存します。
B$=ファイル名(半角8文字)(省略可能)
解説 自動保存機能を設定します。
A$=OFFの時、B$は省略してください。
現在の自動保存機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATSAve BIN,"DATA"
測定しながらPCカードへ、バイナリ形式で自動保存します。
(5) 自動保存機能の[テキスト時の保存間引き]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:THINout A
(クエリ) :CONFigure:THINout?
(応答) A<NR3>
解説 間引き保存間隔を数値(単位s)で設定します。
現在の間引き保存間隔の設定値を、NR3数値で返します。
(設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上の間隔がある時は、
その間隔になります。)
(間引き保存間隔は、記録間隔以上の設定しかできません。)
(100ms=0.1, 200ms=0.2, 500ms=0.5,
1s=1, 2s=2, 5s=5
10s=10, 20s=20,30s=30
1min=60, 2min=120, 5min=300
10min=600, 20min=1200, 30min=1800
1h=3600)
例 :CONFigure:THINout1
間引き保存間隔を1秒に設定します。
(6) 自動保存機能の[バイナリ時のモード]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SAVEMode A$
(クエリ) :CONFigure:SAVEMode?
(応答) A$
A$=FILEfull,ENDless,REMove
解説 自動保存機能の保存形式がバイナリのとき、モードの設定をします。
自動保存がOFFまたは保存形式がテキストのときも設定できますが、
画面に反映されません。
現在のモードの設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:SAVEMode FILEfull
PCカードが一杯になったら保存を終了します。
(7) 自動保存機能の[バイナリ時の分割]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SAVEKind A$
(クエリ) :CONFigure:SAVEKind?
(応答) A$
A$=NORMal,DIVide,REGUlarly
解説 自動保存機能の保存形式がバイナリのとき、分割の設定をします。
自動保存がOFFまたは保存形式がテキストのときも設定できますが、
画面に反映されません。
現在の分割の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:SAVEKind NORMal
標準の保存に設定します。
(8) 自動保存機能の[バイナリ時の分割長]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SAVELen A,B,C
(クエリ) :CONFigure:SAVELen?
(応答) A,B,C
A=day :0〜30(日)
B=hour:0〜23(時)
C=min :0〜59(分)
day,hour,minすべて<NR1>
解説 自動保存機能の保存形式がバイナリのとき、分割長の設定をします。
現在の分割長の設定を、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:SAVELen 0,1,0
分割長を1時間に設定します。
(9) 自動保存機能の[バイナリ時の分割時間]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SAVETime A
(クエリ) :CONFigure:SAVETime?
(応答) A<NR3>
解説 自動保存バイナリの分割時間を数値(単位min)で設定します。
現在の分割時間値を、NR3数値で返します。
(設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上の分割時間が
ある時は、その分割時間になります。)
(1min=1, 2min=2, 5min=5
10min=10, 15min=15, 20min=20, 30min=30
1h=60, 2h=120, 3h=180
4h=240, 6h=360, 8h=480, 12h=720
1d=1440)
例 :CONFigure:SAVETime +1.0
自動保存バイナリの分割時間をを1minに設定します。
(10) 自動保存機能の[バイナリ時の基準時刻]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SAVEReg A,B
(クエリ) :CONFigure:SAVEReg?
(応答) A,B
A=hour:0〜23(時)
B=min :0〜59(分)
hour,minすべて<NR1>
解説 自動保存機能の保存形式がバイナリのとき、基準時刻の設定をします。
現在の基準時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:SAVEReg 0,0
基準時刻を00時00分に設定します。
(11) 自動保存機能の[テキスト時のヘッダ]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SAVEHead A$
(クエリ) :CONFigure:SAVEHead?
(応答) A$
A$=TYPE_1,TYPE_2
解説 自動保存機能の保存形式がテキストのとき、ヘッダの設定をします。
自動保存がOFFまたは保存形式がバイナリのときも設定できますが、
画面に反映されません。
現在のヘッダの設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:SAVEHead TYPE_1
TYPE_1のヘッダに設定します。
-3.TRIGgerコマンド(トリガの設定と問合せ)
:TRIGger
(1) トリガモードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:MODE A$
(クエリ) :TRIGger:MODE?
(応答) A$
A$=SINGle,REPEat
解説 トリガモードを設定します。
現在のトリガモードを、文字データで返します。
例 :TRIGger:MODE REPEat
トリガモードをリピートに設定します。
(2) プリトリガの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PRETrig A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:PRETrig?
(応答) A,B,C,D
A=day :0〜999(日)
B=hour:0〜23(時)
C=min :0〜59(分)
D=sec :0〜59(秒)
day,hour,min,secすべて<NR1>
解説 プリトリガを設定します。
現在のプリトリガの設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:PRETrig 0,0,0,10
プリトリガを10秒に設定します。
(3) トリガソース間のAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SOURce A$
(クエリ) :TRIGger:SOURce?
(応答) A$
A$=OR,AND
解説 アナログトリガ、パルストリガ、ロジックトリガ、
外部トリガ、タイマトリガ間のAND/OR
の設定をします。
現在のAND/ORの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:SOURce OR
トリガソースをORに設定します。
(4) トリガの種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:KIND ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:KIND? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=OFF
LEVEl :レベルトリガ
WINDow :ウインドウトリガ
解説 ch$で指定したチャネルのトリガの種類を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガの種類を、文字データで返します。
例 :TRIGger:KIND CH1,LEVEl
CH1をレベルトリガに設定します。
(5) レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LEVEl ch$,A
(クエリ) :TRIGger:LEVEl? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:LEVEl CH1,50E-3
CH1のトリガレベルを50mVに設定します。
(6) トリガスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SLOPe ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:SLOPe? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=UP :立ち上がり
DOWN:立ち下がり
解説 ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
例 :TRIGger:SLOPe CH1,UP
CH1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。
(7) ウインドウトリガサイドの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SIDE ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:SIDE? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=IN :ウインドウイン
OUT :ウインドウアウト
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガのトリガサイド
を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガサイドを、文字データで返します。
例 :TRIGger:SIDE CH1,IN
CH1のトリガサイドをウインドウインに設定します。
(8) ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:UPPEr ch$,A
(クエリ) :TRIGger:UPPEr? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを電圧値(V)
で設定します。
ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:UPPEr CH1,+1.0E-3
CH1のウインドウトリガの上限レベルを+1.0mVに設定します。
(9) ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOWEr ch$,A
(クエリ) :TRIGger:LOWEr? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを電圧値(V)
で設定します。
ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:LOWEr CH1,−1.0E-3
CH1のウインドウトリガの下限レベルを−1.0mVに設定します。
(10) パルストリガの種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PKIND pls$,A$
(クエリ) :TRIGger:PKIND? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=OFF
LEVEl :レベルトリガ
WINDow :ウインドウトリガ
解説 pls$で指定したパルスチャネルのトリガの種類を設定します。
pls$で指定したパルスチャネルの現在のパルストリガの種類を、
文字データで返します。
例 :TRIGger:PKIND PLS1,LEVEl
PLS1をレベルトリガに設定します。
(11) パルスレベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PLEVEl pls$,A
(クエリ) :TRIGger:PLEVEl? pls$
(応答) pls$,A<NR3>
pls$=PLS1〜PLS4
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 pls$で指定したパルスチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定
します。
pls$で指定したパルスチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で
返します。
例 :TRIGger:PLEVEl PLS1,50E+0
PLS1のトリガレベルを50カウントに設定します。
(12) パルストリガスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PSLOPe pls$,A$
(クエリ) :TRIGger:PSLOPe? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=UP :立ち上がり
DOWN:立ち下がり
解説 pls$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
を設定します。
pls$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
例 :TRIGger:PSLOPe PLS1,UP
PLS1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。
(13) パルスウインドウトリガサイドの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PSIDE pls$,A$
(クエリ) :TRIGger:PSIDE? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=IN :ウインドウイン
OUT :ウインドウアウト
解説 pls$で指定したチャネルのウインドウトリガのトリガサイド
を設定します。
pls$で指定したチャネルの現在のトリガサイドを、文字データで返します。
例 :TRIGger:PSIDE PLS1,IN
PLS1のトリガサイドをウインドウインに設定します。
(14) パルスウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PUPPEr pls$,A
(クエリ) :TRIGger:PUPPEr? pls$
(応答) pls$,A<NR3>
pls$=PLS1〜PLS4
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを設定します。
pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:PUPPEr PLS1,2.0E+3
PLS1のウインドウトリガの上限レベルを2000カウントに設定します。
(15) パルスウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PLOWEr pls$,A
(クエリ) :TRIGger:PLOWEr? pls$
(応答) pls$,A<NR3>
pls$=PLS1〜PLS4
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを設定します。
pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:PLOWEr PLS1,1.0E+3
PLS1のウインドウトリガの下限レベルを1000カウントに設定します。
(16) ロジックトリガのパターンのAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOGAnd A$
(クエリ) :TRIGger:LOGAnd? ch$
(応答) A$
A$=OFF,OR,AND
解説 ロジックトリガのパターンのAND/ORを設定します。
現在のロジックトリガのパターンのAND/ORの設定を、文字列で返します。
例 :TRIGger:LOGAnd OR
ロジックトリガのトリガパターンのAND/ORをORに設定します。
(17) ロジックトリガのパターンの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOGPat "a$"
(クエリ) :TRIGger:LOGPat?
(応答) "a$"
a$=×××××××××××××××××
トリガパターン(×,0,1)
解説 ロジックトリガのとパターンの設定します。
現在のロジックトリガのパターンの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:LOGPat "011×1100××110101"
ロジックトリガのパターンを011×1100××110101
に設定します。
(18) タイマトリガの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TIMEr A$
(クエリ) :TRIGger:TIMEr?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 タイマトリガの設定します。
現在のタイマトリガの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:TIMEr ON
タイマトリガを設定します。
(19) タイマトリガの開始時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMSTArt A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMSTArt?
(応答) A,B,C,D
A=month:1〜12(月)
B=day :1〜31(日)
C=hour :0〜23(時)
D=min :0〜59(分)
month,day,hour,minすべて<NR1>
解説 タイマトリガのスタート時刻の設定します。
現在のタイマトリガのスタート時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMSTArt 7,22,11,22
タイマトリガのスタート時刻を7月22日11時22分に設定します。
(20) タイマトリガの終了時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMSTOp A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMSTOp?
(応答) A,B,C,D
A=month:1〜12(月)
B=day :1〜31(日)
C=hour :0〜23(時)
D=min :0〜59(分)
month,day,hour,minすべて<NR1>
解説 タイマトリガのストップ時刻の設定します。
現在のタイマトリガのストップ時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMSTOp 7,22,11,45
タイマトリガのストップ時刻を7月22日11時45分に設定します。
(21) タイマトリガの時間間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMINTvl A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMINTvl?
(応答) A,B,C,D
A=day :0〜99(日)
B=hour:0〜23(時)
C=min :0〜59(分)
D=sec :0〜59(秒)
day,hour,min,secすべて<NR1>
解説 タイマトリガのインターバル時刻の設定します。
現在のタイマトリガのインターバル時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMINTvl 1,20,30
タイマトリガのインターバルを1時間20分30秒に設定します。
(22) トリガ検出時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:DETECTTime A,B,C
(クエリ) :TRIGger:DETECTTime?
(応答) A,B,C
A=hour:0〜23(時)
B=min :0〜59(分)
C=sec :0〜59(秒)
hour、min、secすべて<NR1>
解説 トリガの検出時刻の設定します。
トリガ検出時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:DETECTTime?
トリガ検出時間を問合せます。
(23) トリガ検出日の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:DETECTDate A,B,C
(クエリ) :TRIGger:DETECTDate?
(応答) A,B,C
A=year :0〜99(年)
B=month:1〜12(月)
C=day :1〜31(日)
year,month,dayすべて<NR1>
解説 トリガの検出日の設定します。
トリガ検出日の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:DETECTDate?
トリガ検出時間を問合せます。
(24) 外部トリガON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:EXTErnal A$
(クエリ) :TRIGger:EXTErnal?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 外部トリガのON/OFFの設定をします。
現在の外部トリガのON/OFFの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:EXTErnal OFF
外部トリガをOFFに設定します。
(25) トリガタイミングの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TIMIng A$
(クエリ) :TRIGger:TIMIng?
(応答) A$
A$=START,STOP,S_S
解説 トリガタイミングの設定をします。
現在のトリガタイミングの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:TIMIng START
トリガタイミングをSTARTに設定します。
(26) ストップ時トリガソース間のAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SSOURce A$
(クエリ) :TRIGger:SSOURce?
(応答) A$
A$=OR,AND
解説 アナログトリガ、パルストリガ、ロジックトリガ、
外部トリガ、タイマトリガ間のAND/OR
の設定をします。
現在のAND/ORの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:SSOURce OR
トリガソースをORに設定します。
(27) ストップ時トリガの種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SKIND ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:SKIND? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=OFF
LEVEl :レベルトリガ
WINDow :ウインドウトリガ
解説 ch$で指定したチャネルのトリガの種類を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガの種類を、文字データで返します。
例 :TRIGger:SKIND CH1,LEVEl
CH1をレベルトリガに設定します。
(28) ストップ時レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SLEVEl ch$,A
(クエリ) :TRIGger:SLEVEl? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:SLEVEl CH1,50E-3
CH1のトリガレベルを50mVに設定します。
(29) ストップ時トリガスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SSLOPe ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:SSLOPe? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=UP :立ち上がり
DOWN:立ち下がり
解説 ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
例 :TRIGger:SSLOPe CH1,UP
CH1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。
(30) ストップ時ウインドウトリガサイドの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SSIDE ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:SSIDE? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=IN :ウインドウイン
OUT :ウインドウアウト
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガのトリガサイド
を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガサイドを、文字データで返します。
例 :TRIGger:SSIDE CH1,IN
CH1のトリガサイドをウインドウインに設定します。
(31) ストップ時ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SUPPEr ch$,A
(クエリ) :TRIGger:SUPPEr? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを電圧値(V)
で設定します。
現在のウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:SUPPEr CH1,+1.0E-3
CH1のウインドウトリガの上限レベルを+1.0mVに設定します。
(32) ストップ時ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SLOWEr ch$,A
(クエリ) :TRIGger:SLOWEr? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを電圧値(V)
で設定します。
現在のウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:SLOWEr CH1,−1.0E-3
CH1のウインドウトリガの下限レベルを−1.0mVに設定します。
(33) ストップ時パルストリガの種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SPKIND pls$,A$
(クエリ) :TRIGger:SPKIND? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=OFF
LEVEl :レベルトリガ
WINDow :ウインドウトリガ
解説 pls$で指定したパルスチャネルのトリガの種類を設定します。
pls$で指定したパルスチャネルの現在のパルストリガの種類を、
文字データで返します。
例 :TRIGger:SPKIND PLS1,LEVEl
PLS1をレベルトリガに設定します。
(34) ストップ時パルスレベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SPLEVEl pls$,A
(クエリ) :TRIGger:SPLEVEl? pls$
(応答) pls$,A<NR3>
pls$=PLS1〜PLS4
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 pls$で指定したパルスチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定
します。
pls$で指定したパルスチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で
返します。
例 :TRIGger:SPLEVEl PLS1,50E+0
PLS1のトリガレベルを50カウントに設定します。
(35) ストップ時パルストリガスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SPSLOPe pls$,A$
(クエリ) :TRIGger:SPSLOPe? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=UP :立ち上がり
DOWN:立ち下がり
解説 pls$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
を設定します。
pls$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
例 :TRIGger:SPSLOPe PLS1,UP
PLS1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。
(36) ストップ時パルスウインドウトリガサイドの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SPSIDE pls$,A$
(クエリ) :TRIGger:SPSIDE? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=IN :ウインドウイン
OUT :ウインドウアウト
解説 pls$で指定したチャネルのウインドウトリガのトリガサイド
を設定します。
pls$で指定したチャネルの現在のトリガサイドを、文字データで返します。
例 :TRIGger:SPSIDE PLS1,IN
PLS1のトリガサイドをウインドウインに設定します。
(37) ストップ時パルスウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SPUPPEr pls$,A
(クエリ) :TRIGger:SPUPPEr? pls$
(応答) pls$,A<NR3>
pls$=PLS1〜PLS4
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを設定します。
pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:SPUPPEr PLS1,2.0E+3
PLS1のウインドウトリガの上限レベルを2000カウントに設定します。
(38) ストップ時パルスウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SPLOWEr pls$,A
(クエリ) :TRIGger:SPLOWEr? pls$
(応答) pls$,A<NR3>
pls$=PLS1〜PLS4
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを設定します。
pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:SPLOWEr PLS1,1.0E+3
PLS1のウインドウトリガの下限レベルを1000カウントに設定します。
(39) ストップ時ロジックトリガのパターンのAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SLOGAnd A$
(クエリ) :TRIGger:SLOGAnd? ch$
(応答) A$
A$=OFF,OR,AND
解説 ロジックトリガのパターンのAND/ORを設定します。
現在のロジックトリガのパターンのAND/ORの設定を、文字列で返します。
例 :TRIGger:SLOGAnd OR
ロジックトリガのトリガパターンのAND/ORをORに設定します。
(40) ストップ時ロジックトリガのパターンの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SLOGPat "a$"
(クエリ) :TRIGger:SLOGPat?
(応答) "a$"
a$=×××××××××××××××××
トリガパターン(×,0,1)
解説 ロジックトリガのとパターンの設定します。
現在のロジックトリガのパターンの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:SLOGPat "011×1100××110101"
ロジックトリガのパターンを011×1100××110101
に設定します。
(41) ストップ時外部トリガON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SEXTErnal A$
(クエリ) :TRIGger:SEXTErnal?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 外部トリガのON/OFFの設定をします。
現在の外部トリガのON/OFFの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:SEXTErnal OFF
外部トリガをOFFに設定します。
-4.UNITコマンド(入力チャネルの設定と問合せ)
:UNIT
(1) 入力データの測定CH収集の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:STORe ch$,A$
(クエリ) :UNIT:STORe? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4,LOG
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定されたチャネルの測定CH収集を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの測定CH収集を、文字列で返します。
例 :UNIT:STORe CH1,ON
CH1の測定CH収集をONに設定します。
(2) 入力チャネルの入力種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:INMOde ch$,A$
(クエリ) :UNIT:INMOde? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=VOLTAGE,TC,RTD,HUMIDITY
解説 ch$で指定されたチャネルの入力種類を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの入力種類を、文字列で返します。
例 :UNIT:INMOde CH1,VOLTAGE
CH1の入力種類をVOLTAGEに設定します。
注記 RTD,HUMIDITYは8420-50,8421-50のみ
(3) 入力チャネルの測定レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RANGe ch$,A
(クエリ) :UNIT:RANGe? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32
A=電圧、温度、湿度(V,℃,%)
解説 ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、NR3数値で返します。
例 :UNIT:RANGe CH1,+100.E-3
CH1の電圧軸レンジを100mVに設定します。
注記 電圧で1-5Vのレンジにする時は、A=15を設定して下さい。
(4) 入力チャネルの表示位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:POSItion ch$,A
(クエリ) :UNIT:POSItion? ch$
(応答) ch$,A<NR1>
ch$=CH1〜CH32
A=表示位置(%)
解説 ch$で指定されたチャネルの表示位置を、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの表示位置を、NR1数値で返します。
例 :UNIT:POSItion CH1,50
CH1の表示位置を50%に設定します。
(5) 入力チャネルの温度測定の熱電対の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:SENSor ch$,A$
(クエリ) :UNIT:SENSor? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=K,J,E,T,N,R,S,B,W
解説 ch$で指定されたチャネルの温度測定の熱電対を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの温度測定の熱電対を、文字列で返します。
例 :UNIT:SENSor CH1,K
CH1の温度測定の熱電対をKに設定します。
(6) 入力チャネルの温度測定の接点補償の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RJC ch$,A$
(クエリ) :UNIT:RJC? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=INT,EXT
解説 ch$で指定されたチャネルの温度測定の接点補償を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの温度測定の接点補償を、文字列で返します。
例 :UNIT:RJC CH1,INT
CH1の温度測定の接点補償をINTに設定します。
(7) 入力チャネルの温度測定の断線検出の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:WIRE ch$,A$
(クエリ) :UNIT:WIRE? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定されたチャネルの温度測定の断線検出を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの温度測定の断線検出を、文字列で返します。
例 :UNIT:WIRE CH1,ON
CH1の温度測定の断線検出をONに設定します。
(8) 入力チャネルの測温抵抗体測定の種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RTYPe ch$,A$
(クエリ) :UNIT:RTYPe? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=PT100,JPT100
解説 ch$で指定されたチャネルの測温抵抗体測定の種類を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの測温抵抗体測定の種類を、文字列で返します。
例 :UNIT:RTYPe CH1,PT100
CH1の測温抵抗体測定の種類をPT100に設定します。
注記 8420-50,8421-50のみ
(9) 入力チャネルの測温抵抗体測定の接続方法の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RCONnect ch$,A$
(クエリ) :UNIT:RCONnect? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=3LINE,4LINE
解説 ch$で指定されたチャネルの測温抵抗体測定の接続方法を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの測温抵抗体測定の接続方法を、文字列で返します。
例 :UNIT:RCONnect CH1,4LINE
CH1の測温抵抗体測定の接続方法を4LINEに設定します。
注記 8420-50,8421-50のみ
(10) パルス入力チャネルの入力種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PINMOde pls$,A$
(クエリ) :UNIT:PINMOde? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=COUNT,REVOLVE
解説 pls$で指定されたチャネルの入力種類を、設定します。
pls$で指定されたチャネルの入力種類を、文字列で返します。
例 :UNIT:PINMOde PLS1,COUNT
PLS1の入力種類をCOUNTに設定します。
(11) パルス入力チャネルの測定レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PRANGe pls$,A
(クエリ) :UNIT:PRANGe? pls$
(応答) pls$,A<NR3>
pls$=PLS1〜PLS4
A=パルスレンジ
解説 pls$で指定されたチャネルの測定レンジを、数値で設定します。
pls$で指定されたチャネルの測定レンジを、NR3数値で返します。
例 :UNIT:PRANGe PLS1,+5.0E+5
PLS1のレンジを50000カウントに設定します。
(12) パルス入力チャネルの表示位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PPOSItion pls$,A
(クエリ) :UNIT:PPOSItion? pls$
(応答) pls$,A<NR1>
pls$=PLS1〜PLS4
A=表示位置(%)
解説 pls$で指定されたチャネルの表示位置を、数値で設定します。
pls$で指定されたチャネルの表示位置を、NR1数値で返します。
例 :UNIT:PPOSItion PLS1,50
PLS1の表示位置を50%に設定します。
(13) パルス入力チャネルのスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PSLOPe pls$,A$
(クエリ) :UNIT:PSLOPe? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=UP,DOWN
解説 pls$で指定されたチャネルのスロープを、設定します。
pls$で指定されたチャネルのスロープを、文字列で返します。
例 :UNIT:PSLOPe PLS1,UP
PLS1のスロープをUPに設定します。
(14) パルス入力チャネルの1回転あたりのパルス数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PCOUnt pls$,A
(クエリ) :UNIT:PCOUnt? pls$
(応答) pls$,A<NR1>
pls$=PLS1〜PLS4
A=1回転あたりのパルス数(1〜9999)
解説 pls$で指定されたチャネルの1回転あたりのパルス数を、数値で設定します。
pls$で指定されたチャネルの1回転あたりのパルス数を、NR1数値で返します。
例 :UNIT:PCOUnt PLS1,1
PLS1の1回転あたりのパルス数を1に設定します。
(15) 入力チャネルのフィルタの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:FILTer A$
(クエリ) :UNIT:FILTer?
(応答) A$
A$=OFF,50HZ,60HZ
解説 フィルタを設定します。
現在のフィルタを、文字データで返します。
例 :UNIT:FILTer 50HZ
フィルタを50HZにします。
注記 新モデルの8420-50,8421-50,8422-50は、OFF,50HZ,60HZの設定ですが、
旧モデルの8420,8421,8422は、OFF,AVERage,HARDの設定でした。
(16) パルス入力チャネルのフィルターの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PFILTer pls$,A$
(クエリ) :UNIT:PFILTer? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=OFF,ON
解説 pls$で指定されたチャネルのフィルターを、設定します。
pls$で指定されたチャネルのフィルターを、文字列で返します。
例 :UNIT:PFILTer PLS1,ON
PLS1のフィルターをONに設定します。
(17) パルス入力チャネルの積算種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PCOMOde pls$,A$
(クエリ) :UNIT:PCOMOde? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=ADD,INST
解説 pls$で指定されたチャネルの積算種類を、設定します。
pls$で指定されたチャネルの積算種類を、文字列で返します。
例 :UNIT:PCOMOde PLS1,COUNT
PLS1の積算種類を加算に設定します。
(18) 入力チャネルの湿度測定のセンサ種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HUMSensor ch$,A$
(クエリ) :UNIT:HUMSensor? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=9653,9681,9701
解説 ch$で指定されたチャネルの湿度測定のセンサ種類を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの湿度測定のセンサ種類を、文字列で返します。
例 :UNIT:HUMSensor CH1,9653
CH1の湿度測定のセンサ種類を9653に設定します。
注記 8420-50,8421-50のみ
-5.DISPlayコマンド(画面の切換え、波形表示など)
:DISPlay
(1) 表示画面の切換えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:CHANge A$
(クエリ) :DISPlay:CHANge?
(応答) A$
A$=DISPlay,CHANnel,STATus,CARD,MONItor
解説 表示画面を切り換えます
現在表示されている画面を、文字データで返します。
本体の波形表示、チャンネル、ステータス、ファイル、モニタの
それぞれのキー同様の動作をします。
例 :DISPlay:CHANge DISPlay
波形表示画面にします。
(2) 表示画面の直接切換えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:DIREct A$
(クエリ) :DISPlay:DIREct?
(応答) A$
A$=DISPlay,MONItor,CHANnel,STATus,TRIGger,PRINt
,SYSTem,CALCulation,ALARm,IF,FILE,FILE_Conf,WAVECalc
解説 表示画面を直接切り換えます。
現在表示されている画面を、文字データで返します。
例 :DISPlay:DIREct DISPlay
波形表示画面にします。
(3) 画面表示モードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:MODE A$
(クエリ) :DISPlay:MODE?
(応答) A$
A$=WAVE(波形),D_W(データと波形),G_W(ゲージと波形),
D_D(データと1つ前データ),D_C(データとコメント),
DATA(データの拡大表示),
M_W(数値演算結果と波形 数値演算ON時のみ)
解説 波形表示画面の表示モードを設定します。
現在の波形表示画面の表示モードを設定を、文字データで返します。
例 :DISPlay:MODE WAVE
波形表示画面の波形表示モードをします。
(4) 画面のページの切換えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PAGE A
(クエリ) :DISPlay:PAGE?
(応答) A<NR1>
A:ページ
1〜37 (チャネル画面の ch1〜ch32,pls1〜pls4,logに対応)
1〜37 (トリガ画面の ch1〜ch32,pls1〜pls4,logに対応)
1〜16 (警報画面の alm1〜alm16に対応)
1〜2 (コピー&通信画面の コピー、通信に対応)
1〜3 (システム画面の 環境、設定条件、初期化に対応)
解説 画面のページを、NR1数値で設定します。
現在の画面のページを、NR1数値で返します。
(5) 波形表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:DRAWing ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:DRAWing? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=OFF,C1〜C6
解説 ch$で指定されたチャネルの波形表示色を設定します。
ch$で指定されたチャネルの波形表示色を、文字データで返します。
例 :DISPlay:DRAWing CH1,C1
CH1の波形を表示色1で表示します。
(6) 波形表示グラフの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:GRAPh ch$,A
(クエリ) :DISPlay:GRAPh? ch$
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH32
A =1,2,3,4(2画面時は3、4設定不可)
解説 画面上の波形表示グラフを設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の画面上の波形表示グラフを、
NR1数値で返します。
例 :DISPlay:GRAPh CH1,1
CH1の波形をグラフ1に表示します。
(7) 波形表示シートの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:GROUp ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:GROUp? ch$
(応答) ch$、A$
ch$=CH1〜CH32
A =S1,S2,S3,S4
解説 画面上の波形表示シートを設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の画面上の波形表示シートを、
文字データで返します。
例 :DISPlay:GROUp CH1,S1
CH1の波形をシートS1に表示します。
(8) パルス波形の表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PDRAWing pls$,A$
(クエリ) :DISPlay:PDRAWing? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=OFF,C1〜C6
解説 pls$で指定されたパルスチャネルの波形表示色を設定します。
pls$で指定されたパルスチャネルの波形表示色を、文字データで
返します。
例 :DISPlay:PDRAWing PLS1,C1
PLS1の波形を表示色1で表示します。
(9) パルス波形表示グラフの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PGRAPh pls$,A
(クエリ) :DISPlay:PGRAPh? pls$
(応答) pls$、A<NR1>
pls$=PLS1〜PLS4
A =1,2,3,4(2画面時は3、4設定不可)
解説 画面上のパルス波形表示グラフを設定します。
pls$で指定されたチャネルの現在の画面上の波形表示グラフを、
NR1数値で返します。
例 :DISPlay:PGRAPh PLS1,1
PLS1の波形をグラフ1に表示します。
(10) パルス波形表示シートの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PGROUp pls$,A$
(クエリ) :DISPlay:PGROUp? pls$
(応答) pls$、A$
pls$=PLS1〜PLS4
A =S1,S2,S3,S4
解説 画面上のパルス波形表示シートを設定します。
pls$で指定されたパルスチャネルの現在の画面上の波形表示シートを、
文字データで返します。
例 :DISPlay:PGROUp PLS1,S1
PLS1の波形をシートS1に表示します。
(11) ロジック波形の表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:LDRAWing log$,A$
(クエリ) :DISPlay:LDRAWing? log$
(応答) log$,A$
log$=LOG1〜LOG16
A$=OFF,C1〜C6
解説 log$で指定されたロジックチャネルの波形表示色を設定します。
log$で指定されたロジックチャネルの波形表示色を、文字データで
返します。
例 :DISPlay:LDRAWing LOG1,C1
LOG1の波形を表示色1で表示します。
(12) ロジック波形表示シートの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:LGROUp A$
(クエリ) :DISPlay:LGROUp?
(応答) A$
A =S1,S2,S3,S4
解説 画面上のロジック波形表示シートを設定します。
現在の画面上のロジック波形表示シートを文字データで返します。
例 :DISPlay:LGROUp S1
ロジック波形をシートS1に表示します。
(13) 電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:YMAG ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:YMAG? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
解説 ch$で指定されたチャネルの電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで返します。
例 :DISPlay:YMAG CH1,X2
CH1の電圧軸を2倍にします。
(14) パルス電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PYMAG pls$,A$
(クエリ) :DISPlay:PYMAG? pls$
(応答) pls$,A$
ch$=PLS1〜PLS4
A$=X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
解説 pls$で指定されたパルスチャネルの電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで設定します。
pls$で指定されたパルスチャネルの現在の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで返します。
例 :DISPlay:PYMAG PLS1,X2
PLS1の電圧軸を2倍にします。
(15) 波形表示の実行
構文 (コマンド) :DISPlay:WAVE A$
A$=ACUR(Aカーソル:トレースカーソル)
TRIG(トリガポイント)
POINT(:MEMory:POINtで設定したポイント)
解説 ディスプレイ上にA$で指定されたところから波形を表示します。
例 :DISPlay:WAVE ACUR
Aカーソルのある位置から波形を表示します。
(16) 波形入力チャネルの上下限機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:VARIable ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:VARIable? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32
A$=OFF,ON
(OFF=位置で設定、ON=上下限値で設定)
解説 ch$で指定されたチャネルの上下限値機能を、設定します。
ch$で指定されたチャネルの上下限値機能を、文字列で返します。
例 :DISPlay:VARIable CH1,ON
CH1の上下限値機能をON(上下限値で設定)に設定します。
(17) パルス入力チャネルの上下限機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PVARIable pls$,A$
(クエリ) :DISPlay:PVARIable? pls$
(応答) pls$,A$
pls$=PLS1〜PLS4
A$=OFF,ON
(OFF=位置で設定、ON=上下限値で設定)
解説 pls$で指定されたパルスチャネルの上下限値機能を、設定します。
pls$で指定されたパルスチャネルの上下限値機能を、文字列で返します。
例 :DISPlay:PVARIable PLS1,ON
PLS1の上下限値機能をON(上下限値で設定)に設定します。
(18) 波形入力チャネルの上限値、下限値の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:VARIUPLOw ch$,B,C
(クエリ) :DISPlay:VARIUPLOw? ch$
(応答) ch$,B,C<NR3>
ch$=CH1〜CH32
B,C=-9.9999E+19〜+9.9999E+19
解説 ch$で指定されたチャネルの上限値、下限値を設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の上限値、下限値を、
NR3数値で返します。
例 :DISPlay:VARIUPLOw CH1,1.0E+1,-1.0E+1
CH1の上下限値を10から-10に設定します。
使用可能条件 入力チャネルの上下限値機能を「ON」に設定しているとき
(19) パルス入力チャネルの上限値、下限値の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PVARIUPLOw pls$,B,C
(クエリ) :DISPlay:PVARIUPLOw? pls$
(応答) pls$,B,C<NR3>
pls$=PLS1〜PLS4
B,C=-9.9999E+19〜+9.9999E+19
解説 pls$で指定されたパルスチャネルの上限値、下限値を設定します。
pls$で指定されたパルスチャネルの現在の上限値、下限値を、
NR3数値で返します。
例 :DISPlay:PVARIUPLOw PLS1,5.0E+4,0.0E+0
PLS1の上下限値を50000から0に設定します。
使用可能条件 入力チャネルの上下限値機能を「ON」に設定しているとき
(20) イベントマークの挿入
構文 (コマンド) :DISPlay:MARK
(クエリ) :DISPlay:MARK?
(応答) A<NR1>
A =0〜100
解説 イベントマークを挿入します。
挿入されたイベントマークの総数をNR1で返します。
例 :DISPlay:MARK
コマンドを送った時に、イベントマークを挿入します。
使用可能条件 イベントマークの挿入は、スタート中のみ有効。
(21) イベントマークへジャンプ
構文 (コマンド) :DISPlay:MARKJump A
(クエリ) :DISPlay:MARKJump? A
(応答) A,B<NR1>
A =1〜100
B =データ位置
解説 Aで指定されたイベントマーク前後の波形を表示します。
Aで指定されたイベントマークのデータ番号をNR1で返します。
例 :DISPlay:MARKJump 10
10番のイベントマーク前後の波形を表示します。
-6.CURSorコマンド(カーソルの設定、値の読み出し)
:CURSor
(1) A・Bカーソルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:MODE A$
(クエリ) :CURSor:MODE?
(応答) A$
A$=OFF,TRACe
解説 A・Bカーソルの種類(トレースカーソル)
の設定をします。
現在のA・Bカーソルの種類を、文字データで返します。
例 :CURSor:MODE TRACe
カーソルをトレースカーソルにします。
(2) A・Bカーソルの選択と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:ABCUrsor A$
(クエリ) :CURSor:ABCUrsor?
(応答) A$
A$=A,ORA,ORB,A_B
解説 A,B,A&Bカーソルの選択をします。
現在のA,B,A&Bカーソルの設定を、文字データで返します。
例 :CURSor:ABCUrsor A
カーソルをAカーソルにします。
(3) Aカーソルのチャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:ACHAnnel ch$
(クエリ) :CURSor:ACHAnnel?
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
ALL(8420-50,8421-50)
1_16,17_32(8422-50)
解説 Aカーソルのチャネルを設定します。
現在のAカーソルの設定を、文字データで返します。
例 :CURSor:ACHAnnel CH1
AカーソルのチャネルをCH1にします。
(4) Bカーソルのチャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:BCHAnnel ch$
(クエリ) :CURSor:BCHAnnel?
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
解説 Bカーソルのチャネルを設定します。
現在のBカーソルの設定を、文字データで返します。
例 :CURSor:BCHAnnel CH1
BカーソルのチャネルをCH1にします。
(5) Aカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:APOSition A
(クエリ) :CURSor:APOSition?
(応答) A<NR1>
「トレースカーソル」
A=0〜ストレージデータ数
解説 Aカーソルの位置を設定します。
現在のAカーソルの位置を、文字データで返します。
例 :CURSor:APOSition 800
Aカーソルの位置を800ポイントの位置に移動します。
(6) Bカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:BPOSition A
(クエリ) :CURSor:BPOSition?
(応答) A<NR1>
「トレースカーソル」
A=0〜ストレージデータ数
解説 Bカーソルの位置を設定します。
現在のAカーソルの位置を、文字データで返します。
例 :CURSor:BPOSition 800
Bカーソルの位置を800ポイントの位置に移動します。
(7) カーソルリードアウト値(t)の問合せ
構文 (クエリ) :CURSor:DTREad? A$
(応答) B$
A$=A,B,B_A
B$=リードアウト値(t)
解説 カーソルリードアウト値(t)を、文字データで返します。
例 (クエリ) :CURSor:DTREad? A
(応答) :CURSOR:DTREad 5ms
Aカーソルリードアウト値を問い合わせます。
使用可能条件 トレースカーソル使用時
(8) カーソルリードアウト値(V)の問合せ
構文 (クエリ) :CURSor:DVREad? A$
(応答) B$ (,C$)
A$=A,B,B_A
B$=リードアウト値(V)
解説 カーソルリードアウト値(V)を、文字データで返します。
例 (クエリ) :CURSor:DVREad? A
(応答) :CURSor:DVREad 10.000 mV
Aカーソルリードアウト値を問合せます。
使用可能条件 トレースカーソル使用時
-7.MEMoryコマンド(ストレージデータの入出力等の設定と問合せ)
:MEMory
(1) ストレージデータの入出力ポイントの設定と問合せ
構文 (コマンド) :MEMory:POINt ch$,A
(クエリ) :MEMory:POINt?
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4,LOG
A=0〜16777215(1チャネル時最大)
解説 ストレージデータの入出力ポイントの設定をします。
現在の入出力ポイントを、NR1数値で返します。
例 :MEMory:POINt CH1,100
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの先頭から100番目
に設定します。
注記 指定したチャネルが、ストレージ状態でない時、実行エラーになります。
(2) ストレージデータ数の問合せ
構文 (クエリ) :MEMory:MAXPoint?
(応 答) A<NR1>
A=0:ストレージされてない
1〜16777215
解説 ストレージメモリにストレージされているデータ数を、NR1数値
で返します。
例 (クエリ) :MEMory:MAXPoint?
(応 答) :MEMory:MAXPoint 800(HEADER ONの場合)
ストレージされているデータ数が800。
(3) チャネルのストレージデータの有無の問合せ
構文 (クエリ) :MEMory:CHSTore? ch$
(応 答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4,LOG
A$=OFF(ストレージされてない),ON(ストレージされている)
解説 指定したチャネルのデータがストレージメモリにストレージされている
かを返します。
例 (クエリ) :MEMory:CHSTore? CH1
(応 答) :MEMory:CHSTore CH1,ON(HEADER ONの場合)
CH1のデータがストレージメモリにストレージされている。
(4) ストレージメモリの準備
構文 (コマンド) :MEMory:PREPare
解説 本体に波形データがない場合、データ転送ができるようにストレージ
メモリを確保します。
例 (コマンド) :MEMory:PREPare
ストレージメモリの確保をします。
注記 ストレージメモリにデータがある場合は、波形は消去されます。
データを入力する時は、:UNIT:STOReコマンドにてデータを入力する
チャネルの収集をONにしてからこのコマンドを実行して下さい。
(5) ストレージデータの入出力(ASCII)
構文 (コマンド) :MEMory:ADATa B,C,…
(クエリ) :MEMory:ADATa? A
(応答) B,C,… すべて<NR1>
B,C,… =-32768〜32767(CH1〜CH32)
0〜65535(PLS1〜PLS4、LOG)
A=1〜80(出力個数)
解説 :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータを
ストレージメモリに入力します。
データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
:MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータを
Aで指定された個数分出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
※ ストレージデータと電圧、温度、湿度の関係
:MEMory:ADATaで入出力されるデータ値(-32768〜32767)と測定値との関係は
下のようになります。
測定電圧値=(データ値)× 電圧軸レンジ / 10マス当たりのデータ数
例:
データ値=9600、電圧軸レンジ1(V/10DIV)
10マス当たりのデータ数 = 20000
測定電圧値=9600×1/20000=0.480(V)
となります。
電圧レンジでの10マス当たりのデータ数 = 20000
温度100℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 10000
温度500℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 5000
温度2000℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 4000
測温抵抗体100℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 10000
測温抵抗体500℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 5000
測温抵抗体2000℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 4000
湿度レンジでの10マス当たりのデータ数 = 1000
※ ストレージデータと積算、回転数の関係
:MEMory:ADATaで入出力されるデータ値(0〜65535)と測定値との関係
測定積算値=(データ値)× 積算レンジ / 10マス当たりのデータ数
パルスレンジでの10マス当たりのデータ数 = 50000
※ ストレージデータとロジック値の関係
データ(NR1数値)とロジックデータとの関係は、下表のように各ビット
に対応しています。
ビット 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0
データ L16 L15 L14 L13 L12 L12 L10 L9 L8 L7 L6 L5 L4 L3 L2 L1
LOW : 0
HIGH : 1
参考 (コマンド):MEMory:ADATa? 40
による転送速度は次のようになります。
データ数 8000ポイント、1ch分を
9600bps、Pentium166MHz、Visual Basicで取込んだ場合
約35秒
例 :MEMory:POINt CH1、0
:MEMory:ADATa? 10
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
ストレージデータを10個出力させます。
使用可能条件 ストレージデータがあること。
入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。
(6) ストレージデータの入出力(電圧、温度、湿度、積算、回転数)
構文 (コマンド) :MEMory:VDATa B,C,…
(クエリ) :MEMory:VDATa? A
(応答) B,C,… すべて<NR3>
B,C,… =電圧、温度、湿度(CH1〜CH32)
積算、回転数(PLS1〜PLS4)
A=1〜40(データ数)
解説 :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータ
(電圧、温度、湿度、積算、回転数)をストレージメモリに入力します。
データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
:MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータ
をAで指定された個数分、電圧、温度、湿度、積算、回転数で出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
*スケーリングされている場合は、スケーリングされた値が入出力されます。
参考 (コマンド):MEMory:VDATa? 40による転送速度は次のようになります。
データ数 8000ポイント、1ch分を
9600bps、Pentium166MHz、Visual Basicで取込んだ場合
約1分45秒
例 :MEMory:POINt CH1,0
:MEMory:VDATa? 10
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
ストレージデータを電圧値で10個出力させます。
使用可能条件 ストレージデータがあること。
入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。
(7) リアルタイムデータの取込み
構文 (コマンド) :MEMory:GETReal
解説 現在チャネルに入力されている値を全チャネル分取込みます。
(8) リアルタイムデータ出力(ASCII)
構文 (クエリ) :MEMory:AREAl? ch$
(応答) A<NR1>
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4,LOG
A=-32768〜32767(CH1〜CH32)
0〜65535(PLS1〜PLS4、LOG)
解説 ch$で指定されたチャネルに入力されている値を返します。
例 :MEMory:AREAl? CH1
:MEMory:AREAl 2000(HEADER ON の場合)
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
(9) リアルタイムデータ出力(電圧、温度、湿度、積算、回転数)
構文 (クエリ) :MEMory:VREAl? ch$
(応答) A<NR3>
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
A=電圧、温度、湿度(CH1〜CH32)
積算、回転数(PLS1〜PLS4)
解説 ch$で指定されたチャネルに入力されている値を電圧値で返します。
例 :MEMory:VREAl? CH1
:MEMory:VREAl 4.7E-2(HEADER ON の場合)
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
(10) ストレージデータのバイナリ転送
構文 (クエリ) :MEMory:BDATa? A
(応答) #0………
A=1〜200(出力個数)
解説 :MEMory:POINtで設定したポイントのストレージデータをバイナリ
フォーマットで出力します。入出力ポイントもデータ数分増加します。
出力データのフォーマットは、
#0が先頭に付きます。(バイナリフォーマットを表す。)
#0の後、ストレージデータが1データ2バイト単位でAで指定したデータ
の数だけ送信されます。

データは、バイナリ整数コードでストレージメモリのデータがそのまま
送信されます。上位バイトから送信されます。
例

得られるデータは、ADATa?、LDATa?のデータと同じものです。
データの内容についてはADATa?、LDATa?を参照にしてください。
バイナリフォーマットでは、データの入力ができません。
例 :MEMory:POINt CH1,0
:MEMory:BDATa? 10
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
ストレージデータをバイナリフォーマットで10個出力させます。
使用可能条件 ストレージデータがあること。
入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。
(11) リアルタイムデータの出力(バイナリ)
構文 (クエリ) :MEMory:BREAl? ch$
(応答) バイナリデータ(2byte)
解説 (10)ストレージデータのバイナリ転送参照
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(12) ストレージデータの入出力ポイントの設定と問合せ (内部メモリより長いデータを測定する時)
構文 (コマンド) :MEMory:APOINt ch$,A
(クエリ) :MEMory:APOINt?
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4,LOG
A=0〜
解説 ストレージデータの入出力ポイントの設定をします。
現在の入出力ポイントを、NR1数値で返します。
例 :MEMory:APOINt CH1,100
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの先頭から100番目
に設定します。
注記 指定したチャネルが、ストレージ状態でない時、実行エラーになります。
(13) ストレージ末尾データ番号の問合せ (内部メモリより長いデータを測定する時)
構文 (クエリ) :MEMory:AMAXPoint?
(応 答) A<NR1>
A=0:ストレージされてない
1〜
解説 ストレージメモリにストレージされている末尾データ番号を、NR1数値
で返します。
例 (クエリ) :MEMory:AMAXPoint?
(応 答) :MEMory:AMAXPoint 800(HEADER ONの場合)
ストレージされている末尾データ番号が800。
(14) ストレージ先頭データ番号の問合せ (内部メモリより長いデータを測定する時)
構文 (クエリ) :MEMory:TOPPoint?
(応 答) A<NR1>
A=0:ストレージされてない
1〜
解説 ストレージメモリにストレージされている先頭データ番号を、NR1数値
で返します。
例 (クエリ) :MEMory:TOPPoint?
(応 答) :MEMory:TOPPoint 100(HEADER ONの場合)
ストレージされている先頭データ番号が100。
(15) リアルタイム測定チャネル出力 (測定ONのチャネルをすべて)
構文 (クエリ) :MEMory:TARCH?
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH32, PLS1〜PLS4、LOG
解説 測定ONのチャネルを返します。
例 :MEMory:TARCH?
:MEMory:TARCH CH1,CH2,CH3,CH4,CH5,CH6,CH7,CH8(HEADER ON の場合)
(16) リアルタイムデータ出力(ASCII)(測定ONのチャネルをすべて)
構文 (クエリ) :MEMory:TAREAl?
(応答) A<NR1>
A=-32768〜32767(CH1〜CH32)
0〜65535(PLS1〜PLS4、LOG)
解説 測定ONのチャネルに入力されている値を返します。
例 :MEMory:AREAl?
:MEMory:AREAl 1000,2000,3000,4000,5000,6000,7000,8000(HEADER ON の場合)
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
(17) リアルタイム測定チャネル出力 (測定ONのチャネルをすべて)
構文 (クエリ) :MEMory:TVRCH?
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH32, PLS1〜PLS4、LOG
解説 測定ONのチャネルを返します。
例 :MEMory:TVRCH?
:MEMory:TVRCH CH1,CH2,CH3,CH4,CH5,CH6,CH7,CH8(HEADER ON の場合)
(18) リアルタイムデータ出力 (測定ONのチャネルをすべて)
構文 (クエリ) :MEMory:TVREAl?
(応答) A<NR3>
A=電圧、温度、湿度(CH1〜CH32)
積算、回転数(PLS1〜PLS4)
解説 測定ONのチャネルに入力されている値を電圧値で返します。
例 :MEMory:TVREAl?
:MEMory:TVREAl 1.0E-2,2.0E-2,3.0E-2,4.0E-2,5.0E-2,6.0E-2,7.0E-2,8.0E-2(HEADER ON の場合)
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
-8.SYSTemコマンド(システム画面、コピー&通信画面、プリンタ画面の設定と問合せ)
:SYSTem
(1) 開始キー受付条件の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:SOPEration A$
(クエリ) :SYSTem:SOPEration?
(応答) A$
A$=TIME1,TIME2,SEC2
TIME1:1回押し
TIME2:2回押し
SEC2 :2秒押し
解説 開始キー受付条件の設定をします。
現在の開始キー受付条件の設定を返します。
例 :SYSTem:SOPEration SEC2
開始キーを2秒押すと測定を開始するように設定します。
(2) スタートバックアップ機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:STARt A$
(クエリ) :SYSTem:STARt?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 スタートバックアップ機能を設定します。
現在のスタートバックアップ機能の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:STARt ON
スタートバックアップ機能をONに設定します。
(3) 画面分割フォーマットの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:FORMat A$
(クエリ) :SYSTem:FORMat?
(応答) A$
A$=SINGle,DUAL,QUAD
解説 フォーマットを設定します。
現在のフォーマットを、文字データで返します。
例 :SYSTem:FORMat SINGle
画面分割フォーマットを1画面にします。
(4) グリッドの設定と問合せ 共通
構文 (コマンド) :SYSTem:GRID A$
(クエリ) :SYSTem:GRID?
(応答) A$
A$=OFF,STD,FINE,STD_Dark,FINE_Dark
OFF :グリッドを表示・プリントしません。
STD :標準のグリッドをプリントします。
FINE :精細のグリッドをプリントします。
STD_Dark :標準の濃いグリッドをプリントします。
FINE_Dark:精細の濃いグリッドをプリントします。
解説 グリッドの設定をします。
現在のグリッドの設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:GRID STD
標準のグリッドに設定します。
(5) 時間軸表示の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:TMAXis A$
(クエリ) :SYSTem:TMAXis?
(応答) A$
A$=TIME,DATE,SCALe
解説 時間軸表示を、文字データで設定します。
現在の時間軸表示の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:TMAXis TIME
時間軸表示をTIMEに設定します。
(6) バックライトセーバのON/OFFの設定
構文 (コマンド) :SYSTem:CRTOff A
(クエリ) :SYSTem:CRTOff?
(応答) A<NR1>
A=0(OFF),1〜30(分)
解説 バックライトセーバ機能のON/OFFを設定します。
バックライトセーバ機能のON/OFFを、NR1数値で返します。
例 :SYSTem:CRTOff 1
バックライトセーバ機能を1分に設定します。
(7) バックライトの明るさの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:BRIGhtness A$
(クエリ) :SYSTem:BRIGhtness?
(応答) A$
A$=DARK,BRIGht
解説 バックライトの明るさを、文字データで設定します。
現在のバックライトの明るさを、文字データで返します。
例 :SYSTem:BRIGhtness BRIGht
バックライトの明るさを明るいに設定します。
(8) 画面色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LCDDisp A$
(クエリ) :SYSTem:LCDDisp?
(応答) A$
A$=C1〜C16
解説 画面色を、文字データで設定します。
現在の画面色の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:LCDDisp C1
画面色を1に設定します。
(9) 言語の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LANGuage A$
(クエリ) :SYSTem:LANGuage?
(応答) A$
A$=JAPAnese,ENGLish
解説 表示言語の設定をします。
現在の表示言語の設定を返します。
例 :SYSTem:LANGuage JAPAnese
表示言語を日本語に設定します。
(10) カレンダーの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:DATE A,B,C
(クエリ) :SYSTem:DATE?
(応答) A,B,Cすべて<NR1>
A=0〜99(年)
B=1〜12(月)
C=1〜31(日)
解説 カレンダーの設定をします。
現在のカレンダーを返します。
例 :SYSTem:DATE 00,10,16
00年10月16日に設定します。
(11) 時刻の設定と現在時刻の問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:TIME A,B,C
(クエリ) :SYSTem:TIME?
(応答) A,B,Cすべて<NR1>
A=0〜23(時)
B=0〜59(分)
C=0〜59(秒)
解説 時刻の設定をします。
現在時刻を返します。
例 :SYSTem:TIME 10,0,0
内部時計を10時に設定します。
(12) 波形データのクリア
構文 (コマンド) :SYSTem:DATAClear
解説 波形データをクリアします。
(13) 画面コピーの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:COPYSet A$
(クエリ) :SYSTem:COPYSet?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 画面コピーの設定をします。
現在の画面コピーの設定を、文字データで返します。
OFF:画面コピーを行いません
ON :設定したデバイスに画面コピーを出力します
例 :SYSTem:COPYSet ON
設定したデバイスに画面コピーを出力します
(14) COPYキー出力先の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:COPY A$
(クエリ) :SYSTem:COPY?
(応答) A$
A$=IN_PRinter,PC
解説 COPYキー出力先の設定をします。
現在のCOPYキー出力先の設定を、文字データで返します。
IN_PRinter:内部プリンタにてプリントします。
PC :PCカードに画面データを保存します。
例 :SYSTem:COPY IN_PRinter
内部プリンタにてプリントします。
(15) ビットマップファイル色の設定
構文 (コマンド) :SYSTem:BMPColor A$
(クエリ) :SYSTem:BMPColor?
(応答) A$
A$=COLOR,GRAY,MONO,MONO_R
解説 ハードコピーの色の設定をします。
ハードコピーの色の設定を、文字データで返します。
注記 外部プリンタにてプリントする場合は、COLORあるいはMONOのみの選択となります。
例 :SYSTem:BMPColor COLOR
ハードコピーの色をカラーにします。
使用可能条件 (11)COPYキー出力先の設定にて内部プリンタ以外に設定した場合
(16) リアルタイムプリント出力の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:PRINt A$
(クエリ) :SYSTem:PRINt?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 リアルタイムプリント出力のON/OFFを設定します。
現在のリアルタイムプリント出力の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:PRINt ON
リアルタイムプリント出力をONに設定します。
(17) プリント範囲の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:PRARea A$
(クエリ) :SYSTem:PRARea?
(応答) A$
A$=ALL,AB
解説 プリントキーでのプリント範囲の設定します。
現在のプリントキーでのプリント範囲の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:PRARea ALL
プリントキーでのプリント範囲を全波形にします。
(18) プリンタ記録形式の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:PRKInd A$
(クエリ) :SYSTem:PRKInd?
(応答) A$
A$=WAVE,LOGGing,W_L
解説 プリンタ記録形式を設定します。
現在のプリンタ記録形式の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:PRKind WAVE
プリンタ記録形式を波形にします。
(19) 数値データ印字間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LOGGing A,B,C,D
(クエリ) :SYSTem:LOGGing?
(応答) A,B,C,D
A=hour:0〜23(時)
B=min :0〜59(分)
C=sec :0〜59(秒)
D=milli :0〜9(100ミリ秒)
hour,min,sec,milliすべて<NR1>
解説 数値データ印字間隔を設定します。
現在の数値データ印字間隔の設定を、NR1数値で返します。
例 :SYSTem:LOGGing 0,0,10,0
数値データ印字間隔を10秒に設定します。
(20) ハイブリッド印字間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:HYBRid A$
(クエリ) :SYSTem:HYBRid?
(応答) A$
A$=5〜200DIV
解説 プリンタのハイブリッド印字間隔を、設定します。
現在のプリンタのハイブリッド印字間隔の設定を、NR1数値で返します。
例 :SYSTem:HYBRid 5
プリンタのハイブリッド印字間隔を5DIVに設定します。
(21) リスト機能・ ゲージ機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LIST A$
(クエリ) :SYSTem:LIST?
(応答) A$
A$=OFF,LIST,GAUGE,L_G
解説 リスト機能、ゲージ機能を、文字データで設定します。
現在のリスト機能、ゲージ機能の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:LIST LIST
リスト機能を設定します。
(22) チャネルマーカの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:CHMArk A$
(クエリ) :SYSTem:CHMArk?
(応答) A$
A$=OFF,NUMBer,COMMent
解説 チャネルマーカを設定します。
現在のチャネルマーカの設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:CHMArk NUMBER
チャネルマーカをNUMBERに設定します。
(23) プリンタ印字濃度の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:PRIDensity A$
(クエリ) :SYSTem:PRIDensity?
(応答) A$
A$=LIGHt,STD,DARK
解説 プリンタの印字濃度を、文字データで設定します。
現在のプリンタの印字濃度の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:PRIDensity STD
プリンタの印字濃度を標準に設定します。
(24) ロジック記録幅の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LWIDth A$
(クエリ) :SYSTem:LWIDth?
(応答) A$
A$=WIDE,NARRow
WIDE :広い
NARRow:狭い
解説 ロジック波形の縦軸方向の間隔の設定をします。
現在のロジック波形の縦軸方向の間隔の設定を返します。
例 :SYSTem:LWIDth WIDE
ロジック波形の縦軸方向の間隔を広く設定します。
(25) ロジック波形の表示位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LPOSI A$
(クエリ) :SYSTem:LPOSI?
(応答) A$
A$=UP,LOW,U_L
UP :上
LOW :下
U_L :上下
解説 ロジック波形の表示位置の設定をします。
現在のロジック波形の表示位置の設定を返します。
例 :SYSTem:LPOSI UP
ロジック波形の表示位置を上に設定します。
(26) 外部入力端子の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:EXTIN A$
(クエリ) :SYSTem:EXTIN?
(応答) A$
A$=TRIG,EVENT
解説 外部入力端子の設定をします。
現在の外部入力端子の設定を返します。
例 :SYSTem:EXTIN TRIG
外部入力端子をトリガ入力に設定します。
(27) 外部入力端子のフィルタの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:EXTFILTer A$
(クエリ) :SYSTem:EXTFILTer?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 外部入力端子のフィルタの設定をします。
現在の外部入力端子のフィルタの設定を返します。
例 :SYSTem:EXTFILTer ON
外部入力端子のフィルタをONに設定します。
注記 新モデルの8420-50,8421-50,8422-50は、このコマンドがありますが、
旧モデルの8420,8421,8422は、このコマンドはありません。
-9.SCALingコマンド(チャネル画面でのスケーリングの設定と問合せ)
:SCALing
(1) スケーリング機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:KIND ch$,A$
(クエリ) :SCALing:KIND? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
A$=POINT,RATIO
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングの種類を、文字列データで
設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの種類の設定を、
文字列データで返します。
例 :SCALing:KIND CH1,POINT
チャネル1のスケーリングを2点で指定します。
(2) スケーリング機能のON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:SET ch$,A$
(クエリ) :SCALing:SET? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
A$=OFF,SCI,ENG
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングの設定をします。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの設定を、
文字列データで返します。
例 :SCALing:SET CH1,ENG
チャネル1のスケーリング機能をENGにします。
(3) スケーリングの換算値の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:VOLT ch$,A
(クエリ) :SCALing:VOLT? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
A=-9.9999E+9〜+9.9999E+9
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリング換算値の設定をします。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリング換算値の設定を、
NR3数値で返します。
例 :SCALing:VOLT CH1,+2.0E-3
チャネル1のスケーリング換算値(eu/V)を+2.0E-3に設定します。
使用可能条件 スケーリングを「変換比で指定」で設定しているとき
(4) スケーリングのオフセットの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:OFFSet ch$,A
(クエリ) :SCALing:OFFSet? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
A=-9.9999E+9〜+9.9999E+9
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングのオフセットを設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのオフセットを、
NR3数値で返します。
例 :SCALing:OFFSet CH1,+1.0E-3
チャネル1のスケーリングオフセット(eu offset)を+1.0E-3に設定します。
使用可能条件 スケーリングを「変換比で指定」で設定しているとき
(5) スケーリングの単位の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:UNIT ch$,"A$"
(クエリ) :SCALing:UNIT? ch$
(応答) ch$,"A$"
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
A$=スケーリング単位(最大7文字)
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングの単位を7文字以内で設定します。
扱える文字は、本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は下のよう
になります。
^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω)
上記以外は、スペースに置き換えます。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの単位を、
文字データで返します。
コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
シングルクォーテーション(')を用いることができます。
例 :SCALing:UNIT CH1,"mA"
チャネル1のスケーリング単位をmAにします。
(6) スケーリングのVOLT UP、LOWの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:VOUPLOw ch$,B,C
(クエリ) :SCALing:VOUPLOw? ch$
(応答) ch$,B,C<NR3>
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングのVOLT UP、LOWの値を設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのVOLT UP、LOWの値を、
NR3数値で返します。
例 :SCALing:VOUPLOw ch1,+2.0E-1,0
変換前の2点の電圧値を200mV,0Vに設定します。
使用可能条件 スケーリングを「2点で指定」で設定しているとき
(7) スケーリングのSCALE UP、LOWの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:SCUPLOw ch$,B,C
(クエリ) :SCALing:SCUPLOw? ch$
(応答) ch$,B,C<NR3>
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4
B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングのSC UP、LOWの値を設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのSC UP、LOWの値を、
NR3数値で返します。
例 :SCALing:SCUPLOw ch1,1.0E+1,0
変換後の2点の値を設定します。
使用可能条件 スケーリングを「2点で指定」で設定しているとき
(8) パルス積算モードのスケーリング機能の設定方法の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:PKIND pls$,A$
(クエリ) :SCALing:PKIND? pls$
(応答) ch$,A$
ch$=PLS1〜PLS4
A$=SET1,SET2
解説 pls$で指定されたチャネルのスケーリングの設定方法を設定をします。
pls$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの設定方法を設定を、
文字列データで返します。
例 :SCALing:PKIND PLS1,SET1
パルス1のスケーリング設定方法を設定方法1にします。
-10.COMMentコマンド(チャネル画面と、設定画面でのコメントの設定と問合せ)
:COMMent
(1) タイトルコメントのON/OFF、コメント文字の設定と問合せ
構文 (コマンド) :COMMent:TITLe A$,"B$"
(クエリ) :COMMent:TITLe?
(応答) A$,"B$"
A$=OFF,SETTing,COMMent,S_C
B$=コメント文字(最大全角10文字、半角20文字)
解説 タイトルのコメントのON/OFF、コメント文字を設定します。
扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
下のようになります。
^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω)
上記以外は、スペースに置き換えます
全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
コメント文字は省略可能です。
現在のタイトルのコメントのON/OFF、コメント文字を、文字データ
で返します。
コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
シングルクォーテーション(')を用いることができます。
例 :COMMent:TITLe COMMent,"HIOKI"
タイトルコメントに[HIOKI]と入れます。
(2) 全チャネルのコメントのON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :COMMent:EACHch ch$, A$
(クエリ) :COMMent:EACHch? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=ANA,PLS,LOG
A$=OFF,SETTing,COMMent,S_C(アナログ、パルス)
OFF,COMMent(ロジック)
解説 全チャネルのコメントのON/OFFを設定します。
全チャネルのコメントのON/OFFを、文字データで返します。
例 :COMMent:EACHch ANA,COMMent
記録紙にアナログチャネルのコメントを印字します。
(3) 各チャネルのコメント文字の設定と問合せ
構文 (コマンド) :COMMent:CH ch$,"A$"
(クエリ) :COMMent:CH? ch$
(応答) ch$,"A$"
ch$=CH1〜CH32,PLS1〜PLS4,LOG1〜LOG16
A$=コメント文字(最大全角10文字、半角20文字)
解説 ch$で指定されたチャネルのコメント文字を設定します。
扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
下のようになります。
^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω)
上記以外は、スペースに置き換えます
全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
上記以外は、スペースに置き換えます。
全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
ch$で指定されたチャネルのコメント文字を、文字データで返します。
コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
シングルクォーテーション(')を用いることができます。
例 :COMMent:CH CH1,"ch1=TEST"
チャネル1のコメント表示を「ch1=TEST」にします。
-11.CALCulateコマンド(演算機能の設定と問合せ)
:CALCulate
(1) 数値演算の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASure A$
(クエリ) :CALCulate:MEASure?
(応答) A$
A$=OFF,ON,EXEC(実行)
解説 数値演算の設定をします。
現在の数値演算の設定を、文字データで返します。
実行はONに設定されているときのみ有効です。
例 :CALCulate:MEASure ON
波形処理演算をONに設定します。
(2) 演算範囲の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASAera A$
(クエリ) :CALCulate:MEASAera?
(応答) A$
A$=ALL,AB
解説 実行キーでの数値演算範囲の設定をします。
実行キーでの数値演算範囲の設定を、文字データで返します。
例 :CALCulate:MEASArea ALL
実行キーでの数値演算範囲を全波形に設定します。
(3) 演算結果のプリントの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASPrint A$
(クエリ) :CALCulate:MEASPrint?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 数値演算結果のプリントの設定をします。
数値演算結果のプリントの設定を、文字データで返します。
例 :CALCulate:MEASPrint ON
数値演算値のプリントをONに設定します。
(4) 演算結果の保存の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASFsave A$
(クエリ) :CALCulate:MEASFsave?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 数値演算結果の保存先を設定します。
現在の数値演算結果の保存先を、文字データで返します。
例 :CALCulate:MEASFsave ON
演算結果をPCカードにセーブします。
(5) 数値演算の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASSet NO$,A$
(クエリ) :CALCulate:MEASSet? NO$
(応答) A$
NO$=NO1〜NO8
A$=OFF
AVE :平均値
RMS :実効値
PP :ピーク値
MAX :最大値
MAXT :最初の最大値までの時間
MIN :最小値
MINT :最初の最小値までの時間
解説 NO$で指定された数値演算の演算項目の設定をします。
NO$で指定された数値演算の演算項目を返します。
例 :CALCulate:MEASSet NO1,MAX
NO1の演算に最大値を演算する設定をします。
(6) 数値演算のチャンネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASChan NO$,ch$
(クエリ) :CALCulate:MEASChan? NO$
(応答) A$
NO$=NO1-1〜NO8-4
ch$=OFF,CH1〜CH32
解説 NO$で指定された数値演算のチャネルの設定をします。
NO$で指定された数値演算のチャネルを返します。
例 :CALCulate:MEASChan NO1-1,CH1
NO1-1の演算にCH1を演算する設定をします。
(7) 数値演算結果の問合せ
構文 (クエリ) :CALCulate:ANSWer? NO$
(応答) A$,ch$,B
NO$=NO1-1〜NO8-4
A$=OFF,AVE,RMS,PP,MAX,MAXT,MIN,MINT
ch$=OFF,CH1〜CH32
B=演算結果
**********:演算結果なし
解説 NO$で指定された数値演算の演算項目と演算結果を返します。
A$=NONEの場合は、演算結果がありません。
例(クエリ):CALCulate:ANSWer? NO1-1
(応 答):CALCulate:ANSWer MIN,CH1,-1.2345E-2 (HEAD ON の場合)
NO1-1の演算結果を問合せます。
(8) 波形演算の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:WVCALc A$
(クエリ) :CALCulate:WVCALc?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 波形演算の設定をします。
現在の波形演算の設定を、文字データで返します。
例 :CALCulate:WVCALc ON
波形処理演算をONに設定します。
(9) 波形演算のチャンネル毎の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:WVSET ch$,A$
(クエリ) :CALCulate:WVSET? ch$
(応答) A$
ch$=CH1〜CH32
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定された波形演算の設定をします。
ch$で指定された波形演算の設定を返します。
例 :CALCulate:WVSET ch1,ON
ch1の演算をONに設定をします。
(10) 波形演算のソースチャネル1の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:WVSRC1 ch$,ch$
(クエリ) :CALCulate:WVSRC1? ch$
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH32
解説 ch$で指定された波形演算のソースチャネル1の設定をします。
ch$で指定された波形演算のソースチャネル1の設定を返します。
例 :CALCulate:WVSRC1 ch3,ch1
ch3の演算のソースチャネル1をch1に設定をします。
(11) 波形演算のソースチャネル2の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:WVSRC2 ch$,ch$
(クエリ) :CALCulate:WVSRC2? ch$
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH32
解説 ch$で指定された波形演算のソースチャネル1の設定をします。
ch$で指定された波形演算のソースチャネル1の設定を返します。
例 :CALCulate:WVSRC2 ch3,ch2
ch3の演算のソースチャネル2をch2に設定をします。
(12) 波形演算の種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:WVKINd ch$,A$
(クエリ) :CALCulate:WVKINd? ch$
(応答) A$
ch$=CH1〜CH32
A$=PLUS,NUMUS
解説 ch$で指定された波形演算の種類の設定をします。
ch$で指定された波形演算の種類の設定を返します。
例 :CALCulate:WVKINd ch3,PLUS
ch3の演算の種類を+に設定をします。
-12.FDISKコマンド(ファイルに関するコマンド)
:FDISK
(1) ファイルのセーブ
構文 (コマンド) :FDISK:SAVE "NAME1$.NAME2$",A$ (A$=Setの場合)
:FDISK:SAVE "NAME1$.NAME2$",A$,B$ (A$=Binの場合)
:FDISK:SAVE "NAME1$.NAME2$",A$,B$(,C) (A$=Textの場合)
NAME1$=ファイル名(8文字)
NAME2$=拡張子 (3文字)
A$=ファイル種類
Bin :バイナリデータ
Text:テキストデータ
Set :設定条件
B$=保存チャネル(バイナリ、テキストのみ)
ALL,CH1〜CH32,PLS1〜PLS4,LOG
C=<NR3>間引き保存間隔(単位s)(テキストのみ)
(省略した場合は間引きなしで全データ保存します。)
(間引き保存間隔は、記録間隔以上の設定しかできません。
記録間隔未満を設定した場合、間引きせずに保存します。)
(100ms=0.1, 200ms=0.2, 500ms=0.5,
1s=1, 2s=2, 5s=5
10s=10, 20s=20,30s=30
1min=60, 2min=120, 5min=300
10min=600, 20min=1200, 30min=1800
1h=3600)
解説 A$で指定された項目をセーブします。
すでに存在するファイルにセーブしようとした場合は実行エラー
となります。
コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
シングルクォーテーション(')を用いることができます。
例 :FDISK:SAVE "TEST.DAT",Bin,ALL
波形データをファイル名"TEST.DAT"で全チャネルバイナリセーブします。
:FDISK:SAVE "TEST1.DAT",Text,ALL
波形データをファイル名"TEST1.DAT"で間引きなしで全チャネルテキストセーブします。
:FDISK:SAVE "TEST2.DAT",Text,ALL,10
波形データをファイル名"TEST2.DAT"で10秒ごと全チャネルテキストセーブします。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(2) ファイルのロード
構文 (コマンド) :FDISK:LOAD NO(,A,B)
NO=ファイル番号
A=<NR1>ロード開始位置 (最初のデータを0番とする)
(省略した場合は保存されているデータの先頭からロードします)
(ファイル内のデータ数を越える設定をした場合ロードしません)
B=<NR1>ロードデータ数 (1以上のデータ数)
(省略した場合は保存されているデータを全部ロードします
ただし、データ数が本体の内部メモリを越える場合は本体の
内部メモリ分をロードします)
(Aを省略して、Bだけ設定することはできません)
解説 NOで指定されたファイル番号のデータをロードします。
例 :FDISK:LOAD 1
ファイル番号1のデータの先頭から全データをロードします。
:FDISK:LOAD 2,100
ファイル番号2のデータの100番目のデータから全データをロードします。
:FDISK:LOAD 3,200,300
ファイル番号3のデータの200番目のデータから300データをロードします。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(3) ファイル、ディレクトリ情報の問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:INFOr? NO
(応答) NO<NR1>,"NAME$","DATE$","TIME$",A<NR1>,B$,C$
,D<NR1>,"TDATE$","TTIME$"
NO :ファイル、ディレクトリ番号
NAME$ :ファイル名
DATE$ :セーブ年月日
TIME$ :セーブ時刻
A :ファイルサイズ(Byte)
B$ :(MEM固定)
C$ :測定内容:WAVE,SET
D :データ数
TDATE$:トリガ年月日
TTIME$:トリガ時刻
解説 NOで指定されたファイルの情報を返します。
指定したファイルが読み込めない場合は、
NO,"NAME$","DATE$","TIME$",A,0
と返します。
コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
シングルクォーテーション(')を用いることができます。
注記 ディレクトリの場合は、TIME$までの情報となります。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(4) ファイル、ディレクトリの削除
構文 (コマンド) :FDISK:DELEte NO
NO=ファイル番号
解説 Noで指定されたファイルまたはディレクトリを消去します。
例 :FDISK:DELETE 1
NO1のファイル(ディレクトリ)を消去します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(5) メディアのフォーマット
構文 (コマンド) :FDISK:FORMat
解説 メディア(PCカード)を初期化します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(6) ディレクトリの作成
構文 (コマンド) :FDISK:MKDIR "NAME$"
NAME$=サブディレクトリ名
解説 メディアのカレントディレクトリにサブディレクトリを作成します。
コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
シングルクォーテーション(')を用いることができます。
例 :FDISK:MKDIR "TEST"
TESTというサブディレクトリを作成します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(7) カレントディレクトリの変更
構文 (コマンド) :FDISK:CHDIR NO
NO=ファイル番号(ディレクトリであること)
解説 メディアのカレントディレクトリをNOで指定したディレクトリ
に変更します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(8) ファイル数の問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:FILE?
(応答) A
A=ファイル数
解説 セーブされている総ファイル数を、NR1数値で返します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(9) ファイル名の問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:NINFor? NO
(応答) NO,"NAME$",A$
NO=ファイル番号
NAME$=ファイル名
A$=FILE(ファイル)
DIR(ディレクトリ)
解説 NOで指定されたファイル番号のファイル名を、文字データで返します。
例(クエリ):FDISK:NINFOR? 1
(応答) :FDISK:NINFOR 1,"TEST.DAT",FILE
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(10) カレントディレクトリの問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:DIR?
(応答) A$
A$=ディレクトリ名
解説 メディアのカレントディレクトリ名(パス付)を、文字データで返します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(11) 使用可能バイト数の問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:FREE?
(応答) A
A=使用可能バイト数
解説 PCカードの使用可能バイト数を、NR1数値で返します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(12) ファイルリストの並べ替えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :FDISK:SORT A$
(クエリ) :FDISK:SORT?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 ファイルリストの並べ替えの設定をします。
ファイルリストの並べ替えの設定を文字データで返します。
例 :FDISK:SORT ON
ファイルリストを並べ替えて表示します。
(13) ファイルリストを並べ替え項目の設定と問合せ
構文 (コマンド) :FDISK:STYPe A$
(クエリ) :FDISK:STYPe?
(応答) A$
A$=並び替え項目
NAME:名前順
TYPE:種類順
TIME:日付順
SIZE:ファイルサイズ順
解説 ファイルリストの並べ替え項目の設定をします。
ファイルリストの並べ替え項目の設定を文字データで返します。
例 :FDISK:STYPe NAME
ファイルリストを名前順に並べ替えて表示します。
(14) ファイルリストを並べ替え方法の設定と問合せ
構文 (コマンド) :FDISK:SDIRection A$
(クエリ) :FDISK:SDIRection?
(応答) A$
A$=並び替え方法
UP :昇順
DOWN:降順
解説 ファイルリストの並べ替え方法の設定をします。
ファイルリストの並べ替え方法の設定を文字データで返します。
例 :FDISK:SDIR UP
ファイルリストを昇順に並べ替えて表示します。
-13.ALARmコマンド(警報の設定と問合せ)
:ALARm
(1) 警報の設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:SET A$
(クエリ) :ALARm:SET?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 警報を設定します。
現在の警報を、文字データで返します。
例 :ALARm:SET ON
警報をONに設定します。
(2) 警報保持の設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:HOLD A$
(クエリ) :ALARm:HOLD?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 警報保持を設定します。
現在の警報保持を、文字データで返します。
例 :ALARm:HOLD ON
警報保持をONに設定します。
(3) 警報の判定チャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:OUTCh alm$,A$
(クエリ) :ALARm:OUTCh? alm$
(応答) alm$,A$
alm$=ALM1〜ALM16
A$= CH1〜CH32,PLS1〜PLS4,LOG
解説 alm$で指定したチャネルの警報の判定チャネルを設定します。
alm$で指定したチャネルの現在の警報の判定チャネルを、文字データ
で返します。
例 :ALARm:OUTCh ALM1,CH1
ALM1をCH1の警報に設定します。
(4) 警報の種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:KIND alm$,A$
(クエリ) :ALARm:KIND? alm$
(応答) alm$,A$
alm$=ALM1〜ALM16
A$=OFF
LEVEl :レベル警報
WINDow :ウインドウ警報
解説 alm$で指定したチャネルの警報の種類を設定します。
alm$で指定したチャネルの現在の警報の種類を、文字データで返します。
例 :ALARm:KIND ALM1,LEVEl
ALM1をレベル警報に設定します。
(5) レベル警報の警報レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:LEVEl alm$,A
(クエリ) :ALARm:LEVEl? alm$
(応答) alm$,A<NR3>
alm$=ALM1〜ALM16
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 alm$で指定したチャネルのレベル警報の警報レベルを設定します。
alm$で指定したチャネルの現在の警報レベルを、NR3数値で返します。
例 :ALARm:LEVEl ALM1,50E-3
ALM1の警報レベルを50mVに設定します。
(6) 警報スロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:SLOPe alm$,A$
(クエリ) :ALARm:SLOPe? alm$
(応答) alm$,A$
alm$=ALM1〜ALM16
A$=HIGH :レベルより上で警報
LOW :レベルより下で警報
解説 alm$で指定したチャネルのレベル警報の警報スロープを設定します。
alm$で指定したチャネルの現在の警報スロープを、文字データで返します。
例 :ALARm:SLOPe ALM1,HIGH
ALM1の警報スロープをレベルより上で警報に設定します。
(7) ウインドウ警報サイドの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:SIDE alm$,A$
(クエリ) :ALARm:SIDE? alm$
(応答) alm$,A$
alm$=ALM1〜ALM16
A$=IN :ウインドウイン
OUT :ウインドウアウト
解説 alm$で指定したチャネルのウインドウ警報の警報サイドを設定します。
alm$で指定したチャネルの現在の警報サイドを、文字データで返します。
例 :ALARm:SIDE ALM1,IN
ALM1の警報サイドをウインドウインに設定します。
(8) ウインドウ・イン/アウト・警報の上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:UPPEr alm$,A
(クエリ) :ALARm:UPPEr? alm$
(応答) alm$,A<NR3>
alm$=ALM1〜ALM16
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 alm$で指定したチャネルのウインドウ警報の上限レベルを設定します。
alm$で指定したチャネルのウインドウ警報の上限レベルを、NR3数値で返します。
例 :ALARm:UPPEr ALM1,+1.0E-3
ALM1のウインドウ警報の上限レベルを+1.0mVに設定します。
(9) ウインドウ・イン/アウト・警報の下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:LOWEr alm$,A
(クエリ) :ALARm:LOWEr? alm$
(応答) alm$,A<NR3>
alm$=ALM1〜ALM16
A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)
(設定範囲は、レンジの±1.15倍です。100mVレンジの時、-115mV〜115mV)
解説 alm$で指定したチャネルのウインドウ警報の下限レベルを設定します。
alm$で指定したチャネルのウインドウ警報の下限レベルを、NR3数値で返します。
例 :ALARm:LOWEr ALM1,−1.0E-3
ALM1のウインドウ警報の下限レベルを−1.0mVに設定します。
(10) パルス警報の種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:PKIND alm$,A$
(クエリ) :ALARm:PKIND? alm$
(応答) alm$,A$
alm$=ALM1〜ALM16
A$=OFF
LEVEl :レベル警報
WINDow :ウインドウ警報
解説 alm$で指定したチャネルのパルス警報の種類を設定します。
alm$で指定したチャネルの現在のパルス警報の種類を、
文字データで返します。
例 :ALARm:PKIND ALM1,LEVEl
ALM1をレベル警報に設定します。
(11) パルスレベル警報の警報レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:PLEVEl alm$,A
(クエリ) :ALARm:PLEVEl? alm$
(応答) alm$,A<NR3>
alm$=ALM1〜ALM16
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 alm$で指定したチャネルのパルスレベル警報の警報レベルを設定します。
alm$で指定したチャネルの現在のパルス警報レベルを、NR3数値で
返します。
例 :ALARm:PLEVEl ALM1,50E+0
ALM1の警報レベルを50に設定します。
(12) パルス警報スロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:PSLOPe alm$,A$
(クエリ) :ALARm:PSLOPe? alm$
(応答) alm$,A$
alm$=ALM1〜ALM16
A$=HIGH :レベルより上で警報
LOW :レベルより下で警報
解説 alm$で指定したチャネルのパルスレベル警報の警報スロープを設定します。
alm$で指定したチャネルの現在のパルス警報スロープを、文字データで返します。
例 :ALARm:PSLOPe ALM1,HIGH
ALM1の警報スロープをレベルより上で警報に設定します。
(13) パルスウインドウ警報サイドの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:PSIDE alm$,A$
(クエリ) :ALARm:PSIDE? alm$
(応答) alm$,A$
alm$=ALM1〜ALM16
A$=IN :ウインドウイン
OUT :ウインドウアウト
解説 alm$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の警報サイドを設定します。
alm$で指定したチャネルの現在のパルス警報サイドを、文字データで返します。
例 :ALARm:PSIDE ALM1,IN
ALM1の警報サイドをウインドウインに設定します。
(14) パルスウインドウ・イン/アウト・警報の上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:PUPPEr alm$,A
(クエリ) :ALARm:PUPPEr? alm$
(応答) alm$,A<NR3>
alm$=ALM1〜ALM16
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 alm$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の上限レベルを
設定します。
alm$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の上限レベルを
NR3数値で返します。
例 :ALARm:PUPPEr ALM1,2.0E+3
ALM1のウインドウ警報の上限レベルを2000カウントに設定します。
(15) パルスウインドウ・イン/アウト・警報の下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:PLOWEr alm$,A
(クエリ) :ALARm:PLOWEr? alm$
(応答) alm$,A<NR3>
alm$=ALM1〜ALM16
A=積算(c),回転数(r/s)
(設定範囲は、レンジの2.3倍です。50000cレンジの時、0c〜115000c)
解説 alm$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の下限レベルを
で設定します。
alm$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の下限レベルを
NR3数値で返します。
例 :ALARm:PLOWEr ALM1,1.0E+3
ALM1のウインドウ警報の下限レベルを1000カウントに設定します。
(16) ロジック警報のパターンのAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:LOGAnd alm$,A$
(クエリ) :ALARm:LOGAnd? alm$
(応答) alm$,A$<NR3>
alm$=ALM1〜ALM16
A$=OFF,OR,AND
解説 alm$で指定したチャネルのロジック警報のパターンのAND/ORを設定します。
alm$で指定したチャネルの現在のロジック警報のパターンのAND/ORの設定を
文字列で返します。
例 :ALARm:LOGAnd ALM1,OR
ALM1のロジック警報の警報パターンのAND/ORをORに設定します。
(17) ロジック警報のパターンの設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:LOGPat alm$,"a$"
(クエリ) :ALARm:LOGPat? alm$
(応答) alm$,"a$"
alm$=ALM1〜ALM16
a$=×××××××××××××××××
警報パターン(×,0,1)
解説 alm$で指定したチャネルのロジック警報のパターンの設定します。
alm$で指定したチャネルの現在のロジック警報のパターンの設定を
文字データで返します。
例 :ALARm:LOGPat ALM1,"011×1100××110101"
ALM1のロジック警報のパターンを011×1100××110101
に設定します。
(18) 警報音の設定と問合せ
構文 (コマンド) :ALARm:BEEP A$
(クエリ) :ALARm:BEEP?
(応答) A$
=OFF,ON
解説 警報音を設定します。
現在の警報音を、文字データで返します。
例 :ALARm:BEEP ON
警報音をONに設定します。