DSP (RTCAlc)


積分/積算処理の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:ACCUmu A$,B$

:RTCAlc:ACCUmu? A$

(応答)

A$,B$

A$ = W1〜W16
B$ = SUM, ABS, POS, NEG

解説

積分/積算の計算方法を設定します。
現在の積分/積算の計算方法を返します。

SUM 合計 (正負加算)
ABS 絶対値加算
POS 正の部分のみ加算
NEG 負の部分のみ加算

:RTCAlc:ACCUmu W1,SUM
:RTCAlc:ACCUmu? W1
(応答)  :RTCALC:ACCUMU W1,SUM  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

積算
積分




演算係数 (A〜E) の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:COEFf A$,B$,C

:RTCAlc:COEFf? A$,B$

(応答)

A$,B$,C

A$ = W1〜W16
B$ = A〜E
C = 係数

解説

演算係数 (A〜E) を設定します。
現在の演算係数 (A〜E) を返します。

:RTCAlc:COEFf W1,A,123
:RTCAlc:COEFf? W1,A
(応答)  :RTCALC:COEFF W1,A,+1.23000E+02  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




微分間隔の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:DIFF A$,B

:RTCAlc:DIFF? A$

(応答)

A$,B<NR1>

A$ = W1〜W16
B = 1〜3200 (微分間隔)

解説

微分演算のデータ間隔を設定します。
現在の微分演算のデータ間隔を返します。

:RTCAlc:DIFF W1,2
:RTCAlc:DIFF? W1
(応答)  :RTCALC:DIFF W1,2  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

微分




リアルタイム波形演算ON/OFFの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:ENABle A$

:RTCAlc:ENABle?

(応答)

A$

A$ = OFF, ON

解説

リアルタイム波形演算ON/OFFの設定をします。
現在のリアルタイム波形演算ON/OFFを返します。

OFF 無効
ON 有効

:RTCAlc:ENABle ON
:RTCAlc:ENABle?
(応答)  :RTCALC:ENABLE ON  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




フィルタ長の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:FLEN A$,B

:RTCAlc:FLEN? A$

(応答)

A$,B<NR1>

A$ = W1〜W16
B = 0, 10, 20, 50, 100, 200, 500, 1000, 2000, 5000, 10000 (ポイント)

解説

演算フィルタ長 (ポイント) を設定します。
現在の演算フィルタ長 (ポイント) を返します。

:RTCAlc:FLEN W1,10
:RTCAlc:FLEN? W1
(応答)  :RTCALC:FLEN W1,10  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

積分
積算




演算子の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:OPERator A$,B$

:RTCAlc:OPERator? A$

(応答)

A$,B$

A$ = W1〜W16
B$ = PLUS, MINUs, MULT, DIV

解説

演算子の設定をします。
現在の演算子を返します。

PLUS + (和)
MINUs - (差)
MULT * (積)
DIV / (商)

:RTCAlc:OPERator W1,PLUS
:RTCAlc:OPERator? W1
(応答)  :RTCALC:OPERATOR W1,PLUS  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

四則演算
四則演算 (係数付き)




リセット値 (負側) の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:RNEGative A$,B

:RTCAlc:RNEGative? A$

(応答)

A$,B

A$ = W1〜W16
B = リセット値

解説

リセット値 (負側) の設定をします。
現在のリセット値 (負側) を返します。

:RTCAlc:RNEGative W1,-50
:RTCAlc:RNEGative? W1
(応答)  :RTCALC:RNEGATIVE W1,-5.00000E+01  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

積分
積算




リセット値 (正側) の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:RPOSitive A$,B

:RTCAlc:RPOSitive? A$

(応答)

A$,B

A$ = W1〜W16
B = リセット値

解説

リセット値 (正側) の設定をします。
現在のリセット値 (正側) を返します。

:RTCAlc:RPOSitive W1,50
:RTCAlc:RPOSitive? W1
(応答)  :RTCALC:RPOSITIVE W1,+5.00000E+01  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

積分
積算




リセットタイミングの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:RTIMing A$,B$

:RTCAlc:RTIMing? A$

(応答)

A$,B$

A$ = W1〜W16
B$ = STARt, OVER, RISE, FALL, EDGE

解説

リセットタイミングを設定します。
現在のリセットタイミングを返します。

STARt スタートしたとき
OVER 設定値をオーバーしたとき
RISE ゼロクロスを立ち上がりで横切ったとき
FALL ゼロクロスを立ち下がりで横切ったとき
EDGE ゼロクロスを横切ったとき

:RTCAlc:RTIMing W1,STARt
:RTCAlc:RTIMing? W1
(応答)  :RTCALC:RTIMING W1,START  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

積分
積算




演算ソースの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:SOURce A$,B$,C$

:RTCAlc:SOURce? A$,B$

(応答)

A$,B$,C$

A$ = W1〜W16
B$ = S1〜S6 (演算ソース)
C$ = CH1_1〜CH8_4, W1〜W16

解説

S1〜S6の演算ソースの設定をします。
現在のS1〜S6の演算ソースを返します。

:RTCAlc:SOURce W1,S1,CH1_1
:RTCAlc:SOURce? W1,S1
(応答)  :RTCALC:SOURCE W1,S1,CH1_1  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




演算更新間隔の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:TIMEbase A

:RTCAlc:TIMEbase?

(応答)

A

A = 1〜1E+8

解説

演算更新間隔の設定をします。
現在の演算更新間隔を返します。

:RTCAlc:TIMEbase 1000
:RTCAlc:TIMEbase?
(応答)  :RTCALC:TIMEBASE +1.00000E+03  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




演算種類の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:TYPE A$,B$

:RTCAlc:TYPE? A$

(応答)

A$,B$

A$ = W1〜W16
B$ = BOA4, CBOA, POLYnomial, MONOmial, POADd, DIFFerential, INTEgral, ACCUmulation, MOVE, FLPF, FHPF, FBPF, FBSF, ILPF, IHPF, IBPF, IBSF, DLY

解説

演算種類を設定します。
現在の演算種類を返します。

BOA4 四則演算
CBOA 四則演算 (係数付き)
POLYnomial 四次多項式
MONOmial 単項式
POADd 多項加減算
DIFFerential 微分
INTEgral 積分
ACCUmulation 積算
MOVE 移動平均
FLPF ローパスフィルタ (FIR)
FHPF ハイパスフィルタ (FIR)
FBPF バンドパスフィルタ (FIR)
FBSF バンドストップフィルタ (FIR)
ILPF ローパスフィルタ (IIR)
IHPF ハイパスフィルタ (IIR)
IBPF バンドパスフィルタ (IIR)
IBSF バンドストップフィルタ (IIR)
DLY 遅延

:RTCAlc:TYPE W1,BOA4
:RTCAlc:TYPE? W1
(応答)  :RTCALC:TYPE W1,BOA4  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




演算の単位の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:UNITs A$,"B$"

:RTCAlc:UNITs? A$

(応答)

A$,"B$"

A$ = W1〜W16
B$ = 単位文字列 (最大7文字)

解説

演算の単位を設定します。
現在の演算の単位を返します。

コマンド中のシングル・クォーテーション (') の代わりに、ダブル・クオーテーション (") を使うことができます。
扱うことのできる文字は、本体で入力できる文字と同じですが、特殊文字の入力は下記のようになります。

PC

ˆ2

ˆ3

˜u

˜o

˜e

˜c

˜+

˜,

˜;

ˆˆ

˜˜

MR6000
MR6000-01

2

3

μ

Ω

ε

°

±

'

"

ˆ

˜


:RTCAlc:UNITs W1,"VA"
:RTCAlc:UNITs? W1
(応答)  :RTCALC:UNITS W1,"VA"  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




演算更新間隔に対するカットオフ周波数または中心周波数の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:DF:CUTOff A$,B

:RTCAlc:DF:CUTOff? A$

(応答)

A$,B<NR2>

A$ = CH1_1〜CH8_4, W1〜W16
B = 0.2〜30 (%)

解説

演算更新間隔に対するカットオフ周波数または中心周波数の割合を設定します。
現在の演算更新間隔に対するカットオフ周波数または中心周波数の割合を返します。

:RTCAlc:DF:CUTOff W1,10
:RTCAlc:DF:CUTOff? W1
(応答)  :RTCALC:DF:CUTOFF W1,10.0  (ヘッダがONの場合)

注記

他の設定条件により、Bに設定可能な値が制限されます。
A$に指定可能なパラメータは、リアルタイム波形演算の設定がONのときはW1〜W16、OFFの時はCH1_1〜CH8_4となります。

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

移動平均
FIR
IIR
遅延




デジタルフィルタON/OFFの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:DF:ENABle A$,B$

:RTCAlc:DF:ENABle? A$

(応答)

A$,B$

A$ = CH1_1〜CH8_4
B$ = OFF, ON

解説

デジタルフィルタをON/OFFを設定します。
現在のデジタルフィルタの設定を返します。

OFF 無効
ON 有効

:RTCAlc:DF:ENABle CH1_1,ON
:RTCAlc:DF:ENABle? CH1_1
(応答)  :RTCALC:DF:ENABLE CH1_1,ON  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

リアルタイム波形演算の設定がOFFのとき。




デジタルフィルタのタップ長の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:DF:TAP A$,B

:RTCAlc:DF:TAP? A$

(応答)

A$,B<NR1>

A$ = CH1_1〜CH8_4, W1〜W16
B = 0〜200 (タップ長)

解説

デジタルフィルタの演算タップ長を設定します。
現在のデジタルフィルタの演算タップ長を返します。

:RTCAlc:DF:TAP W1,128
:RTCAlc:DF:TAP? W1
(応答)  :RTCALC:DF:TAP W1,128  (ヘッダがONの場合)

注記

デジタルフィルタの種類により、設定範囲が制限されます。
A$に指定可能なパラメータは、リアルタイム波形演算の設定がONのときはW1〜W16、OFFの時はCH1_1〜CH8_4となります。

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

移動平均
遅延




デジタルフィルタ種類の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:DF:TYPE A$,B$

:RTCAlc:DF:TYPE? A$

(応答)

A$,B$

A$ = CH1_1〜CH8_4
B$ = AVE, FLPF, FHPF, FBPF, FBSF, ILPF, IHPF, IBPF, IBSF, DELAy

解説

デジタルフィルタの種類を設定します。
現在のデジタルフィルタの種類を返します。

AVE 移動平均
FLPF ローパスフィルタ (FIR)
FHPF ハイパスフィルタ (FIR)
FBPF バンドパスフィルタ (FIR)
FBSF バンドストップフィルタ (FIR)
ILPF ローパスフィルタ (IIR)
IHPF ハイパスフィルタ (IIR)
IBPF バンドパスフィルタ (IIR)
IBSF バンドストップフィルタ (IIR)
DELAy 遅延

:RTCAlc:DF:TYPE CH1_1,AVE
:RTCAlc:DF:TYPE? CH1_1
(応答)  :RTCALC:DF:TYPE CH1_1,AVE  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

リアルタイム波形演算の設定がOFFのとき。




演算更新間隔に対する周波数バンド幅の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:RTCAlc:DF:WIDTh A$,B

:RTCAlc:DF:WIDTh? A$

(応答)

A$,B<NR1>

A$ = CH1_1〜CH8_4, W1〜W16
B = 2〜20 (%)

解説

演算更新間隔に対する周波数バンド幅の割合を設定します。
現在の演算更新間隔に対する周波数バンド幅を返します。

:RTCAlc:DF:WIDTh W1,10
:RTCAlc:DF:WIDTh? W1
(応答)  :RTCALC:DF:WIDTH W1,10  (ヘッダがONの場合)

注記

A$に指定可能なパラメータは、リアルタイム波形演算の設定がONのときはW1〜W16、OFFの時はCH1_1〜CH8_4となります。

使用可能
条件

設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

BPF (FIR, IIR)
BSF (FIR, IIR)