CALCulateコマンド(演算機能)


演算結果の問合せ


構 文


(クエリ)


:CALCulate:ANSWer? NO$,CH$

(応答)

A$,B<NR3>
NO$:NO1〜NO4
CH$:CH1〜CH4
A$:OFF, AVE, RMS, PP, MAX, MIN, MAXT, MINT, AREA, PERI, FREQ, XYAREA
B:演算結果, (演算結果なしの場合は "NONE")


解 説


NO$で指定された数値演算の演算項目と演算結果を返します。

OFF  数値演算 OFF
AVE  平均値
RMS  実効値
PP  ピーク値
MAX  最大値
MIN  最小値
MAXT  最大値の時間
MINT  最小値の時間
AREA  面積値
PERI  周期
FREQ  周波数
XYARE  XY面積値



:CALCulate:ANSWer? NO1,CH1
(応答)  :CALCULATE:ANSWER MIN,-1.23456E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




演算範囲の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASArea A$
:CALCulate:MEASArea?

(応答)

A$
A$:ALL, A_B


解 説


数値演算の演算範囲を設定します。
現在の数値演算の演算範囲を文字データで返します。

ALL  全波形
A_B  ABカーソル間



:CALCulate:MEASArea ALL
:CALCulate:MEASArea?
(応答)  :CALCULATE:MEASAREA ALL  (ヘッダがONの場合)


注 記


リアルタイムファンクション、測定中は全範囲で演算をします。


使用可能
条件


全ファンクション




演算結果表示種類の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASDisp A$
:CALCulate:MEASDisp?

(応答)

A$
A$:USUAL, SPLIT


解 説


演算結果表示種類の設定をします。
現在の演算結果の表示種類の設定を文字データで返します。

USUAL  通常値
SPLIT  分割値



:CALCulate:MEASDisp USUAL
:CALCulate:MEASDisp?
(応答)  :CALCULATE:MEASDISP USUAL  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


リアルタイム




時間区切り演算の種類の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASKind A$
:CALCulate:MEASKind?

(応答)

A$
A$:NORMal, DIVide, REGularly


解 説


演算値の区切り方を設定します。
現在の演算値の区切り方を文字データで返します。

NORMal
最終の演算値のみを保存します。
DIVide
指定した時間分ごとに演算値を自動保存します。
REGularly
指定した区切り時刻から、指定した分割時間分ごとに自動保存します。



:CALCulate:MEASKind NORMal
:CALCulate:MEASKind?
(応答)  :CALCULATE:MEASKIND NORMAL  (ヘッダがONの場合)


注 記


自動保存の設定が[演算(測定後)]、[波形 + 演算]、[CSV + 演算]の場合、設定できます。


使用可能
条件


リアルタイム




時間区切り演算の分割長の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASLen day,hour,min
:CALCulate:MEASLen?

(応答)

day,hour,minすべて<NR1>
day<NR1>:0〜30(日)
hour<NR1>:0〜23(時)
min<NR1>:0〜59(分)


解 説


時間区切り演算の分割長を設定します。
現在の時間区切り演算の分割長の設定をNR1数値で返します。



:CALCulate:MEASLen 0,1,0
(時間区切り演算の分割長を1時間に設定します。)

:CALCulate:MEASLen?
(応答)  :CALCULATE:MEASLEN 0,1,0  (ヘッダがONの場合)


注 記


:CALCulate:MEASLen 0,0,0の場合、分割長を1分に設定します。


使用可能
条件


リアルタイム




時間区切り演算の分割区切りの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASReg hour,min
:CALCulate:MEASReg?

(応答)

hour,minすべて<NR1>
hour<NR1>:0〜23(時)
min<NR1>:0〜59(分)


解 説


時間区切り演算の、区切り時間の設定をします。
現在の時間区切り演算の区切り時間の設定を、NR1数値で返します。



:CALCulate:MEASReg 0,0
(時間区切り演算の区切り時刻を0時0分にします。)

:CALCulate:MEASReg?
(応答)  :CALCULATE:MEASREG 0,0  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


リアルタイム




数値演算種類の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASSet NO$,A$,CH$ (,CH2$)(XYAREAの時)
:CALCulate:MEASSet? NO$

(応答)

A$,CH$
NO$:NO1〜NO4
A$:OFF, AVE, RMS, PP, MAX, MIN, MAXT, MINT, AREA, PERI, FREQ, XYARea
CH$:ALL, CH1〜CH4


解 説


NO$で指定された数値演算の演算項目とチャネルを設定します。
NO$で指定された数値演算の演算項目とチャネルを文字データで返します。


OFF  数値演算 OFF
AVE  平均値
RMS  実効値
PP  ピーク値
MAX  最大値
MIN  最小値
MAXT  最大値の時間
MINT  最小値の時間
AREA  面積値
PERI  周期
FREQ  周波数
XYARE  XY面積値



:CALCulate:MEASSet NO1,MAX,CH1
(NO1の演算にCH1の最大値を演算するように設定します。)

:CALCulate:MEASSet NO2,XYAREA,CH1,CH2
(NO2の演算にCH1とCH2のXY面積値を演算するように設定します。)

:CALCulate:MEASSet? NO1
(応答)  :CALCULATE:MEASSET MAX,CH1  (ヘッダがONの場合)


注 記


リアルタイムファンクションで設定が可能な演算は、下記のものになります。

AVE  平均値 (エンベロープOFFのみ)
PP  ピーク値
MAX  最大値
MIN  最小値
MAXT  最大値の時間
MINT  最小値の時間


使用可能
条件


全ファンクション




時間区切り演算の分割時間の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASTime A
:CALCulate:MEASTime?

(応答)

A<NR3>
A<NR3>:分割時間(単位min)


解 説


時間区切り演算の分割時間を数値(単位min)で設定します。
現在の時間区切り演算の分割時間値をNR3数値で返します。



:CALCulate:MEASTime 1.0
(時間区切り演算の分割時間をを1minに設定します。)

:CALCulate:MEASTime?
(応答)  :CALCULATE:MEASTIME +1.0000E+00  (ヘッダがONの場合)


注 記


設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上の分割時間がある時はその分割時間になります。

1min=1,  2min=2,  5min=5,  10min=10,  15min=15,  20min=20,  30min=30
1hour=60,  2hour=120,  3hour=180,  4hour=240,  6hour=360,  8hour=480
12hour=720,  1day=1440


使用可能
条件


リアルタイム




数値演算のON/OFF設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASure A$
:CALCulate:MEASure?

(応答)

A$
A$:ON, OFF, EXEC


解 説


数値演算のON/OFFの設定を行います。
現在の数値演算の設定を文字データで返します。

A$にEXECを指定すると、演算を実行します。



:CALCulate:MEASure ON
:CALCulate:MEASure EXEC
:CALCulate:MEASure?
(応答)  :CALCULATE:MEASURE ON  (ヘッダがONの場合)


注 記


演算実行(EXEC)を行うと、設定はONになります。


使用可能
条件


全ファンクション