G MEMoryコマンド(ストレージデータの入出力等の設定と問合せ)

 

(1) ストレージデータの入出力ポイントの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:MEMory:POINt ch$,A

:MEMory:POINt?

(応答)

 

ch$,A<NR1>

ch$ = CH1〜CH4, CHA〜CHD (8835)

   = CH1〜CH8, CHA〜CHD (8835-01)

   = CH1〜CH32, CHA〜CHH (8826)

   = CH1〜CH16, CHA〜CHD (8841, 8842, 8720)

A = 0〜2000000 (8835)

   = 0〜4000000 (8835-01)

   = 0〜16000000 (8826, 8841, 8842)

   = 0〜1000000 (8720)

 

 

解 説

 

 

ストレージデータの入出力ポイントの設定をします。

現在の入出力ポイントを、NR1数値で返します。

 

 

 

 

:MEMory:POINt CH1,100

(入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの先頭から100番目に設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

MEM, R&M, REC (8720)

 

 

(2) ストレージデータ数の問合せ

共通

 

構 文

 

 

(クエリ)

 

:MEMory:MAXPoint?

(応答)

 

A<NR1>

A = 0 (ストレージされてない)

   100〜2000000      (÷100 :DIV数) (8835)

   100〜4000000      (÷100 :DIV数) (8835-01)

   100〜16000000    (÷100 :DIV数) (8826, 8841, 8842)

   100〜1000000      (÷100 :DIV数) (8720)

 

 

解 説

 

 

ストレージメモリにストレージされているデータ数を、NR1数値で返します。

 

 

 

 

(クエリ) :MEMory:MAXPoint?

(応答)  :MEMory:MAXPoint 1000 (HEADER ONの場合)

(ストレージされているデータ数が1000(10DIV)。)

 

 

使用可能

条件

 

 

MEM, R&M, REC (8720)

 

 

(3) ストレージメモリの準備

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

 

 

MEMory:PREPare

 

 

解 説

 

 

本体に波形データがない場合、データ転送ができるようにストレージメモリを確保します。

 

 

 

 

(コマンド) :MEMory:PREPare

(ストレージメモリの確保をします。)

 

 

注 記

 

 

ストレージメモリにデータがある場合は、波形は消去されます。

 

 

使用可能

条件

 

 

MEM, R&M, REC (8720)

 

 

(4) ストレージデータの入出力(ASCII)

8720以外

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:MEMory:ADATa B,C,…

:MEMory:ADATa? A

(応答)

 

B,C,… すべて<NR1>

B, C, … = -2048〜2047 (8937温度選択時:-737〜3358)

A = 1〜80 (出力個数)

 

 

解 説

 

 

:MEMory:POINt (⇒参照) で設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータをストレージメモリに入力します。

データが複数個ある場合は、:MEMory:POINt (⇒参照) で設定されたポイントから順番に入力され、

入出力ポイントもデータ数分増加します。

:MEMory:POINt (⇒参照) で設定されたチャネル、ポイントからストレージデータをAで指定された個数分出力します。

入出力ポイントもデータ数分増加します。

スタート動作中は実行できません。

 

 

【ストレージデータと電圧値の関係】

:MEMory:ADATaで入出力されるデータ値(-2048〜2047)と測定電圧軸値との関係は下のようになります。

(8937で温度選択時: -737〜3358 (0℃:0) )

 

 

        測定電圧値 = (データ値)×電圧軸レンジ / 160 (8835)

        測定電圧値 = (データ値)×電圧軸レンジ / 80 (8826, 8841, 8842, 8720)

例:

   電圧軸レンジ1(V/DIV)、データ値=768

   測定電圧値 = 768×1/160 = 4.8(V)

   となります。

 

■参考

   :MEMory:ADATa? 40 による転送速度は次のようになります。

        レンジ100mV, 50%, 入力2Vpp, 1kHz, DynaBookSS450で取り込んだ場合、

        記録長が1000DIVのとき、約40秒。

 

 

 

 

:MEMory:POINt CH1,0

:MEMory:ADATa? 10

(入出力ポイントをCH1、ストレージデータを0番目に設定し、ストレージデータを10個出力させます。)

 

 

使用可能

条件

 

 

MEM,R&Mファンクションで、ストレージデータがあること。

入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

 

(5) ストレージデータの入出力(電圧値)

8720以外

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:MEMory:VDATa B,C,…

:MEMory:VDATa? A

(応答)

 

B,C,… すべて<NR3>

B,C,… = 電圧軸値(単位:V, µε, ℃)

A = 1〜40 (データ数)

 

 

 

解 説

 

 

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータ(電圧軸値)をストレージメモリに入力します。

データが複数個ある場合は、:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたポイントから順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントからストレージデータをAで指定された個数分、電圧軸値で出力します。

入出力ポイントもデータ数分増加します。

 

スケーリングされている場合は、スケーリングされた値、波形演算されている場合は、演算結果が入出力されます。

スタート動作中は実行できません。

 

■参考

   :MEMory:VDATa? 10 による転送速度は次のようになります。

        レンジ100mV, 50%, 入力2Vpp, 1kHz, DynaBookSS450で取り込んだ場合、

        記録長が1000DIVのとき、約130秒。

 

 

 

 

:MEMory:POINt CH1,0

:MEMory:VDATa? 10

(入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、ストレージデータを電圧軸値で10個出力させます。)

 

 

使用可能

条件

 

 

MEM,R&M ファンクションで、メモリ波形があること。

入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

波形データがない場合は、ストレージデータを確保します(⇒参照)。

 

 

(6) リアルタイムデータの取込み

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

 

 

:MEMory:GETReal

 

 

解 説

 

 

現在チャネルに入力されている値を全チャネル分取込みます。

 

 

使用可能

条件

 

 

スタート動作中でないこと。

全ファンクション

 

 

(7) リアルタイムデータ出力(ASCII)

共通

 

構 文

 

 

(クエリ)

 

:MEMory:AREAl? ch$

(応答)

 

A<NR1>

A = -2048〜2047

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルに入力されている値を返します。

 

 

 

 

(クエリ) :MEMory:AREAl? CH1

(応答)  :MEMory:AREAl 2000 (HEADER ONの場合)

 

 

注 記

 

 

このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行していないときの返り値は不定となります。

 

 

使用可能

条件

 

 

スタート動作中でないこと。

全ファンクション

 

 

(8) リアルタイムデータ出力(電圧軸値)

共通

 

構 文

 

 

(クエリ)

 

:MEMory:VREAl? ch$

(応答)

 

A<NR3>

A = 電圧軸値 (単位: V, µε, ℃)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルに入力されている値を電圧値で返します。

 

 

 

 

(クエリ) :MEMory:VREAl? CH1

(応答)  :MEMory:VREAl 4.7E-2(HEADER ONの場合)

 

 

注 記

 

 

このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行していないときの返り値は不定となります。

 

 

使用可能

条件

 

 

スタート動作中でないこと。

全ファンクション

 

 

(9) ストレージデータ(ロジック)の入出力

8720以外

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:MEMory:LDATa B,C,…

:MEMory:LDATa? A

(応答)

 

B,C,・・・ すべて<NR1>

B C, … = 0〜15

A = 1〜100(出力個数)

 

 

解 説

 

 

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定したポイント、チャネルにデータ部のデータを入力します。

データが複数個ある場合は、:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたポイントから順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントからストレージデータ(ロジックデータ)をAで指定された個数分出力します。

入出力ポイントもデータ数分増加します。

スタート動作中は実行できません。

 

 

【:MEMory:POINt(⇒参照で設定したチャネルとロジックチャネルとの対応】

 

8835, 8835-01, 8841, 8842

8826

CHA

CHA1〜CHA4

CHA

CHA1〜CHA4

CHB

CHB1〜CHB4

CHB

CHB1〜CHB4

CHC

CHB1〜CHB4

CHD

CHB1〜CHB4

CHH

CHH1〜CHH4

 

 

データ(NR1数値)とロジックデータとの関係は、以下のように各ビットに対応しています。

 

CHAの場合   (LOW: 0, HIGH 1)

ビット

7

6

5

4

3

2

1

0

データ

0

0

0

0

A4

A3

A2

A1

 

 

 

 

 

(コマンド) :MEMory:POINt CHA,0

(クエリ)    :MEMory:LDATa? 1

(応答)     :MEMory:LDATa 10(HEADER ONの場合)

 

CHA1〜CHA4は下記のようになります。

 

ビット

7

6

5

4

3

2

1

0

データ

0

0

0

0

1

A4

0

A3

1

A2

0

A1

 

 

 

使用可能

条件

 

 

MEM,R&M ファンクションで、メモリ波形があること。

入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

 

 

(10) ストレージデータのバイナリ転送

8720以外

 

構 文

 

 

(クエリ)

 

:MEMory:BDATa? A

(応答)

 

#0…

A = 1〜200(出力個数)

 

 

解 説

 

 

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定したポイントのストレージデータをバイナリフォーマットで出力します。

入出力ポイントもデータ数分増加します。

出力データのフォーマットは、#0が先頭に付きます。(バイナリフォーマットを表す。)

#0の後、ストレージデータが1データ2バイト単位で、Aで指定したデータの数だけ送信されます。

(ロジックデータの場合は、1データ1バイト単位で送信されます。)

データの後に続いて、LF(0AH) +EOIが送信されます。

 

 

データは、バイナリ整数コードで、ストレージメモリのデータがそのまま上位バイトから送信されます。

 

上位バイト

下位バイト

XXXX

0100

0010

1100

 

アナログデータ

 

 

XXXX

0101

ロジックデータ

 

 

得られるデータは、ADATa?(⇒参照), LDATa?(⇒参照)のデータと同じものです。データの内容についてはADATa?(⇒参照), LDATa?(⇒参照)を参照にしてください。

バイナリフォーマットでは、データの入力ができません。

 

■参考

   :MEMory:BDATa? 125 による転送速度は次のようになります。

        レンジ100mV, 50%, 入力2Vpp, 1kHz, DynaBookSS450で取り込んだ場合、

        記録長が1000DIVのとき、約15秒。

 

 

 

 

(コマンド) :MEMory:POINt CH1,0

(クエリ)    :MEMory:BDATa? 10

(入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、ストレージデータをバイナリフォーマットで10個出力させます。)

 

 

使用可能

条件

 

 

MEM,R&M ファンクションで、ストレージデータがあること。

入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

 

 

(11) リアルタイムデータ(ロジック)の出力

共通

 

構 文

 

 

(クエリ)

 

:MEMory:LREAl? ch$

(応答)

 

A<NR1>

A = 0〜15

 

 

解 説

 

 

ストレージデータ(ロジック)の入出力を参照。

 

 

注 記

 

 

このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行していないときの返り値は不定となります。

 

 

使用可能

条件

 

 

スタート実行中でないこと。

全ファンクション

 

 

(12) リアルタイムデータの出力(バイナリ)

8720以外

 

構 文

 

 

(クエリ)

 

:MEMory:BREAl? ch$

(応答)

 

バイナリデータ(2byte)

 

 

解 説

 

 

ストレージデータのバイナリ転送を参照。

 

注 記

 

 

このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行していないときの返り値は不定となります。

 

 

使用可能

条件

 

 

スタート実行中でないこと。

全ファンクション

 

 

(13) FFTデータの出力ポイント位置の設定と問合せ

8835高, 8835-01高, 8826, 8841, 8842

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:MEMory:FFTPOint A$,B

:MEMory:FFTPOint?

(応答)

 

A$,B<NR1>

A$ = G1,G2(グラフ)

B = 0〜9999 (解析モード:STR, ACR, CCR, IMP(⇒参照);  最大値 = FFTサンプル数 - 1)

   = 0〜4000 (解析モード:LIN, RMS, PSP, TRF, CHO, CSP(⇒参照);  最大値 = FFTサンプル数 × 0.4)

   = 0〜400   (解析モード: HIS, OCT(⇒参照))

 

 

解 説

 

 

A$で指定されたグラフのFFTデータ出力ポイントを設定します。

現在のFFT出力ポイントをNR1数値で返します。

 

 

 

 

:MEMory:FFTPOint G1,100

(グラフ1の出力ポイントを100とします。)

 

 

使用可能

条件

 

 

FFT

 

 

(14) 出力ポイント位置のFFTデータの問合せ

8835高, 8835-01高, 8826, 8841, 8842

 

構 文

 

 

(クエリ)

 

:MEMory:FFTData?

(応答)

 

A<NR3>,B<NR3>

A = X軸データ

B = Y軸データ

 

 

解 説

 

 

:MEMory:FFTPOint(⇒参照)で設定された出力ポイントのX軸およびY軸のFFTデータをNR3数値と単位で返します。

このコマンドが実行されると出力ポイントが1だけ加算されます。

このコマンドを繰り返し実行することによって、連続したデータを得ることができます。

 

 

 

 

:MEMory:FFTPOint G1,100

:MEMory:FFTData?

(グラフ1の出力ポイントが100の位置におけるFFTデータのX軸、Y軸データを返します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

FFT

 

 

(15) リアルタイム保存データの読込

8826, 8841, 8842

 

構 文

 

 

(コマンド)

 

 

:MEMory:RTLOad A(,B)

A = データの始めのポイント

B = データの終わりのポイント

 

 

解 説

 

 

リアルタイム保存されたデータのメモリ波形を読み込みます。

既にリアルタイム保存データを読み込んである必要があります。

B(データの終わりのポイント)を指定しなかった場合、A(データの始めのポイント)から2000DIV読み込みます。

 

 

 

 

:MEMory:RTLOad 100,1100

(リアルタイム保存データが本体に読み込まれているとき、100ポイント目から1100ポイントまで、メモリ波形データを読み込みます。)

 

 

使用可能

条件

 

 

リアルタイム保存時

 

 

(16) ストレージデータの入出力(ASCII)

8720

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:MEMory:RECAData B1,B2,C1,C2…

:MEMory:RECAData? A

(応答)

 

B1,B2,C1,C2,… 全て<NR1>

B1, B2, C1, C2, … = -2048〜2047

A = 1〜40(出力サンプル数)

 

 

解 説

 

 

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントから、データをストレージメモリに入力します。

データが複数個ある場合は、:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたポイントから順に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。入出力ポイントデータもデータ数分増加します。

レコーダファンクションでは、1サンプルは、最大値、最小値の2データで構成されます。

応答がB1,B2,C1,C2の場合、B1,B2が1つ目のデータで、B1が最大値、B2が最小値、C1,C2が2つ目のデータで、C1が最大値、C2が最小値となります。

スタート動作中は実行できません。

ストレージデータと電圧値の関係については、:MEMory:ADATa(⇒参照)を参照してください。

 

 

 

 

:MEMory:POINt CH1,0

:MEMory:RECAData? 10

(入出力ポイントを、チャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、ストレージデータを10サンプル分(データ数20)出力します。

 

 

使用可能

条件

 

 

ストレージデータがあること

 

 

(17) ストレージデータの入出力(電圧値)

8720

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:MEMory:RECVData B1,B2,C1,C2…

:MEMory:RECVData? A

(応答)

 

B1,B2,C1,C2,… 全て<NR3>

B1, B2, C1, C2, … = 電圧値

A = 1〜20(出力サンプル数)

 

 

解 説

 

 

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントから、データをストレージメモリに入力します。

データが複数個ある場合は、:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたポイントから順に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。入出力ポイントデータもデータ数分増加します。

レコーダファンクションでは、1サンプルは、最大値、最小値の2データで構成されます。

応答がB1,B2,C1,C2の場合、B1,B2が1つ目のデータで、B1が最大値、B2が最小値、C1,C2が2つ目のデータで、C1が最大値、C2が最小値となります。

スタート動作中は実行できません。

スケーリングされている場合は、スケーリングされた値が入出力されます。

 

 

 

 

:MEMory:POINt CH1,0

:MEMory:RECVData? 10

(入出力ポイントを、チャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、ストレージデータを10サンプル分(データ数20)出力します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

ストレージデータがあること

 

 

(18) ストレージデータのバイナリ転送

8720

 

構 文

 

 

(クエリ)

 

:MEMory:RECBData? A

(応答)

 

#0…

A = 1〜100(出力サンプル数)

 

 

解 説

 

 

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分バイナリフォーマットで出力します。入出力ポイントもデータ数分増加します。

出力データのフォーマットについては、:MEMory:BDATa(⇒参照)を参照してください。

レコーダファンクションでは、1サンプルは、最大値、最小値の2データで構成されます。

データの並びは、:RECAData(⇒参照)と同様に、1つ目のサンプル最大値、1つ目のサンプル最小値、2つ目のサンプル最大値、2つ目のサンプル最小値、・・・となります。

 

 

 

 

:MEMory:POINt CH1,0

:MEMory:RECBData? 10

(入出力ポイントを、チャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、ストレージデータをバイナリフォーマットで10サンプル分(データ数20)出力します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

ストレージデータがあること

 

 

(19) ストレージデータ(ロジック)の入出力

8720

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:MEMory:RECLData B1,B2,C1,C2

:MEMory:RECLData? A

(応答)

 

B1,B2,C1,C2,… 全て<NR1>

B1, B2, C1, C2,… = 0〜15

A = 1〜50(出力サンプル数)

 

 

解 説

 

 

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントから、データをストレージメモリに入力します。データが複数個ある場合は、:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたポイントから順に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。

:MEMory:POINt(⇒参照)で設定されたチャネル、ポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。入出力ポイントデータもデータ数分増加します。

レコーダファンクションでは、1サンプルは、最大値、最小値の2データで構成されます。

応答がB1,B2,C1,C2の場合、B1,B2が1つ目のデータで、B1が最大値、B2が最小値、C1,C2が2つ目のデータで、C1が最大値、C2が最小値となります。

スタート動作中は実行できません。

ロジックデータについては、:MEMory:LDATa(⇒参照)を参照してください。

 

 

 

 

:MEMory:POINt CH1,0

:MEMory:RECLData? 10

(入出力ポイントを、チャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、ストレージデータを(ロジックデータ)を10サンプル分(データ数20)出力します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

ストレージデータがあること