MEMoryコマンド(ストレージデータの出力)


ストレージデータの出力(ASCII)


構 文


(クエリ)


:MEMory:ADATa? A

(応答)

B<NR1>,C<NR1>,D<NR1>,...
A = 1〜80
B,C,D,... = 0〜65535


解 説


:MEMory:POINtで設定したアナログチャネルとポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。出力ポイントもデータ数分増加します。

物理量への変換方法については、:MEMory:RATIo?を参照してください。



:MEMory:POINt CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:ADATa? 10
(内部メモリのデータを10個出力します。)

(応答)  :MEMORY:ADATA 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:POINtでアナログチャネルを指定していること。
データを出力する際は、ストレージデータがあること。




ストレージデータのバイナリ転送


構 文


(クエリ)


:MEMory:BDATa? A

(応答)

#0...(バイナリ・データ)
A = 1〜400


解 説


:MEMory:POINtで設定したポイントのストレージデータを、Aで指定された数だけバイナリフォーマットで出力します。
出力ポイントもデータ数分増加します。
出力データの先頭には、#0(バイナリフォーマットを表す)がつきます。
#0に続いて、ストレージデータが1データ2バイト単位で、Aで指定したデータの数だけ送信されます。



上位バイト

下位バイト

xxxx

xxxx

xxxx

xxxx

アナログ・データ 1


上位バイト

下位バイト

xxxx

xxxx

xxxx

xxxx

ロジックA

ロジックB

ロジックC

ロジックD


(xは0または1を表します。)

アナログデータの物理量への変換方法については、:MEMory:RATIo?を参照してください。



:MEMory:POINt CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージ・ポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:BDATa? 10
(バイナリ・データを10個出力します。)

(応答)  :MEMORY:BDATA #0...(バイナリ・データ)  (ヘッダがONの場合)


注 記


バイナリーデータの中には、改行コード(文字コードの0Aや0D)が含まれることがあります。 お使いのPCソフトが、改行コードをデータの終了として判断している場合は、正しくデータを処理できませんので、 必ずAで指定した分のデータを読み込むようにしてください。


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
ストレージデータがあること。




FFTデータの問合せ


構 文


(クエリ)


:MEMory:FFTData?

(応答)

A<NR3>,B<NR3>
A = 横軸データ
B = 縦軸データ


解 説


:MEMory:FFTPOintで設定された出力ポイントより、FFTの演算結果(X軸とY軸)をNR3数値で返します。
このコマンドが実行されるたびに、出力ポイントが1つ加算されます。繰り返し実行することで、連続したデータを得ることができます。



:MEMory:FFTPOint 1,100
:MEMory:FFTData?
(応答)  :MEMORY:FFTDATA 500E-06,-0.0813E-03   (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


FFT




FFTランニングスペクトルフレーム数の問合せ


構 文


(クエリ)


:MEMory:FFTFRame?

(応答)

A<NR1>
A = (フレーム数)


解 説


FFTランニングスペクトルフレーム数を返します。



:MEMory:FFTFRame?
(応答)  :MEMORY: FFTFRAME 10   (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


FFT




FFTデータ数の問合せ


構 文


(クエリ)


:MEMory:FFTMaxpoint? A

(応答)

A<NR1>,B<NR1>
A = 1,2 (演算番号)
B = 0〜10000 (データ数)


解 説


Aで指定した演算番号に対する演算データ数を返します。



:MEMory:FFTMaxpoint? 1
(応答)  :MEMORY:FFTMAXPOINT 1,1000  (ヘッダがONの場合)


注 記


FFT解析モードとFFT演算ポイント数の設定により、Bの値は変動します。


使用可能
条件


FFT




FFTのオーバーオール値の問合せ


構 文


(クエリ)


:MEMory:FFTOver? A

(応答)

B<NR3>
A = 1,2 (演算番号)
B = (オーバーオール値)


解 説


Aで指定した演算に対するオーバーオール値を返します。



:MEMory:FFTOver? 1
(応答)  :MEMORY:FFTOVER 0.0612E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


オーバーオール値がない場合は、NONEが返却されます。


使用可能
条件


FFT




FFTのピーク値データの問合せ


構 文


(クエリ)


:MEMory:FFTPEak? A,B

(応答)

C<NR3>,D<NR3>
A = 1,2 (演算番号)
B = 1〜10 (ピーク値番号)


解 説


Aで指定した演算番号に対するピーク値を返します。



:MEMory:FFTPEak? 1,10
(応答)  :MEMORY:FFTPEAK 57.6E+03,-107.60E+00  (ヘッダがONの場合)


注 記


ピーク値が取得できない場合は、NONEが返却されます


使用可能
条件


FFT




FFTのデータ出力ポイントの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:MEMory:FFTPOint A,B(,C)
:MEMory:FFTPOint?

(応答)

A<NR1>,B<NR1>(,C<NR1>)
A = 1,2 (演算番号)
B = 0〜9999 (出力ポイント)
C = 1〜200(フレーム)


解 説


Aで指定した演算番号に対するFFTデータの出力ポイントを設定します。
現在設定されているFFTデータの出力ポイントを数値データで返します。
C(フレーム)はランニングスペクトルのときのみ有効です。



:MEMory:FFTPOint 1,100
:MEMory:FFTPOint?
(応答)  :MEMORY:FFTPOINT 1,100  (ヘッダがONの場合)


注 記


FFT解析モードとFFT演算ポイント数の設定により、Bの値は変動します。


使用可能
条件


FFT




リアルタイムデータの取込み


構 文


(コマンド)


:MEMory:GETReal


解 説


このコマンドは現在入力されている値を全チャネル分取り込んで保持します。
保持した値の取得には次のコマンドを使います。
:MEMory:VREAl アナログチャネルの値
:MEMory:LREAl ロジックチャネルの値
:MEMory:DVVReal DVMユニットの値



:MEMory:GETReal


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ストレージデータ(ロジック)の出力


構 文


(クエリ)


:MEMory:LDATa? A

(応答)

B<NR1>,C<NR1>,D<NR1>,...
A = 1〜160
B, C, D,... = 0〜65535


解 説


:MEMory:POINtで設定されたロジックチャネルとポイントから、ストレージデータをAで指定された個数分出力します。出力ポイントもデータ数分増加します。

データ(<NR1>数値)とロジックデータとの関係は、下記のように各ビットに対応しています。

ビット

15

14

13

12

11

10

9

8

7

6

5

4

3

2

1

0

データ

A4

A3

A2

A1

B4

B3

B2

B1

C4

C3

C2

C1

D4

D3

D2

D1


(各データは、LOW: 0、または HIGH: 1となります。)

データが10の場合は、"0000000000001010"となります。



:MEMory:POINt L0,0
(対象を本体標準ロジック、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:LDATa? 10
(ロジックデータを10個出力します。)

(応答)  :MEMORY:LDATA 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:POINtでロジックチャネルを指定していること。
データを出力する際は、ストレージデータがあること。




リアルタイムデータ(ロジック)の出力


構 文


(クエリ)


:MEMory:LREAl? A$

(応答)

B<NR1>
A$ = L0〜L8
B = 0〜65535


解 説


:MEMory:GETRealにて取り込んだリアルタイムデータから、CH$で指定したロジックチャネルの値をNR1数値で返します。
得られるデータの内容については、:MEMory:LDATa?の解説を参照してください。



:MEMory:GETReal
(現在入力されているデータを、全チャネル分取り込みます。)

:MEMory:LREAl? L0
(ロジックデータLA〜LDを取得します。)
(応答)  :MEMORY:LREAL 10  (ヘッダがONの場合)


注 記


このコマンドの前に、リアルタイムデータの取り込みを実行していないときの値は不定となります。


使用可能
条件


全ファンクション




ストレージデータ数の問合せ


構 文


(クエリ)


:MEMory:MAXPoint?

(応答)

A<NR1>
A = 0 (ストレージされていない) 〜 (ストレージデータ数)


解 説


内蔵メモリに記録されているデータ数をNR1数値で返します。



:MEMory:POINt CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:MAXPoint?
(応答)  :MEMORY:MAXPOINT 2501  (ヘッダがONの場合)


注 記


:MEMory:POINtで指定したチャネルのデータ数を返します。


使用可能
条件


MEM, REC
スタート動作中でないこと




ストレージデータの出力ポイントの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:MEMory:POINt CH$,A
:MEMory:POINt?

(応答)

CH$,A<NR1>
CH$ = CH1〜, L0〜L8, Z1〜Z16
A = 0 〜 (ストレージデータ数-1)


解 説


ストレージデータの出力ポイントを設定します。
現在のストレージデータの出力ポイントをNR1数値で返します。

CH1〜  アナログチャネル
L0  本体標準ロジック
L1〜L8  ロジックユニット
Z1〜Z16  波形演算



:MEMory:POINt CH1,100
:MEMory:POINt?
(応答)  :MEMORY:POINT CH1,100  (ヘッダがONの場合)


注 記


ストレージデータがない場合は、出力ポイントを設定できません。
Aに設定できる値は:MEMory:MAXPoint?で得られる値よりも1小さい値までです。
次の測定を開始すると設定したポイントは無効になりますので再度設定しなおしてください。
指定したチャネルがDVMユニットの場合は設定できません。DVMユニットの出力ポイントは:MEMory:DVPOintで設定します。


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと




AD値から物理量に変換するための係数の問合せ


構 文


(クエリ)


:MEMory:RATIo? CH$

(応答)

CH$,A<NR3>,B<NR3>
CH$ = CH1〜
A = 変換比
B = オフセット


解 説


:MEMory:ADATa?:MEMory:BDATa?:MEMory:RECAData?:MEMory:DVAData? において取得したデータを物理量に変換するための係数を返します。

下記の計算式から物理量に変換することができます。
(物理量) = A × (取得値) + B



:MEMory:RATIo? CH1
(応答)  :MEMORY:RATIO CH1,500.000000E-03,10.0000000E+03  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM, REC
波形データが存在すること




ストレージデータの出力(ASCII)


構 文


(コマンド)


:MEMory:RECAData? A

(応答)

B1<NR1>,B2<NR1>,C1<NR1>,C2<NR1>,D1<NR1>,D2<NR1>,...
A = 1〜40
B1,B2,C1,C2,D1,D2,... = 0〜65535


解 説


:MEMory:RECPointで設定されたアナログチャネルとポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。
出力ポイントデータもデータ数分増加します。

1ポイントのデータは、最大値、最小値の2データで構成されます。
応答がB1,B2,C1,C2の場合、B1,B2が1つ目のデータで、B1が最大値、B2が最小値、C1,C2が2つ目のデータで、C1が最大値、C2が最小値となります。

物理量への変換方法については、:MEMory:RATIo?を参照してください。



:MEMory:RECPoint CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:RECAData? 2
(ストレージデータを2組(4個)出力します。)

(応答)  :MEMORY:RECADATA 20,10,50,30  (ヘッダがONの場合)


注 記


レコーダファンクションでは、DVMユニット(MR8990)の分解能は24ビットから16ビットに減少します。


使用可能
条件


REC
スタート動作中でないこと。
:MEMory:RECPointでアナログチャネルを指定していること。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
ストレージデータがあること。




ストレージデータのバイナリ転送


構 文


(クエリ)


:MEMory:RECBData? A

(応答)

#0...(バイナリ・データ)
A = 1〜200


解 説


:MEMory:RECPointで指定されたチャネル、およびポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分バイナリフォーマットで出力します。
出力ポイントもデータ数分増加します。
出力データのフォーマットについては、:MEMory:BDATa?を参照してください。

1ポイントのデータは、最大値、最小値の2データで構成されます。
データの並びは、:RECAData?と同様に、1つ目のサンプルの最大値、1つ目のサンプルの最小値、2つ目のサンプルの最大値、2つ目のサンプルの最小値、・・・となります。



:MEMory:RECPoint CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:RECBData? 10
(バイナリ・データを10組(20個)出力します。)

(応答)  :MEMORY:RECBDATA #0...(バイナリ・データ)  (ヘッダがONの場合)


注 記


レコーダファンクションでは、DVMユニット(MR8990)の分解能は24ビットから16ビットに減少します。


使用可能
条件


REC
スタート動作中でないこと。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
ストレージデータがあること。




ストレージデータ(ロジック)の出力


構 文


(クエリ)


:MEMory:RECLData? A

(応答)

B1<NR1>,B2<NR1>,C1<NR1>,C2<NR1>,D1<NR1>,D2<NR1>,...
A = 1〜80
B1, B2, C1, C2, D1, D2,.... = 0〜65535


解 説


:MEMory:RECPointで設定されたロジックチャネル、およびポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。
出力ポイントデータもデータ数分増加します。

1ポイントのデータは、最大値と最小値の2データで構成されます。
応答がB1,B2,C1,C2の場合、B1,B2が1つ目のデータで、B1が最大値、B2が最小値、C1,C2が2つ目のデータで、C1が最大値、C2が最小値となります。
最大値は1ポイントの測定時間内に一度でも1になれば1に、すべて0なら0になります。
最小値は1ポイントの測定時間内に一度でも0になれば0に、すべて1なら1になります。

得られるデータについては、:MEMory:LDATa?を参照してください。



:MEMory:RECPoint L0,0
(チャネルをL0、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:RECLData? 2
(ストレージデータを2組(4個)出力します。)

(応答)  :MEMORY:RECLDATA 10,2,13,5  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


REC
スタート動作中でないこと。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:RECPointでロジックチャネルを指定していること。
データを出力する際は、ストレージデータがあること。




ストレージデータの出力ポイントの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:MEMory:RECPoint CH$,A
:MEMory:RECPoint?

(応答)

CH$,A<NR1>
CH$ = CH1〜CH16, L0〜L8
A = 0 〜 (ストレージデータ数)


解 説


ストレージデータの出力ポイントを設定します。
現在のストレージデータの出力ポイントをNR1数値で返します。



:MEMory:RECPoint CH1,100
:MEMory:RECPoint?
(応答)  :MEMORY:RECPOINT CH1,100  (ヘッダがONの場合)


注 記


ストレージデータがない場合は、出力ポイントを設定できません。
Aに設定できる値は:MEMory:MAXPoint?で得られる値よりも小さい値です。


使用可能
条件


REC
スタート動作中でないこと




ストレージデータ(測定値)の出力


構 文


(クエリ)


:MEMory:RECVData? A

(応答)

B1<NR3>,B2<NR3>,C1<NR3>,C2<NR3>,...
A = 1〜40
B1, B2, C1, C2,... = 測定値


解 説


:MEMory:RECPointで設定されたチャネル、およびポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。
出力ポイントデータもデータ数分増加します。

1つのデータは、最大値、最小値の2データで構成されます。
応答がB1,B2,C1,C2の場合、B1,B2が1つ目のデータで、B1が最大値、B2が最小値、C1,C2が2つ目のデータで、C1が最大値、C2が最小値となります。

スケーリングされている場合は、スケーリングされた値が出力されます。



:MEMory:RECPoint CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:RECVData? 2
(ストレージデータを2組(4個)出力します。)

(応答)  :MEMORY:RECVDATA 5.10000E-03,3.20000E-03,12.3000E-03,5.00000E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


レコーダファンクションでは、DVMユニット(MR8990)の分解能は24ビットから16ビットに減少します。


使用可能
条件


REC
スタート動作中でないこと。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:RECPointでアナログチャネルを指定していること。
データを出力する際は、ストレージデータがあること。




ストレージデータ(測定値)の出力


構 文


(クエリ)


:MEMory:VDATa? A

(応答)

B<NR3>,C<NR3>,D<NR3>,...
A = 1〜80
B, C, D,... = 測定値


解 説


:MEMory:POINtで設定されたアナログチャネル、およびポイントからデータをAで指定された個数を、測定値で出力します。
出力ポイントもデータ数分増加します。

スケーリングされている場合は、スケーリングされた値が出力されます。



:MEMory:POINt CH1,0
(チャネルをCH1-1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:VDATa? 2
(ストレージデータを2個出力します。)

(応答)  :MEMORY:VDATA 5.67800E-03,4.32100E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:POINtでアナログチャネルを指定していること。
データを出力する際は、ストレージデータがあること。




リアルタイムデータの出力(測定値)


構 文


(クエリ)


:MEMory:VREAl? CH$

(応答)

A<NR3>
A = 測定値
CH$ = CH1〜


解 説


:MEMory:GETRealにて取り込んだリアルタイムデータから、CH$で指定したアナログチャネルの値をNR3数値で返します。
得られるデータの内容については、:MEMory:VDATa?の解説を参照してください。



:MEMory:GETReal
(現在入力されているデータを、全チャネル分取り込みます。)

:MEMory:VREAl? CH1
(応答)  :MEMORY:VREAL 1.23000E-02  (ヘッダがONの場合)


注 記


このコマンドの前に、リアルタイムデータの取り込みを実行していないときの値は不定となります。


使用可能
条件


全ファンクション




DVMユニットのストレージデータ数の問合せ


構 文


(クエリ)


:MEMory:DVMAxpoint?

(応答)

A<NR1>
A = 0 (ストレージされていない) 〜 (ストレージデータ数)


解 説


内蔵メモリに記録されているデータ数をNR1数値で返します。



:MEMory:DVPOINt CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:DVMAxpoint?
(応答)  :MEMORY:MAXPOINT 1251  (ヘッダがONの場合)


注 記


:MEMory:DVPOintで指定したチャネルのデータ数を返します。
指定したチャネルがDVMユニットであること。


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと




DVMユニットのストレージデータの出力ポイントの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:MEMory:DVPOint CH$,A
:MEMory:DVPOint?

(応答)

CH$,A<NR1>
CH$ = CH1〜
A = 0 〜 (ストレージデータ数)


解 説


DVMユニットのストレージデータの出力ポイントを設定します。
現在のストレージデータの出力ポイントをNR1数値で返します。

CH1〜  DVMユニットチャネル

DVMユニットは1divあたりのデータ数は50ポイントとなります。
(その他ユニットは1divあたりのデータ数は100ポイントです。)



:MEMory:DVPOint CH1,100
:MEMory:DVPOint?
(応答)  :MEMORY:DVPOINT CH1,100  (ヘッダがONの場合)


注 記


ストレージデータがない場合は、出力ポイントを設定できません。
Aに設定できる値は:MEMory:DVMAxpoint?で得られる値よりも小さい値です。
指定したチャネルがDVMユニットであること。


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと




DVMユニットのストレージデータの出力(ASCII)


構 文


(クエリ)


:MEMory:DVAData? A

(応答)

B<NR1>,C<NR1>,D<NR1>,...
A = 1〜80
B,C,D,... = 0〜16777215


解 説


:MEMory:DVPOintで設定したDVMユニットチャネルとポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。出力ポイントもデータ数分増加します。

物理量への変換方法については、:MEMory:RATIo?を参照してください。



:MEMory:DVPOint CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:DVAData? 10
(内部メモリのデータを10個出力します。)

(応答)  :MEMORY:DVADATA 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:DVPOintでDVMユニットチャネルを指定していること。
データを出力する際は、ストレージデータがあること。




DVMユニットのストレージデータ(測定値)の出力


構 文


(クエリ)


:MEMory:DVVData? A

(応答)

B<NR3>,C<NR3>,D<NR3>,...
A = 1〜80
B, C, D,... = 測定値


解 説


:MEMory:DVPOintで設定されたDVMユニットチャネル、およびポイントからデータをAで指定された個数を、測定値で出力します。
出力ポイントもデータ数分増加します。

スケーリングされている場合は、スケーリングされた値が出力されます。



:MEMory:DVPOint CH1,0
(チャネルをCH1、ストレージポイントを0番目に設定します。)

:MEMory:DVVData? 2
(ストレージデータを2個出力します。)

(応答)  :MEMORY:DVVDATA -1.043727E+01,-1.043771E+01  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM
スタート動作中でないこと。
出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:DVPOintでDVMユニットチャネルを指定していること。
データを出力する際は、ストレージデータがあること。




DVMユニットのリアルタイムデータの出力(測定値)


構 文


(クエリ)


:MEMory:DVVReal? CH$

(応答)

A<NR3>
A = 測定値
CH$ = CH1〜


解 説


:MEMory:GETRealにて取り込んだリアルタイムデータから、CH$で指定したDVMユニットチャネルの値をNR3数値で返します。
得られるデータの内容については、:MEMory:DVVDataの解説を参照してください。



:MEMory:GETReal
(現在入力されているデータを、全チャネル分取り込みます。)

:MEMory:DVVReal? CH1
(応答)  :MEMORY:DVVREAL -4.125000E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


このコマンドの前に、リアルタイムデータの取り込みを実行していないときの値は不定となります。


使用可能
条件


全ファンクション