2.2.1 コマンド詳細の見方
・すべてのコマンドについて、書式・機能などを解説します。
・各コマンドの説明は、次のような構成になってます。
(10) ファンクションの切換えと問合せ
___________(1)
構文 (コマンド) :FUNCtion A$ ___________(2)
(クエリ) :FUNCtion?
(応答) A$
A$=MEM:メモリファンクション
REC:レコーダファンクション
解説 A$で指定されたファンクションに切り換えます。 ___________(3)
現在のファンクションを、文字データで返します。
例 :FUNCtion
MEM ___________(4)
ファンクションをメモリファンクションに設定します。
使用可能条件 全ファンクション ___________(5)
(1):コマンドの内容
(2):コマンドの構文
・(コマンド):コマンド・プログラムメッセージ
・(クエリ) :クエリ・プログラムメッセージ
・(応答) :応答メッセージ
・各引数
:A,B,C・・・・数値データ(例:1.5,10E-3)
:A$,B$・・・・文字データ(例:A,B1,GND,OFF)
:“A”,“A$”・・・文字列データ(例:“1.5”,“mA”)
(ダブルクォーテーション(“)の代わりに、シングルクォーテーション(‘)を
用いることもできます。)
数値データは、<NR1>、<NR2>、<NR3>形式で示します。
例:A<NR1>:NR1形式の数値データ
:B<NR2>:NR2形式の数値データ
:C<NR3>:NR3形式の数値データ
注記・省略した場合は、<NR1>形式とします。
NR形式
NR1形式・・・・・整数
NR2形式・・・・・固定小数点
NR3形式・・・・・浮動小数点
NRf形式・・・・・NR1、NR2、NR3すべてを含む形式
・コマンドおよびクエリ・プログラムメッセージは、引数として<NRf>形式を受け付けます。
・応答メッセージは、定められた形式<NR1〜NR3>で返します。
・応答メッセージは、ヘッダを付けることが可能です。
(3):コマンド解説
(4):コマンドの使用例
(5):コマンドの使用可能条件
コマンドが使用(実行)できる条件を示します。
・MEM:メモリファンクション
・REC:レコーダファンクション
○ コマンド実行について
・コマンドは入力バッファに入力され、順次実行されます。
・ただし、:ABORTコマンドは、入力バッファに実行待ちのコマンドがあっても、
受信した時点(ターミネータ受信時点)で実行されます。
・コマンドが実行できる状態にないときは、実行エラーとなります。
(レコーダファンクションの設定をメモリファンクションで行おうとした時など)
・ほとんどのコマンドは、スタート動作中には実行できません。
(:STOP,:ABORT,*OPC,*WAI,:HEADerは実行可能)
・ただしクエリコマンドは、他の制限(現在のファンクションにはない設定を読み取ろうと
したときなど)がなければスタート動作中にも実行できます。
2.2.2 共通コマンド
-1.システム・データ・コマンド
(1) *IDN?
内容 機器のID(識別コード)の問合せ
構文 (クエリ) *IDN?
(応答) HIOKI,8855,0,V1.00
(1) (2) (3) (4)
解説 (1):第1フィールド:メーカー名
(2):第2フィールド:モデル名
(3):第3フィールド:シリアル番号(未使用:0)
(4):第4フィールド:ソフトバージョン
(2) *OPT?
内容 機器オプション装備の問合せ
構文 (クエリ) *OPT?
(応答) c1,c2,c3,c4,c5,c6,c7,c8
c1〜c8<NR1>:ユニットの種類
0:なし
1:8950
2:8952
3:8955
4:8954
5:8951
6:8953
解説 各チャネルのユニットの有無をNR1数値で返します。
-2.内部動作コマンド
(1) *RST
内容 機器の初期化
構文 (コマンド) *RST
解説 本体を初期化します。(システムリセットと同じ)
注記 通信に関するものはクリアしません。
(イベントレジスタ、入力バッファ、出力キュー)
*RSTコマンド送信後は、0.2秒以上待ってから次のコマンドを送るよう
にして下さい。
(2) *TST?
内容 ROM/RAMチェックの結果の問合せ
構文 (クエリ) *TST?
(応答) A<NR1>
A=0,1
0:正常
1:異常
解説 本体のROM/RAMチェックの結果を、NR1数値で返します。
-3.同期コマンド
(1) *OPC
内容 実行中の全動作が終了後、SESR(標準イベント・ステータス・レジスタ)のLSB
(ビット0)をセット
構文 (コマンド) *OPC
解説 送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
終了した時点で、SESRのLSBをセットします。
例 A$;B$;*OPC;C$
(A$、B$、のコマンド処理終了後、SESRのLSBをセットします。)
(2) *OPC?
内容 実行中の全動作が終了後、ASCIIの(1)を応答します
構文 (クエリ) *OPC?
(応答) 1
解説 送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
終了した時点で、ASCIIの(1)を応答します。
(3) *WAI
内容 コマンド処理が終了後、後に続くコマンドを実行します
構文 (コマンド) *WAI
例 A$;B$;*WAI;C$
(A$、B$、のコマンド終了後、*WAIに続くコマンドC$を実行します)
-4.ステータス、イベント制御コマンド
(1) *CLS
内容 ステータスバイトと関連キュー(出力キューを除く)のクリア
構文 (コマンド) *CLS
解説 ステータスバイトレジスタの各ビットに対応したイベントレジスタを
クリアします。
ステータスバイトレジスタもクリアされます。
注記 出力キューはクリアされないので、ステータスバイトのMAV(ビット4)
は影響されません。
(2) *ESR?
内容 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR)の読み出しとクリア
構文 (クエリ) *ESR?
(応答) A<NR1>
解説 SESRの内容を、NR1で返します。
(3) *STB?
内容 シリアルポールを実行せずに、ステータス・バイトとMSSビットを読み出す
構文 (クエリ) *STB?
(応答) A<NR1>
A=0〜255
解説 シリアルポールでステータス・バイトを読み出すのと同様です。
注記 ビット6はRQSでなく、MSSです。
(4) :ESR0?
内容 イベント・ステータス・レジスタ0(ESR0)の読み出し
構文 (クエリ) :ESR0?
(応答) A<NR1>
A=0〜255
解説 ESR0の内容を、NR1数値で返し、ESR0をクリアします。
2.2.3 固有のコマンド
-1.実行処理などのコマンド
(1) スタート処理
構文 (コマンド) :STARt
解説 本体のSTARTキーと同じ
波形取り込み動作の開始
使用可能条件 全ファンクション
(2) ストップ処理
構文 (コマンド) :STOP
解説 本体のSTOPキーと同じ
波形取り込み動作が完了した時点で、終了します。
使用可能条件 全ファンクション
(3) アボート処理
構文 (コマンド) :ABORT
解説 本体のSTOPキーと同じ
強制終了。波形取り込み動作が完了しなくても、ストップします。
プリンタ動作を中止します。
注記 :ABORTコマンド送信後は、0.2秒以上待ってから、次のコマンドを送る
ようにして下さい。
使用可能条件 全ファンクション
(4) プリント処理
構文 (コマンド) :PRINt
解説 本体のPRINTキーと同じ
使用可能条件 全ファンクション
(5) 画面ハードコピー処理
構文 (コマンド) :HCOPy
解説 本体のCOPYキーと同じ
画面のハードコピーを実行します。
使用可能条件 全ファンクション
(6) フィード処理
構文 (コマンド) :FEED A
A=1〜255
解説 1〜255(単位mm)の数値で指定した長さを、紙送りします。
使用可能条件 全ファンクション
(7) オートセット処理
構文 (コマンド) :AUTO
解説 本体のAUTOキーと同じ
時間軸レンジ、電圧軸レンジを自動設定して測定します。
使用可能条件 MEM
(8) 本体エラー番号の問合せ
構文 (クエリ) :ERRor?
(応 答) A<NR1>
A=エラーNo
解説 本体で発生したエラーまたはワーニングの番号を<NR1>数値
で返します。
(エラーまたはワーニングについては、本体の取扱説明書を参照してください。)
使用可能条件 全ファンクション
(9) ヘッダのON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :HEADer A$
(クエリ) :HEADer?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 問合せコマンドの応答データにヘッダを付けます。
問合せコマンドの応答データにヘッダが付くかを、ON/OFFで返します。
初期値(電源投入時)は、OFFになっています。
例 :HEADer? の応答は、
(1) HEADER OFFの時 OFF
(2) HEADER ONの時 :HEADER ON
使用可能条件 全ファンクション
(10) ファンクションの切換えと問合せ
構文 (コマンド) :FUNCtion A$
(クエリ) :FUNCtion?
(応答) A$
A$=MEM:メモリファンクション
REC:レコーダファンクション
R_M:レコーダ&メモリファンクション
FFT:FFTファンクション
解説 A$で指定されたファンクションに切り換えます。
現在のファンクションを、文字データで返します。
例 :FUNCtion MEM
ファンクションをメモリファンクションに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(11) 通信エラーの問合せ
構文 (コマンド) :CERRor?
(応答) A,B,C<NR1>
A:パリティエラー
B:オーバーランエラー
C:フレーミングエラー
解説 通信エラー回数を、NR1数値で返します。
(12) SAVEキー処理
構文 (コマンド) :SAVE
解説 本体のSAVEキーと同じ
SAVEキーに割り当てられた保存動作をします。(8855はV2.55、9549はV5.55以降)
-2.CONFigureコマンド(時間軸レンジ、記録長等の問合せ)
:CONFigure
(1) 時間軸レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:TDIV A(,B)
(クエリ) :CONFigure:TDIV?
(応答) A<NR3>(,B<NR3>)
解説 時間軸レンジを数値(単位s)で設定します。
MEM時は、0で外部サンプリングになります。
R&M時は、Bでメモリ側の時間軸を設定します。
現在の時間軸レンジの設定値を、NR3数値で返します。
(設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上のレンジがある時は、
そのレンジになります。)
例 :CONFigure:TDIV +200.0E-6
時間軸レンジを200μsに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,POW
(2) サンプリング間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SAMPle A
(クエリ) :CONFigure:SAMPle?
(応答) A<NR3>
A=1e-6〜1e-1
解説 サンプリング間隔を設定します。
使用可能条件 REC
(3) 記録長の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SHOT A(,B)
(クエリ) :CONFigure:SHOT?
(応答) A<NR1>(,B<NR1>)
解説 記録長(単位DIV)を設定します。
メモリ分割時の記録長を設定します。
R&M時は、Bでメモリ側の記録長を設定します。
現在の記録長の設定値を、NR1数値で返します。
0はCONTを表します。
例 :CONFigure:SHOT 30
記録長を30DIVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,POW
(4) 1マスのサンプル数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:EXTSample A
(クエリ) :CONFigure:EXTSample?
(応答) A<NR1>
A=10〜1000
解説 外部サンプリング時の1マスのサンプル数を設定します。
現在の1マスのサンプル数を、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:EXTSample 100
1マスのサンプル数を100に設定します。
使用可能条件 MEM,POW
(5) 画面分割フォーマットの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FORMat A$
(クエリ) :CONFigure:FORMat?
(応答) A$
A$=SINGle,DUAL,QUAD,OCT,XYSingle,XYQuad
解説 フォーマットを設定します。
現在のフォーマットを、文字データで返します。
例 :CONFigure:FORMat SINGle
画面分割フォーマットを1画面にします。
使用可能条件 全ファンクション
(6) プリンタへの出力形式の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:PRKInd A$
(クエリ) :CONFigure:PRKInd?
(応答) A$
A$=WAVE,LOGGing
解説 プリンタへの出力形式を設定します。
現在のプリンタへの出力形式の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:PRKind WAVE
プリンタへの出力形式を波形にします。
使用可能条件 全ファンクション
(7) スムースプリント機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SMOOth A$
(クエリ) :CONFigure:SMOOth?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 スムースプリント機能のON/OFFを設定します。
現在のスムースプリント機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:SMOOth ON
スムースプリント機能をONに設定します。
使用可能条件 MEM,R&M,POW
(8) ロギングデータの出力間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:LOGGing A(,B)
(クエリ) :CONFigure:LOGGing?
(応答) A<NR2>(,B<NR2>)
A=0.01〜100(MEM)
A=1〜100(REC,R&MのREC)
B=0.01〜100(R&MのMEM)
解説 ロギングデータの出力間隔を設定します。
現在のロギングデータの出力間隔の設定を、NR2数値で返します。
例 :CONFigure:LOGGing 40
ロギングデータの出力間隔を40ポイントにします。
使用可能条件 全ファンクション
(9) ロールモードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ROLL A$
(クエリ) :CONFigure:ROLL?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 ロールモード機能のON/OFFを設定します。
現在のロールモード機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ROLL ON
ロールモード機能をONに設定します。
使用可能条件 MEM,POW
(10) アベレージングの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:AVERage A
(クエリ) :CONFigure:AVERage?
(応答) A<NR1>
A=0(OFF),2,4,8,16,32,64,128,256,512,1024
解説 アベレージング回数を設定します。
現在のアベレージング回数を、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:AVERage 4
アベレージング回数を4回に設定します。
使用可能条件 MEM
(11) 重ね描きの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:OVERlay A$
(クエリ) :CONFigure:OVERlay?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 重ね描き機能のON/OFFを設定します。
現在の重ね描き機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:OVERlay ON
重ね描き機能をONに設定します。
使用可能条件 MEM,POW
(12) 追加記録の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:VIRTual A$
(クエリ) :CONFigure:VIRTual?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 追加記録機能のON/OFFを設定します。
現在の追加記録機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:VIRTual ON
追加記録機能をONに設定します。
使用可能条件 REC,R&M
(13) 補間機能追の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:DOTLine A$
(クエリ) :CONFigure:DOTLine?
(応答) A$
A$=DOT,LINE
解説 波形を描く時のライン補間の設定をします。
現在の補間機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:DOTLine DOT
波形のライン補間をしません。
使用可能条件 XYフォーマット時,FFT
(14) メモリ分割の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:MEMDiv A$
(クエリ) :CONFigure:MEMDiv?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 メモリ分割機能のON/OFFを設定します。
現在のメモリ分割機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:MEMDiv ON
メモリ分割機能を使用します。
使用可能条件 MEM,R&M
(15) 表示ブロックの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:USEBlock A
(クエリ) :CONFigure:USEBlock?
(応答) A<NR1>
解説 表示するブロックの設定をします。
現在の表示ブロックを、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:USEBlock 15
表示ブロックを15に設定します。
使用可能条件 MEM,R&M
(16) 開始ブロックの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:STTBlock A
(クエリ) :CONFigure:STTBlock?
(応答) A<NR1>
解説 記録を開始するブロックを設定します。
現在の開始ブロックを、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:STTBlok 5
開始ブロックを5に設定します。
使用可能条件 MEM,R&M
(17) 終了ブロックの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ENDBlock A
(クエリ) :CONFigure:ENDBlock?
(応答) A<NR1>
解説 記録を終了するブロックを設定します。
現在の終了ブロックを、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:ENDBlock 32
終了ブロックを32に設定します。
使用可能条件 MEM,R&M
(18) 参照機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:REFSet A$
(クエリ) :CONFigure:REFSet?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 ブロック参照機能のON/OFFを設定します。
現在のブロック参照機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:REFSet ON
ブロック参照機能ををONに設定します。
使用可能条件 MEM,R&M
(19) 参照ブロックの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:REFBlock A,B$
(クエリ) :CONFigure:REFBlock? A
(応答) A<NR1>,B$
A=1〜メモリ分割数
B$=OFF,ON
解説 指定したブロックの参照をON/OFFします。
指定されたブロックの参照状態を、文字データで返します。
例 :CONFigure:REFBlock 1,ON
1番目のブロックの参照をONに設定します。
使用可能条件 参照機能がONの時
(20) 追従波形表示の設定
構文 (コマンド) :CONFigure:SEQDisp A$
(クエリ) :CONFigure:SEQDisp?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 ブロックにデータを記録したあと画面に表示するか設定します。
現在の追従波形表示の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:SEQDisp ON
ブロックにデータを記録した後、画面に表示します。
使用可能条件 MEM
(21) メモリ分割数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:MAXBlock A
(クエリ) :CONFigure:MAXBlock?
(応答) A<NR1>
A=4,8,16,32,64,128,256,512,1024
解説 メモリ分割数を設定します。
現在のメモリ分割数を、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:MAXBlock 16
メモリ分割数を16に設定します。
使用可能条件 MEM,R&M
(22) 自動保存機能の[出力先]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATSAve A$(,B$)
(クエリ) :CONFigure:ATSAve?
(応答) A$(,B$)
A$=OFF,FD,PC,MO(HDD),SCSI,LAN
B$=保存形式(A$=OFFの時は省略)
Bin :バイナリデータ
Text:テキストデータ
解説 自動保存機能(出力先)を設定します。
A$=OFFの時、B$は省略してください。
(MO/HDDは内蔵タイプ、SCSIは外付けMOです)
現在の自動保存機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATSAve FD,Bin
FDへ、バイナリ形式で自動保存します。
使用可能条件 全ファンクション
(23) 自動保存機能の[間引き]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:THINout A$
(クエリ) :CONFigure:THINout?
(応答) A$
A$=間引き
OFF,X1_2,X1_5,X1_10,X1_20,X1_50,X1_100,X1_200,X1_500,X1_1000
解説 自動保存機能の保存形式がテキストのとき、間引き保存の設定をします。
自動保存がOFFまたは保存形式がバイナリのときも設定できますが、
画面に反映されません。
現在の間引き保存の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:THINout X1_2
間引きを1/2に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(24) 自動保存ファイル名の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATFIle "NAME$"
(クエリ) :CONFigure:ATFIle?
(応答) NAME$
解説 自動保存ファイル名を設定します。
現在の自動保存ファイル名を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATFIle 'AUTO'
自動保存ファイル名を"AUTO"に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(25) 自動保存のディレクトリ作成機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATDIR A$
(クエリ) :CONFigure:ATDIR?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 自動保存のディレクトリ作成機能をON/OFFします。
現在の自動保存のディレクトリ作成機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATDIR ON
自動保存のディレクトリ作成機能をONに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(26) 自動保存チャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATCH A$
(クエリ) :CONFigure:ATCH?
(応答) A$
A$=DISP,ALL
DISP:表示チャネル
ALL:すべてのチャネル
解説 自動保存の保存チャネルの設定をします。
現在の自動保存の保存チャネルの設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATCH ALL
すべてのチャンネルを自動保存します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M
(27) 自動保存方法の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:DELSave A$
(クエリ) :CONFigure:DELSave?
(応答) A$
A$=NORMal,DEL
NORMal:ディスクがいっぱいの時、ファイルを削除しません。
DEL:ディスクがいっぱいの時、一番古いファイルを消します。
解説 自動保存方法を設定します。
現在の自動保存方法の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:DELSave NORMal
ディスクがいっぱいでもファイルを消さずに自動保存します。
使用可能条件 全ファンクション
(28) 自動保存範囲の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATARea A$
(クエリ) :CONFigure:ATARea?
(応答) A$
A$=ALL,A_B
解説 自動保存範囲を全波形/ABカーソル間に設定します。
現在の自動保存範囲の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATARea ALL
全波形を自動保存します。
使用可能条件 全ファンクション
(29) 自動プリント機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATPRint A$
(クエリ) :CONFigure:ATPRint?
(応答) A$
A$=OFF,PRINter,LAN
解説 自動プリントの出力先を設定します。
現在の自動プリント機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATPRint PRINter
本体プリンタに自動プリントします。
使用可能条件 MEM,FFT,POW
(30) プリンタ出力の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:PRINt A$
(クエリ) :CONFigure:PRINt?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 プリンタ出力のON/OFFを設定します。
現在のプリンタ出力の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:PRINt ON
プリンタ出力をONに設定します。
使用可能条件 REC,R&M
(31) 波形判定の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:WVCOmp A$
(クエリ) :CONFigure:WVCOmp?
(応答) A$
A$=OFF,OUT,ALLOut,EXEC(波形判定の実行)
解説 波形判定の設定をします。
現在の波形判定設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:WVCOmp OUT
波形判定をアウトに設定します。
使用可能条件 MEM,FFT
(32) 波形判定の停止条件の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:CMPStop A$
(クエリ) :CONFigure:CMPStop?
(応答) A$
A$=GO,NG,G_N(GOとNGの両方)
解説 波形判定の停止条件の設定をします。
現在の波形判定の停止条件の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:CMPStop GO
波形判定がGOの時、停止します。
使用可能条件 MEM,FFT
(33) FFTのアベレージング回数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTAVERage A
(クエリ) :CONFigure:FFTAVERage?
(応答) A<NR1>
A=2,4,8,16,32,64,128,256
,512,1024,2048,4096
解説 平均回数の設定をします。
現在の平均回数を、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:FFTAVERage 4
平均回数を4回に設定します。
使用可能条件 FFT
(34) FFTのアベレージング種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTAVKind A
(クエリ) :CONFigure:FFTAVKind?
(応答) A<NR1>
A$=OFF
T_LIN :時間軸の単純平均
T_EXP :時間軸の指数平均
F_LIN :周波数軸の単純平均
F_EXP :周波数軸の指数平均
F_PEAK:周波数軸のピークホールド
解説 A$で指定された平均方法の設定をします。
現在の平均方法を、文字データで返します。
例 :CONFigure:FFTAVKind T_EXP
時間軸における指数平均を行います。
使用可能条件 FFT
(35) FFTのチャネルモードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTMode A,ch1$(,ch2$)
(クエリ) :CONFigure:FFTMode?
(応答) A<NR1>,ch1$(,ch2$)
A=1,2:チャネルモード(1CH,2CH)
ch1$,ch2$ = CH1〜CH8:解析チャネル(W1,W2)
解説 チャネルモードを設定します。これは対象とするチャネルおよび数を示します。
1CHモード時のみ、ch2$は省略可能です。付けた場合は無視されます。
伝達関数、コヒーレンス関数、クロスパワースペクトラム、相互相関関数、インパルス応答は、
2CHモードでなければ実行出来ません。
現在のチャネルモードをNR1数値で、解析チャネルを文字データで返します。
例 :CONFigure:FFTMode 2,CH3,CH5
2CHモードに設定し、対象チャネルをCH3,CH5とします。
使用可能条件 FFT
(36) FFTの窓関数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTWind A$(,B)
(クエリ) :CONFigure:FFTWind?
(応答) A$,B<NR1>
A$=RECTan :方形波
HANNing :ハニング
EXPOnential:指数関数
B=0〜99(%) :減衰率
解説 A$で指定された窓関数を設定します。A$で指数関数を指定した場合、
Bで減衰率を設定する事が可能です。
現在の窓関数を文字データで、減衰率をNR1数値で返します。
例 :CONFigure:FFTWind HANNing
窓関数をハニングに設定します。
使用可能条件 FFT
(37) FFTの解析モードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTFunction A$,B$
(クエリ) :CONFigure:FFTFunction? A$
(応答) A$,B$
A$=G1,G2(グラフ)
B$=STR:ストレージ波形
LIN:リニアスペクトラム
RMS:RMSスペクトラム
PSP:パワースペクトラム
ACR:自己相関関数
HIS:頻度分布
TRF:伝達関数(*)
CSP:クロスパワースペクトラム(*)
CCR:相互相関関数(*)
IMP:インパルス応答(*)
COH:コヒーレンス(*)
OCT:オクターブ分析
(*):2CHモードの時のみ有効
解説 FFTの解析モードを指定します。
計算をした結果はA$で指定されたグラフに表示されます。(2画面、ナイキスト表示の時もG2を設定出来ますが、反映されません)
現在の解析モードを文字データで返します。
例 :CONFigure:FFTFunction G1,LIN
グラフ1の解析モードをリニアスペクトラムに設定します。
使用可能条件 FFT
(38) FFTの参照データの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTRef A$
(クエリ) :CONFigure:FFTRef?
(応答) A$
A$=NEW:新データ
MEM:メモリのストレージ波形
解説 A$で指定されたFFTの参照データを設定します。
現在のFFTの参照データを文字データで返します。
例 :CONFigure:FFTRef NEW
新データでFFTを行います。
使用可能条件 FFT
(39) FFTの表示スケールの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTSCale A$,B$
(クエリ) :CONFigure:FFTSCale? A$
(応答) A$,B$
A$=G1,G2(グラフ)
B$=AUTO,MANUal
解説 A$で指定されたグラフの表示スケールを設定します。
現在の表示スケールの設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:FFTSCale G1,AUTO
グラフ1の表示スケール設定を自動にします。
使用可能条件 FFT
(40) FFTの表示スケール上限値の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTUp A$,B
(クエリ) :CONFigure:FFTUp? A$
(応答) A$,B<NR3>
A$=G1,G2(グラフ)
B=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
解説 A$で指定されたグラフの上限値を設定します。
現在のFFTの上限値の設定をNR3数値で返します。
例 :CONFigure:FFTUp G1,100
グラフ1のスケール上限値を100に設定します。
使用可能条件 FFT
(41) FFTの表示スケール下限値の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTLow A$,B
(クエリ) :CONFigure:FFTLow? A$
(応答) A$,B<NR3>
A$=G1,G2(グラフ)
B=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
解説 A$で指定されたグラフの下限値を設定します。
現在のFFTの下限値の設定をNR3数値で返します。
例 :CONFigure:FFTLow G1,-100
グラフ1のスケール下限値を-100に設定します。
使用可能条件 FFT
(42) FFTのX軸の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTXaxis A$,B$
(クエリ) :CONFigure:FFTXaxis? A$
(応答) A$,B$
A$=G1,G2(グラフ)
B$=OCT1,OCT3 :OCT
LINhz,LOGhz:LIN,RMS,PSP,TRF,CSP,COH
解説 A$で指定されたグラフのX軸を設定します。
現在のX軸の設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:FFTXaixs G1,LINhz
グラフ1のX軸をリニアに設定します。
使用可能条件 FFT
(43) FFTのY軸の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTYaxis A$,B$
(クエリ) :CONFigure:FFTYaxis? A$
(応答) A$,B$
A$=G1,G2(グラフ)
B$=LINREal:実数部(リニア):LIN,RMS,TRF,CSP
LINIMag:虚数部(リニア):LIN,RMS,TRF,CSP
LINMAg:振幅(リニア) :LIN,RMS,PSP,TRF,CSP,OCT
LOGMAg:振幅(dB) :LIN,RMS,TRF,CSP,OCT
PHASE :位相 :LIN,RMS,TRF,CSP
解説 A$で指定されたグラフのY軸を設定します。
現在のY軸の設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:FFTYaixs G1,LINMAg
グラフ1のY軸を振幅(リニア)に設定します。
使用可能条件 FFT
(44) FFTの周波数レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FREQ A
(クエリ) :CONFigure:FREQ?
(応答) A;NR3>
A=8.0E6〜0.133(Hz)
解説 周波数レンジを設定します。
現在の周波数レンジをNR3数値で返します。
例 :CONFigure:FREQ 80
周波数レンジを80Hzに設定します。
使用可能条件 FFT
(45) オクターブフィルタの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:OCTFilter A$
(クエリ) :CONFigure:OCTFilter?
(応答) A$
A$=NORMal, SHARp
解説 オクターブフィルタを設定します。
現在のオクターブフィルタを文字データで返します。
例 :CONFigure:OCTFilter NORMal
オクターブフィルタをノーマルに設定します。
使用可能条件 FFT
(46) ピーク値表示の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:PEAK A$
(クエリ) :CONFigure:PEAK?
(応答) A$
A$=OFF,PEAK,MAX
解説 ピーク値表示の設定をします。
現在のピーク値表示の設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:PEAK PEAK
ピーク値を表示します。
使用可能条件 FFT
(47) FFTサンプル数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FFTSAmple A
(クエリ) :CONFigure:FFTSAmple?
(応答) A<NR1>
A=1000,2000,5000,10000
解説 FFTのサンプル数の設定をします。
現在のFFTのサンプル数をNR1数値で返します。
例 :CONFigure:FFTSAmple 1000
FFTのサンプル数を1000に設定します。
使用可能条件 FFT
(48) 自動保存ファンクションの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATFUnc A$
(クエリ) :CONFigure:ATFUnc?
(応答) A$
A$=MEM,REC,R_M
解説 自動保存の保存ファンクションの設定をします。
現在の自動保存の保存ファンクションの設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATFUnc REC
レコーダ波形を自動保存します。
使用可能条件 R&M
(49) 自動分割保存の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATDIVision A
(クエリ) :CONFigure:ATDIVision?
(応答) A<NR1>
A=0(OFF),32,128,512(MB)
解説 自動分割保存を設定します。
現在の自動分割保存の設定を、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:ATDIVision 32
32MBに分割して自動保存します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(50) 重ね描き方法の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:OVERMode A$
(クエリ) :CONFigure:OVERMode?
(応答) A$
A$=AUTO,MANUal
解説 重ね描き方法を設定します。
現在の重ね描き方法の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:OVERMode AUTO
自動で重ね描きをします。
使用可能条件 MEM,POW
-3.TRIGgerコマンド(トリガの設定と問合せ)
:TRIGger
(1) トリガモードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:MODE A$
(クエリ) :TRIGger:MODE?
(応答) A$
A$=SINGle,REPEat(全)
SINGle,REPEat,AUTO(MEM,FFTのみ)
SINGle,REPEat,TIMEr(R&Mのみ)
解説 トリガモードを設定します。
現在のトリガモードを、文字データで返します。
例 :TRIGger:MODE REPEat
トリガモードをリピートに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(2) プリトリガの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PRETrig A
(クエリ) :TRIGger:PRETrig?
(応答) A<NR1>
A=0,2,5,10,20,・・・,90,95,100,-95(単位%)
解説 プリトリガを数値で設定します。
本体で設定できない値を設定しようとした場合、そのすぐ上の設定値
に設定されます。
現在のプリトリガの設定値を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:PRETrig 10
プリトリガを10%に設定します。
使用可能条件 MEM,R&M,FFT,POW
(3) トリガタイミングの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TIMIng A$
(クエリ) :TRIGger:TIMIng?
(応答) A$
A$=START,STOP,S_S
解説 トリガタイミングを設定します。
現在のトリガタイミングの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:TIMIng START
トリガタイミングをSTARTに設定します。
使用可能条件 REC
(4) トリガソース間のAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SOURce A$
(クエリ) :TRIGger:SOURce?
(応答) A$
A$=OR,AND
解説 内部トリガ、ロジックトリガ、外部トリガ、タイマトリガ間のAND/OR
の設定をします。
現在のAND/ORの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:SOURce OR
トリガソースをORに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(5) トリガの種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:KIND ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:KIND? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=OFF
LEVEl :レベルトリガ(全)
IN :ウインドウ・イン・トリガ(全)
OUT :ウインドウ・アウト・トリガ(全)
PERIod :周期トリガ(全)
GLITch:グリッチトリガ(MEM)
EVENt:イベントトリガ(MEM)
解説 ch$で指定したチャネルのトリガの種類を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガの種類を、文字データで返します。
例 :TRIGger:KIND CH1,LEVEl
CH1をレベルトリガに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(6) レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LEVEl ch$,A
(クエリ) :TRIGger:LEVEl? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=電圧軸値
解説 ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:LEVEl CH1,50E-3
CH1のトリガレベルを50mVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(7) トリガスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SLOPe ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:SLOPe? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=UP :立ち上がり
DOWN:立ち下がり
UPDOwn:立ち上がりか立ち下がり
解説 ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
例 :TRIGger:SLOPe CH1,UP
CH1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(8) トリガフィルタ幅の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:FILTer ch$,A
(クエリ) :TRIGger:FILTer? ch$
(応答) ch$,A<NR2>
ch$=CH1〜CH8
A=0(OFF)
,0.1,0.2,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5,5.0,10.0(DIV)(MEM,R&M,FFT)
0(OFF),1(ON)(REC)
解説 ch$で指定したチャネルのトリガのフィルタ幅を、0〜10DIV設定します。
レコーダはON/OFFの設定のみとなります。
現在のフィルタ幅を、NR2数値で返します。
例 :TRIGger:FILTer CH1,0.1
CH1のフィルタ幅を0.1(DIV)に設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(9) ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:UPPEr ch$,A
(クエリ) :TRIGger:UPPEr? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=電圧軸値
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを電圧軸値
で設定します。(下限レベルより大きい数値)
現在のウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:UPPEr CH1,+1.0E-3
CH1のウインドウトリガの上限レベルを+1.0mVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(10) ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOWEr ch$,A
(クエリ) :TRIGger:LOWEr? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=電圧軸値
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを電圧軸値
で設定します。(上限レベルより小さい数値)
現在のウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:LOWEr CH1,−1.0E-3
CH1のウインドウトリガの下限レベルを−1.0mVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(11) ロジックトリガのパターンのAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOGAnd ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:LOGAnd? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CHA〜CHD
A$=OFF,OR,AND
解説 ch$で指定したチャネルのロジックトリガのパターンのAND/OR
を設定します。
現在のロジックトリガのパターンのAND/ORの設定を、文字列で返します。
例 :TRIGger:LOGAnd CHA,OR
CHAのロジックトリガのトリガパターンのAND/ORをORに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(12) ロジックトリガのトリガフィルタの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LFILter ch$,A
(クエリ) :TRIGger:LFILter? ch$
(応答) ch$,A<NR2>
ch$=CHA〜CHD
A$=0(OFF)
,0.1,0.2,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5,5.0,10.0(DIV)(MEM,R&M,FFT)
0(OFF),1(ON)(REC)
解説 ch$で指定したチャネルのロジックトリガのトリガフィルタを設定します。
現在のロジックトリガのトリガフィルタの設定を、NR2数値で返します。
例 :TRIGger:LFILter CHA,0.1
CHAのロジックトリガのトリガフィルタのフィルタを0.1DIVに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(13) ロジックトリガのパターンの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOGPat ch$,'a$’
(クエリ) :TRIGger:LOGPat? ch$
(応答) ch$,'a$'
ch$=CHA〜CHD
a$=××××
トリガパターン(×,0,1)
解説 ch$で指定したチャネルのロジックトリガのとパターンの設定します。
現在のロジックトリガのパターンの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:LOGPat CHA,"011×"
CHAのロジックトリガのパターンを011×に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(14) タイマトリガの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TIMEr A$
(クエリ) :TRIGger:TIMEr?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 タイマトリガの設定します。
現在のタイマトリガの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:TIMEr ON
タイマトリガを設定します。
使用可能条件 MEM,REC,FFT
(15) タイマトリガの開始時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMSTArt A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMSTArt?
(応答) A,B,C,D
A=month:1〜12(月)
B=day :1〜31(日)
C=hour :0〜23(時)
D=min :0〜59(分)
month,day,hour,minすべて<NR1>
解説 タイマトリガのスタート時刻の設定します。
現在のタイマトリガのスタート時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMSTArt 7,22,11,22
タイマトリガのスタート時刻を7月22日11時22分に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(16) タイマトリガの終了時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMSTOp A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMSTOp?
(応答) A,B,C,D
A=month:1〜12(月)
B=day :1〜31(日)
C=hour :0〜23(時)
D=min :0〜59(分)
month,day,hour,minすべて<NR1>
解説 タイマトリガのストップ時刻の設定します。
現在のタイマトリガのストップ時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMSTOp 7,22,11,45
タイマトリガのストップ時刻を7月22日11時45分に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(17) タイマトリガの時間間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMINTvl A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMINTvl?
(応答) A,B,C,D
A=day :0〜99(日)
B=hour:0〜23(時)
C=min :0〜59(分)
D=sec :0〜59(秒)
day,hour,min,secすべて<NR1>
解説 タイマトリガのインターバル時刻の設定します。
現在のタイマトリガのインターバル時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMINTvl 1,20,30
タイマトリガのインターバルを1時間20分30秒に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(18) トリガ検出時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:DETECTTime A,B,C
(クエリ) :TRIGger:DETECTTime?
(応答) A,B,C
A=hour:0〜23(時)
B=min :0〜59(分)
C=sec :0〜59(秒)
hour、min、secすべて<NR1>
解説 トリガの検出時刻の設定します。
トリガ検出時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:DETECTTime?
トリガ検出時間を問合せます。
使用可能条件 全ファンクション
(19) トリガ検出日の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:DETECTDate A,B,C
(クエリ) :TRIGger:DETECTDate?
(応答) A,B,C
A=year :0〜99(年)
B=month:1〜12(月)
C=day :1〜31(日)
year,month,dayすべて<NR1>
解説 トリガの検出日の設定します。
トリガ検出日の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:DETECTDate?
トリガ検出時間を問合せます。
使用可能条件 全ファンクション
(20) スタート動作終了時間の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:STOPTime A,B,C
(クエリ) :TRIGger:STOPTime?
(応答) A,B,C(すべて<NR1>)
A=hour:0〜23(時)
B=min :0〜59(分)
C=sec :0〜59(秒)
hour、min、secすべて<NR1>
解説 スタート動作終了時刻を設定します。
スタート動作終了時刻を、NR1で返します。
例 :TRIGger:STOPTime?
スタート動作終了時刻を問合せます。
使用可能条件 REC
(21) スタート動作終了日の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:STOPDate A,B,C
(クエリ) :TRIGger:STOPDate?
(応答) A,B,C
A=year :0〜99(年)
B=month:1〜12(月)
C=day :1〜31(日)
year,month,day(すべて<NR1>)
解説 スタート動作終了日を設定します。
スタート動作終了日を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:STOPDate?
スタート動作終了日を問合せます。
使用可能条件 REC
(22) 外部トリガON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:EXTErnal A$
(クエリ) :TRIGger:EXTErnal?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 外部トリガのON/OFFの設定をします。
現在の外部トリガのON/OFFの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:EXTErnal OFF
外部トリガをOFFに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(23) 周期トリガ上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PUPPer ch$,A
(クエリ) :TRIGger:PUPPer? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=上限値(s)
解説 ch$で指定した周期トリガ上限レベルを設定します。(下限レベルより大きい数値)
現在の周期トリガ上限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:PUPPer CH1,1.0E-4
CH1の周期トリガ上限レベルを100.0usに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(24) 周期トリガ下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PLOWer ch$,A
(クエリ) :TRIGger:PLOWer? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=下限値(s)
解説 ch$で指定した周期トリガ下限レベルを設定します。(上限レベルより小さい数値)
現在の周期トリガ下限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:PLOWer CH1,1.0E-5
CH1の周期トリガの下限レベルを10.0usに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(25) グリッチ幅の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:WIDTh ch$,A
(クエリ) :TRIGger:WIDTh? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=グリッチ幅(単位s)
解説 ch$で指定したチャネルのグリッチ幅を設定します。
ch$で指定したチャネルのグリッチ幅をNR3で返します。
例 :TRIGger:WIDTh CH1,1.0E-6
CH1のグリッチ幅を1.0usに設定します。
使用可能条件 MEM,R&M,FFT,POW
(26) イベント数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:EVENt ch$,A
(クエリ) :TRIGger:EVENt? ch$
(応答) ch$,A<NR1>
ch$=CH1〜CH8
A=イベント数:1〜4000
解説 ch$で指定したチャネルのイベント数を設定します。
ch$で指定したチャネルのイベント数をNR1で返します。
例 :TRIGger:EVENt CH1,1
CH1のイベント回数を1に設定します。
使用可能条件 MEM,R&M,FFT,POW
(27) トリガ優先の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PRIOrity A$
(クエリ) :TRIGger:PRIOrity?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 プリトリガ待ち中のトリガ受付の設定をします。
プリトリガ待ち中のトリガ受付の設定を文字データで返します。
例 :TRIGger:PREMit ON
プリトリガ待ち中であってもトリガ条件が満たされればトリガがかかります。
使用可能条件 MEM,R&M,POW
-4.UNITコマンド(入力チャネルの設定と問合せ)
:UNIT
(1) 入力チャネルの測定レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RANGe ch$,A
(クエリ) :UNIT:RANGe? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=電圧軸レンジ
解説 ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、NR3数値で返します。
例 :UNIT:RANGe CH1,+10.E-3
CH1の電圧軸レンジを10mVに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(2) 入力チャネルの入力結合の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:COUPling ch$,A$
(クエリ) :UNIT:COUPling? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=DC,AC,GND
解説 ch$で指定されたチャネルの入力結合を設定します。
(電圧モードで設定が反映されます)
ch$で指定されたチャネルの現在の入力結合を、文字データで返します。
例 :UNIT:COUPling CH1,DC
CH1の入力結合をDCカップリングに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(3) 入力チャネルのポジションの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:POSItion ch$,A
(クエリ) :UNIT:POSItion? ch$
(応答) ch$,A<NR1>
ch$=CH1〜CH8
A=ポジション(%)
解説 ch$で指定されたチャネルのポジションを、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルのポジションを、NR1数値で返します。
例 :UNIT:POSItion CH1,50
CH1のポジションを50%に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(4) 入力チャネルのフィルタの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:FILTer ch$,A
(クエリ) :UNIT:FILTer? ch$
(応答) ch$,A<NR2>
ch$=CH1〜CH8
A=0(OFF),5〜50000(Hz)
解説 ch$で指定されたチャネルのフィルタを設定します。
(ユニットにより、設定範囲が異なります)
ch$で指定されたチャネルの現在のフィルタを、NR2数値で返します。
例 :UNIT:FILTer CH1,500
CH1に500Hzのフィルタをかけます。
使用可能条件 全ファンクション
(5) AAFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:AAFilter ch$,A$
(クエリ) :UNIT:AAFilter? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定されたチャネルのAAFを設定します。
(高分解能ユニットで設定が反映されます)
ch$で指定されたチャネルのAAFを、文字データで返します。
例 :UNIT:AAFilter CH1,ON
CH1のAAFをONに設定します。
使用可能条件 8953ユニット
(6) ゼロ調整の実行
構文 (コマンド) :UNIT:ADJUST
解説 ゼロアジャストを実行します。
使用可能条件 全ファンクション
(7) プローブレシオの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PROBe ch$,A$
(クエリ) :UNIT:PROBe? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=X1,X10,X100,X1000
解説 ch$で指定されたプローブレシオを設定します。
(電圧モードで設定が反映されます)
ch$で指定されたプローブレシオを、文字データで返します。
例 :UNIT:PROBe CH1,X10
CH1のプローブレシオを1:10に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(8) 基準接点の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RJC ch$,A$
(クエリ) :UNIT:RJC? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=INT(内部),EXT(外部)
解説 ch$で指定されたユニットの基準接点を設定します。
(温度モードで設定が反映されます)
ch$で指定されたユニットの基準接点を、文字データで返します。
例 :UNIT:RJC CH1,INT
CH1のユニットの基準接点を、内部に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(9) バーンアウトの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:BOUT ch$,A$
(クエリ) :UNIT:BOUT? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定されたユニットのバーンアウトを設定します。
(温度モードで設定が反映されます)
ch$で指定されたユニットのバーンアウトを、文字データで返します。
例 :UNIT:BOUT CH1,ON
CH1のユニットのバーンアウトを、ONに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(10) レスポンスの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RESPonse ch$,A$
(クエリ) :UNIT:RESPonse? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=FAST,NORMal,SLOW
解説 ch$で指定されたDC/RMSユニットのレスポンスを設定します。
ch$で指定されたレスポンスを、文字データで返します。
例 :UNIT:RESPonse CH1,FAST
CH1のレスポンスを、高速に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(11) 電圧/温度ユニットのモード設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:SENSor ch$,A$
(クエリ) :UNIT:SENSor? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=OFF,K,J,E,T,N,R,S,B,W
解説 ch$で指定された電圧/温度ユニットのモードを設定します。
ch$で指定された電圧/温度ユニットのモードを、文字データで返します。
例 :UNIT:SENSor CH1,K
CH1のユニットを、温度−Kモードに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(12) 電圧/電流ユニットのモード設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:CLAMp ch$,A$
(クエリ) :UNIT:CLAMp? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=VOLT(電圧軸)
C3273,C3273_50,C3274,C3275,C3276,C9270,C9271,C9272L,C9272H
C9277,C9278,C9279(電流)
解説 ch$で指定された電圧/電流ユニットのモードを設定します。
ch$で指定された電圧/電流ユニットのモードを、文字データで返します。
例 :UNIT:CLAMp CH1,C3273
CH1のユニットを、3273モードに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(13) DC/RMSユニットのモード設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RMS ch$,A$
(クエリ) :UNIT:RMS? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=DC,RMS
解説 ch$で指定されたDC/RMSユニットのモードを設定します。
ch$で指定されたDC/RMSユニットのモードを、文字データで返します。
例 :UNIT:RMS CH1,RMS
CH1のユニットを、RMSモードに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(14) FVユニットのモード設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:FVMOde ch$,A$
(クエリ) :UNIT:FVMOde? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=FREQ(周波数)
RPM(回転数)
POWER(商用電源)
COUNT(積算)
DUTY(デューティ)
PULSE(パルス幅)
解説 ch$で指定されたFVユニットのモードを設定します。
ch$で指定されたFVユニットのモードを、文字データで返します。
例 :UNIT:FVMOde CH1,FREQ
CH1のユニットを、周波数モードに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(15) FVユニットのしきい値の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:FVLEvel ch$,A
(クエリ) :UNIT:FVLEvel? ch$
(応答) ch$,A<NR2>
ch$=CH1〜CH8
A=-10〜10(V)
解説 ch$で指定されたFVユニットのしきい値を設定します。
ch$で指定されたFVユニットのしきい値を、NR2数値で返します。
例 :UNIT:FVLEvel CH1,1
CH1のFVユニットのしきい値を、1Vに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(16) FVユニットのホールドの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:FVHOld ch$,A$
(クエリ) :UNIT:FVHOld? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定されたFVユニットのホールドを設定します。
ch$で指定されたFVユニットのホールドを、文字データで返します。
例 :UNIT:FVHOld CH1,ON
CH1のFVユニットのホールドをONに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(17) FVユニットのスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:FVSLope ch$,A$
(クエリ) :UNIT:FVHSLope? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=UP,DOWN
解説 ch$で指定されたFVユニットのスロープを設定します。
ch$で指定されたFVユニットのスロープを、文字データで返します。
例 :UNIT:FVSLope CH1,UP
CH1のFVユニットのスロープをUPに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(18) FVユニットのプルアップの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:PULLup ch$,A$
(クエリ) :UNIT:PULLup? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定されたFVユニットのプルアップを設定します。
ch$で指定されたFVユニットのプルアップを、文字データで返します。
例 :UNIT:PULLup CH1,ON
CH1のFVユニットのプルアップをONに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(19) FVユニットのレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:FVSIde ch$,A$
(クエリ) :UNIT:FVSIde? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=HIGH,LOW
解説 ch$で指定されたFVユニットのレベルを設定します。
ch$で指定されたFVユニットのレベルを、文字データで返します。
例 :UNIT:FVSIde CH1,HIGH
CH1のFVユニットのレベルをしきい値の上方に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
-5.DISPlayコマンド(画面の切換え、波形表示など)
:DISPlay
(1) 表示画面の切換えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:CHANge A$
(クエリ) :DISPlay:CHANge?
(応答) A$
A$=DISPlay,CHANnel,ALLChan,SCALing,COMMent,TRIGger,
STATus,MEMDiv,MEASurement,WAVEcalc,
SETUp,SAVE,PRINter,INTErface,INITialize,SELFcheck,FILE
解説 表示画面を切り換えます
現在表示されている画面を、文字データで返します。
例 :DISPlay:CHANge DISPlay
ディスプレイ画面にします。
使用可能条件 全ファンクション
(2) 波形表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:DRAWing ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:DRAWing? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=OFF,C1〜C12
解説 ch$で指定されたチャネルの波形表示色を設定します。
ch$で指定されたチャネルの波形表示色を、文字データで返します。
例 :DISPlay:DRAWing CH1,C1
CH1の波形を表示色1で表示します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(3) 波形表示グラフの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:GRAPh ch$,A
(クエリ) :DISPlay:GRAPh? ch$
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH8
A
=1〜画面分割数
解説 画面上の波形表示グラフを設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の画面上の波形表示グラフを、
NR1数値で返します。
例 :DISPlay:GRAPh CH1,1
CH1の波形をグラフ1に表示します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(4) ロジック波形の表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:LOGDraw ch$,N,A$
(クエリ) :DISPlay:LOGDraw? ch$,N
(応答) ch$,N,A$
ch$=CHA〜CHD
N=1,2,3,4
A$=OFF,C1〜C12
解説 ch$,Nで指定されたロジックチャネルの波形表示色を設定します。
ch$,Nで指定されたロジックチャネルの波形表示色を、文字データで
返します。
例 :DISPlay:LOGDraw CHA,1,C1
CHAの1の波形を表示色1で表示します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(5) ロジック波形の表示位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:LOGPosi ch$,A
(クエリ) :DISPlay:LOGPosi? ch$
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CHA〜CHD
A=1〜8
解説 ロジック波形の表示位置を設定します。
現在のロジック波形の表示位置を、NR1数値で返します。
例 :DISPlay:LOGPosi CHA,1
CHAのロジック波形表示位置を1に設定します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(6) 時間軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:XMAG A$(,B$)
(クエリ) :DISPlay:XMAG?
(応答) A$(,B$)
A$,B$=X10,X5,X2(MEM,POWのみ)
X1,X1_2,X1_5,X1_10,X1_20,X1_50,X1_100,X1_200,X1_500
X1_1000,X1_2000,X1_5000,X1_10000(POW),X1_20000(REC)
X1_50000,X1_100000(MEM)
解説 時間軸方向への拡大・圧縮率を、文字データで設定します。
R&M同時表示時は、B$でメモリ側の設定をします。
例 :DISPlay:XMAG X1_10
時間軸を1/10にします。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(7) 電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:YMAG ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:YMAG? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
解説 ch$で指定されたチャネルの電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで返します。
例 :DISPlay:YMAG CH1,X2
CH1の電圧軸を2倍にします。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(8) XYフォーマット時のX軸の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:XAXIs A,ch$
(クエリ) :DISPlay:XAXIs? A
(応答) A,ch$
A=1〜8(グラフ)
ch$=CH1〜CH8
解説 XYフォーマット時のX軸チャネルを設定します。
XYフォーマット時のX軸チャネルを、文字データで返します。
例 :DISPlay:XAXIs 1,CH1
CH1をX軸にします。
使用可能条件 MEM,REC (XYフォーマット時)
(9) XYフォーマット時のY軸の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:YAXIs A,ch$
(クエリ) :DISPlay:YAXIs? A
(応答) A,ch$
A=1〜8(グラフ)
ch$=CH1〜CH8
解説 XYフォーマット時のY軸チャネルを設定します。
XYフォーマット時のY軸チャネルを、文字データで返します。
例 :DISPlay:YAXIs 1,CH2
CH2をY軸にします。
使用可能条件 MEM,REC (XYフォーマット時)
(10) 波形表示の実行
構文 (コマンド) :DISPlay:WAVE A$
A$=ACUR(Aカーソル:ラインカーソル(縦),トレースカーソル)
TRIG(トリガポイント)
POINT(:MEMory:POINtで設定したポイント)
解説 ディスプレイ上にA$で指定されたところから波形を表示します。
例 :DISPlay:WAVE ACUR
Aカーソルのある位置から波形を表示します。
使用可能条件 MEM,R&Mのメモリ波形(表示形式は、XY画面以外)
(11) 波形クリアの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:XYCLr A$
(クエリ) :DISPlay:XYCLr?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 波形クリア機能を設定します。
現在の波形クリア機能の設定を、文字データで返します。
例 :DISPlay:XYCLr ON
測定を開始したとき、前の表示をクリアします。
使用可能条件 REC(XY画面時)
(12) 画面サイズの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:SIZE A$
(クエリ) :DISPlay:SIZE?
(応答) A$
A$=NORMal,NARRow
解説 波形表示画面の分割表示を設定します。
現在の波形表示画面の分割表示を設定を、文字データで返します。
例 :DISPlay:SIZE NARRow
波形表示画面の波形部と設定部の分割表示をします。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(13) 画面のページの切換えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PAGE A
(クエリ) :DISPlay:PAGE?
(応答) A<NR1>
A:ページ
解説 画面のページを、NR1数値で設定します。
現在の画面のページを、NR1数値で返します。
使用可能条件 全ファンクション
(14) ロジック記録幅の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:LWIDth A$
(クエリ) :DISPlay:LWIDth?
(応答) A$
A$=WIDE,NARRow
WIDE :広い
NARRow:狭い
解説 ロジック波形の縦軸方向の間隔の設定をします。
現在のロジック波形の縦軸方向の間隔の設定を返します。
例 :DISPlay:LWIDth WIDE
ロジック波形の縦軸方向の間隔を広く設定します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(15) バリアブル機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:VARIable ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:VARIable? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH8
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定されたチャネルのバリアブルを設定します。
ch$で指定されたチャネルのバリアブルの設定を、文字データで返します。
例 :DISPlay:VARIable CH1,ON
CH1のバリアブルをONに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(16) バリアブル機能の上限値、下限値の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:VARIUPLOw ch$,B,C
(クエリ) :DISPlay:VARIUPLOw? ch$
(応答) ch$,B<NR3>,C<NR3>
ch$=CH1〜CH8
B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
解説 ディスプレイ画面での波形の上限値、下限値を設定します。
現在のディスプレイ画面での波形の上限値、下限値を、NR3数値で返します。
例 :DISPlay:VARIUPLOw ch1,-1.0E+0,1.0E+0
ディスプレイ画面でのCH1波形の-1.0〜1.0の範囲を表示します。
使用可能条件 全ファンクション
(17) ズーム機能のON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:ZOOM A$
(クエリ) :DISPlay:ZOOM? A$
(応答) A$
A$=ON,OFF
解説 ズーム機能のON/OFFの設定をします。
現在のズーム機能の設定を文字データで返します。
例 :DISPlay:ZOOM ON
ズーム機能をONに設定します。
使用可能条件 MEM,POW
(18) ズーム倍率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:ZOOMMag A$
(クエリ) :DISPlay:ZOOMMag? A$
(応答) A$
A$=XMAGと同じです。
解説 ズーム倍率の設定をします。
現在のズーム倍率の設定を文字データで返します。
例 :DISPlay:ZOOMMag 1/100
ズーム機能をONに設定します。
使用可能条件 MEM,POW
(19) XY合成範囲の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:XYARea A$
(クエリ) :DISPlay:XYARea?
(応答) A$
A$=ALL,A_B
解説 XY合成範囲を設定します。
現在のXY合成範囲を、文字データで返します。
例 :DISPlay:XYARea ALL
XY合成範囲を全波形に設定します。
使用可能条件 MEM
(20) バリアブルレンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:VARIRng ch$,A
(クエリ) :DISPlay:VARIRng? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
解説 波形表示の表示/DIVを設定します。
現在の波形表示の表示/DIVを、NR3数値で返します。
例 :DISPlay:VARIRng ch1,1.0E+1
CH1波形の表示/DIVを10.0に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(21) バリアブル位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:VARIPos ch$,A
(クエリ) :DISPlay:VARIPos? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH8
A=-9.9999E+29〜+9.9999E+29(%)
解説 波形表示のゼロ位置を設定します。
現在の波形表示のゼロ位置を、NR3数値で返します。
例 :DISPlay:VARIPos ch1,0.0
CH1波形のゼロ位置を0.0に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(22) R&Mの表示波形の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:RMDIsplay A$
(クエリ) :DISPlay:RMDIsplay?
(応答) A$
A$=REC,MEM,R_M
解説 R&M時の波形表示の設定をします。
現在の波形表示の設定を、文字データで返します。
例 :DISPlay:RMDIsplay REC
レコーダ波形を表示します。
使用可能条件 R&Mファンクション
(23) FFT波形表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:FFTDrawing A$,B$
(クエリ) :DISPlay:FFTDrawing? A$
(応答) A$,B$
A$=G1,G2
B$=OFF,C1〜C12
解説 A$で指定されたグラフのFFT波形表示色を設定します。
A$で指定されたグラフのFFT波形表示色を、文字データで返します。
例 :DISPlay:FFTDrawing G1,C1
グラフ1のFFT波形を表示色1で表示します。
使用可能条件 FFTファンクション
(24) オーバーオール値の問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:OVERAll? A$
(応答) A$,B<NR3>
A$=G1,G2
解説 A$で指定されたグラフのオーバーオール値をNR3数値で返します。
使用可能条件 FFTファンクション
(25) ピーク/最大値の問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:MAXPeak? A$,B
(応答) B<NR1>,C<NR3>
A$=G1,G2
B=1〜10
解説 A$で指定されたグラフのB番めのピーク値または最大値をNR3数値で返します。
使用可能条件 FFTファンクション
(26) コメント表示の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:COMMent A$
(クエリ) :DISPlay:COMMent? A$
(応答) A$
A$=ON,OFF
解説 コメント表示の設定をします。
現在のコメント表示の設定を文字データで返します。
例 :DISPlay:COMMent ON
コメントを表示します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
-6.CURSorコマンド(カーソルの設定、値の読み出し)
:CURSor
(1) A・Bカーソルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:MODE A$
(クエリ) :CURSor:MODE?
(応答) A$
A$=OFF,TIME,VOLT,TRACe
OFF,Xcur,Ycur,TRACe
(XYフォーマット時,TRACeはMEM時のみ)
TIME,Xcur:縦カーソル
VOLT,Ycur:横カーソル
TRACe :トレースカーソル
解説 A・Bカーソルの種類(縦カーソル、横カーソル、トレースカーソル)
の設定をします。
現在のA・Bカーソルの種類を、文字データで返します。
例 :CURSor:MODE TIME
カーソルを縦カーソルにします。
使用可能条件 全ファンクション
(2) A・Bカーソルの選択と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:ABCUrsor A$
(クエリ) :CURSor:ABCUrsor?
(応答) A$
A$=A,ORA,ORB,A_B
解説 A,B,A&Bカーソルの選択をします。
現在のA,B,A&Bカーソルの設定を、文字データで返します。
例 :CURSor:ABCUrsor A
カーソルをAカーソルにします。
使用可能条件 全ファンクション
(3) Aカーソルのチャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:ACHAnnel A
(クエリ) :CURSor:ACHAnnel?
(応答) A<NR1>
CH1〜CH8は、1,2,4,8,16,32,64,128に対応します。
Aはこれら数値の論理和で表現され、複数CHの設定が出来ます。
解説 Aカーソルのチャネルを設定します。
現在のAカーソルの設定を、NR1数値で返します。
例 :CURSor:ACHAnnel 3
AカーソルにCH1,CH2を指定します。
使用可能条件 トレースカーソル、横カーソル使用時
(4) Bカーソルのチャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:BCHAnnel A
(クエリ) :CURSor:BCHAnnel?
(応答) A<NR1>
Aについては、ACHAnnelの項を参考にしてください。
解説 Bカーソルのチャネルを設定します。
現在のBカーソルの設定を、NR1数値で返します。
例 :CURSor:BCHAnnel 4
BカーソルにCH3を指定します。
使用可能条件 トレースカーソル、横カーソル使用時
(5) Aカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:APOSition A
(クエリ) :CURSor:APOSition?
(応答) A<NR1>
「ラインカーソル(縦)、トレースカーソル」
A=0〜ストレージデータ数(100×記録長) (100ポイント/DIV)
「ラインカーソル(横)、XYフォーマット」
A=0〜500 (25ポイント/DIV)
解説 Aカーソルの位置を設定します。
現在のAカーソルの位置を、NR1数値で返します。
例 :CURSor:APOSition 1000
Aカーソルの位置を1000ポイント(10DIV)の位置に移動します。
使用可能条件 全ファンクション
(6) Bカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:BPOSition A
(クエリ) :CURSor:BPOSition?
(応答) A<NR1>
解説 「(5) Aカーソルの位置の設定と問合せ」と同じ。
(7) カーソルリードアウト値(t)の問合せ
構文 (クエリ) :CURSor:DTREad? A$
(応答) B$
A$=A,B,B_A
B$=リードアウト値(t)
解説 カーソルリードアウト値(t)を、文字データで返します。
例 (クエリ) :CURSor:DTREad? A
(応答) :CURSOR:DTREad 5ms
Aカーソルリードアウト値を問い合わせます。
使用可能条件 縦カーソル、トレースカーソル使用時
(8) カーソルリードアウト値(V)の問合せ
構文 (クエリ) :CURSor:DVREad? A$,ch$
(応答) B$ (,C$)
A$=A,B,B_A
ch$=CH1〜CH8,Z1〜Z8(POW)
B$,C$=リードアウト値(V)
レコーダの場合(トレースカーソルのみ)
B$:最大値
C$:最小値
(実効値レコーダで、時間軸5s/DIVのときは、B$のみ)
XYフォーマット時のトレースは
B$:X軸方向の電圧軸値
C$:Y軸方向の電圧軸値
解説 カーソルリードアウト値(V)を、文字データで返します。
例 (クエリ) :CURSor:DVREad? A
(応答) :CURSor:DVREad 385
Aカーソルリードアウト値を問合せます。
使用可能条件 横カーソル、トレースカーソル使用時
(カーソルのチャネルがALLの場合を除く)
(9) ABカーソルのグラフの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:ABCHAnnel A$
(クエリ) :CURSor:ABCHAnnel?
(応答) A$
A$=G1,G2(グラフ)
解説 ABカーソルのグラフを設定します。
現在のABカーソルのグラフ位置を、文字データで返します。
例 :CURSor:ABCHAnnel G1
ABカーソルをグラフ1に指定します。
使用可能条件 FFTファンクション
(10) FFTカーソルリードアウト値の問合せ
構文 (クエリ) :CURSor:DFREad? A$
(応答) B$,C$
A$=A,B,B_A
B$=X軸リードアウト値,C$=Y軸リードアウト値
解説 カーソルリードアウト値を、文字データで返します。
例 (クエリ) :CURSor:DFREad? A
(応答) :CURSor:DFREad 0,385mV
Aカーソルリードアウト値を問合せます。
使用可能条件 FFTファンクション
-7.MEMoryコマンド(ストレージデータの入出力等の設定と問合せ)
:MEMory
(1) ストレージデータの入出力ポイントの設定と問合せ 共通
構文 (コマンド) :MEMory:POINt ch$,A
(クエリ) :MEMory:POINt?
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH8
CHA〜CHD
A=0〜最大記録長×100
解説 ストレージデータの入出力ポイントの設定をします。
現在の入出力ポイントを、NR1数値で返します。
例 :MEMory:POINt CH1,100
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの先頭から100番目
に設定します。
使用可能条件 MEM,R&Mのメモリ波形
(2) ストレージデータ数の問合せ
構文 (クエリ) :MEMory:MAXPoint?
(応 答) A<NR1>
A=0:ストレージされてない
100〜最大記録長×100
解説 ストレージメモリにストレージされているデータ数を、NR1数値
で返します。
例 (クエリ) :MEMory:MAXPoint?
(応 答) :MEMory:MAXPoint 1000(HEADER ONの場合)
ストレージされているデータ数が1000(10DIV)。
使用可能条件 MEM,R&Mのメモリ波形
(3) ストレージメモリの準備
構文 (コマンド) :MEMory:PREPare
解説 本体に波形データがない場合、データ転送ができるようにストレージ
メモリを確保します。
例 (コマンド) :MEMory:PREPare
ストレージメモリの確保をします。
注記 ストレージメモリにデータがある場合は、波形は消去されます。
使用可能条件 MEM,R&Mのメモリ波形
(4) ストレージデータの入出力(ASCII)
構文 (コマンド) :MEMory:ADATa B,C,…
(クエリ) :MEMory:ADATa? A
(応答) B,C,… すべて<NR1>
B,C,… =-32768〜32767
A=1〜80(出力個数)
解説 :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータを
ストレージメモリに入力します。
データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
:MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータを
Aで指定された個数分出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
スタート動作中は実行できません。
※ ストレージデータと電圧軸値の関係
:MEMory:ADATaで入出力されるデータ値(-32768〜32767)と測定電圧軸値との関係は
下のようになります。
(44) SAVEキーの分割保存の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:SAVEDivision A
(クエリ) :SYSTem:SAVEDivision?
(応答) A<NR1>
A=0(OFF),32,128,512(MB)
解説 SAVEキーの分割保存を設定します。
現在のSAVEキーの分割保存の設定を、NR1数値で返します。
例 :SYSTem:SAVEDivision 32
32MBに分割して保存します。
使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW
(45) ハードコピーのGUI表示ON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:COPYGui A$
(クエリ) :SYSTem:COPYGui?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 ハードコピー時のGUI表示の設定をします。
現在のハードコピー時のGUI表示設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:COPYGui OFF
ハードコピー時にGUIを印字しません。
使用可能条件 全ファンクション
(46) BMPコピーのGUI表示ON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:SAVEGui A$
(クエリ) :SYSTem:SAVEGui?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 BMPコピー時のGUI表示を設定します。
現在のBMPコピー時のGUI表示設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:SAVGui OFF
BMPファイルにGUIを含みません。
使用可能条件 全ファンクション
(47) 波形画像の保存数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:SAVEPage A
(クエリ) :SYSTem:SAVEPage?
(応答) A
A$=ALL(0),1〜100
解説 波形画像の保存数を設定します。
現在の波形画像の保存数を、数値で返します。
例 :SYSTem:SAVPage 2
波形が波形画像記録長より長い時に2枚分保存します。
使用可能条件 全ファンクション