8423 メモリハイロガーUSBドライバ説明
1.ベンダーID とプロダクトID
VenderID :108F (HEX)
ProductID :8423 (HEX)
2.パソコンへの8423USBドライバのインストール
(「SetupDriver32.msi」または「SetupDriver64.msi」を使用します。)
2-1.「SetupDriver32.msi」を実行してください。
(WindowsVista/7の64bit版の場合は「SetupDriver64.msi」 を実行してください。)
2-2.「Next」 ボタンをクリックします。
2-3.「Everyone」をチェックして 「Next」ボタンをクリックします。
(インストール先を変更したい場合は、 「Browse...」ボタンをクリックし、インストールするフォルダを変更します。通常は、変更する必要はありません。)
2-4.「Next」ボタンをクリックします。
・WindowsXPの場合は途中で何度かマイクロソフトが認証するソフトウェアではないというメッセージが表示されますが、「続行」ボタンを押してそのまま続行してください。
・WindowsVista/7の場合、プログラムの続行の許可を求めるダイアログが表示されますが、「続行」をクリックして次へ進みます。
・WindowsVista/7の場合、さらにインストールの許可を求めるダイアログが表示される場合がありますが、
「HIOKI E.E. CORPORATIONからのソフトウェアは常に信頼する」にチェックを入れて 「インストール」ボタンを押して次へ進みます。
2-5.「Close」ボタンを押します。
3.パソコンへの8423の接続
(8423の接続の前に、2.パソコンへの8423USBドライバのインストールを行ってください。)
・Windows XPの場合
3-1.8423にACアダプタを接続して電源を入れます。
3-2.コンピュータと8423を付属のUSBケーブルで接続します。
「新しいハードウェアが見つかりました」と画面に表示後、新しいハードウェア検出ウィザードが始まります。
3-3.「いいえ、今回は接続しません」をチェックして「次へ」ボタンをクリックします。
3-4.「ソフトウェアを自動的にインストールする(推奨)」をチェックして「次へ」ボタンをクリックします。
ドライバのインストールが始まりますのでお待ちください。
3-5.「続行」ボタンをクリックします。
マイクロソフトが認証するソフトウェアではないというメッセージが表示されますが、「続行」ボタンを押してそのまま続行してください。
3-6.インストールが終了しましたら「完了」ボタンをクリックします。
・Windows2000/Vista/7 の場合
3-1.8423にACアダプタを接続して電源を入れます。
3-2.コンピュータと8423を付属のUSBケーブルで接続します。自動的にドライバがインストールされて、デバイスを使用する準備が完了します。
4.パソコンへの8423接続の確認
4-1.「スタート」「コントロールパネル」「システム」をクリックして、システムのプロパティーを表示します。
4-2.「ハードウエア」「デバイスマネージャ」「USB(Universal Serial Bus)コントローラ」をクリックします。
4-3.USB(Universal Serial Bus)コントローラの一覧の中に、MEMORY HiLOGGER 8423 があることを確認してください。
(一覧の中に、MEMORY HiLOGGER 8423 がない場合は、2.パソコンへの8423USBドライバのインストールをやり直してください)
5.コマンドによる通信
(HiUsbL.dllとVisualBasic等を使用します。)
HiUsbL.dllに含まれている以下の関数を使って通信をします。
(以下は、Visual Basic 6の場合についての説明です。
Visual Basic 2005では下記説明のLongの部分をIntegerに置き換えてください。)
5-1.パソコンと8423のUSBオープン用関数
OpenUSBBulkFile(ByVal pipeNo As Long, ByVal ProductID As Long, ByVal SN As Long) As Long
引数: pipeNo:USB通信用パイプ番号を指定します。
パソコンから8423への送信用パイプは 1 を指定します。
パソコンへ8423からの受信用パイプは 0 を指定します。
ProductID:8423のプロダクトIDである 8423 を指定します。
SN:8423のシリアル番号を指定します。(例=070312345 など)
(パソコンに8423を1台しか繋がない場合は、シリアル番号は 0 でも通信できます。)
戻り値:ハンドル
(指定したProductID、SNの8423が見つからない場合は -1 が返ります。)
オープン用関数の使用例
Const OUT_PIPE As Long = 1
Const IN_PIPE As Long = 0
Dim OutDeviceHandle As Long
Dim InDeviceHandle As Long
OutDeviceHandle = OpenUSBBulkFile(OUT_PIPE, CInt(Val("8423")), CInt(Val("070312345")))
InDeviceHandle = OpenUSBBulkFile(IN_PIPE, CInt(Val("8423")), CInt(Val("070312345")))
5-2.パソコンから8423への送信用関数
WriteUSBBulk Lib "HiUsbL.dll" (ByVal hFile As Long, ByVal lpBuffer As String, ByVal nNumberOfBytesToWrite As Long, ByRef lpNumberOfBytesWritten As Long) As Long
引数: hFile:送信用ハンドル
lpBuffer:送信データバッファのポインタ
nNumberOfBytesToWrite:送信したいデータ数
lpNumberOfBytesWritten:送信したデータ数を返すポインタ
戻り値:正常時 1 、異常時 0 が返ります。
送信用関数の使用例
Dim sendBuff As String
Dim ans As Long
Dim sendCount As Long
deli$ = Chr$(13) & Chr$(10) 'デリミタ定義
sendBuff = "*IDN?" + deli$ '機器IDの問い合わせ
(または、sendBuff = "*IDN?" & vbCrLf)
ans = WriteUSBBulk(OutDeviceHandle, sendBuff, Len(sendBuff), sendCount)
5-3.パソコンへ8423からの受信用関数
ReadUSBBulk Lib "HiUsbL.dll" (ByVal hFile As Long, ByRef lpBuffer As Byte, ByVal nNumberOfBytesToRead As Long, ByRef lpNumberOfBytesRead As Long) As Long
引数: hFile:受信用ハンドル
lpBuffer:受信データバッファのポインタ
nNumberOfBytesToRead:受信可能データ最大数
lpNumberOfBytesRead:受信したデータ数を返すポインタ
戻り値:正常時 1 、異常時 0 が返ります。
受信用関数の使用例
Const USB_RECEIVE_MAX = 512
Dim recvBuff(USB_RECEIVE_MAX * 2) As Byte
Dim ans As Long
Dim recvCount As Long
ans = ReadUSBBulk(InDeviceHandle, recvBuff, USB_RECEIVE_MAX, recvCount)
(*IDN?を送信後に受信すると、recvBuffに HIOKI,8423,0,V 1.00 などが返ってきます。)