受信・送信プロトコル



インターフェース
LAN GP-IB



LAN概要


LAN は、コンピュータ間の通信として開発され、今では様々な機器との通信に広く使われるようになりました。
LANは、Local Area Network の略で、1つの建物の中や敷地中など比較的狭い地域でのネットワークを指し、主にEthernetが多く使われています。

本器ではこのEthernetの100BASE-TXに対応しており、プロトコルとしてTCP/IPを利用した通信ができます。
ケーブルにはツイストペアケーブルを使用し、その長さは最大100mです。
接続するには、ハブと呼ばれる装置に接続するか、 クロスケーブルを用いて直接コンピュータ側100BASE-TXへ1対1で接続します。

ポート番号は、「本体取扱説明書 通信の設定」で設定したポート番号を使用し、下1桁が「2」となります。
例えばポート番号を880Xと設定した場合は、8802が使用されます

接続タイム・アウトは1時間です。接続してから無通信状態が1時間以上続くと、通信を切断します。
また、接続中に他のコンピュータから接続された場合、先に接続していたコンピュータを切断し、後から接続したコンピュータに接続します。


LANの仕様


データリンク Ethernet 100BASE-TX
伝送速度 100Mbps
入出力ポート 100BASE-TX
プロトコル TCP/IP
デリミタ CR, LF, CR+LF
接続タイム・アウト 1時間



GP-IBインターフェース概要


GP-IB (General Purpose Interface Bus) は、プログラマブル機器の汎用インタフェースとして開発されたもので、 拡張性に富み、数多くの特長をもったインタフェースです。 インタフェースの名称には、GP-IBの他に、IEEE-488バス、IEC バス、またHP社の社内規格であるHP-IB などがあります。 これらは基本的には同一規格ですが、コネクタのピン数や、信号の配置等が多少異なっていますので使用の際には十分注意してください。 なお、GP-IBに関して詳細に知りたい場合は下記文献を参照してください。

  1. The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.:
    "IEEE Standard Digital Interface for Programmable Instrumentation,"
    IEEE Std 488.1-1987, IEEE Std 488.2-1987(1987)

  2. 日本工業規格:計測用インタフェースシステム、JIS C1901-1987. 日本規格協会、1987年


GP-IBの仕様


一般仕様

転送形式 8ビットパラレル・3線ハンドシェイク方式
転送速度 50kbyte/sec
デリミタ LF


準拠規格

IEEE Standard 488.1-1987
IEEE Standard 488.2-1987


インターフェース機能

機能 内容
SH1 SH(送信ハンドシェイク)の全機能
AH1 AH(受信ハンドシェイク)の全機能
T5 基本的トーカ機能、シリアル・ポール機能、トークオンリー機能
MLA(My Listen Address)によるトーカ解除機能
L4 基本的リスナ機能
MTA(My Talk Address)によるリスナ解除機能
SR1 SR(サービス・リクエスト)の全機能
RL1 RL(リモート・ローカル)の全機能
PP0 PP(パラレル・ポール)機能なし
DC1 DC(デバイス・クリア)の全機能
DT0 DT(デバイス・トリガ)機能なし
C0 C(コントロール)機能なし


GPIBバス信号線

バス構成信号線 備考




DIO 1 (Data Input Output 1) データの入出力の他、インタフェースメッセージ、または、デバイスメッセージの入出力に使われます。
DIO 2 (Data Input Output 2)
DIO 3 (Data Input Output 3)
DIO 4 (Data Input Output 4)
DIO 5 (Data Input Output 5)
DIO 6 (Data Input Output 6)
DIO 7 (Data Input Output 7)
DIO 8 (Data Input Output 8)



DAV (Data Valid) データバス上の情報の有効性を示す信号 アクセプタおよびソースハンドシェイクをします。
NRFD (Not Ready For Data) 受信準備完了信号
NDAC (Not Data Accepted) 受信完了信号



ATN (Attention) データバス上の情報がインタフェースメッセージ、あるいはデバイスメッセージであることを示す信号
IFC (Interface Clear) インタフェースバスシステムを初期状態にする信号
SRQ (Service Request) 非同期のサービスを要求する信号
REN (Remote Enable) リモート/ローカル制御の切り換えを行う信号
EOI (End or Identify) データの最終バイトを示す


GPIBコネクタ

         RC40-24RR (ヒロセ製) または相当品



ピン番号 信号ライン名 ピン番号 信号ライン名
1 DIO1 13 DIO5
2 DIO2 14 DIO6
3 DIO3 15 DIO7
4 DIO4 16 DIO8
5 EOI 17 REN
6 DAV 18 GND
7 NRFD 19 GND
8 NDAC 20 GND
9 IFC 21 GND
10 SRQ 22 GND
11 ATN 23 GND
12 SHIELD 24 LOGIC GND