D UNITコマンド(入力チャネルの設定と問合せ)

 

(1) 入力チャネルの測定レンジの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:RANGe ch$,A

:UNIT:RANGe? ch$

(応答)

 

ch$,A<NR3>

A = 電圧(V, µε, ℃)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、数値で設定します。

ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、NR3数値で返します。

 

 

 

 

:UNIT:RANGe CH1,+10.E-3

(CH1の電圧軸レンジを10mVに設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

F/Vユニットで、周波数レンジを使用の場合は、:UNIT:FRANge(⇒参照)を使用してください。

 

 

(2) 入力チャネルの入力結合の設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:COUPling ch$,A$

:UNIT:COUPling? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = GND, DC, AC (8937電圧温度ユニットで温度選択時、設定不可)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルの入力結合を設定します。

ch$で指定されたチャネルの現在の入力結合を、文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:COUPling CH1,DC

(CH1の入力結合をDCカップリングに設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

 

(3) 入力チャネルのポジションの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:POSItion ch$,A

:UNIT:POSItion? ch$

(応答)

 

ch$,A<NR1>

A = ポジション(%)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルのポジションを、数値で設定します。

ch$で指定されたチャネルのポジションを、NR1数値で返します。

 

 

 

 

:UNIT:POSItion CH1,50

(CH1のポジションを50%に設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

 

(4) 入力チャネルのフィルタの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:FILTer ch$,A

:UNIT:FILTer? ch$

(応答)

 

ch$,A<NR1>

ch$,A$

A = 0 (OFF), 5, 500, 5000, 100000 (Hz)

   0 (OFF), 10, 30, 300, 3000 (Hz)  [8939]

  (8937の温度選択時、またはディジタルフィルタON時は、A = 0 (OFF), 5, 500 (Hz)のみ設定可能)

A$ = 0 (OFF), 5, 500, 5k, 100k (Hz)

   0 (OFF), 10, 30, 300, 3k (Hz)    [8939]

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルのフィルタを設定します。

ch$で指定されたチャネルの現在のフィルタを、文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:FILTer CH1,500

(CH1に500Hzのフィルタをかけます。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

 

(5) 電圧・温度ユニットのセンサの種類の設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:SENSor ch$,A$

:UNIT:SENSor? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = K, E, J, T, N, R, S, B, OFF(アナログ)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルの電圧・温度ユニットのセンサ種類を設定します。

ch$で指定されたチャネルの電圧・温度ユニットのセンサ種類を文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:SENSor CH1, K

(CH1の電圧・温度ユニットをKにします。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション(8937装着時)

 

 

(6) 電圧・温度ユニットのRJCの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:RJC ch$,A$

:UNIT:RJC? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = INT(内部), EXT(外部)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルの電圧・温度ユニットのRJC(基準接点)を設定します。

ch$で指定されたチャネルの電圧・温度ユニットのRJC(基準接点)を文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:RJC CH1, INT

(CH1の電圧・温度ユニットのRJCをINTにします。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション(8937装着時)

 

 

(7) 電圧・温度ユニットのドリフト補正の設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:DRIFt ch$,A$

:UNIT:DRIFt? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = OFF, ON

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルの電圧・温度ユニットのドリフト補正を設定します。

ch$で指定されたチャネルの電圧・温度ユニットのドリフト補正の設定を文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:DRIFt CH1,ON

(CH1の電圧・温度ユニットのドリフト補正をONにします。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション(8937装着時)

 

 

(8) 電圧・温度ユニットのディジタルフィルタの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:DFILter ch$,A$

:UNIT:DFILter? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = OFF, ON

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルの電圧・温度ユニットのディジタルフィルタのON/OFFを設定します。

ch$で指定されたチャネルの電圧・温度ユニットのディジタルフィルタの設定を文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:DFIlter CH1,ON

(CH1の電圧・温度ユニットのディジタルフィルタをONにします。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション(8937装着時)

 

 

(9) FFTユニットのアンチエリアシングフィルタの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:AAFilter ch$,A$

:UNIT:AAFilter? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = OFF, ON

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルで、FFTユニットのアンチエリアシングフィルタのON/OFFを設定します。

ch$で指定されたチャネルで、FFTユニットのアンチエリアシングフィルタの設定を文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:AAFilter CH1,ON

(CH1のアンチエリアシングフィルタの設定をONに設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

 

(10) 入力チャネルのゼロ調整の実行

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

 

 

:UNIT:ADJUST

 

 

解 説

 

 

入力ユニットのゼロ調整を行います。

8937温度選択時、実行不可。

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

 

(11) 全ストレインユニットのオートバランスを実行

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

 

 

:UNIT:BALAnce

 

 

解 説

 

 

全ストレインユニットのオートバランスを行います。

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

 

(12) 各chストレインユニットのオートバランスを実行

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

 

 

:UNIT:CHBALAnce ch$

 

 

解 説

 

 

選択したチャネルのオートバランスを行います。

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

 

(13) オフセットキャンセルの実行と問合せ

8835-01, 8826, 8841, 8842, 8720

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:OFSCancel ch$,A$

:UNIT:OFSCancel? ch$

(応答)

 

ch$,A$

ch$ = チャネル, ALL

A$ = OFF, ON

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルでのオフセットキャンセルを実行します。

ch$にALLを指定すると、全チャネルのオフセットキャンセルを実行します。

ch$で指定されたチャネルのオフセットキャンセルのON, OFFを返します。

 

 

 

 

:UNIT:OFSCancel CH1,ON

(CH1のオフセットキャンセルを実行します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

ストレインユニット、ユニバーサルユニット(温度レンジ)、F/Vユニット(周波数、積算、DUTY)では実行できません。

 

(14) F/Vユニットのクランプ確認の実行

8835-01, 8826, 8841, 8842, 8720

 

構 文

 

 

(コマンド)

 

 

:UNIT:CHKClamp

 

 

解 説

 

 

F/Vユニットでクランプ、差動プローブを使用する場合、クランプの確認をします。

クランプを付け替えた場合は、測定前に必ず実行してください。

 

 

 

 

:UNIT:CHKClamp

(クランプの確認を実行します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

F/Vユニットで電流測定モード時

 

(15) F/Vユニットのモード設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:FVMOde ch$,A$

:UNIT:FVMOde? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = FREQ(周波数)

    COUNT(積算)

    DUTY(デューティ)

    VOLT(電圧)

    CURRent(電流)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルのFVユニットの測定モードを設定します。

ch$で指定されたチャネルのFVユニットの測定モードを返します。

 

 

 

 

:UNIT:FVMOde CH1,FREQ

(CH1のユニットを、周波数モードに設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

(16) F/Vユニットの周波数レンジの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:FRANGe ch$,A

:UNIT:FRANGe? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = 0.1HZ, 0.2HZ, 1HZ, 2HZ, 10HZ, 20HZ, 100HZ, 200HZ,

   1KHZ, 2KHZ, 10KHZ ,10RPM, 20RPM, 100RPM, 200RPM

   1KRPM, P50HZ, P60HZ (8835, 8835-01)

A$ = 0.05HZ, 0.1HZ, 0.5HZ, 1HZ, 5HZ, 10HZ, 50HZ, 100HZ,

   500HZ, 1KHZ, 5KHZ, 5RPM, 10RPM, 50RPM, 100RPM,

   500RPM, P50HZ, P60HZ (8826, 8841, 8842)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルのF/Vユニットが周波数モードのとき、レンジを設定します。

ch$で指定されたチャネルのF/Vユニットの周波数レンジを返します。

 

 

 

 

:UNIT:FRANGe CH1,0.1HZ

(CH1の周波数レンジを0.1Hzに設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

F/Vユニットで、周波数レンジを使用時。

 

 

(17) F/Vユニットのスレッショルドレベルの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:FVLEvel ch$,A

:UNIT:FVLEvel? ch$

(応答)

 

ch$,A<NR3>

A = -10〜10 (単位:V)

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルのF/Vユニットのスレッショルドレベルを設定します。

ch$で指定されたチャネルのF/VユニットのスレッショルドレベルをNR3数値で返します。

 

 

 

 

:UNIT:FVLEvel CH1,2.4

(CH1のスレッショルドレベルを2.4Vに設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

F/Vユニットで、周波数、積算、DUTYモード時。

 

 

(18) F/Vユニットのホールドの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:FVHOld ch$,A$

:UNIT:FVHOld? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A = OFF, 10MS, 1S

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルのF/Vユニットのホールドを設定します。

ch$で指定されたチャネルのF/Vユニットのホールド設定を、文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:FVHOld CH1,10MS

(CH1のホールド設定を10msにします。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

F/Vユニットで、周波数モード時。

 

 

(19) F/Vユニットの入力切換えの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:PULLup ch$,A$

:UNIT:PULLup? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A = OFF, ON

 

 

解 説

 

 

ch$で指定されたチャネルのF/Vユニットの入力切換えを設定します。

ch$で指定されたチャネルのF/Vユニットの入力切換えの設定を、文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:PULLup CH1,ON

(CH1の入力切換えをONにします。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

(20) チャージユニットモードの設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:CMODe ch$,A$

:UNIT:CMODe? ch$

(応答)

 

ch$,A$

A$ = VOLT (電圧), CHARge (電荷), PREamp(プリアンプ)

 

 

解 説

 

 

チャージユニットのモードを設定します。

チャージユニットのモードを、文字データで返します。

 

 

 

 

:UNIT:CMODe CH1,CHARGE

(CH1で電荷の測定をします。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション

 

(21) チャージユニットのセンサ感度の設定と問合せ

共通

 

構 文

 

 

(コマンド)

(クエリ)

 

:UNIT:CSENs ch$, A

:UNIT:CSENs? ch$

(応答)

 

ch$,A<NR3>

A = 0.1〜10(センサ感度)

 

 

解 説

 

 

チャージユニットのセンサ感度を設定します。

チャージユニットのセンサ感度を、NR3数値で返します。

 

 

 

 

:UNIT:CSENS CH1,3.5

(CH1のセンサ感度を3.5に設定します。)

 

 

使用可能

条件

 

 

全ファンクション