IEEE488.2に規定された共通コマンド


ステータス・バイトと関連キュー(出力キューを除く)のクリア


構 文


(コマンド)


*CLS


解 説


ステータス・バイト・レジスタの各ビットに対応した イベント・レジスタをクリアします。
ステータス・バイト・レジスタもクリアされます。



*CLS


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




SESERの書き込み


構 文


(コマンド)


*ESE A

A = 0〜255


解 説


標準イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ(SESER) のマスクパターンを、0〜255の数値で設定します。
範囲外はエラーになります。



*ESE 36
(SESERのビット5とビット2をセットします)


注 記


初期値(電源投入時) は0です。


使用可能
条件


全ファンクション




SESERの読み出し


構 文


(クエリ)


*ESE?

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


標準イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ(SESER) の読み出しを行います。
*ESEコマンドで設定したSESERの内容を、0〜255の整数で返します。



*ESE 36
*ESE?
(応答)  *ESE 36  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




SESRの読み出しとクリア


構 文


(クエリ)


*ESR?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR) の読み出しとクリアを行います。
SESRの内容を<NR1>数値で返します。



*ESR?


注 記


*ESR?を連続で送り続けると、本体の操作ができなくなります。
連続で送る場合には、必ず待ち時間を入れて送るようにしてください。


使用可能
条件


全ファンクション




機器のID(識別コード)の問合せ


構 文


(クエリ)


*IDN?

(応答)

HIOKI,MR8827,123456789,V1.00
(1),(2),(3),(4)


解 説


(1) 第1フィールド:メーカー名
(2) 第2フィールド:モデル名(MR8827)
(3) 第3フィールド:シリアル番号
(4) 第4フィールド:ソフトウェアバージョン



*IDN?

(応答)  *IDN HIOKI,MR8827,123456789,V1.00  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




実行中の全動作終了後、SESRのLSBをセット


構 文


(コマンド)


*OPC


解 説


送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が終了した時点で、SESR(標準イベント・ステータス・レジスタ)のLSB(ビット0)をセットします。



:START;:STOP;*OPC


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




実行中の全動作終了後、ASCIIの1を返す


構 文


(クエリ)


*OPC?

(応答)

A<NR1>
A = 1


解 説


送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が終了した時点で、ASCIIの(1)を応答します。



:START;:STOP;*OPC?
(応答)  *OPC 1  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




機器オプションの問合せ


構 文


(クエリ)


*OPT?

(応答)

A1,A2,・・・,A16<NR1>

0:   ユニットなし
1:   8966 高速ユニット
2:   8971 電流ユニット
4:   8967 温度ユニット
5:   8968 高分解能ユニット
6:   8969 ストレインユニット
7:   8970 周波数ユニット
8:   8972 DC/RMSユニット
9:   8973 ロジックユニット
11:  U8974 高圧ユニット
12:  MR8990 DVMユニット
32:  MR8790 波形発生ユニット
33:  MR8791 パルス発生ユニット
35:  U8793 任意波形発生ユニット


解 説


搭載されているユニットの種類を<NR1>数値で返します。



*OPT?
(応答)  *OPT 1,4,5,6,8,9,0,0,2,2,4,4,8,8,12,12  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




機器初期化


構 文


(コマンド)


*RST


解 説


本体を初期化します(システムリセットと同じです)。
通信の設定は初期化しません。



*RST


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ステータス・バイトの読み出し


構 文


(クエリ)


*STB?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


ステータス・バイトを読み出します。



*STB?
(応答)  *STB 32  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ROM/RAMチェックの結果の問合せ


構 文


(クエリ)


*TST?

(応答)

A<NR1>
A = 0:正常, 1:異常


解 説


本体のROM/RAMチェックの結果を、<NR1>数値で返します。



*TST?
(応答)  *TST 0  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




動作終了後、後に続くコマンドを実行


構 文


(コマンド)


*WAI


解 説


直前の処理終了後、後に続くコマンドを実行します。



:START;:STOP;*WAI;*IDN?


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ESER0の書き込み


構 文


(コマンド)


:ESE0 A

A = 0〜255


解 説


イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ0(ESER0) の書き込みを行います。
ESER0のマスクパターンを0〜255の数値で設定します。
範囲外は実行エラーとなります。



:ESE0 255
(ESER0をのビットを全てセットします。)


注 記


初期値(電源投入時)は0です。


使用可能
条件


全ファンクション




ESER0の読み出し


構 文


(クエリ)


:ESE0?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ0(ESER0) の読み出しを行います。
ESER0の内容を、<NR1>数値で返します。



:ESE0 255
:ESE0?
(応答)  :ESE0 255  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ESR0の読み出しとクリア


構 文


(クエリ)


:ESR0?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


イベント・ステータス・レジスタ0(ESR0) の読み出しを行います。
ESR0の内容を、NR1で返し、ESR0をクリアします。



:ESR0?
(応答)  :ESR0 0  (ヘッダがONの場合)


注 記


:ESR0?を連続で送り続けると、本体の操作ができなくなります。
連続で送る場合には、必ず待ち時間を入れて送るようにしてください。


使用可能
条件


全ファンクション