FDISKコマンド(ファイル操作)


カレントディレクトリの変更


構 文


(コマンド)


:FDISK:CHDIR NO
:FDISK:CHDIR "NAME$"


NO = ディレクトリ番号
NAME$ = ディレクトリ名


解 説


カレントディレクトリを、NO、またはNAME$で指定したディレクトリに変更します。
NAME$に..を使用すると、1つ上のディレクトリに移動します。
NAME$に\を使用すると、ルートディレクトリに移動します。

パス名、ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

パソコンの画面

˜,

˜˜

MR8740 / MR8741の画面

'

˜




:FDISK:CHDIR 3
(カレントディレクトリを、3番に表示されているディレクトリに変更します。)

:FDISK:CHDIR "\ABCDEFG"
(カレントディレクトリを、\ABCDEFGに変更します。)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ファイル、またはディレクトリを指定したメディアにコピーする


構 文


(コマンド)


:FDISK:COPY NO,A$
:FDISK:COPY "NAME",A$


NO = コピー元のファイル、またはディレクトリ番号
NAME$ = コピー元のファイル、またはディレクトリ名
A$ = USB1, INTMEM


解 説


NOまたはNAME$で指定されたファイルやディレクトリを、A$で指定したメディアにコピーします。

USB1  USBメモリ
INTMEM  内蔵メモリ

パス名、ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

パソコンの画面

˜,

˜˜

MR8740 / MR8741の画面

'

˜





:FDISK:COPY 1,USB1
(1番に表示されているファイル、またはディレクトリを、USBメモリにコピーします。)

:FDISK:COPY "ABCDEFG",USB1
(ABCDEFGという名前のファイル、またはディレクトリを、USBメモリにコピーします。)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ファイル、またはディレクトリの削除


構 文


(コマンド)


:FDISK:DELEte NO
:FDISK:DELEte "NAME$"


NO = ファイル、またはディレクトリ番号
NAME$ = ファイル、またはディレクトリ名


解 説


NOまたはNAME$で指定したファイルやディレクトリを削除します。

パス名、ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

パソコンの画面

˜,

˜˜

MR8740 / MR8741の画面

'

˜




:FDISK:DELEte 1
(1番に表示されているファイル、またはディレクトリを削除します。)

:FDISK:DELEte "ABCDEFG"
(ABCDEFGという名前のファイル、またはディレクトリを削除します。)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




カレントディレクトリの問合せ


構 文


(クエリ)


:FDISK:DIR?

(応答)

A$
A$ = ディレクトリ名(パス付)


解 説


メディアのカレントディレクトリ名(パス付)を、文字データで返します。



:FDISK:DIR?
(応答)  :FDISK:DIR "USB1:\ABCDEFG\123456\"  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ファイル、及びディレクトリ数の問合せ


構 文


(クエリ)


:FDISK:FILE?

(応答)

A<NR1>
A = ファイル数(ディレクトリを含む)


解 説


カレントディレクトリのファイル数(ディレクトリを含む)をNR1数値で返します。



:FDISK:FILE?
(応答)  :FDISK:FILE 100  (ヘッダがONの場合)


注 記


返却値は、ファイルとディレクトリの数を足し合わせたものとなります。


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




メディアのフォーマットを実行


構 文


(コマンド)


:FDISK:FORMat A$

A$ = USB1, INTMEM


解 説


A$で指定したメディアをフォーマットします。

USB1  USBメモリ
INTMEM  内蔵メモリ



:FDISK:FORMAT USB1
(USBメモリをフォーマットします。)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




メディアの空き容量の問合せ


構 文


(クエリ)


:FDISK:FREE?

(応答)

A<NR1>
A = 空き容量(Byte)


解 説


メディアの空き容量をNR1数値で返します。



:FDISK:MEDIA USB1
(USBメモリを選択します。)

:FDISK:FREE?
(応答)  :FDISK:FREE 63868928  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ファイル、またはディレクトリ情報の問合せ


構 文


(クエリ)


:FDISK:INFOr? NO

(応答)

NO,"NAME$","DATE$","TIME$",A,B$,C$,D,"TDATE$","TTIME$"


解 説


NOで指定したファイル情報を返します。
指定したファイルが読み取れない場合は、NO,"NAME$","DATE$","TIME$",A,---を返します。

NO  ファイル、またはディレクトリ番号
NAME$  ファイル、ディレクトリ名
DATE$  作成年月日
TIME$  作成時刻
A  ファイルサイズ[Byte]
B$  ファンクション
C$  保存種類: WAVE, SET
D  記録長
TDATE$  トリガ年月日
TTIME$  トリガ時刻



:FDISK:INFOr? 2
(応答)  :FDISK:INFOR 2,"TEST.MEM","05-09-28","11:48:08",87676,MEM,WAVE,2501,"05-09-28","11:47:28"  (ヘッダがONの場合)


注 記


ディレクトリの場合は、TIME$までの情報を返します。


使用可能
条件


全ファンクション




ファイルの読込


構 文


(コマンド)


:FDISK:LOAD NO(,A$)
:FDISK:LOAD "NAME$"(,A$)

A$ = NEW


解 説


NOまたはNAME$で指定したファイルを読み込みます。

ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

パソコンの画面

˜,

˜˜

MR8740 / MR8741の画面

'

˜




:FDISK:LOAD 5,NEW
:FDISK:LOAD "TEST.SET"


注 記


読込可能な拡張子: SET, MEM, REC, FFT


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




メディアの選択と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:FDISK:MEDIA A$
:FDISK:MEDIA?

(応答)

A$
A$ = USB1, INTMEM


解 説


ファイル操作を行うメディアを選択します。
現在選択されているメディアを文字データで返します。

USB1  USBメモリ
INTMEM  内蔵メモリ



:FDISK:MEDIA USB1
:FDISK:MEDIA?
(応答)  :FDISK:MEDIA USB1  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ディレクトリの作成


構 文


(コマンド)


:FDISK:MKDIR "NAME$"


NAME$ = サブディレクトリ名


解 説


カレントディレクトリに、サブディレクトリを作成します。
ダブルクォーテーション(")の代わりに、シングルクォーテーション(')も使用できます。



:FDISK:MEDIA USB1
(メディアを、USBメモリに設定します。)

:FDISK:MKDIR "TEST"
(TESTという名前のディレクトリを作成します。)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ファイル名、またはディレクトリ名の問合せ


構 文


(クエリ)


:FDISK:NINFor? NO

(応答)

NO<NR1>,"NAME$",A$
NO = ファイル、またはディレクトリ番号
NAME$ = ファイル、またはディレクトリ名
A$ = FILE, DIR


解 説


NOで指定されたファイル、またはディレクトリ名を文字データで返します。

FILE  ファイル
DIR  ディレクトリ



:FDISK:NINFor? 1
(応答)  :FDISK:NINFOR 2,"TEST.MEM",FILE  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ファイル名、またはディレクトリ名の変更


構 文


(コマンド)


:FDISK:RENAme A,"NAME2$"
:FDISK:RENAme "NAME1$","NAME2$"


A = ファイル番号
NAME1$ = 変更前の名前
NAME2$ = 変更後の名前


解 説


NOまたはNAME$で指定されたファイルやディレクトリ名を変更します。



:FDISK:RENAme 1,"ABC.MEM"
(1番に表示されているファイル、またはディレクトリの名称をABC.MEMに変更します。)

:FDISK:RENAme "TEST.REC","ABC.REC"
(TEST.RECという名前のファイル、またはディレクトリの名称をABC.RECに変更します。)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ファイルの保存


構 文


(コマンド)


:FDISK:SAVE "NAME$",A$(,B$)(,C$)
NAME$ = ファイル名
A$ = BIN, TEXT, SET, MEAS, ALLBin, ALLText
B$ = CH1〜,L0〜L8,Z,ALL (A$がBIN, TEXT, ALLBin, ALLTextの場合)
B$ = NEW, EXIST (A$がMEASの場合)
C$ = OFF,16,32,64 (A$がBINの場合)
C$ = OFF,X1_2,X1_5,X1_10,X1_20,X1_50,X1_100,X1_200,X1_500,X1_1000 (A$がTEXT, ALLTextの場合)


解 説


A$で指定した形式のデータを保存します。
拡張子は自動で付加されるので、NAME$には拡張子を書かないでください。
A$がBIN又はTEXTの場合は、B$で指定したチャネルのデータを保存します。
C$はA$がBINの場合は分割サイズ、TEXTの場合は間引き率となり、省略した場合はOFFとなります。

A$の内容
BIN  バイナリファイル
TEXT  テキストファイル(メモリファンクション、レコーダファンクション)
SET  設定ファイル
MEAS  数値演算結果ファイル(メモリファンクションのみ)
ALLBin  バイナリファイル(メモリファンクションのみ)
ALLText  テキストファイル(メモリファンクションのみ)

A$で ALLBin もしくは ALLText を指定するとメモリ分割の測定データを保存できます。
波形の存在するブロックすべてを保存します。


B$の内容 (A$がBIN, TEXT ,ALLBin, ALLTextの場合)
CHn  アナログチャネル (指定したチャネルのみを保存: nは1〜 を指定)
L0  本体標準ロジック (LA〜LDの全16chを保存)
Ln  ロジックユニット (LnA〜LnDの全16chを保存: nは1〜8を指定)
Z  波形演算結果 (すべての演算結果を保存)
ALL  すべての測定波形と波形演算結果を保存

既に存在するファイルにセーブしようとした場合は実行エラーとなります。


B$の内容 (A$がMEASの場合)
NEW  新しいファイルに保存
EXIST  既存のファイルに追加して保存


ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

パソコンの画面

˜,

˜˜

MR8740 / MR8741の画面

'

˜




:FDISK:MEDIA USB1
(保存メディアとしてUSBを指定)

:FDISK:CHDIR "\WAVE"
(保存フォルダを \WAVE に指定)

:FDISK:SAVE "SAVEFILE",BIN,ALL,32
(ファイル名"SAVEFILE"で全チャネルのデータをバイナリ形式で32MBごとに分割して保存)


注 記


波形データを保存する場合、画面にABカーソルが表示されているとABカーソル間のデータだけが保存されます。
波形全体を保存したい場合は、必ずABカーソルをOFFにしてください。


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ファイルリストの並べ替え(降順・昇順)の実行と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:FDISK:SDIRection A$
:FDISK:SDIRection?

(応答)

A$
A$ = UP, DOWN


解 説


ファイルリストをA$で指定した順序に並べ替えます。
現在のファイルリストの並び順を文字データで返します。

UP  昇順
DOWN  降順



:FDISK:SDIRection UP
(ファイルリストを昇順に並び替えます。)

:FDISK:SDIRection?
(応答)  :FDISK:SDIRECTION UP  (ヘッダがONの場合)
(ファイルリストは昇順に並び替えられています。)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと




ファイルリストの並べ替え(種別)の実行と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:FDISK:STYPe A$
:FDISK:STYPe?

(応答)

A$
A$ = OFF, NAME, TIME, SIZE, TYPE


解 説


ファイルリストをA$で指定した順序に並び替えます。
現在のファイルリストの並び順を文字データで返します。

OFF  並び替えない
NAME  名前
TIME  日付
SIZE  サイズ
TYPE  種類



:FDISK:STYPe SIZE
(ファイルリストをサイズ順に並び替えます。)

:FDISK:STYPe?
(応答)  :FDISK:STYPE SIZE  (ヘッダがONの場合)
(ファイルリストはサイズ順に並び替えられています。)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション
スタート動作中でないこと