IEEE488.2に規定された共通コマンド


ステータス・バイトと関連キュー(出力キューを除く)のクリア

8860, 8861


構 文


(コマンド)


*CLS


解 説


ステータス・バイト・レジスタの各ビットに対応したイベント・レジスタをクリアします。
ステータス・バイト・レジスタもクリアされます。



*CLS


注 記


出力キューはクリアされないので、ステータスバイトのMAV(ビット4)は影響されません。


使用可能
条件


全ファンクション




SESERの書き込み

8860, 8861


構 文


(コマンド)


*ESE A

A = 0〜255


解 説


標準イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ(SESER)のマスクパターンを、0〜255の数値で設定します。
範囲外はエラーになります。



*ESE 36
(SESERのビット5とビット2をセットします)


注 記


初期値(電源投入時) は0です。


使用可能
条件


全ファンクション




SESERの読み出し

8860, 8861


構 文


(クエリ)


*ESE?

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


標準イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ(SESER)の読み出しを行います。
*ESEコマンドで設定したSESERの内容を、0〜255の整数で返します。



*ESE 36
*ESE?
(応答)  *ESE 36  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




SESRの読み出しとクリア

8860, 8861


構 文


(クエリ)


*ESR?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR)の読み出しとクリアを行います。
SESRの内容を<NR1>数値で返します。



*ESR?


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




機器のID(識別コード)の問合せ

8860, 8861


構 文


(クエリ)


*IDN?

(応答)

HIOKI,8860,0,V1.00
(1),(2),(3),(4)


解 説


(1) 第1フィールド:メーカー名
(2) 第2フィールド:モデル名
(3) 第3フィールド:シリアル番号(未使用:0)
(4) 第4フィールド:ソフトウェアバージョン



*IDN?

(応答)  *IDN HIOKI,8860,0,V1.00  (ヘッダがONで使用モデルが8860の場合)
(応答)  *IDN HIOKI,8861,0,V1.00  (ヘッダがONで使用モデルが8861の場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




実行中の全動作終了後、SESRのLSBをセット

8860, 8861


構 文


(コマンド)


*OPC


解 説


送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が終了した時点で、SESR(標準イベント・ステータス・レジスタ)のLSB(ビット0)をセットします。



:START;:STOP;*OPC


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




実行中の全動作終了後、ASCIIの1を返す

8860, 8861


構 文


(クエリ)


*OPC?

(応答)

A<NR1>
A = 1


解 説


送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が終了した時点で、ASCIIの(1)を応答します。



:START;:STOP;*OPC?
(応答)  *OPC 1  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




機器オプションの問合せ

8860, 8861


構 文


(クエリ)


*OPT?

(応答)

A1,A2,A3,A4<NR1>     (8860)  A = 0〜14
A1,A2,A3,...A8<NR1>   (8861)  A = 0〜14

0:   アンプなし
1:   8936  アナログ・ユニット
2:   8937  電圧・温度ユニット
3:   8939  ストレインユニット
4:   8938  FFTユニット
5:   8940  F/Vユニット
6:   8947  チャージ・ユニット
7:   8946  4chユニット
8:   8956  高速ユニット
9:   8957  高分解能ユニット
10:  8958  スキャン・ユニット
11:  8959  DC/RMSユニット
12:  8960  ストレインユニット
13:  (予約)
14:  (予約)
15:  8961  高圧ユニット


解 説


搭載されているユニットの種類を<NR1>数値で返します。



*OPT?
(応答)  *OPT 1,2,3,4  (ヘッダがONで使用モデルが8860の場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




機器初期化

8860, 8861


構 文


(コマンド)


*RST


解 説


本体を初期化します(システムリセットと同じです)。
通信の設定は初期化しません。



*RST


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




SRERの書き込み

8860, 8861


構 文


(コマンド)


*SRE A

A = 0〜255


解 説


サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタ(SRER)の書き込みを行います。
SRERのマスクパターンを、0〜255の数値で設定します。
範囲外はエラーとなります。



*SRE 33
(SRERのビット5とビット0をセットします)


注 記


ビット6の値は無視されます。


使用可能
条件


全ファンクション




SRERの読み出し

8860, 8861


構 文


(クエリ)


*SRE?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜63, 128〜191


解 説


サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタ(SRER)の読み出しを行います。
*SREコマンドで設定したSRERの内容を、NR1数値の0〜63、128〜191の値で返します。



*SRE 33
*SRE?
(応答)  *SRE 33  (ヘッダがONの場合)


注 記


ビット6の値は常に0です。


使用可能
条件


全ファンクション




ステータス・バイトとMSSビットの読み出し

8860, 8861


構 文


(クエリ)


*STB?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


シリアルポールを実行せずに、ステータス・バイトとMSSビットを読み出します。
シリアルポールでステータス・バイトを読み出すのと同様の結果となります。



*STB?
(応答)  *STB? 128  (ヘッダがONの場合)


注 記


ビット6はRQSではなく、MSSです。


使用可能
条件


全ファンクション




ROM/RAMチェックの結果の問合せ

8860, 8861


構 文


(クエリ)


*TST?

(応答)

A<NR1>
A = 0:正常, 1:異常


解 説


本体のROM/RAMチェックの結果を、<NR1>数値で返します。



*TST?
(応答)  *TST 0  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




動作終了後、後に続くコマンドを実行

8860, 8861


構 文


(コマンド)


*WAI


解 説


直前の処理終了後、後に続くコマンドを実行します。



:START;:STOP;*WAI;*IDN?


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ESER0の書き込み

8860, 8861


構 文


(コマンド)


:ESE0 A

A = 0〜255


解 説


イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ0(ESER0)の書き込みを行います。
ESER0のマスクパターンを0〜255の数値で設定します。
範囲外は実行エラーとなります。



:ESE0 255
(ESER0をのビットを全てセットします。)


注 記


初期値(電源投入時)は0です。


使用可能
条件


全ファンクション




ESER0の読み出し

8860, 8861


構 文


(クエリ)


:ESE0?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ0(ESER0)の読み出しを行います。
ESER0の内容を、<NR1>数値で返します。



:ESE0 255
:ESE0?
(応答)  :ESE0 255  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ESR0の読み出しとクリア

8860, 8861


構 文


(クエリ)


:ESR0?

(応答)

A<NR1>
A = 0〜255


解 説


イベント・ステータス・レジスタ0(ESR0)の読み出しを行います。
ESR0の内容を、NR1で返し、ESR0をクリアします。



:ESR0?
(応答)  :ESR0 0  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション