機器の設定


インターフェース
LAN GP-IB


LANの設定


ネットワークへ接続する場合、設定項目を予めネットワークシステムの管理者(部署)から割り当ててもらう必要があります。 必ず他の機器と重ならないようにします。以下の項目について管理者(部署)から設定を割り当ててもらいメモしておきます。
通信中は設定を変更しないでください。

ホスト名(15文字まで)

■■■■■■■■■■■■

IPアドレス

■■■.■■■.■■■.■■■

サブネットマスク

■■■.■■■.■■■.■■■

デフォルトゲートウェイ(あり/なし)

■■■.■■■.■■■.■■■(ありの場合)

TCP/IP ポート番号(10進数4桁)

■■■2
1桁目の数値X(0〜9)は本器で予約されており、通信コマンドでは常に2となります。
本器のデフォルトの値は、8802です。



既存のネットワークへは接続せず専用にネットワークを組む場合、管理者からアドレスを頂いても構いませんが、 管理者がいない場合および設定を一任される時があります。 この場合、以下のIPアドレスが推奨されています。

192.168.0.1〜192.168.255.254
(192.168.0.0と192.168.0.255は使えません)


例えば、コントローラ(パソコンなど)を192.168.0.1、本体を192.168.0.2に割り当てます。
メモリーハイコーダを複数台接続するときは192.168.0.3のように最後の数を順次増やします。
ホスト名は他と重ならない名前を適当に付けます。
その他の項目は、サブネットマスク:255.255.255.0、デフォルトゲートウェイ:OFF、ポート番号:880Xなどとすると良いでしょう。

【設定例】

設定 本器 (メモリーハイコーダ) パソコン
ホスト名 MEMOHI PC
IPアドレス 192.168.0.2 192.168.0.1
サブネットマスク 255.255.255.0 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ OFF OFF
TCP/IP ポート番号 880X 8802


パソコンから接続すると、本器から
"Welcome to HIOKI MEMORY HiCORDER, MODEL 8860"  (お使いのモデルが8860の場合)
と応答が返ってきます。


GP-IBの設定


GP-IBで本器を制御する場合、モードとアドレスを設定します。ただし、アドレスは同一システム内で重ならないようにします。
通信中は設定を変更しないでください。

【設定例】

設定 本器 (メモリーハイコーダ) パソコン
モード アドレッサブル -
アドレス 5 0
デリミタ CR / LF / CR+LF LF


モード


アドレス
また、GP-IBの接続に関しては、以下のような制約があります。
  1. 総ケーブル長は20m以内
  2. 配線はループにならないようにする
  3. 1システムに接続できるインターフェース(外部機器)数は15台以内
  4. 故障やその他の理由で電源がOFFになっている機器は、ケーブルを外しておく
  5. コントローラ(PC)からデータを送る場合はデリミタはLFにする