第2章 コマンド詳細

2.2 コマンド詳細

2.2.1 コマンド詳細の見方
・すべてのコマンドについて、書式・機能などを解説します。
・各コマンドの説明は、次のような構成になってます。


(10) ファンクションの切換えと問合せ               ___________(1)
  構文 (コマンド)  :FUNCtion A$             ___________(2)
     (クエリ)   :FUNCtion?
     (応答)    A$
             A$=MEM:メモリファンクション
               REC:レコーダファンクション
  解説    A$で指定されたファンクションに切り換えます。   ___________(3)
        現在のファンクションを、文字データで返します。 
  例     :FUNCtion MEM                  ___________(4)
        ファンクションをメモリファンクションに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション                ___________(5)



(1):コマンドの内容
(2):コマンドの構文
  ・(コマンド):コマンド・プログラムメッセージ
  ・(クエリ) :クエリ・プログラムメッセージ
  ・(応答) :応答メッセージ
  ・各引数
  :A,B,C・・・・数値データ(例:1.5,10E-3)
  :A$,B$・・・・文字データ(例:A,B1,GND,OFF)
  :“A”,“A$”・・・文字列データ(例:“1.5”,“mA”)
   (ダブルクォーテーション(“)の代わりに、シングルクォーテーション(‘)を
    用いることもできます。)
   数値データは、<NR1>、<NR2>、<NR3>形式で示します。
   例:A<NR1>:NR1形式の数値データ
    :B<NR2>:NR2形式の数値データ
    :C<NR3>:NR3形式の数値データ
注記・省略した場合は、<NR1>形式とします。 
   NR形式
   NR1形式・・・・・整数
   NR2形式・・・・・固定小数点
   NR3形式・・・・・浮動小数点
   NRf形式・・・・・NR1、NR2、NR3すべてを含む形式
  ・コマンドおよびクエリ・プログラムメッセージは、引数として<NRf>形式を受け付けます。
  ・応答メッセージは、定められた形式<NR1〜NR3>で返します。
  ・応答メッセージは、ヘッダを付けることが可能です。
(3):コマンド解説
(4):コマンドの使用例
(5):コマンドの使用可能条件
  コマンドが使用(実行)できる条件を示します。
  ・MEM:メモリファンクション
  ・REC:レコーダファンクション


○ コマンド実行について
  ・コマンドは入力バッファに入力され、順次実行されます。
  ・ただし、:ABORTコマンドは、入力バッファに実行待ちのコマンドがあっても、
   受信した時点(ターミネータ受信時点)で実行されます。
  ・コマンドが実行できる状態にないときは、実行エラーとなります。
   (レコーダファンクションの設定をメモリファンクションで行おうとした時など)
  ・ほとんどのコマンドは、スタート動作中には実行できません。
    (:STOP,:ABORT,*OPC,*WAI,:HEADerは実行可能)
  ・ただしクエリコマンドは、他の制限(現在のファンクションにはない設定を読み取ろうと
   したときなど)がなければスタート動作中にも実行できます。

2.2.2 共通コマンド

-1.システム・データ・コマンド


(1) *IDN? 
  内容 機器のID(識別コード)の問合せ
  構文 (クエリ)   *IDN?
     (応答)    HIOKI,8855,0,V1.00
             (1)  (2)  (3) (4)
  解説    (1):第1フィールド:メーカー名
        (2):第2フィールド:モデル名
        (3):第3フィールド:シリアル番号(未使用:0)
        (4):第4フィールド:ソフトバージョン


(2) *OPT?
  内容 機器オプション装備の問合せ
  構文 (クエリ)   *OPT?
     (応答)    c1,c2,c3,c4,c5,c6,c7,c8
             c1〜c8<NR1>:ユニットの種類
             0:なし
             1:8950
             2:8952
             3:8955
             4:8954
             5:8951
             6:8953
  解説    各チャネルのユニットの有無をNR1数値で返します。



-2.内部動作コマンド


(1) *RST 
  内容 機器の初期化
  構文 (コマンド)  *RST
  解説    本体を初期化します。(システムリセットと同じ)
  注記    通信に関するものはクリアしません。
        (イベントレジスタ、入力バッファ、出力キュー)
        *RSTコマンド送信後は、0.2秒以上待ってから次のコマンドを送るよう
        にして下さい。


(2) *TST? 
  内容 ROM/RAMチェックの結果の問合せ
  構文 (クエリ)   *TST?
     (応答)    A<NR1>
             A=0,1 
                0:正常
                1:異常
  解説    本体のROM/RAMチェックの結果を、NR1数値で返します。



-3.同期コマンド


(1) *OPC 
  内容 実行中の全動作が終了後、SESR(標準イベント・ステータス・レジスタ)のLSB
     (ビット0)をセット
  構文 (コマンド)  *OPC
  解説    送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
        終了した時点で、SESRのLSBをセットします。
  例     A$;B$;*OPC;C$
        (A$、B$、のコマンド処理終了後、SESRのLSBをセットします。)


(2) *OPC? 
  内容 実行中の全動作が終了後、ASCIIの(1)を応答します
  構文 (クエリ)   *OPC?
     (応答)    1
  解説    送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
        終了した時点で、ASCIIの(1)を応答します。


(3) *WAI 
  内容 コマンド処理が終了後、後に続くコマンドを実行します
  構文 (コマンド)  *WAI
  例     A$;B$;*WAI;C$
        (A$、B$、のコマンド終了後、*WAIに続くコマンドC$を実行します)



-4.ステータス、イベント制御コマンド


(1) *CLS 
  内容 ステータスバイトと関連キュー(出力キューを除く)のクリア
  構文 (コマンド)  *CLS
  解説    ステータスバイトレジスタの各ビットに対応したイベントレジスタを
        クリアします。
        ステータスバイトレジスタもクリアされます。
  注記    出力キューはクリアされないので、ステータスバイトのMAV(ビット4)
        は影響されません。


(2) *ESR? 
  内容 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR)の読み出しとクリア
  構文 (クエリ)   *ESR?
     (応答)    A<NR1>
  解説    SESRの内容を、NR1で返します。


(3) *STB? 
  内容 シリアルポールを実行せずに、ステータス・バイトとMSSビットを読み出す
  構文 (クエリ)   *STB?
     (応答)    A<NR1>
             A=0〜255
  解説    シリアルポールでステータス・バイトを読み出すのと同様です。
  注記    ビット6はRQSでなく、MSSです。


(4) :ESR0? 
  内容 イベント・ステータス・レジスタ0(ESR0)の読み出し
  構文 (クエリ)   :ESR0?
     (応答)    A<NR1>
             A=0〜255
  解説    ESR0の内容を、NR1数値で返し、ESR0をクリアします。



2.2.3 固有のコマンド

-1.実行処理などのコマンド


(1) スタート処理 
  構文 (コマンド)  :STARt
  解説    本体のSTARTキーと同じ
        波形取り込み動作の開始
  使用可能条件 全ファンクション


(2) ストップ処理 
  構文 (コマンド)  :STOP
  解説    本体のSTOPキーと同じ
        波形取り込み動作が完了した時点で、終了します。
  使用可能条件 全ファンクション


(3) アボート処理 
  構文 (コマンド)  :ABORT
  解説    本体のSTOPキーと同じ
        強制終了。波形取り込み動作が完了しなくても、ストップします。
        プリンタ動作を中止します。
  注記    :ABORTコマンド送信後は、0.2秒以上待ってから、次のコマンドを送る
        ようにして下さい。
  使用可能条件 全ファンクション


(4) プリント処理 
  構文 (コマンド)  :PRINt
  解説    本体のPRINTキーと同じ
  使用可能条件 全ファンクション


(5) 画面ハードコピー処理 
  構文 (コマンド)  :HCOPy
  解説    本体のCOPYキーと同じ
        画面のハードコピーを実行します。
  使用可能条件 全ファンクション


(6) フィード処理 
  構文 (コマンド)  :FEED A
             A=1〜255
  解説    1〜255(単位mm)の数値で指定した長さを、紙送りします。
  使用可能条件 全ファンクション


(7) オートセット処理 
  構文 (コマンド)  :AUTO
  解説    本体のAUTOキーと同じ
        時間軸レンジ、電圧軸レンジを自動設定して測定します。
  使用可能条件 MEM


(8) 本体エラー番号の問合せ 
  構文 (クエリ)   :ERRor?
     (応 答)   A<NR1>
             A=エラーNo
  解説    本体で発生したエラーまたはワーニングの番号を<NR1>数値
        で返します。
   (エラーまたはワーニングについては、本体の取扱説明書を参照してください。)
  使用可能条件 全ファンクション


(9) ヘッダのON/OFFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :HEADer A$
     (クエリ)   :HEADer?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    問合せコマンドの応答データにヘッダを付けます。
        問合せコマンドの応答データにヘッダが付くかを、ON/OFFで返します。
        初期値(電源投入時)は、OFFになっています。
  例     :HEADer? の応答は、
        (1) HEADER OFFの時 OFF
        (2) HEADER ONの時 :HEADER ON
  使用可能条件 全ファンクション


(10) ファンクションの切換えと問合せ 
  構文 (コマンド)  :FUNCtion A$
     (クエリ)   :FUNCtion?
     (応答)    A$
             A$=MEM:メモリファンクション
                REC:レコーダファンクション
                R_M:レコーダ&メモリファンクション
                FFT:FFTファンクション
  解説    A$で指定されたファンクションに切り換えます。
        現在のファンクションを、文字データで返します。
  例     :FUNCtion MEM
        ファンクションをメモリファンクションに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(11) 通信エラーの問合せ 
  構文 (コマンド)  :CERRor?
     (応答)    A,B,C<NR1>
             A:パリティエラー
             B:オーバーランエラー
             C:フレーミングエラー
  解説    通信エラー回数を、NR1数値で返します。


(12) SAVEキー処理 
  構文 (コマンド)  :SAVE
  解説    本体のSAVEキーと同じ
        SAVEキーに割り当てられた保存動作をします。(8855はV2.55、9549はV5.55以降)



-2.CONFigureコマンド(時間軸レンジ、記録長等の問合せ)

:CONFigure


(1) 時間軸レンジの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:TDIV A(,B)
     (クエリ)   :CONFigure:TDIV?
     (応答)    A<NR3>(,B<NR3>)
  解説    時間軸レンジを数値(単位s)で設定します。
        MEM時は、0で外部サンプリングになります。
        R&M時は、Bでメモリ側の時間軸を設定します。
        現在の時間軸レンジの設定値を、NR3数値で返します。
        (設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上のレンジがある時は、
        そのレンジになります。)
  例     :CONFigure:TDIV +200.0E-6
        時間軸レンジを200μsに設定します。
  使用可能条件 MEM,REC,POW


(2) サンプリング間隔の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAMPle A
     (クエリ)   :CONFigure:SAMPle?
     (応答)    A<NR3>
             A=1e-6〜1e-1
  解説    サンプリング間隔を設定します。
  使用可能条件 REC


(3) 記録長の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SHOT A(,B)
     (クエリ)   :CONFigure:SHOT?
     (応答)    A<NR1>(,B<NR1>)
  解説    記録長(単位DIV)を設定します。
        メモリ分割時の記録長を設定します。
        R&M時は、Bでメモリ側の記録長を設定します。
        現在の記録長の設定値を、NR1数値で返します。
        0はCONTを表します。
  例     :CONFigure:SHOT 30
        記録長を30DIVに設定します。
  使用可能条件 MEM,REC,POW


(4) 1マスのサンプル数の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:EXTSample A
     (クエリ)   :CONFigure:EXTSample?
     (応答)    A<NR1>
             A=10〜1000
  解説    外部サンプリング時の1マスのサンプル数を設定します。
        現在の1マスのサンプル数を、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:EXTSample 100
        1マスのサンプル数を100に設定します。
  使用可能条件 MEM,POW


(5) 画面分割フォーマットの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FORMat A$
     (クエリ)   :CONFigure:FORMat?
     (応答)    A$
             A$=SINGle,DUAL,QUAD,OCT,XYSingle,XYQuad
  解説    フォーマットを設定します。
        現在のフォーマットを、文字データで返します。
  例     :CONFigure:FORMat SINGle
        画面分割フォーマットを1画面にします。
  使用可能条件 全ファンクション


(6) プリンタへの出力形式の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:PRKInd A$
     (クエリ)   :CONFigure:PRKInd?
     (応答)    A$
             A$=WAVE,LOGGing
  解説    プリンタへの出力形式を設定します。
        現在のプリンタへの出力形式の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:PRKind WAVE
        プリンタへの出力形式を波形にします。
  使用可能条件 全ファンクション


(7) スムースプリント機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SMOOth A$
     (クエリ)   :CONFigure:SMOOth?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    スムースプリント機能のON/OFFを設定します。
        現在のスムースプリント機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:SMOOth ON
        スムースプリント機能をONに設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M,POW


(8) ロギングデータの出力間隔の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:LOGGing A(,B)
     (クエリ)   :CONFigure:LOGGing?
     (応答)    A<NR2>(,B<NR2>)
             A=0.01〜100(MEM)
             A=1〜100(REC,R&MのREC)
             B=0.01〜100(R&MのMEM)
  解説    ロギングデータの出力間隔を設定します。
        現在のロギングデータの出力間隔の設定を、NR2数値で返します。
  例     :CONFigure:LOGGing 40
        ロギングデータの出力間隔を40ポイントにします。
  使用可能条件 全ファンクション


(9) ロールモードの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ROLL A$
     (クエリ)   :CONFigure:ROLL?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    ロールモード機能のON/OFFを設定します。
        現在のロールモード機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ROLL ON
        ロールモード機能をONに設定します。
  使用可能条件 MEM,POW


(10) アベレージングの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:AVERage A
     (クエリ)   :CONFigure:AVERage?
     (応答)    A<NR1>
             A=0(OFF),2,4,8,16,32,64,128,256,512,1024
  解説    アベレージング回数を設定します。
        現在のアベレージング回数を、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:AVERage 4
        アベレージング回数を4回に設定します。
  使用可能条件 MEM


(11) 重ね描きの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:OVERlay A$
     (クエリ)   :CONFigure:OVERlay?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    重ね描き機能のON/OFFを設定します。
        現在の重ね描き機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:OVERlay ON
        重ね描き機能をONに設定します。
  使用可能条件 MEM,POW


(12) 追加記録の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:VIRTual A$
     (クエリ)   :CONFigure:VIRTual?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    追加記録機能のON/OFFを設定します。
        現在の追加記録機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:VIRTual ON
        追加記録機能をONに設定します。
  使用可能条件 REC,R&M


(13) 補間機能追の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:DOTLine A$
     (クエリ)   :CONFigure:DOTLine?
     (応答)    A$
             A$=DOT,LINE
  解説    波形を描く時のライン補間の設定をします。
        現在の補間機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:DOTLine DOT
        波形のライン補間をしません。
  使用可能条件 XYフォーマット時,FFT


(14) メモリ分割の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:MEMDiv A$
     (クエリ)   :CONFigure:MEMDiv?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    メモリ分割機能のON/OFFを設定します。
        現在のメモリ分割機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:MEMDiv ON
        メモリ分割機能を使用します。
  使用可能条件 MEM,R&M


(15) 表示ブロックの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:USEBlock A
     (クエリ)   :CONFigure:USEBlock?
     (応答)    A<NR1>
  解説    表示するブロックの設定をします。
        現在の表示ブロックを、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:USEBlock 15
        表示ブロックを15に設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M


(16) 開始ブロックの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:STTBlock A
     (クエリ)   :CONFigure:STTBlock?
     (応答)    A<NR1>
  解説    記録を開始するブロックを設定します。
        現在の開始ブロックを、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:STTBlok 5
        開始ブロックを5に設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M


(17) 終了ブロックの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ENDBlock A
     (クエリ)   :CONFigure:ENDBlock?
     (応答)    A<NR1>
  解説    記録を終了するブロックを設定します。
        現在の終了ブロックを、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:ENDBlock 32
        終了ブロックを32に設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M


(18) 参照機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:REFSet A$
     (クエリ)   :CONFigure:REFSet?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    ブロック参照機能のON/OFFを設定します。
        現在のブロック参照機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:REFSet ON
        ブロック参照機能ををONに設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M


(19) 参照ブロックの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:REFBlock A,B$
     (クエリ)   :CONFigure:REFBlock? A
     (応答)    A<NR1>,B$
             A=1〜メモリ分割数
             B$=OFF,ON
  解説    指定したブロックの参照をON/OFFします。
        指定されたブロックの参照状態を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:REFBlock 1,ON
        1番目のブロックの参照をONに設定します。
  使用可能条件 参照機能がONの時


(20) 追従波形表示の設定 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SEQDisp A$
     (クエリ)   :CONFigure:SEQDisp?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    ブロックにデータを記録したあと画面に表示するか設定します。
        現在の追従波形表示の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:SEQDisp ON
        ブロックにデータを記録した後、画面に表示します。
  使用可能条件 MEM


(21) メモリ分割数の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:MAXBlock A
     (クエリ)   :CONFigure:MAXBlock?
     (応答)    A<NR1>
             A=4,8,16,32,64,128,256,512,1024
  解説    メモリ分割数を設定します。
        現在のメモリ分割数を、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:MAXBlock 16
        メモリ分割数を16に設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M


(22) 自動保存機能の[出力先]の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATSAve A$(,B$)
     (クエリ)   :CONFigure:ATSAve?
     (応答)    A$(,B$)
             A$=OFF,FD,PC,MO(HDD),SCSI,LAN
             B$=保存形式(A$=OFFの時は省略)
               Bin :バイナリデータ
               Text:テキストデータ
  解説    自動保存機能(出力先)を設定します。
        A$=OFFの時、B$は省略してください。
             (MO/HDDは内蔵タイプ、SCSIは外付けMOです)
        現在の自動保存機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ATSAve FD,Bin
        FDへ、バイナリ形式で自動保存します。
  使用可能条件 全ファンクション


(23) 自動保存機能の[間引き]の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:THINout A$
     (クエリ)   :CONFigure:THINout?
     (応答)    A$
             A$=間引き
             OFF,X1_2,X1_5,X1_10,X1_20,X1_50,X1_100,X1_200,X1_500,X1_1000
  解説    自動保存機能の保存形式がテキストのとき、間引き保存の設定をします。
        自動保存がOFFまたは保存形式がバイナリのときも設定できますが、
        画面に反映されません。
        現在の間引き保存の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:THINout X1_2
        間引きを1/2に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(24) 自動保存ファイル名の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATFIle "NAME$"
     (クエリ)   :CONFigure:ATFIle?
     (応答)    NAME$
  解説    自動保存ファイル名を設定します。
        現在の自動保存ファイル名を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ATFIle 'AUTO'
        自動保存ファイル名を"AUTO"に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(25) 自動保存のディレクトリ作成機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATDIR A$
     (クエリ)   :CONFigure:ATDIR?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    自動保存のディレクトリ作成機能をON/OFFします。
        現在の自動保存のディレクトリ作成機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ATDIR ON
        自動保存のディレクトリ作成機能をONに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(26) 自動保存チャネルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATCH A$
     (クエリ)   :CONFigure:ATCH?
     (応答)    A$
             A$=DISP,ALL
            DISP:表示チャネル
            ALL:すべてのチャネル
  解説    自動保存の保存チャネルの設定をします。
        現在の自動保存の保存チャネルの設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ATCH ALL
        すべてのチャンネルを自動保存します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M


(27) 自動保存方法の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:DELSave A$
     (クエリ)   :CONFigure:DELSave?
     (応答)    A$
             A$=NORMal,DEL
            NORMal:ディスクがいっぱいの時、ファイルを削除しません。
            DEL:ディスクがいっぱいの時、一番古いファイルを消します。
  解説    自動保存方法を設定します。
        現在の自動保存方法の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:DELSave NORMal
        ディスクがいっぱいでもファイルを消さずに自動保存します。
  使用可能条件 全ファンクション


(28) 自動保存範囲の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATARea A$
     (クエリ)   :CONFigure:ATARea?
     (応答)    A$
             A$=ALL,A_B
  解説    自動保存範囲を全波形/ABカーソル間に設定します。
        現在の自動保存範囲の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ATARea ALL
        全波形を自動保存します。
  使用可能条件 全ファンクション


(29) 自動プリント機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATPRint A$
     (クエリ)   :CONFigure:ATPRint?
     (応答)    A$
             A$=OFF,PRINter,LAN
  解説    自動プリントの出力先を設定します。
        現在の自動プリント機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ATPRint PRINter
        本体プリンタに自動プリントします。
  使用可能条件 MEM,FFT,POW


(30) プリンタ出力の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:PRINt A$
     (クエリ)   :CONFigure:PRINt?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    プリンタ出力のON/OFFを設定します。
        現在のプリンタ出力の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:PRINt ON
        プリンタ出力をONに設定します。
  使用可能条件 REC,R&M


(31) 波形判定の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:WVCOmp A$
     (クエリ)   :CONFigure:WVCOmp?
     (応答)    A$
             A$=OFF,OUT,ALLOut,EXEC(波形判定の実行)
  解説    波形判定の設定をします。
        現在の波形判定設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:WVCOmp OUT
        波形判定をアウトに設定します。
  使用可能条件 MEM,FFT


(32) 波形判定の停止条件の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:CMPStop A$
     (クエリ)   :CONFigure:CMPStop?
     (応答)    A$
             A$=GO,NG,G_N(GOとNGの両方)
  解説    波形判定の停止条件の設定をします。
        現在の波形判定の停止条件の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:CMPStop GO
        波形判定がGOの時、停止します。
  使用可能条件 MEM,FFT


(33) FFTのアベレージング回数の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTAVERage A
     (クエリ)   :CONFigure:FFTAVERage?
     (応答)    A<NR1>
             A=2,4,8,16,32,64,128,256
             ,512,1024,2048,4096
  解説    平均回数の設定をします。
        現在の平均回数を、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:FFTAVERage 4
        平均回数を4回に設定します。
  使用可能条件 FFT


(34) FFTのアベレージング種類の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTAVKind A
     (クエリ)   :CONFigure:FFTAVKind?
     (応答)    A<NR1>
             A$=OFF
               T_LIN :時間軸の単純平均
               T_EXP :時間軸の指数平均
               F_LIN :周波数軸の単純平均
               F_EXP :周波数軸の指数平均
               F_PEAK:周波数軸のピークホールド
  解説    A$で指定された平均方法の設定をします。
        現在の平均方法を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:FFTAVKind T_EXP
        時間軸における指数平均を行います。
  使用可能条件 FFT


(35) FFTのチャネルモードの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTMode A,ch1$(,ch2$)
     (クエリ)   :CONFigure:FFTMode?
     (応答)    A<NR1>,ch1$(,ch2$)
             A=1,2:チャネルモード(1CH,2CH)
             ch1$,ch2$ = CH1〜CH8:解析チャネル(W1,W2)
  解説    チャネルモードを設定します。これは対象とするチャネルおよび数を示します。
        1CHモード時のみ、ch2$は省略可能です。付けた場合は無視されます。
        伝達関数、コヒーレンス関数、クロスパワースペクトラム、相互相関関数、インパルス応答は、
        2CHモードでなければ実行出来ません。
        現在のチャネルモードをNR1数値で、解析チャネルを文字データで返します。
  例     :CONFigure:FFTMode 2,CH3,CH5
        2CHモードに設定し、対象チャネルをCH3,CH5とします。
  使用可能条件 FFT


(36) FFTの窓関数の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTWind A$(,B)
     (クエリ)   :CONFigure:FFTWind?
     (応答)    A$,B<NR1>
             A$=RECTan  :方形波
               HANNing  :ハニング
               EXPOnential:指数関数
             B=0〜99(%) :減衰率
  解説    A$で指定された窓関数を設定します。A$で指数関数を指定した場合、
        Bで減衰率を設定する事が可能です。
        現在の窓関数を文字データで、減衰率をNR1数値で返します。
  例     :CONFigure:FFTWind HANNing
        窓関数をハニングに設定します。
  使用可能条件 FFT


(37) FFTの解析モードの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTFunction A$,B$
     (クエリ)   :CONFigure:FFTFunction? A$
     (応答)    A$,B$
             A$=G1,G2(グラフ)
             B$=STR:ストレージ波形
                LIN:リニアスペクトラム
                RMS:RMSスペクトラム
                PSP:パワースペクトラム
                ACR:自己相関関数
                HIS:頻度分布
                TRF:伝達関数(*)
                CSP:クロスパワースペクトラム(*)
                CCR:相互相関関数(*)
                IMP:インパルス応答(*)
                COH:コヒーレンス(*)
                OCT:オクターブ分析
              (*):2CHモードの時のみ有効
  解説    FFTの解析モードを指定します。
        計算をした結果はA$で指定されたグラフに表示されます。(2画面、ナイキスト表示の時もG2を設定出来ますが、反映されません)
        現在の解析モードを文字データで返します。
  例     :CONFigure:FFTFunction G1,LIN
        グラフ1の解析モードをリニアスペクトラムに設定します。
  使用可能条件 FFT


(38) FFTの参照データの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTRef A$
     (クエリ)   :CONFigure:FFTRef?
     (応答)    A$
             A$=NEW:新データ
               MEM:メモリのストレージ波形
  解説    A$で指定されたFFTの参照データを設定します。
        現在のFFTの参照データを文字データで返します。
  例     :CONFigure:FFTRef NEW
        新データでFFTを行います。
  使用可能条件 FFT


(39) FFTの表示スケールの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTSCale A$,B$
     (クエリ)   :CONFigure:FFTSCale? A$
     (応答)    A$,B$
             A$=G1,G2(グラフ)
               B$=AUTO,MANUal
  解説    A$で指定されたグラフの表示スケールを設定します。
        現在の表示スケールの設定を文字データで返します。
  例     :CONFigure:FFTSCale G1,AUTO
        グラフ1の表示スケール設定を自動にします。
  使用可能条件 FFT


(40) FFTの表示スケール上限値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTUp A$,B
     (クエリ)   :CONFigure:FFTUp? A$
     (応答)    A$,B<NR3>
             A$=G1,G2(グラフ)
             B=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    A$で指定されたグラフの上限値を設定します。
        現在のFFTの上限値の設定をNR3数値で返します。
  例     :CONFigure:FFTUp G1,100
        グラフ1のスケール上限値を100に設定します。
  使用可能条件 FFT


(41) FFTの表示スケール下限値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTLow A$,B
     (クエリ)   :CONFigure:FFTLow? A$
     (応答)    A$,B<NR3>
             A$=G1,G2(グラフ)
             B=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    A$で指定されたグラフの下限値を設定します。
        現在のFFTの下限値の設定をNR3数値で返します。
  例     :CONFigure:FFTLow G1,-100
        グラフ1のスケール下限値を-100に設定します。
  使用可能条件 FFT


(42) FFTのX軸の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTXaxis A$,B$
     (クエリ)   :CONFigure:FFTXaxis? A$
     (応答)    A$,B$
             A$=G1,G2(グラフ)
             B$=OCT1,OCT3 :OCT
                LINhz,LOGhz:LIN,RMS,PSP,TRF,CSP,COH
  解説    A$で指定されたグラフのX軸を設定します。
        現在のX軸の設定を文字データで返します。
  例     :CONFigure:FFTXaixs G1,LINhz
        グラフ1のX軸をリニアに設定します。
  使用可能条件 FFT


(43) FFTのY軸の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTYaxis A$,B$
     (クエリ)   :CONFigure:FFTYaxis? A$
     (応答)    A$,B$
             A$=G1,G2(グラフ)
             B$=LINREal:実数部(リニア):LIN,RMS,TRF,CSP
                LINIMag:虚数部(リニア):LIN,RMS,TRF,CSP
                LINMAg:振幅(リニア) :LIN,RMS,PSP,TRF,CSP,OCT
                LOGMAg:振幅(dB)  :LIN,RMS,TRF,CSP,OCT
                PHASE :位相     :LIN,RMS,TRF,CSP
  解説    A$で指定されたグラフのY軸を設定します。
        現在のY軸の設定を文字データで返します。
  例     :CONFigure:FFTYaixs G1,LINMAg
        グラフ1のY軸を振幅(リニア)に設定します。
  使用可能条件 FFT


(44) FFTの周波数レンジの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FREQ A
     (クエリ)   :CONFigure:FREQ?
     (応答)    A;NR3>
             A=8.0E6〜0.133(Hz)
  解説    周波数レンジを設定します。
        現在の周波数レンジをNR3数値で返します。
  例     :CONFigure:FREQ 80
        周波数レンジを80Hzに設定します。
  使用可能条件 FFT


(45) オクターブフィルタの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:OCTFilter A$
     (クエリ)   :CONFigure:OCTFilter?
     (応答)    A$
             A$=NORMal, SHARp
  解説    オクターブフィルタを設定します。
        現在のオクターブフィルタを文字データで返します。
  例     :CONFigure:OCTFilter NORMal
        オクターブフィルタをノーマルに設定します。
  使用可能条件 FFT


(46) ピーク値表示の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:PEAK A$
     (クエリ)   :CONFigure:PEAK?
     (応答)    A$
             A$=OFF,PEAK,MAX
  解説    ピーク値表示の設定をします。
        現在のピーク値表示の設定を文字データで返します。
  例     :CONFigure:PEAK PEAK
        ピーク値を表示します。
  使用可能条件 FFT


(47) FFTサンプル数の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:FFTSAmple A
     (クエリ)   :CONFigure:FFTSAmple?
     (応答)    A<NR1>
             A=1000,2000,5000,10000
  解説    FFTのサンプル数の設定をします。
        現在のFFTのサンプル数をNR1数値で返します。
  例     :CONFigure:FFTSAmple 1000
        FFTのサンプル数を1000に設定します。
  使用可能条件 FFT


(48) 自動保存ファンクションの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATFUnc A$
     (クエリ)   :CONFigure:ATFUnc?
     (応答)    A$
             A$=MEM,REC,R_M
  解説    自動保存の保存ファンクションの設定をします。
        現在の自動保存の保存ファンクションの設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ATFUnc REC
        レコーダ波形を自動保存します。
  使用可能条件 R&M


(49) 自動分割保存の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATDIVision A
     (クエリ)   :CONFigure:ATDIVision?
     (応答)    A<NR1>
             A=0(OFF),32,128,512(MB)
  解説    自動分割保存を設定します。
        現在の自動分割保存の設定を、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:ATDIVision 32
        32MBに分割して自動保存します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(50) 重ね描き方法の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CONFigure:OVERMode A$
     (クエリ)   :CONFigure:OVERMode?
     (応答)    A$
             A$=AUTO,MANUal
  解説    重ね描き方法を設定します。
        現在の重ね描き方法の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:OVERMode AUTO
        自動で重ね描きをします。
  使用可能条件 MEM,POW



-3.TRIGgerコマンド(トリガの設定と問合せ)

:TRIGger


(1) トリガモードの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:MODE A$
     (クエリ)   :TRIGger:MODE?
     (応答)    A$
             A$=SINGle,REPEat(全)
                SINGle,REPEat,AUTO(MEM,FFTのみ)
                SINGle,REPEat,TIMEr(R&Mのみ)
  解説    トリガモードを設定します。
        現在のトリガモードを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:MODE REPEat
        トリガモードをリピートに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(2) プリトリガの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PRETrig A
     (クエリ)   :TRIGger:PRETrig?
     (応答)    A<NR1>
             A=0,2,5,10,20,・・・,90,95,100,-95(単位%)
  解説    プリトリガを数値で設定します。
        本体で設定できない値を設定しようとした場合、そのすぐ上の設定値
        に設定されます。
        現在のプリトリガの設定値を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:PRETrig 10
        プリトリガを10%に設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M,FFT,POW


(3) トリガタイミングの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TIMIng A$
     (クエリ)   :TRIGger:TIMIng?
     (応答)    A$
             A$=START,STOP,S_S
  解説    トリガタイミングを設定します。
        現在のトリガタイミングの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:TIMIng START 
        トリガタイミングをSTARTに設定します。
  使用可能条件 REC


(4) トリガソース間のAND/ORの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SOURce A$
     (クエリ)   :TRIGger:SOURce?
     (応答)    A$
             A$=OR,AND
  解説    内部トリガ、ロジックトリガ、外部トリガ、タイマトリガ間のAND/OR
        の設定をします。
        現在のAND/ORの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SOURce OR
        トリガソースをORに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(5) トリガの種類の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:KIND ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:KIND? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
              A$=OFF
                LEVEl :レベルトリガ(全)
                IN :ウインドウ・イン・トリガ(全)
                OUT :ウインドウ・アウト・トリガ(全)
                PERIod :周期トリガ(全)
                GLITch:グリッチトリガ(MEM)
                EVENt:イベントトリガ(MEM)
  解説    ch$で指定したチャネルのトリガの種類を設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のトリガの種類を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:KIND CH1,LEVEl
        CH1をレベルトリガに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(6) レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LEVEl ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:LEVEl? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
             A=電圧軸値
  解説    ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:LEVEl CH1,50E-3
        CH1のトリガレベルを50mVに設定します。
  使用可能条件 MEM,REC 


(7) トリガスロープの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SLOPe ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SLOPe? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
              A$=UP :立ち上がり
                DOWN:立ち下がり
               UPDOwn:立ち上がりか立ち下がり
  解説    ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
        を設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SLOPe CH1,UP
        CH1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。
  使用可能条件 MEM,REC 


(8) トリガフィルタ幅の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:FILTer ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:FILTer? ch$
     (応答)    ch$,A<NR2>
             ch$=CH1〜CH8
              A=0(OFF)
               ,0.1,0.2,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5,5.0,10.0(DIV)(MEM,R&M,FFT)
                0(OFF),1(ON)(REC)
  解説    ch$で指定したチャネルのトリガのフィルタ幅を、0〜10DIV設定します。
        レコーダはON/OFFの設定のみとなります。
        現在のフィルタ幅を、NR2数値で返します。
  例     :TRIGger:FILTer CH1,0.1
        CH1のフィルタ幅を0.1(DIV)に設定します。
  使用可能条件 MEM,REC 


(9) ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:UPPEr ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:UPPEr? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=電圧軸値
  解説    ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを電圧軸値
        で設定します。(下限レベルより大きい数値)
        現在のウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:UPPEr CH1,+1.0E-3
        CH1のウインドウトリガの上限レベルを+1.0mVに設定します。
  使用可能条件 MEM,REC 


(10) ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LOWEr ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:LOWEr? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=電圧軸値
  解説    ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを電圧軸値
        で設定します。(上限レベルより小さい数値)
        現在のウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:LOWEr CH1,−1.0E-3
        CH1のウインドウトリガの下限レベルを−1.0mVに設定します。
  使用可能条件 MEM,REC 


(11) ロジックトリガのパターンのAND/ORの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LOGAnd ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:LOGAnd? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CHA〜CHD
              A$=OFF,OR,AND
  解説    ch$で指定したチャネルのロジックトリガのパターンのAND/OR
        を設定します。
        現在のロジックトリガのパターンのAND/ORの設定を、文字列で返します。
  例     :TRIGger:LOGAnd CHA,OR
        CHAのロジックトリガのトリガパターンのAND/ORをORに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(12) ロジックトリガのトリガフィルタの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LFILter ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:LFILter? ch$
     (応答)    ch$,A<NR2>
             ch$=CHA〜CHD
              A$=0(OFF)
               ,0.1,0.2,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5,5.0,10.0(DIV)(MEM,R&M,FFT)
                0(OFF),1(ON)(REC)
  解説    ch$で指定したチャネルのロジックトリガのトリガフィルタを設定します。
        現在のロジックトリガのトリガフィルタの設定を、NR2数値で返します。
  例     :TRIGger:LFILter CHA,0.1
        CHAのロジックトリガのトリガフィルタのフィルタを0.1DIVに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(13) ロジックトリガのパターンの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LOGPat ch$,'a$’
     (クエリ)   :TRIGger:LOGPat? ch$
     (応答)    ch$,'a$'
             ch$=CHA〜CHD
              a$=××××
                トリガパターン(×,0,1)
  解説    ch$で指定したチャネルのロジックトリガのとパターンの設定します。
        現在のロジックトリガのパターンの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:LOGPat CHA,"011×"
        CHAのロジックトリガのパターンを011×に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(14) タイマトリガの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TIMEr A$
     (クエリ)   :TRIGger:TIMEr?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    タイマトリガの設定します。
        現在のタイマトリガの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:TIMEr ON
        タイマトリガを設定します。
  使用可能条件 MEM,REC,FFT


(15) タイマトリガの開始時刻の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TMSTArt A,B,C,D
     (クエリ)   :TRIGger:TMSTArt?
     (応答)    A,B,C,D
             A=month:1〜12(月)
             B=day :1〜31(日)
             C=hour :0〜23(時)
             D=min :0〜59(分)
              month,day,hour,minすべて<NR1>
  解説    タイマトリガのスタート時刻の設定します。
        現在のタイマトリガのスタート時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:TMSTArt 7,22,11,22 
        タイマトリガのスタート時刻を7月22日11時22分に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(16) タイマトリガの終了時刻の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TMSTOp A,B,C,D
     (クエリ)   :TRIGger:TMSTOp?
     (応答)    A,B,C,D
             A=month:1〜12(月)
             B=day :1〜31(日)
             C=hour :0〜23(時)
             D=min :0〜59(分)
              month,day,hour,minすべて<NR1>
  解説    タイマトリガのストップ時刻の設定します。
        現在のタイマトリガのストップ時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:TMSTOp 7,22,11,45 
        タイマトリガのストップ時刻を7月22日11時45分に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(17) タイマトリガの時間間隔の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TMINTvl A,B,C,D
     (クエリ)   :TRIGger:TMINTvl?
     (応答)    A,B,C,D
             A=day :0〜99(日)
             B=hour:0〜23(時)
             C=min :0〜59(分)
             D=sec :0〜59(秒)
              day,hour,min,secすべて<NR1>
  解説    タイマトリガのインターバル時刻の設定します。
        現在のタイマトリガのインターバル時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:TMINTvl 1,20,30
        タイマトリガのインターバルを1時間20分30秒に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(18) トリガ検出時刻の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:DETECTTime A,B,C
     (クエリ)   :TRIGger:DETECTTime?
     (応答)    A,B,C
             A=hour:0〜23(時)
             B=min :0〜59(分)
             C=sec :0〜59(秒)
              hour、min、secすべて<NR1>
  解説    トリガの検出時刻の設定します。
        トリガ検出時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:DETECTTime?
        トリガ検出時間を問合せます。
  使用可能条件 全ファンクション


(19) トリガ検出日の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:DETECTDate A,B,C
     (クエリ)   :TRIGger:DETECTDate?
     (応答)    A,B,C
             A=year :0〜99(年)
             B=month:1〜12(月)
             C=day :1〜31(日)
              year,month,dayすべて<NR1>
  解説    トリガの検出日の設定します。
        トリガ検出日の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:DETECTDate?
        トリガ検出時間を問合せます。
  使用可能条件 全ファンクション


(20) スタート動作終了時間の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:STOPTime A,B,C
     (クエリ)   :TRIGger:STOPTime?
     (応答)    A,B,C(すべて<NR1>)
             A=hour:0〜23(時)
             B=min :0〜59(分)
             C=sec :0〜59(秒)
              hour、min、secすべて<NR1>
  解説    スタート動作終了時刻を設定します。
        スタート動作終了時刻を、NR1で返します。
  例     :TRIGger:STOPTime?
        スタート動作終了時刻を問合せます。
  使用可能条件 REC 


(21) スタート動作終了日の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:STOPDate A,B,C
     (クエリ)   :TRIGger:STOPDate?
     (応答)    A,B,C
             A=year :0〜99(年)
             B=month:1〜12(月)
             C=day :1〜31(日)
              year,month,day(すべて<NR1>)
  解説    スタート動作終了日を設定します。
        スタート動作終了日を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:STOPDate?
        スタート動作終了日を問合せます。
  使用可能条件 REC 


(22) 外部トリガON/OFFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:EXTErnal A$
     (クエリ)   :TRIGger:EXTErnal?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    外部トリガのON/OFFの設定をします。
        現在の外部トリガのON/OFFの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:EXTErnal OFF
        外部トリガをOFFに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(23) 周期トリガ上限レベルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PUPPer ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:PUPPer? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=上限値(s)
  解説    ch$で指定した周期トリガ上限レベルを設定します。(下限レベルより大きい数値)
        現在の周期トリガ上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:PUPPer CH1,1.0E-4
        CH1の周期トリガ上限レベルを100.0usに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション 


(24) 周期トリガ下限レベルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PLOWer ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:PLOWer? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=下限値(s)
  解説    ch$で指定した周期トリガ下限レベルを設定します。(上限レベルより小さい数値)
        現在の周期トリガ下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:PLOWer CH1,1.0E-5
        CH1の周期トリガの下限レベルを10.0usに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション 


(25) グリッチ幅の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:WIDTh ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:WIDTh? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=グリッチ幅(単位s)
  解説    ch$で指定したチャネルのグリッチ幅を設定します。
        ch$で指定したチャネルのグリッチ幅をNR3で返します。
  例     :TRIGger:WIDTh CH1,1.0E-6
        CH1のグリッチ幅を1.0usに設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M,FFT,POW


(26) イベント数の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:EVENt ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:EVENt? ch$
     (応答)    ch$,A<NR1>
             ch$=CH1〜CH8
              A=イベント数:1〜4000
  解説    ch$で指定したチャネルのイベント数を設定します。
        ch$で指定したチャネルのイベント数をNR1で返します。
  例     :TRIGger:EVENt CH1,1
        CH1のイベント回数を1に設定します。
  使用可能条件 MEM,R&M,FFT,POW


(27) トリガ優先の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PRIOrity A$
     (クエリ)   :TRIGger:PRIOrity?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    プリトリガ待ち中のトリガ受付の設定をします。
        プリトリガ待ち中のトリガ受付の設定を文字データで返します。
  例     :TRIGger:PREMit ON
        プリトリガ待ち中であってもトリガ条件が満たされればトリガがかかります。
  使用可能条件 MEM,R&M,POW



-4.UNITコマンド(入力チャネルの設定と問合せ)

:UNIT


(1) 入力チャネルの測定レンジの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:RANGe ch$,A
     (クエリ)   :UNIT:RANGe? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=電圧軸レンジ
  解説    ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、数値で設定します。
        ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、NR3数値で返します。
  例     :UNIT:RANGe CH1,+10.E-3
        CH1の電圧軸レンジを10mVに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(2) 入力チャネルの入力結合の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:COUPling ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:COUPling? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
              A$=DC,AC,GND
  解説    ch$で指定されたチャネルの入力結合を設定します。
        (電圧モードで設定が反映されます)
        ch$で指定されたチャネルの現在の入力結合を、文字データで返します。
  例     :UNIT:COUPling CH1,DC
        CH1の入力結合をDCカップリングに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(3) 入力チャネルのポジションの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:POSItion ch$,A
     (クエリ)   :UNIT:POSItion? ch$
     (応答)    ch$,A<NR1>
             ch$=CH1〜CH8
              A=ポジション(%)
  解説    ch$で指定されたチャネルのポジションを、数値で設定します。
        ch$で指定されたチャネルのポジションを、NR1数値で返します。
  例     :UNIT:POSItion CH1,50
        CH1のポジションを50%に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(4) 入力チャネルのフィルタの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:FILTer ch$,A
     (クエリ)   :UNIT:FILTer? ch$
     (応答)    ch$,A<NR2>
             ch$=CH1〜CH8
              A=0(OFF),5〜50000(Hz)
  解説    ch$で指定されたチャネルのフィルタを設定します。
            (ユニットにより、設定範囲が異なります)
        ch$で指定されたチャネルの現在のフィルタを、NR2数値で返します。
  例     :UNIT:FILTer CH1,500
        CH1に500Hzのフィルタをかけます。
  使用可能条件 全ファンクション


(5) AAFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:AAFilter ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:AAFilter? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
              A$=OFF,ON
  解説    ch$で指定されたチャネルのAAFを設定します。
        (高分解能ユニットで設定が反映されます)
        ch$で指定されたチャネルのAAFを、文字データで返します。
  例     :UNIT:AAFilter CH1,ON
        CH1のAAFをONに設定します。
  使用可能条件 8953ユニット


(6) ゼロ調整の実行 
  構文 (コマンド)  :UNIT:ADJUST
  解説    ゼロアジャストを実行します。
  使用可能条件 全ファンクション


(7) プローブレシオの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:PROBe ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:PROBe? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=X1,X10,X100,X1000
  解説    ch$で指定されたプローブレシオを設定します。
        (電圧モードで設定が反映されます)
        ch$で指定されたプローブレシオを、文字データで返します。
  例     :UNIT:PROBe CH1,X10
        CH1のプローブレシオを1:10に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(8) 基準接点の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:RJC ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:RJC? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=INT(内部),EXT(外部)
  解説    ch$で指定されたユニットの基準接点を設定します。
        (温度モードで設定が反映されます)
        ch$で指定されたユニットの基準接点を、文字データで返します。
  例     :UNIT:RJC CH1,INT
        CH1のユニットの基準接点を、内部に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(9) バーンアウトの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:BOUT ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:BOUT? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=OFF,ON
  解説    ch$で指定されたユニットのバーンアウトを設定します。
        (温度モードで設定が反映されます)
        ch$で指定されたユニットのバーンアウトを、文字データで返します。
  例     :UNIT:BOUT CH1,ON
        CH1のユニットのバーンアウトを、ONに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(10) レスポンスの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:RESPonse ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:RESPonse? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=FAST,NORMal,SLOW
  解説    ch$で指定されたDC/RMSユニットのレスポンスを設定します。
        ch$で指定されたレスポンスを、文字データで返します。
  例     :UNIT:RESPonse CH1,FAST
        CH1のレスポンスを、高速に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(11) 電圧/温度ユニットのモード設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:SENSor ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:SENSor? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=OFF,K,J,E,T,N,R,S,B,W
  解説    ch$で指定された電圧/温度ユニットのモードを設定します。
        ch$で指定された電圧/温度ユニットのモードを、文字データで返します。
  例     :UNIT:SENSor CH1,K
        CH1のユニットを、温度−Kモードに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(12) 電圧/電流ユニットのモード設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:CLAMp ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:CLAMp? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=VOLT(電圧軸)
            C3273,C3273_50,C3274,C3275,C3276,C9270,C9271,C9272L,C9272H
            C9277,C9278,C9279(電流)
  解説    ch$で指定された電圧/電流ユニットのモードを設定します。
        ch$で指定された電圧/電流ユニットのモードを、文字データで返します。
  例     :UNIT:CLAMp CH1,C3273
        CH1のユニットを、3273モードに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(13) DC/RMSユニットのモード設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:RMS ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:RMS? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=DC,RMS
  解説    ch$で指定されたDC/RMSユニットのモードを設定します。
        ch$で指定されたDC/RMSユニットのモードを、文字データで返します。
  例     :UNIT:RMS CH1,RMS
        CH1のユニットを、RMSモードに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(14) FVユニットのモード設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:FVMOde ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:FVMOde? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=FREQ(周波数)
               RPM(回転数)
               POWER(商用電源)
               COUNT(積算)
               DUTY(デューティ)
               PULSE(パルス幅)
  解説    ch$で指定されたFVユニットのモードを設定します。
        ch$で指定されたFVユニットのモードを、文字データで返します。
  例     :UNIT:FVMOde CH1,FREQ
        CH1のユニットを、周波数モードに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(15) FVユニットのしきい値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:FVLEvel ch$,A
     (クエリ)   :UNIT:FVLEvel? ch$
     (応答)    ch$,A<NR2>
             ch$=CH1〜CH8
             A=-10〜10(V)
  解説    ch$で指定されたFVユニットのしきい値を設定します。
        ch$で指定されたFVユニットのしきい値を、NR2数値で返します。
  例     :UNIT:FVLEvel CH1,1
        CH1のFVユニットのしきい値を、1Vに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(16) FVユニットのホールドの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:FVHOld ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:FVHOld? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=OFF,ON
  解説    ch$で指定されたFVユニットのホールドを設定します。
        ch$で指定されたFVユニットのホールドを、文字データで返します。
  例     :UNIT:FVHOld CH1,ON
        CH1のFVユニットのホールドをONに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(17) FVユニットのスロープの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:FVSLope ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:FVHSLope? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=UP,DOWN
  解説    ch$で指定されたFVユニットのスロープを設定します。
        ch$で指定されたFVユニットのスロープを、文字データで返します。
  例     :UNIT:FVSLope CH1,UP
        CH1のFVユニットのスロープをUPに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(18) FVユニットのプルアップの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:PULLup ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:PULLup? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=OFF,ON
  解説    ch$で指定されたFVユニットのプルアップを設定します。
        ch$で指定されたFVユニットのプルアップを、文字データで返します。
  例     :UNIT:PULLup CH1,ON
        CH1のFVユニットのプルアップをONに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(19) FVユニットのレベルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:FVSIde ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:FVSIde? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=HIGH,LOW
  解説    ch$で指定されたFVユニットのレベルを設定します。
        ch$で指定されたFVユニットのレベルを、文字データで返します。
  例     :UNIT:FVSIde CH1,HIGH
        CH1のFVユニットのレベルをしきい値の上方に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション



-5.DISPlayコマンド(画面の切換え、波形表示など)

:DISPlay


(1) 表示画面の切換えの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:CHANge A$
     (クエリ)   :DISPlay:CHANge?
     (応答)    A$
             A$=DISPlay,CHANnel,ALLChan,SCALing,COMMent,TRIGger,
             STATus,MEMDiv,MEASurement,WAVEcalc,
             SETUp,SAVE,PRINter,INTErface,INITialize,SELFcheck,FILE
  解説    表示画面を切り換えます
        現在表示されている画面を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:CHANge DISPlay
        ディスプレイ画面にします。
  使用可能条件 全ファンクション


(2) 波形表示色の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:DRAWing ch$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:DRAWing? ch$ 
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
              A$=OFF,C1〜C12
  解説    ch$で指定されたチャネルの波形表示色を設定します。
        ch$で指定されたチャネルの波形表示色を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:DRAWing CH1,C1
        CH1の波形を表示色1で表示します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(3) 波形表示グラフの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:GRAPh ch$,A
     (クエリ)   :DISPlay:GRAPh? ch$ 
     (応答)    ch$、A<NR1>
             ch$=CH1〜CH8
              A =1〜画面分割数
  解説    画面上の波形表示グラフを設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在の画面上の波形表示グラフを、
        NR1数値で返します。
  例     :DISPlay:GRAPh CH1,1
        CH1の波形をグラフ1に表示します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(4) ロジック波形の表示色の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:LOGDraw ch$,N,A$
     (クエリ)   :DISPlay:LOGDraw? ch$,N
     (応答)    ch$,N,A$
             ch$=CHA〜CHD
              N=1,2,3,4
              A$=OFF,C1〜C12
  解説    ch$,Nで指定されたロジックチャネルの波形表示色を設定します。
        ch$,Nで指定されたロジックチャネルの波形表示色を、文字データで
        返します。
  例     :DISPlay:LOGDraw CHA,1,C1
        CHAの1の波形を表示色1で表示します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(5) ロジック波形の表示位置の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:LOGPosi ch$,A
     (クエリ)   :DISPlay:LOGPosi? ch$ 
     (応答)    ch$、A<NR1>
             ch$=CHA〜CHD
              A=1〜8
  解説    ロジック波形の表示位置を設定します。
        現在のロジック波形の表示位置を、NR1数値で返します。
  例     :DISPlay:LOGPosi CHA,1
        CHAのロジック波形表示位置を1に設定します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(6) 時間軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:XMAG A$(,B$)
     (クエリ)   :DISPlay:XMAG?
     (応答)    A$(,B$)
             A$,B$=X10,X5,X2(MEM,POWのみ)
             X1,X1_2,X1_5,X1_10,X1_20,X1_50,X1_100,X1_200,X1_500
             X1_1000,X1_2000,X1_5000,X1_10000(POW),X1_20000(REC)
             X1_50000,X1_100000(MEM)
  解説    時間軸方向への拡大・圧縮率を、文字データで設定します。
        R&M同時表示時は、B$でメモリ側の設定をします。
  例     :DISPlay:XMAG X1_10
        時間軸を1/10にします。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(7) 電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:YMAG ch$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:YMAG? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
             A$=X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
  解説    ch$で指定されたチャネルの電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
        文字データで設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
        文字データで返します。
  例     :DISPlay:YMAG CH1,X2
        CH1の電圧軸を2倍にします。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(8) XYフォーマット時のX軸の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:XAXIs A,ch$
     (クエリ)   :DISPlay:XAXIs? A
     (応答)    A,ch$
             A=1〜8(グラフ)
             ch$=CH1〜CH8
  解説    XYフォーマット時のX軸チャネルを設定します。
        XYフォーマット時のX軸チャネルを、文字データで返します。
  例     :DISPlay:XAXIs 1,CH1
        CH1をX軸にします。
  使用可能条件 MEM,REC (XYフォーマット時)


(9) XYフォーマット時のY軸の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:YAXIs A,ch$
     (クエリ)   :DISPlay:YAXIs? A
     (応答)    A,ch$
             A=1〜8(グラフ)
             ch$=CH1〜CH8
  解説    XYフォーマット時のY軸チャネルを設定します。
        XYフォーマット時のY軸チャネルを、文字データで返します。
  例     :DISPlay:YAXIs 1,CH2
        CH2をY軸にします。
  使用可能条件 MEM,REC (XYフォーマット時)


(10) 波形表示の実行
  構文 (コマンド)  :DISPlay:WAVE A$
            A$=ACUR(Aカーソル:ラインカーソル(縦),トレースカーソル)
              TRIG(トリガポイント)
              POINT(:MEMory:POINtで設定したポイント)
  解説    ディスプレイ上にA$で指定されたところから波形を表示します。
  例     :DISPlay:WAVE ACUR
        Aカーソルのある位置から波形を表示します。
  使用可能条件 MEM,R&Mのメモリ波形(表示形式は、XY画面以外)


(11) 波形クリアの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:XYCLr A$
     (クエリ)   :DISPlay:XYCLr?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    波形クリア機能を設定します。
        現在の波形クリア機能の設定を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:XYCLr ON
        測定を開始したとき、前の表示をクリアします。
  使用可能条件 REC(XY画面時)


(12) 画面サイズの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:SIZE A$
     (クエリ)   :DISPlay:SIZE?
     (応答)    A$
             A$=NORMal,NARRow
  解説    波形表示画面の分割表示を設定します。
        現在の波形表示画面の分割表示を設定を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:SIZE NARRow
        波形表示画面の波形部と設定部の分割表示をします。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(13) 画面のページの切換えの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:PAGE A
     (クエリ)   :DISPlay:PAGE?
     (応答)    A<NR1>
             A:ページ
  解説    画面のページを、NR1数値で設定します。
        現在の画面のページを、NR1数値で返します。
  使用可能条件 全ファンクション


(14) ロジック記録幅の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:LWIDth A$
     (クエリ)   :DISPlay:LWIDth?
     (応答)    A$
             A$=WIDE,NARRow
               WIDE :広い
               NARRow:狭い
  解説    ロジック波形の縦軸方向の間隔の設定をします。
        現在のロジック波形の縦軸方向の間隔の設定を返します。
  例     :DISPlay:LWIDth WIDE
        ロジック波形の縦軸方向の間隔を広く設定します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(15) バリアブル機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:VARIable ch$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:VARIable? ch$ 
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
              A$=OFF,ON
  解説    ch$で指定されたチャネルのバリアブルを設定します。
        ch$で指定されたチャネルのバリアブルの設定を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:VARIable CH1,ON
        CH1のバリアブルをONに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(16) バリアブル機能の上限値、下限値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:VARIUPLOw ch$,B,C
     (クエリ)   :DISPlay:VARIUPLOw? ch$
     (応答)    ch$,B<NR3>,C<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
             B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    ディスプレイ画面での波形の上限値、下限値を設定します。
        現在のディスプレイ画面での波形の上限値、下限値を、NR3数値で返します。
  例     :DISPlay:VARIUPLOw ch1,-1.0E+0,1.0E+0
        ディスプレイ画面でのCH1波形の-1.0〜1.0の範囲を表示します。
  使用可能条件 全ファンクション


(17) ズーム機能のON/OFFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:ZOOM A$
     (クエリ)   :DISPlay:ZOOM? A$
     (応答)    A$
             A$=ON,OFF
  解説    ズーム機能のON/OFFの設定をします。
        現在のズーム機能の設定を文字データで返します。
  例     :DISPlay:ZOOM ON
        ズーム機能をONに設定します。
  使用可能条件 MEM,POW


(18) ズーム倍率の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:ZOOMMag A$
     (クエリ)   :DISPlay:ZOOMMag? A$
     (応答)    A$
             A$=XMAGと同じです。
  解説    ズーム倍率の設定をします。
        現在のズーム倍率の設定を文字データで返します。
  例     :DISPlay:ZOOMMag 1/100
        ズーム機能をONに設定します。
  使用可能条件 MEM,POW


(19) XY合成範囲の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:XYARea A$
     (クエリ)   :DISPlay:XYARea?
     (応答)    A$
             A$=ALL,A_B
  解説    XY合成範囲を設定します。
        現在のXY合成範囲を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:XYARea ALL
        XY合成範囲を全波形に設定します。
  使用可能条件 MEM


(20) バリアブルレンジの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:VARIRng ch$,A
     (クエリ)   :DISPlay:VARIRng? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
             A=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    波形表示の表示/DIVを設定します。
        現在の波形表示の表示/DIVを、NR3数値で返します。
  例     :DISPlay:VARIRng ch1,1.0E+1
        CH1波形の表示/DIVを10.0に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(21) バリアブル位置の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:VARIPos ch$,A
     (クエリ)   :DISPlay:VARIPos? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
             A=-9.9999E+29〜+9.9999E+29(%)
  解説    波形表示のゼロ位置を設定します。
        現在の波形表示のゼロ位置を、NR3数値で返します。
  例     :DISPlay:VARIPos ch1,0.0
        CH1波形のゼロ位置を0.0に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(22) R&Mの表示波形の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:RMDIsplay A$
     (クエリ)   :DISPlay:RMDIsplay?
     (応答)    A$
             A$=REC,MEM,R_M
  解説    R&M時の波形表示の設定をします。
        現在の波形表示の設定を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:RMDIsplay REC
        レコーダ波形を表示します。
  使用可能条件 R&Mファンクション


(23) FFT波形表示色の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:FFTDrawing A$,B$
     (クエリ)   :DISPlay:FFTDrawing? A$
     (応答)    A$,B$
             A$=G1,G2
              B$=OFF,C1〜C12
  解説    A$で指定されたグラフのFFT波形表示色を設定します。
        A$で指定されたグラフのFFT波形表示色を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:FFTDrawing G1,C1
        グラフ1のFFT波形を表示色1で表示します。
  使用可能条件 FFTファンクション


(24) オーバーオール値の問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:OVERAll? A$
     (応答)    A$,B<NR3>
             A$=G1,G2
  解説    A$で指定されたグラフのオーバーオール値をNR3数値で返します。
  使用可能条件 FFTファンクション


(25) ピーク/最大値の問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:MAXPeak? A$,B
     (応答)    B<NR1>,C<NR3>
             A$=G1,G2
              B=1〜10
  解説    A$で指定されたグラフのB番めのピーク値または最大値をNR3数値で返します。
  使用可能条件 FFTファンクション


(26) コメント表示の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:COMMent A$
     (クエリ)   :DISPlay:COMMent? A$
     (応答)    A$
             A$=ON,OFF
  解説    コメント表示の設定をします。
        現在のコメント表示の設定を文字データで返します。
  例     :DISPlay:COMMent ON
        コメントを表示します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW



-6.CURSorコマンド(カーソルの設定、値の読み出し)

:CURSor


(1) A・Bカーソルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CURSor:MODE A$
     (クエリ)   :CURSor:MODE?
     (応答)    A$
             A$=OFF,TIME,VOLT,TRACe
               OFF,Xcur,Ycur,TRACe
                (XYフォーマット時,TRACeはMEM時のみ)
               TIME,Xcur:縦カーソル
               VOLT,Ycur:横カーソル
               TRACe  :トレースカーソル
  解説    A・Bカーソルの種類(縦カーソル、横カーソル、トレースカーソル)
        の設定をします。
        現在のA・Bカーソルの種類を、文字データで返します。
  例     :CURSor:MODE TIME
        カーソルを縦カーソルにします。
  使用可能条件 全ファンクション


(2) A・Bカーソルの選択と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:ABCUrsor A$
     (クエリ)   :CURSor:ABCUrsor?
     (応答)    A$
             A$=A,ORA,ORB,A_B
  解説    A,B,A&Bカーソルの選択をします。
        現在のA,B,A&Bカーソルの設定を、文字データで返します。
  例     :CURSor:ABCUrsor A
        カーソルをAカーソルにします。
  使用可能条件 全ファンクション


(3) Aカーソルのチャネルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:ACHAnnel A
     (クエリ)   :CURSor:ACHAnnel?
     (応答)    A<NR1>
             CH1〜CH8は、1,2,4,8,16,32,64,128に対応します。
            Aはこれら数値の論理和で表現され、複数CHの設定が出来ます。
  解説    Aカーソルのチャネルを設定します。
        現在のAカーソルの設定を、NR1数値で返します。
  例     :CURSor:ACHAnnel 3
        AカーソルにCH1,CH2を指定します。
  使用可能条件 トレースカーソル、横カーソル使用時


(4) Bカーソルのチャネルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:BCHAnnel A
     (クエリ)   :CURSor:BCHAnnel?
     (応答)    A<NR1>
             Aについては、ACHAnnelの項を参考にしてください。
  解説    Bカーソルのチャネルを設定します。
        現在のBカーソルの設定を、NR1数値で返します。
  例     :CURSor:BCHAnnel 4
        BカーソルにCH3を指定します。
  使用可能条件 トレースカーソル、横カーソル使用時


(5) Aカーソルの位置の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:APOSition A
     (クエリ)   :CURSor:APOSition?
     (応答)    A<NR1>
         「ラインカーソル(縦)、トレースカーソル」
         A=0〜ストレージデータ数(100×記録長) (100ポイント/DIV)
         「ラインカーソル(横)、XYフォーマット」
          A=0〜500                 (25ポイント/DIV)
  解説    Aカーソルの位置を設定します。
        現在のAカーソルの位置を、NR1数値で返します。
  例     :CURSor:APOSition 1000
        Aカーソルの位置を1000ポイント(10DIV)の位置に移動します。
  使用可能条件 全ファンクション


(6) Bカーソルの位置の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:BPOSition A
     (クエリ)   :CURSor:BPOSition?
     (応答)    A<NR1>
  解説    「(5) Aカーソルの位置の設定と問合せ」と同じ。


(7) カーソルリードアウト値(t)の問合せ 
  構文 (クエリ)   :CURSor:DTREad? A$
     (応答)    B$
             A$=A,B,B_A
             B$=リードアウト値(t)
  解説    カーソルリードアウト値(t)を、文字データで返します。
  例     (クエリ) :CURSor:DTREad? A
        (応答)  :CURSOR:DTREad 5ms
        Aカーソルリードアウト値を問い合わせます。
  使用可能条件 縦カーソル、トレースカーソル使用時


(8) カーソルリードアウト値(V)の問合せ 
  構文 (クエリ)   :CURSor:DVREad? A$,ch$
     (応答)    B$ (,C$)
             A$=A,B,B_A
             ch$=CH1〜CH8,Z1〜Z8(POW)
             B$,C$=リードアウト値(V)
             レコーダの場合(トレースカーソルのみ)
             B$:最大値
             C$:最小値
            (実効値レコーダで、時間軸5s/DIVのときは、B$のみ)
             XYフォーマット時のトレースは
             B$:X軸方向の電圧軸値
             C$:Y軸方向の電圧軸値
  解説    カーソルリードアウト値(V)を、文字データで返します。
  例     (クエリ) :CURSor:DVREad? A
        (応答)  :CURSor:DVREad 385
        Aカーソルリードアウト値を問合せます。
  使用可能条件 横カーソル、トレースカーソル使用時
  (カーソルのチャネルがALLの場合を除く)


(9) ABカーソルのグラフの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:ABCHAnnel A$
     (クエリ)   :CURSor:ABCHAnnel?
     (応答)    A$
             A$=G1,G2(グラフ)
  解説    ABカーソルのグラフを設定します。
        現在のABカーソルのグラフ位置を、文字データで返します。
  例     :CURSor:ABCHAnnel G1
        ABカーソルをグラフ1に指定します。
  使用可能条件 FFTファンクション


(10) FFTカーソルリードアウト値の問合せ 
  構文 (クエリ)   :CURSor:DFREad? A$
     (応答)    B$,C$
             A$=A,B,B_A
             B$=X軸リードアウト値,C$=Y軸リードアウト値
  解説    カーソルリードアウト値を、文字データで返します。
  例     (クエリ) :CURSor:DFREad? A
        (応答)  :CURSor:DFREad 0,385mV
        Aカーソルリードアウト値を問合せます。
  使用可能条件 FFTファンクション



-7.MEMoryコマンド(ストレージデータの入出力等の設定と問合せ)

:MEMory


(1) ストレージデータの入出力ポイントの設定と問合せ 共通
  構文 (コマンド)  :MEMory:POINt ch$,A
     (クエリ)   :MEMory:POINt?
     (応答)    ch$、A<NR1>
             ch$=CH1〜CH8
                CHA〜CHD
              A=0〜最大記録長×100
  解説    ストレージデータの入出力ポイントの設定をします。
        現在の入出力ポイントを、NR1数値で返します。
  例     :MEMory:POINt CH1,100
        入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの先頭から100番目
        に設定します。
  使用可能条件 MEM,R&Mのメモリ波形 


(2) ストレージデータ数の問合せ 
  構文 (クエリ)   :MEMory:MAXPoint?
     (応 答)   A<NR1>
             A=0:ストレージされてない
              100〜最大記録長×100
  解説    ストレージメモリにストレージされているデータ数を、NR1数値
        で返します。
  例     (クエリ) :MEMory:MAXPoint?
        (応 答) :MEMory:MAXPoint 1000(HEADER ONの場合)
        ストレージされているデータ数が1000(10DIV)。
  使用可能条件 MEM,R&Mのメモリ波形 


(3) ストレージメモリの準備 
  構文 (コマンド)  :MEMory:PREPare
  解説    本体に波形データがない場合、データ転送ができるようにストレージ
        メモリを確保します。
  例     (コマンド) :MEMory:PREPare
        ストレージメモリの確保をします。
  注記    ストレージメモリにデータがある場合は、波形は消去されます。
  使用可能条件 MEM,R&Mのメモリ波形 


(4) ストレージデータの入出力(ASCII) 
  構文 (コマンド)  :MEMory:ADATa B,C,…
     (クエリ)   :MEMory:ADATa? A
     (応答)    B,C,… すべて<NR1>
             B,C,… =-32768〜32767 
             A=1〜80(出力個数)
  解説    :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータを
        ストレージメモリに入力します。
        データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
        順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
        :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータを
        Aで指定された個数分出力します。
        入出力ポイントもデータ数分増加します。
        スタート動作中は実行できません。
    ※ ストレージデータと電圧軸値の関係
     :MEMory:ADATaで入出力されるデータ値(-32768〜32767)と測定電圧軸値との関係は
     下のようになります。


        測定電圧軸値=(データ値)×電圧軸レンジ/1600
    例:
        電圧軸レンジ1(V/DIV)、データ値=7680
        測定電圧軸値=7680×1/1600=4.8(V)
        となります。
  例     :MEMory:POINt CH1、0
        :MEMory:ADATa? 10
        入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
        ストレージデータを10個出力させます。
  使用可能条件 MEM,R&M ファンクションで、メモリ波形があること。
         入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

(5) ストレージデータの入出力(電圧軸値)
  構文 (コマンド)  :MEMory:VDATa B,C,…
     (クエリ)   :MEMory:VDATa? A
     (応答)    B,C,… すべて<NR3>
             B,C,… =電圧軸値
                A=1〜80(データ数)
  解説    :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータ
        (電圧軸値)をストレージメモリに入力します。
        データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
        順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
        :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータ
        をAで指定された個数分、電圧軸値で出力します。
        入出力ポイントもデータ数分増加します。
       *スケーリングされている場合は、スケーリングされた値、波形演算され
        ている場合は、演算結果が入出力されます。
        スタート動作中は実行できません。
  例     :MEMory:POINt CH1,0
        :MEMory:VDATa? 10
        入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
        ストレージデータを電圧軸値で10個出力させます。
  使用可能条件 MEM,R&M ファンクションで、メモリ波形があること。
         入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

(6) リアルタイムデータの取込み
  構文 (コマンド)  :MEMory:GETReal
  解説    現在チャネルに入力されている値を全チャネル分取込みます。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと。
         全ファンクション

(7) リアルタイムデータ出力(ASCII)
  構文 (クエリ)   :MEMory:AREAl? ch$
     (応答)    A<NR1>
             ch$=CH1〜CH8
              A=-32768〜32767
  解説    ch$で指定されたチャネルに入力されている値を返します。
  例     :MEMory:AREAl? CH1
        :MEMory:AREAl 2000(HEADER ON の場合)
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと。
         全ファンクション

(8) リアルタイムデータ出力(電圧軸値) 
  構文 (クエリ)   :MEMory:VREAl? ch$
     (応答)    A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=電圧軸値
  解説    ch$で指定されたチャネルに入力されている値を電圧軸値で返します。
  例     :MEMory:VREAl? CH1
        :MEMory:VREAl 4.7E-2(HEADER ON の場合)
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと。
         全ファンクション

(9) ストレージデータ(ロジック)の入出力 
  構文 (コマンド)  :MEMory:LDATa B,C,…
     (クエリ)   :MEMory:LDATa? A
     (応答)    B,C,・・・:すべて<NR1>
             B,C,・・・=0〜15(bit0〜bit3の論理和)
                A=1〜200(出力個数)
  解説    :MEMory:POINtで設定したポイント、チャネルにデータ部のデータ
        を入力します。
        データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
        順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
        :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータ
        (ロジックデータ)をAで指定された個数分出力します。
        入出力ポイントもデータ数分増加します。
        スタート動作中は実行できません。
  例     :MEMory:POINt CHA,0
   (クエリ):MEMory:LDATa? 1
   (応答) :MEMory:LDATa 10
        CHA1〜CHA4は[0101]となります。
  使用可能条件 MEM,R&M ファンクションで、メモリ波形があること。
         入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

(10) ストレージデータのバイナリ転送
  構文 (クエリ)   :MEMory:BDATa? A
     (応答)    #0………
             A=1〜400(出力個数)
  解説    :MEMory:POINtで設定したポイントのストレージデータをバイナリ
        フォーマットで出力します。入出力ポイントもデータ数分増加します。
        出力データのフォーマットは、
        #0が先頭に付きます。(バイナリフォーマットを表す。)
        #0の後、ストレージデータが1データ2バイト単位でAで指定したデータ
        の数だけ送信されます。


        データは、バイナリ整数コードで、上位バイトから送信されます。
        得られるデータは、ADATa?のデータと同じものです。
        データの内容についてはADATa?を参照にしてください。
        バイナリフォーマットでは、データの入力ができません。
  例     :MEMory:POINt CH1,0
        :MEMory:BDATa? 10
        入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
        ストレージデータをバイナリフォーマットで10個出力させます。
  使用可能条件 MEM,R&M ファンクションで、メモリ波形があること。
         入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

(11) リアルタイムデータ(ロジック)の出力 
  構文 (クエリ)   :MEMory:LREAl? ch$
     (応答)    A<NR1>
             A=0〜15
  解説    (9)ストレージデータ(ロジック)の入出力参照
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと
         全ファンクション

(12) リアルタイムデータの出力(バイナリ) 
  構文 (クエリ)   :MEMory:BREAl? ch$
     (応答)    バイナリデータ(2byte)
  解説    (10)ストレージデータのバイナリ転送参照
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと
         全ファンクション

(13) FFTデータの出力ポイントの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :MEMory:FFTPOint A$,B
     (クエリ)   :MEMory:FFTPOint?
     (応答)    A$,B<NR1>
             A$=G1,G2(グラフ)
             B=0〜FFTサンプル数-1:STR,ACR,CCR,IMP
                0〜FFTサンプル数×0.4:LIN,RMS,PSP,TRF,COH,CSP
                0〜400 :HIS,OCT
  解説    A$で指定されたグラフのFFTデータ出力ポイントを設定します。
        現在のFFT出力ポイントをNR1数値で返します。
  使用可能条件 FFT

(14) FFTデータの問合せ
  構文 (クエリ)   :MEMory:FFTData?
     (応答)    A<NR3>,B<NR3>
             A=X軸データ
             B=Y軸データ
  解説    :MEMory:FFTPOintで指定された出力ポイントのX軸およびY軸のFFTデータを
        NR3数値で返します。このコマンドが実行されると出力ポイントが1だけ加算されます。
        このコマンドを繰り返し実行する事で連続したデータを得る事が出来ます。
  使用可能条件 FFT


-8.SYSTemコマンド(システム画面の設定と問合せ)

:SYSTem

(1) 使用チャネルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:USECH A
     (クエリ)   :SYSTem:USECH?
     (応答)    A<NR1>
             A=2,4,8
  解説    チャネルの使用数を数値で設定します。
        チャネルの使用数を、NR1数値で返します。
  例     :SYSTem:USECH 2
        チャネルの使用数をCH1-2に設定します。
        :SYSTem:USECH 4
        チャネルの使用数をCH1-4に設定します。
        :SYSTem:USECH 8
        チャネルの使用数をCH1-8に設定します。
  使用可能条件 MEM

(2) スタートバックアップ機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:STARt A$
     (クエリ)   :SYSTem:STARt?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    スタートバックアップ機能を設定します。
        現在のスタートバックアップ機能の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:STARt ON
        スタートバックアップ機能をONに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(3) グリッドの設定と問合せ 共通
  構文 (コマンド)  :SYSTem:GRID A$
     (クエリ)   :SYSTem:GRID?
     (応答)    A$
             A$=OFF,STD,STD_Dark
                OFF    :グリッドを表示しません。
                STD    :標準のグリッドを表示します。
                STD_Dark :濃いグリッドを表示します。
  解説    グリッドの設定をします。
        現在のグリッドの設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:GRID STD
        標準のグリッドに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(4) チャネルマーカの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:CHMArk A$
     (クエリ)   :SYSTem:CHMArk?
     (応答)    A$
             A$=OFF,NUMBer,COMMent
  解説    チャネルマーカを設定します。
        現在のチャネルマーカの設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:CHMArk ON
        チャネルマーカをONに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(5) 時間軸表示の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:TMAXis A$
     (クエリ)   :SYSTem:TMAXis?
     (応答)    A$
             A$=TIME,TIME(60),SCALe,DATE
  解説    時間軸表示を、文字データで設定します。
        現在の時間軸表示の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:TMAXis TIME
        時間軸表示をTIMEに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(6) リスト機能・ ゲージ機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:LIST A$
     (クエリ)   :SYSTem:LIST?
     (応答)    A$
             A$=OFF,LIST,GAUGE,L_G
  解説    リスト機能、ゲージ機能を、文字データで設定します。
        現在のリスト機能、ゲージ機能の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:LIST LIST
        リスト機能を設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(7) プリンタ印字濃度の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:PRIDensity A
     (クエリ)   :SYSTem:PRIDensity?
     (応答)    A<NR1>
             A=1〜5
  解説    プリンタの印字濃度を、NR1数値で設定します。
        現在のプリンタの印字濃度の設定を、NR1数値で返します。
  例     :SYSTem:PRIDensity 1
        プリンタの印字濃度をもっとも薄く設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(8) バックライトセーバのON/OFFの設定  
  構文 (コマンド)  :SYSTem:CRTOff A
     (クエリ)   :SYSTem:CRTOff?
     (応答)    A<NR1>
             A=0(OFF),1〜30(分)
  解説    バックライトセーバ機能のON/OFFを設定します。
        バックライトセーバ機能のON/OFFを、NR1数値で返します。
  例     :SYSTem:CRTOff 1
        バックライトセーバ機能を1分に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(9) 画面配色の設定と問合せ  
  構文 (コマンド)  :SYSTem:LCDDisp A$
     (クエリ)   :SYSTem:LCDDisp?
     (応答)    A$
             A$=C1〜C3
  解説    画面配色を、文字データで設定します。
        現在の画面配色の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:LCDDisp C1
        画面配色1に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(10) カレンダーの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:DATE A,B,C
     (クエリ)   :SYSTem:DATE?
     (応答)    A,B,Cすべて<NR1>
             A=0〜99(年)
             B=1〜12(月)
             C=1〜31(日)
  解説    カレンダーの設定をします。
        現在のカレンダーを返します。
  例     :SYSTem:DATE 97,7,22
        97年7月22日に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(11) 時刻の設定と現在時刻の問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:TIME A,B
     (クエリ)   :SYSTem:TIME?
     (応答)    A,B,Cすべて<NR1>
             A=0〜23(時)
             B=0〜59(分)
             C=0〜59(秒)
  解説    時刻の設定をします。
        現在時刻を返します。
  例     :SYSTem:TIME 10,0
        内部時計を10時に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(12) 波形データのクリア 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:DATAClear
  解説    波形データをクリアします。
  使用可能条件 全ファンクション

(13) 言語の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:LANGuage A$
     (クエリ)   :SYSTem:LANGuage?
     (応答)    A$
             A$=JAPAnese,ENGLish
  解説    表示言語の設定をします。
        現在の表示言語の設定を返します。
  例     :SYSTem:LANGuage JAPAnese
        表示言語を日本語に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(14) STARTキー受付条件の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SOPEration A$
     (クエリ)   :SYSTem:SOPEration?
     (応答)    A$
             A$=TIME1,TIME2,SEC2
               TIME1:1回押し
               TIME2:2回押し
               SEC2 :2秒押し
  解説    STARTキー受付条件の設定をします。
        現在のSTARTキー受付条件の設定を返します。
  例     :SYSTem:SOPEration SEC2
        STARTキーを2秒押すと測定を開始するように設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(15) バリアブル自動補正の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:ATVARIable A$
     (クエリ)   :SYSTem:ATVARIable?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    バリアブル自動補正の設定をします。
        現在のバリアブル自動補正の設定を返します。
  例     :SYSTem:ATVARIable ON
        バリアブルとスケーリングを連動させます。
  使用可能条件 全ファンクション

(16) プリンタのグリッドの設定と問合せ 共通
  構文 (コマンド)  :SYSTem:GRID A$
     (クエリ)   :SYSTem:GRID?
     (応答)    A$
             A$=OFF,STD,FINE,STD_Dark,FINE_Dark
                OFF    :グリッドを印字しません。
                STD    :標準のグリッドを印字します。
                FINE   :精細のグリッドを印字します。
                STD_Dark :標準の濃いグリッドを印字します。
                FINE_Dark :精細の濃いグリッドを印字します。
  解説    グリッドの設定をします。
        現在のグリッドの設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:GRID STD
        標準のグリッドに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(17) 時間軸印字の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:PTMAxis A$
     (クエリ)   :SYSTem:PTMAxis?
     (応答)    A$
             A$=TIME,TIME(60),SCALe,DATE
  解説    時間軸印字を、文字データで設定します。
        現在の時間軸印字の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:PTMAxis TIME
        時間軸印字をTIMEに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(18) プリンタの時間軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:PXMAG A$(,B$)
     (クエリ)   :DISPlay:PXMAG?
     (応答)    A$(,B$)
             A$=SAME:画面と同じ倍率で印字します。
           A$,B$=X10,X5,X2(MEM,POWのみ)
                X1,X1_2〜X1_100000(全ファンクション)
             B$はR&M時のメモリ側です
  解説    プリンタの時間軸方向への拡大・圧縮率を、文字データで設定します。
  例     :DISPlay:PXMAG SAME
        時間軸を画面と同じ倍率で印字します。
  使用可能条件 全ファンクション


(19) 上下限値プリントの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:PRIUplow A$
     (クエリ)   :SYSTem:PRIUplow?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    上下限値プリントの設定をします。
        現在の上下限値プリントの設定を返します。
  例     :SYSTem:PRIUplow ON
        上下限値プリントを設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(20) ゼロ位置コメントの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:ZEROcom A$
     (クエリ)   :SYSTem:ZEROcom?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    ゼロ位置コメントの設定をします。
        ゼロ位置コメントの設定を返します。
  例     :SYSTem:ZEROcom ON
        ゼロ位置コメントを設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(21) カウンタ印字の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:COUNter A$,("NAME$",B)
     (クエリ)   :SYSTem:COUNter?
     (応答)    A$
             A$=OFF,NAME,DATE
  解説    カウンタ印字の設定をします。
        カウンタ印字の設定を返します。
  例     :SYSTem:COUNt NAME,"NUMBER",1
        ゼロ位置コメントを設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(22) PRINTキーの出力先の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:PRINt A$
     (クエリ)   :SYSTem:PRINt?
     (応答)    A$
             A$=PRINter,LAN
  解説    PRINTキーの出力先の設定をします。
        PRINTキーの出力先の設定を返します。
  例     :SYSTem:KEYPrint PRINter
        PRINTキーの出力先をプリンタに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(23) PRINTキー受付条件の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:PSELect A$
     (クエリ)   :SYSTem:PSELect?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    プリント時の種類選択の設定を、文字データで設定します。
  例     :SYSTem:PSELect ON
        PRINTキーを押した時に種類を選択できるように設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(24) SAVEキーの出力先の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVE A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVE?
     (応答)    A$
             A$=OFF,FD,PC,SCSI,MO(HDD),LAN
  解説    SAVEキーの出力先の設定をします。
             (MO/HDDは内蔵タイプ、SCSIは外付けMOです)
        SAVEキーの出力先の設定を返します。
  例     :SYSTem:SAVE PC
        SAVEキーの出力先をPCカードに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(25) SAVEキー受付条件の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SSELect A$
     (クエリ)   :SYSTem:SSELect?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    保存時の種類選択の設定を、文字データで設定します。
  例     :SYSTem:SSELect ON
        SAVEキーを押した時に種類を選択できるように設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(26) 画像保存色の設定 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:BMPColor A$
     (クエリ)   :SYSTem:BMPColor?
     (応答)    A$
             A$=COLOR,GRAY,MONO,MONO_R
  解説    画像保存色の設定をします。
        画像保存色の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:BMPColor COLOR
        画像保存色をカラーにします。
  使用可能条件 全ファンクション

(27) SAVEキーの保存種類の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEKind A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEKind?
     (応答)    A$
             A$=SET(設定データ)
            BIN,TEXT(バイナリ,テキスト<表示波形>)
            ALLBin,ALLText(バイナリ,テキスト<一括保存>)
            DISP(表示画像)
            WAVE(波形画像)
  解説    SAVEキーで保存する種類の設定を、文字データで設定します。
  例     :SYSTem:SAVEKind SET
        SAVEキーを押した時に設定データを保存するように設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(28) SAVEキーの保存名の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEName "NAME$"
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEName?
     (応答)    NAME$
  解説    SAVEキーで保存するファイルの名前を、文字データで設定します。
  例     :SYSTem:SAVEName "NAME"
        SAVEキーで保存されるファイルの名前を"NAME"に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(29) SAVEキーの保存範囲の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEArea A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEArea?
     (応答)    A$
             A$=ALL(全範囲),A_B(ABカーソル間)
  解説    SAVEキーの保存範囲を設定します。
        現在のSAVEキーの保存範囲の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVEArea ALL
        全波形をSAVEキーで保存します。
  使用可能条件 全ファンクション


(30) SAVEキーの間引きの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEThinout A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEThinout?
     (応答)    A$
  使い方は自動保存機能の[間引き]の設定と問合せを参照してください
  使用可能条件 全ファンクション


(31) SAVEキーの画像圧縮の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEComp A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEComp?
     (応答)    A$
             A$=NOCOmp,COMP
             NOCOmp:非圧縮
             COMP:圧縮
  解説    SAVEキーの保存方法を表示画像にした時の画像圧縮の設定をします。
        現在のSAVEキーの画像圧縮の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVEComp COMP
        SAVEキーで表示画像を保存する時、画像を圧縮する設定にします。
  使用可能条件 全ファンクション


(32) SAVEキーの波形画像記録長の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEShot A
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEShot?
     (応答)    A<NR1>
             A=1〜60:記録長(DIV)
  解説    SAVEキーの保存方法を波形画像にした時の保存記録長の設定をします。
        現在のSAVEキーの波形画像記録長の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVEShot 30
        SAVEキーを押した時、波形画像を30DIV分だけ保存する設定にします。
  使用可能条件 全ファンクション


(33) EXT.IN1/EXT.IN2の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:EXT1mode(EXT2mode) A$
     (クエリ)   :SYSTem:EXT1mode(EXT2mode)?
     (応答)    A$
             A$=START,STOP,S_S,PRINT,SAVE
  解説    EXT.IN1/EXT.IN2の設定をします。
        現在のEXT.IN1/EXT.IN2の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:EXT1mode START
        EXT.IN1を、Lowレベルでスタートする設定にします。
  使用可能条件 全ファンクション


(34) EXT.TRIGの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:EXTTrig A$
     (クエリ)   :SYSTem:EXTTrig?
     (応答)    A$
             A$=UP,DOWN
  解説    EXT.TRIGのスロープを設定します。
        現在のEXT.TRIGのスロープの設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:EXTTrig UP
        EXT.TRIGのスロープを、立ち上がりに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(35) EXT.SMPLの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:EXTSmpl A$
     (クエリ)   :SYSTem:EXTSmpl?
     (応答)    A$
             A$=UP,DOWN
  解説    EXT.SMPLのスロープを設定します。
        現在のEXT.SMPLのスロープの設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:EXTSmpl UP
        EXT.SMPLのスロープを、立ち上がりに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(36) EXT.GO/EXT.NGの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:EXTGo(EXTNg) A$
     (クエリ)   :SYSTem:EXTGo(EXTNg)?
     (応答)    A$
             A$=MEAS:数値演算
             COMP:波形判定
             OR:数値演算OR波形判定
             AND:数値演算AND波形判定
  解説    EXT.GO/EXT.NGの出力条件を設定します。
        現在のEXT.GO/EXT.NGの出力条件の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:EXTGo MEAS
        数値演算の判定をEXT.GO端子に出力します。
  使用可能条件 全ファンクション


(37) EXT.OUTの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:EXTOut A$
     (クエリ)   :SYSTem:EXTOut?
     (応答)    A$
             A$=ERR:エラー発生
             BUSY:BUSY
             START:スタート中
             TRIG:トリガ待ち
             CAL:プローブ補正
  解説    EXT.OUTの出力条件を設定します。
        現在のEXT.OUTの出力条件の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:EXTOut START
        スタート中にEXT.OUTに出力します。
  使用可能条件 全ファンクション


(38) TRIG.OUTの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:TRGOut A$
     (クエリ)   :SYSTem:TRGOut?
     (応答)    A$
             A$=PULSe:パルス
             LEVEl:レベル
  解説    TRIG.OUTの出力方法を設定します。
        現在のTRIG.OUTの出力方法の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:TRGOut PULSe
        TRIG.OUTの出力方法をパルスに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(39) 波形の印字濃度の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:WAVEDensity ch$,A$
     (クエリ)   :SYSTem:WAVEDensity? ch$
     (応答)    A$
             A$=LIGHt:薄い
             NORMal:標準
             MIDDark:やや濃い
             DARK:濃い
  解説    波形の印字濃度を設定します。
        波形の印字濃度現在の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:WAVEDensity CH1,LIGHt
        CH1の波形の印字濃度を薄く設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(40) 画面配色の編集と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SETColor A$,R,G,B
     (クエリ)   :SYSTem:SETColor? A$
     (応答)    A$,R<NR1>,G<NR1>,B<NR1>
             A$=C1〜C12,GRID,A_B,NUM,BACK,FRAME
             C1〜C12:波形1〜波形12
             GRID:グリッド
             A_B:カーソル
             NUM:数値
             BACK:バックカラー
             FRAME:波形枠
             R,G,B:0〜15(RGBのレベル)
  解説    画面配色の色編集を設定します。
        各項目の配色の設定を、NR1数値で返します。
  例     :SYSTem:SETColor GRID,15,15,15
        グリッドを白く設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(41) ビープ音の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:BEEPer A$
     (クエリ)   :SYSTem:BEEPer?
     (応答)    A$
             A$=OFF,BEEP1,BEEP2
  解説    ビープ音の設定をします。
        現在のビープ音の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:BEEPer BEEP1
        ビープ音をBEEP1に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション


(42) 内蔵SCSI機器の接続の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SCSIConnect A$
     (クエリ)   :SYSTem:SCSIConnect?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    内蔵SCSI機器の外部接続の設定をします。
        現在の内蔵SCSI機器の外部接続の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SCSIConnect ON
        内蔵SCSI機器を外部に接続します。
  使用可能条件 全ファンクション


(43) メニューのON/OFFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:MENU A$,B$
     (クエリ)   :SYSTem:MENU? A$
     (応答)    A$,B$
             A$=CHANnel,SCALing,COMMent,
             MEMDiv,MEASurement,WAVEcalc,
             SAVE,PRINter,INTErface,SELFcheck
             B$=OFF,ON
  解説    メニューをON/OFFします
        現在メニューの状態を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:MENU CHANnel,OFF
        各チャネルのメニューをOFFにします。
  使用可能条件 全ファンクション


(44) SAVEキーの分割保存の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEDivision A
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEDivision?
     (応答)    A<NR1>
             A=0(OFF),32,128,512(MB)
  解説    SAVEキーの分割保存を設定します。
        現在のSAVEキーの分割保存の設定を、NR1数値で返します。
  例     :SYSTem:SAVEDivision 32
        32MBに分割して保存します。
  使用可能条件 MEM,REC,R&M,POW


(45) ハードコピーのGUI表示ON/OFFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:COPYGui A$
     (クエリ)   :SYSTem:COPYGui?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    ハードコピー時のGUI表示の設定をします。
        現在のハードコピー時のGUI表示設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:COPYGui OFF
        ハードコピー時にGUIを印字しません。
  使用可能条件 全ファンクション


(46) BMPコピーのGUI表示ON/OFFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEGui A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEGui?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    BMPコピー時のGUI表示を設定します。
        現在のBMPコピー時のGUI表示設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVGui OFF
        BMPファイルにGUIを含みません。
  使用可能条件 全ファンクション


(47) 波形画像の保存数の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEPage A
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEPage?
     (応答)    A
             A$=ALL(0),1〜100
  解説    波形画像の保存数を設定します。
        現在の波形画像の保存数を、数値で返します。
  例     :SYSTem:SAVPage 2
        波形が波形画像記録長より長い時に2枚分保存します。
  使用可能条件 全ファンクション



-9.SCALingコマンド(スケーリングの設定と問合せ)

:SCALing

(1) スケーリング機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SCALing:KIND A$
     (クエリ)   :SCALing:KIND?
     (応答)    A$
             A$=POINT,RATIO
  解説    スケーリングの種類を、文字列データで設定します。
        現在のスケーリングの種類の設定を、文字列データで返します。
  例     :SCALing:KIND POINT
        スケーリングを2点で指定します。
  使用可能条件 全ファンクション

(2) スケーリング機能のON/OFFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SCALing:SET ch$,A$
     (クエリ)   :SCALing:SET? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1〜CH8
              A$=OFF,ENG,SCI
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングの設定をします。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの設定を、
        文字列データで返します。
  例     :SCALing:SET CH1,ENG
        チャネル1のスケーリング機能を小数にします。
  使用可能条件 全ファンクション

(3) スケーリングの換算値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SCALing:VOLT ch$,A
     (クエリ)   :SCALing:VOLT? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=-9.9999E+9〜+9.9999E+9
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリング換算値の設定をします。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリング換算値の設定を、
        NR3数値で返します。
  例     :SCALing:VOLT CH1,+2.0E-3
        チャネル1のスケーリング換算値(eu/V)を+2.0E-3に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション
         スケーリングを「変換比で指定」で設定しているとき

(4) スケーリングのオフセットの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SCALing:OFFSet ch$,A
     (クエリ)   :SCALing:OFFSet? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
              A=-9.9999E+9〜+9.9999E+9
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングのオフセットを設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのオフセットを、
        NR3数値で返します。
  例     :SCALing:OFFSet CH1,+1.0E-3
        チャネル1のスケーリングオフセット(eu offset)を+1.0E-3に設定します。
  使用可能条件 全ファンクション
         スケーリングを「変換比で指定」で設定しているとき

(5) スケーリングの単位の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SCALing:UNIT ch$,'A$'
     (クエリ)   :SCALing:UNIT? ch$
     (応答)    ch$,"A$"
             ch$=CH1〜CH8
              A$=スケーリング単位(最大7文字)
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングの単位を7文字以内で設定します。
        扱える文字は、本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は下のよう
        になります。
        ^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω) 
        上記以外は、スペースに置き換えます。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの単位を、
        文字データで返します。
        コマンド中のシングルクォーテーション(')の代わりに、
        ダブルクォーテーション(")を用いることができます。
  例     :SCALing:UNIT CH1,'mA'
        チャネル1のスケーリング単位をmAにします。
  使用可能条件 全ファンクション

(6) スケーリングのVOLT UP、LOWの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SCALing:VOUPLOw ch$,B,C
     (クエリ)   :SCALing:VOUPLOw? ch$
     (応答)    ch$,B<NR3>,C<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
             B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングのVOLT UP、LOWの値を設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのVOLT UP、LOWの値を、
        NR3数値で返します。
  例     :SCALing:VOUPLOw ch1,+2.0E-1,0
        変換前の2点の電圧軸値を200mV,0Vに設定します。
  使用可能条件 全ファンクション
         スケーリングを「2点で指定」で設定しているとき

(7) スケーリングのSCALE UP、LOWの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :SCALing:SCUPLOw ch$,B,C
     (クエリ)   :SCALing:SCUPLOw? ch$
     (応答)    ch$,B<NR3>,C<NR3>
             ch$=CH1〜CH8
             B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングのSC UP、LOWの値を設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのSC UP、LOWの値を、
        NR3数値で返します。
  例     :SCALing:SCUPLOw ch1,1.0E+1,0
        変換後の2点の値を設定します。
  使用可能条件 全ファンクション
         スケーリングを「2点で指定」で設定しているとき


-10.COMMentコマンド(コメントの設定と問合せ)

:COMMent

(1) タイトルコメントのON/OFF、コメント文字の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :COMMent:TITLe A$(,'B$')
     (クエリ)   :COMMent:TITLe?
     (応答)    A$,"B$"
             A$=OFF,SETTing,COMMent,S_C
             B$=コメント文字(最大全角20文字、半角40文字)
  解説    タイトルのコメントのON/OFF、コメント文字を設定します。
        扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
        下のようになります。
        ^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω) 
        上記以外は、スペースに置き換えます 
        全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
        コメント文字は省略可能です。
        現在のタイトルのコメントのON/OFF、コメント文字を、文字データ
        で返します。
        コマンド中のシングルクォーテーション(')の代わりに、
        ダブルクォーテーション(")を用いることができます。
  例     :COMMent:TITLe COMMent,'HIOKI'
        タイトルコメントに[HIOKI]と入れます。
  使用可能条件 全ファンクション

(2) 全チャネルのコメントのON/OFFの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :COMMent:EACHch (ch$,) A$ 
     (クエリ)   :COMMent:EACHch? (ch$)
     (応答)    (ch$,)A$
             ch$はアナログ時は省略になります。
             A$=OFF,SETTing,COMMent,S_C(アナログ)
               OFF,COMMent(ロジック)
             ch$=CHA〜CHD
  解説    全チャネルのコメントのON/OFFを設定します。
        全チャネルのコメントのON/OFFを、文字データで返します。
  例     :COMMent:EACHch COMMent
        記録紙にアナログチャネルのコメントを印字します。
  使用可能条件 全ファンクション

(3) 各チャネルのコメント文字の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :COMMent:CH ch$,(NO$,)'A$'
     (クエリ)   :COMMent:CH? ch$ (,NO$)
     (応答)    ch$, (NO$,)"A$"
             ch$=CH1〜CH8
                CHA〜CHD
             No$=NO1〜NO4(ロジックのみ、アナログは省略)
              A$=コメント文字(最大全角20文字、半角40文字)
  解説    ch$で指定されたチャネルのコメント文字を設定します。
        扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
        下のようになります。
        ^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω) 
        上記以外は、スペースに置き換えます 
        全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
        上記以外は、スペースに置き換えます。
        全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
        ch$で指定されたチャネルのコメント文字を、文字データで返します。
        コマンド中のシングルクォーテーション(')の代わりに、
        ダブルクォーテーション(")を用いることができます。
  例     :COMMent:CH CH1,'ch1=TEST'
        チャネル1のコメント表示を「ch1=TEST」にします。
  使用可能条件 全ファンクション


-11.CALCulateコマンド(演算機能の設定と問合せ)

:CALCulate

(1) 数値演算の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASure A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASure?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON,EXEC(実行)
  解説    数値演算の設定をします。
        現在の数値演算の設定を、文字データで返します。
        実行はONに設定されているときのみ有効です。
  例     :CALCulate:MEASure ON
        数値演算をONに設定します。
  使用可能条件 MEM

(2) 演算結果のプリントの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASPrint A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASPrint?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    数値演算結果のプリントの設定をします。
        数値演算結果のプリントの設定を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:MEASPrint ON
        数値演算値のプリントをONに設定します。
  使用可能条件 MEM,POW

(3) 演算結果の保存の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASFsave A$(,B$(,'NAME$'))
     (クエリ)   :CALCulate:MEASFsave?
     (応答)    A$(,B$(,'NAME$'))
             A$=OFF,FD,PC,SCSI,MO(HDD),LAN:メディア
             B$=NEW(新規ファイル),EXIST(既存ファイル):A$=OFF以外
             NAME$:ファイル名(8文字):A$=OFF,LAN以外
  解説    数値演算結果の保存先を設定します。
             (MO/HDDは内蔵タイプ、SCSIは外付けMOです)
        現在の数値演算結果の保存先を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:MEASFsave FD,NEW,'MEAS'
        演算結果をファイル名'MEAS'でFDに新規保存します。
  使用可能条件 MEM

(4) 数値演算の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASSet NO$,A$,ch$(,B)
                            NO$,A$  (A$=OFF,CALC)
                            NO$,XYARea,xch$,ych$  (XY面積演算時)
     (クエリ)   :CALCulate:MEASSet? NO$
     (応答)    NO$,A$(,ch$(,B)) 
             NO$,A$,xch$,ych$  (A$=XYAREAのとき)
             NO$=NO1〜NO16
             A$=OFF
               AVE  :平均値
               RMS  :実効値
               PP  :ピーク値
               MAX  :最大値
               MAXT :最初の最大値までの時間
               MIN  :最小値
               MINT :最初の最小値までの時間
               PERI :周期
               FREQ :周波数
               AREA :面積値
               LEVEl  :レベル
               PWIDth:パルス幅
               DUTY  :デューティ比
               PCOUnt:パルスカウント
               CALC :四則演算
             ch$=CH1〜CH8,CHA〜CHD
             B=1〜4(ch$=CHA〜CHD時)
             xch$,ych$=CH1〜CH8
  解説    NO$で指定された数値演算の演算項目とチャネルの設定をします。
        NO$で指定された数値演算の演算項目とチャネルを返します。
  例     :CALCulate:MEASSet NO1,MAX,CH1
        NO1の演算にCH1の最大値を演算する設定をします。
  使用可能条件 MEM

(5) 数値演算結果の問合せ 
  構文 (クエリ)   :CALCulate:ANSWer? NO$
     (応答)    NO$,A<NR3>
             NO$=NO1〜NO16
              A=演算結果
               **********:演算結果なし
  解説    NO$で指定された数値演算の演算結果を返します。
  例(クエリ):CALCulate:ANSWer? NO1
   (応 答):CALCULATE:ANSWER NO1,-1.2345E-2 (HEAD ON の場合) 
        NO1の演算結果を問合せます。
  使用可能条件 MEM

(6) 演算範囲の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASArea A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASArea?
     (応答)    A$
             A$=ALL,A_B
  解説    数値演算範囲を設定します。
        現在の数値演算範囲を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:MEASArea ALL
        演算範囲を全波形に設定します。
  使用可能条件 MEM

(7) 判定時停止条件の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:COMPStop A$
     (クエリ)   :CALCulate:COMPStop?
     (応答)    A$
             A$=GO,NG,G_N
  解説    判定時停止条件の設定します。
        現在の判定時停止条件を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:COMPStop NG
        数値判定の結果がNGの時に測定を停止する設定にします。
  使用可能条件 MEM

(8) 数値演算判定の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:COMP NO$,A$
     (クエリ)   :CALCulate:COMP? NO$
     (応答)    NO$,A$
             A$=OFF,ON
  解説    数値演算判定の設定します。
        現在の数値演算判定の設定を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:COMP NO$,ON
        数値演算判定を行う設定にします。
  使用可能条件 MEM

(9) 判定の上下限値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:COMPArea NO$,A,B
     (クエリ)   :CALCulate:COMPArea? NO$
     (応答)    NO$,A<NR3>,B<NR3>
             A,B=上限、下限
  解説    判定の上下限値を設定します。
        現在の判定の上下限値の設定を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:COMPArea NO1,-1,1
        No.1の上限を1,下限を-1に設定します。
  使用可能条件 MEM

(10) フィルタの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MFILter NO$,A
     (クエリ)   :CALCulate:MFILter? NO$
     (応答)    NO$,A<NR2>
             A=0(OFF),0.1,0.2,0.5,1,1.5,2,2.5,5,10
  解説    フィルタの設定をします。
        現在のフィルタの設定を、NR2数値で返します。
  例     :CALCulate:MFILter NO1,1
        No.1のフィルタを1に設定します。
  使用可能条件 MEM

(11) スロープの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MSLOpe NO$,A$
     (クエリ)   :CALCulate:MSLOpe? NO$
     (応答)    NO$,A$
             A$=UP,DOWN
  解説    スロープの設定をします。
        現在のスロープの設定を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:MSLOpe NO1,UP
        No.1のスロープを立ち上がりに設定します。
  使用可能条件 MEM

(12) レベルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MLEVel NO$,A
     (クエリ)   :CALCulate:MLEVel? NO$
     (応答)    NO$,A<NR3>
             A=レベル
  解説    レベルの設定をします。
        現在のレベルの設定を、NR3数値で返します。
  例     :CALCulate:MLEVel NO1,1
        No.1のレベルを1に設定します。
  使用可能条件 MEM

(13) パーセントの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:PERCent NO$,A
     (クエリ)   :CALCulate:PERCent? NO$
     (応答)    NO$,A<NR1>
             A=パーセント
  解説    パーセントの設定をします。
        現在のパーセントの設定を、NR1数値で返します。
  例     :CALCulate:PERCent NO1,10
        No.1の立上り(立下り)パーセントを10%に設定します。
  使用可能条件 MEM

(14) 四則演算のパラメータの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:ACCOunt NO$,N1,A$,N2
     (クエリ)   :CALCulate:ACCOunt? NO$
     (応答)    NO$,N1<NR1>,A$,N2<NR1>
             N1,N2:No
             A$=PLUS,MINUS,MULT,DIV
  解説    四則演算のパラメータの設定をします。
        現在の四則演算のパラメータの設定を、NR1数値と文字データで返します。
  例     :CALCulate:ACCOunt NO3,1,PLUS,2
        No.3の四則演算を No.1+No.2 に設定します。
  使用可能条件 MEM

(15) 数値判定結果の問合せ 
  構文 (クエリ)   :CALCulate:JUDGe? A$
     (応答)    A$,B<NR1>
             A$=NO1〜NO16,ALL
             B=0:未判定
               1:GO
               2:NG
  解説    A$で指定された数値演算の演算項目の判定結果を返します。
  例(クエリ):CALCulate:JUDGe? NO1
   (応 答):CALCULATE:JUDGE NO1,1 (HEAD ON の場合) 
        NO1の判定結果を問合せます。
  使用可能条件 MEM

(16) 波形処理演算の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVCAlc A$
     (クエリ)   :CALCulate:WVCAlc?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON,EXEC(実行)
  解説    波形処理演算の設定と実行をします。
        現在の波形処理演算の設定を、文字データで返します。
        実行はONに設定されているときのみ有効です。
  例     :CALCulate:WVCAlc ON
        波形処理演算をONに設定します。
  使用可能条件 MEM

(17) 波形処理演算式の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:Z Z$,"A$"
     (クエリ)   :CALCulate:Z? Z$
     (応答)    Z$,"A$"
             Z$=Z1〜Z8
             A$=演算式
        (大文字小文字は、画面とあわせてください。例:CH1〜CH8や関数は大文字、a〜pは小文字)
  解説    波形処理演算式の設定をします。
        現在の波形処理演算式の設定を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:Z Z1,"a+b-ABS(CH1)"
        Z1の波形処理演算式を"a+b-ABS(CH1)"に設定します。
  使用可能条件 MEM

(18) 波形処理演算範囲の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:CALCArea A$
     (クエリ)   :CALCulate:CALCArea?
     (応答)    A$
             A$=ALL,A_B
  解説    波形処理演算範囲を設定します。
        現在の波形処理演算範囲を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:CALCArea ALL
        波形処理演算範囲を全波形に設定します。
  使用可能条件 MEM

(19) 定数a〜pの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:FACTor A$,B
     (クエリ)   :CALCulate:FACTor? A$
     (応答)    A$,B
             A$=A〜P
              B=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    A$で指定した定数を設定します。
        A$で指定した定数の設定をNR3数値で返します。
  例     :CALCulate:FACTor A,+1.234E+1
        定数aを1.234E+1に設定します。
  使用可能条件 MEM

(20) 演算結果の表示チャネルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:ZDIsplay Z$,ch$,A$
     (クエリ)   :CALCulate:ZDIsplay? Z$
     (応答)    Z$,ch$(,A$)
             Z$=Z1〜Z8
             ch$=CH1〜CH8,NONE
             A$=MANUal,AUTO(ch$がNONEの場合は返しません)
  解説    Z$の演算結果をch$のチャネルに表示します。A$がMANUalの場合はバリアブル設定値で表示します。
        Z$の演算結果の表示チャネルをを文字データで返します。
  例     :CALCulate:ZDIsplay Z1,ch1,AUTO
        Z1の演算結果を自動スケールでch1に表示します。
  使用可能条件 MEM

(21) 移動平均量の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MOVE Z$,A
     (クエリ)   :CALCulate:MOVE? Z$
     (応答)    Z$,A
             Z$=Z1〜Z8
              A=1〜4000
  解説    z$で指定された演算式の移動平均量を設定します。
        Z$で指定された演算式の移動平均量をNR1数値で返します。
  例     :CALCulate:MOVE Z1,200
        Z1の移動平均量を200に設定します。
  使用可能条件 MEM

(21) 平行移動量の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:SLIDe Z$,A
     (クエリ)   :CALCulate:SLIDe? Z$
     (応答)    Z$,A
             Z$=Z1〜Z8
              A=-4000〜4000
  解説    z$で指定された演算式の平行移動量を設定します。
        Z$で指定された演算式の平行移動量をNR1数値で返します。
  例     :CALCulate:SLIDe Z1,200
        Z1の平行移動量を200に設定します。
  使用可能条件 MEM


-12.FDISKコマンド(ファイルに関するコマンド)

:FDISK

(1) メディアの切り替えと問合せ 
  構文 (コマンド)  :FDISK:MEDIa A$
     (クエリ)   :FDISK:MEDIa?
     (応答)    A$
             A$=FD,PC,MO(HDD),SCSI,INTMEM
  解説    メディアの切り替えをします。
             (MO/HDDは内蔵タイプ、SCSIは外付けMOです)
        現在のメディア設定を、文字データで返します。
  例     :FDISK:MEDIa FD
        メディアをFDに切り替えます。
  使用可能条件 全ファンクション


(2) ファイルのセーブ 
  構文 (コマンド)  :FDISK:SAVE 'NAME1$.NAME2$',A$,B$(,C$)
            :FDISK:SAVE 'NAME1$.NAME2$',A$  (A$=Setの場合)
             NAME1$=ファイル名(8文字)
             NAME2$=拡張子  (3文字)
               A$=ファイル種類
                 Bin :バイナリデータ
                 Text:テキストデータ
                 Set :設定条件
               A$=ファイル種類(メモリ分割時) 
                 BAll:バイナリデータ(全ブロック、全波形一括保存)
                 BOne:バイナリデータ(1ブロック、表示波形保存)
                 TAll:テキストデータ(全ブロック、全波形一括保存)
                 TOne:テキストデータ(1ブロック、表示波形保存)
               B$=保存チャネル
                 ALL,CH1〜CH8,LOGIC
               C$=間引き(テキストのみ)
                 OFF,X1_2〜X1_1000
  解説    A$で指定された項目をセーブします。
        すでに存在するファイルにセーブしようとした場合は実行エラー
        となります。
        シングルクォーテーション(')の代わりにダブルクォーテーション(")
        も使用できます。
        FFT,電力波形はB$の内容に関係なく、全チャネル保存されます。
  例     :FDISK:SAVE 'TEST.DAT',Bin,ALL
        波形データをファイル名'TEST.DAT'で全チャネルセーブします。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(3) ファイルのロード 
  構文 (コマンド)  :FDISK:LOAD "NAME$"(,A$) 
             NAME$=ファイル名
             A$=NEW,ADD
  解説    NAME$で指定されたファイルのデータをロードします。
        波形データをロードする場合、新規読込(NEW)または上書き読込(ADD)
        の設定ができます。(省略した場合は、新規読込となります。)
        FFT,電力波形は、A$に関係なく常に新規読込となります。
        "NAME$"の代わりにファイル番号も使用出来ます。
  例     :FDISK:LOAD "WAVE.MEM",NEW
        "WAVE.MEM"を新規にロードします。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(4) ファイル、ディレクトリ情報の問合せ 
  構文 (クエリ)   :FDISK:INFOr? NO
     (応答)    NO<NR1>,"NAME$","DATE$","TIME$",A<NR1>,B$,C$
            ,D<NR1>,"TDATE$","TTIME$"
             NO  :ファイル、ディレクトリ番号
             NAME$ :ファイル名
             DATE$ :セーブ年月日
             TIME$ :セーブ時刻
             A   :ファイルサイズ(Byte)
             B$  :ファンクション
             C$  :測定内容:WAVE,SET,AREA
             D   :記録長
             TDATE$:トリガ年月日
             TTIME$:トリガ時刻
  解説    NOで指定されたファイルの情報を返します。
        指定したファイルが読み込めない場合は、
         NO,"NAME$","DATE$","TIME$",A,---
        と返します。
        シングルクォーテーション(')の代わりにダブルクォーテーション(")
        も使用できます。
  注記    ディレクトリの場合は、TIME$までの情報となります。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(5) ファイル、ディレクトリの削除 
  構文 (コマンド)  :FDISK:DELEte "NAME$"
             NAME$=ファイル名
  解説    NAME$で指定されたファイルまたはディレクトリを消去します。
        "NAME$"の代わりにファイル番号も使用出来ます。
  例     :FDISK:DELETE 1
        NO1のファイル(ディレクトリ)を消去します。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(6) メディアのフォーマット 
  構文 (コマンド)  :FDISK:FORMat A$(,B$)
             A$=Quick,Normal(通常フォーマット)
             B$=2HD(1.2MB),2HC(1.44MB),2DD(720KB):メディアがFDの時
  解説    メディアを初期化します。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(7) ディレクトリの作成 
  構文 (コマンド)  :FDISK:MKDIR "NAME$"
             NAME$=サブディレクトリ名
  解説    メディアのカレントディレクトリにサブディレクトリを作成します。
  例     :FDISK:MKDIR "TEST"
        TESTというサブディレクトリを作成します。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(8) カレントディレクトリの変更 
  構文 (コマンド)  :FDISK:CHDIR "NAME$"
             NOAME$=ディレクトリ名
  解説    メディアのカレントディレクトリをNAME$で指定したディレクトリ
        に変更します。
        "NAME$"の代わりにファイル番号も使用出来ます。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(9) ファイル数の問合せ 
  構文 (クエリ)   :FDISK:FILE?
     (応答)    A<NR1>
             A=ファイル数
  解説    セーブされている総ファイル数を、NR1数値で返します。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(10) ファイル名の問合せ 
  構文 (クエリ)   :FDISK:NINFor? NO
     (応答)    NO,"NAME$",A$ 
             NO=ファイル番号
             NAME$=ファイル名
             A$=FILE(ファイル)
               DIR(ディレクトリ)
  解説    NOで指定されたファイル番号のファイル名を、文字データで返します。
  例(クエリ):FDISK:NINFOR? 1
   (応答) :FDISK:NINFOR 1,"TEST.DAT",FILE
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(11) カレントディレクトリの問合せ 
  構文 (クエリ)   :FDISK:DIR?
     (応答)    A$
             A$=ディレクトリ名
  解説    メディアのカレントディレクトリ名(パス付)を、文字データで返します。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(12) 使用可能バイト数の問合せ 
  構文 (クエリ)   :FDISK:FREE?
     (応答)    A<NR1>
             A=使用可能バイト数
  解説    PCカードの使用可能バイト数を、NR1数値で返します。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと

(13) ファイルリストを並べ替え項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :FDISK:STYPe A$
     (クエリ)   :FDISK:STYPe?
     (応答)    A$
             A$=並び替え項目
               OFF:並び替えない
               NAME:名前順
               TIME:日付順
               SIZE:ファイルサイズ順
               TYPE:種類順
  解説    ファイルリストの並べ替え項目の設定をします。
        ファイルリストの並べ替え項目の設定を文字データで返します。
  例     :FDISK:STYPe NAME
        ファイルリストを名前順に並べ替えて表示します。
  使用可能条件 全ファンクション

(14) ファイルリストを並べ替え方法の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :FDISK:SDIRection A$
     (クエリ)   :FDISK:SDIRection?
     (応答)    A$
             A$=並び替え方法
               UP :昇順
               DOWN:降順
  解説    ファイルリストの並べ替え方法の設定をします。
        ファイルリストの並べ替え方法の設定を文字データで返します。
  例     :FDISK:SDIR UP
        ファイルリストを昇順に並べ替えて表示します。
  使用可能条件 全ファンクション

(15) ファイルのコピー
  構文 (コマンド)  :FDISK:COPY "NAME$",A$ 
             NAME$=ファイル名
             A$=FD,PC,MO,HDD,SCSI,INTMEM
  解説    NAME$で指定されたファイルをA$で指定されたメディアにコピーします。
        "NAME$"の代わりにファイル番号も使用出来ます。
  例     :FDISK:COPY "WAVE.MEM",FD
        "WAVE.MEM"をフロッピーディスクにコピーします。
  使用可能条件 スタート動作中でないこと


-13.GRAPhコマンド(判定エリア編集に関するコマンド)

:GRAPh

(1) 編集モードのON/OFFと問合せ 
  構文 (コマンド)  :GRAPh:EDIT A$
     (クエリ)   :GRAPh:EDIT?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    ONで編集モードに入ります。
        (編集用コマンド実行前に必ず、ONにしてください。)
         編集モードの状態を文字データで返します。
  例     :GRAPh:EDIT ON
        判定エリア編集モードに入ります。
  使用可能条件 MEM,FFT,POW

(2) ペイントコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:PAINT X,Y
             X=X座標:0〜750(1画面表示時),0〜500(XY1画面表示時)
             Y=Y座標:0〜500
  解説    XYで指定された位置から塗りつぶします。
  例     :GRAPh:PAINT 100,100
        XY座標(100,100)を起点に塗りつぶします。
  使用可能条件 編集モード時

(3) パラレルコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:PARAllel A,B,C,D
             A,B,C,D=上、下、右、左の移動量:0〜10.0(DIV)
  解説    A,B,C,Dで指定された幅で図形の平行移動を実行します。
  例     :GRAPh:PARAllel 1,1,1,1
        上下左右1DIV分の平行移動をします。
  使用可能条件 編集モード時

(4) ラインコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:LINE X1,Y1,X2,Y2
             X1,Y1,X2,Y2=XY座標(PAINTコマンド参照)
  解説    (X1,Y1)から(X2,Y2)へラインを引きます。
  例     :GRAPh:LINE 10,20,100,200
        (10,20)から(100,200)へラインを引きます。
  使用可能条件 編集モード時

(5) イレースコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:ERASe X1,Y1,X2,Y2
             X1,Y1,X2,Y2=XY座標(PAINTコマンド参照)
  解説    (X1,Y1)から(X2,Y2)を消しゴムで消します。
  例     :GRAPh:ERASe 10,20,100,200
        (10,20)から(100,200)へ消しゴムを移動させて図形を消します。
  使用可能条件 編集モード時

(6) ストレージ波形の取り込みコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:STORage
  解説    ストレージされている波形を取り込みます。
  例     :GRAPh:STORage
        ストレージ波形を取り込みます。
  使用可能条件 編集モード時

(7) リバースコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:REVErse
  解説    図形の反転を実行します。
  例     :GRAPh:REVErse
        図形を反転します。
  使用可能条件 編集モード時

(8) オールクリアコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:ALLClear
  解説    図形の全消去を実行します。
  例     :GRAPh:ALLClear
        図形を全消去します。
  使用可能条件 編集モード時

(9) クリアコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:CLEAr X1,Y1,X2,Y2
             X1,Y1,X2,Y2=XY座標(PAINTコマンド参照)
  解説    (X1,Y1),(X2,Y2)の矩形エリアを消去します。
  例     :GRAPh:CLEAr 10,20,100,200
        (10,20),(100,200)の矩形エリアを消去します。
  使用可能条件 編集モード時

(10) アンドゥーコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:UNDO
  解説    一つ前の編集コマンドを取り消します。
  例     :GRAPh:UNDO
        一つ前のコマンドの実行前の状態に戻します。
  使用可能条件 編集モード時

(11) 図形のセーブコマンド
  構文 (コマンド)  :GRAPh:SAVE
  解説    図形を判定エリアとして保存します。
  例     :GRAPh:SAVE
        図形を判定エリアとして保存します。
  使用可能条件 編集モード時


-14.POWコマンド(電力ファンクションに関するコマンド)

:POW

(1) 結線の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:WIRIng A,B$
     (クエリ)   :POWer:WIRIng? A
     (応答)    A,B$
             A=1〜4
             B$=OFF
                P1W2:1P2W
                P1W3:1P3W
                P3W3:3P3W
                V3A3:3V3A
                P3W4:3P4W
                DC:直流
  解説    結線方式を設定します。
        現在の結線の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:WIRIng 1,P1W2
        結線方式を1P2Wに設定します。
  使用可能条件 POW

(2) 演算値画面表示の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:CALCdisp NO$,A$
     (クエリ)   :POWer:CALCdisp? NO$
     (応答)    NO$,A$
             NO$=NO1〜NO5
             A$=OFF
                VRMS:電圧実効値
                VMEAn:電圧平均値
                VDC:電圧単純平均
                VPPEak:電圧最大値
                VMPEak:電圧最小値
                VFREq:電圧周波数
                CRMS:電流実効値
                CMEAn:電流平均値
                CDC:電流単純平均
                CPPEak:電流最大値
                CMPEak:電流最小値
                CFREq:電流周波数
                P_P:有効電力
                P_S:皮相電力
                P_Q:無効電力
                FACTor:力率
                PHASe:位相
  解説    演算値画面表示を設定します。
        現在の演算値表示の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:CALCdisp NO1,VRMS
        No.1の電圧実効値を表示します。
  使用可能条件 POW

(3) 画面表示の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:POWDisp A$
     (クエリ)   :POWer:POWDisp?
     (応答)    A$
             A$=WAVE:波形
                VALUe:数値
  解説    画面表示を設定します。
        現在の画面表示の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:POWDisp WAVE
        波形を表示します。
  使用可能条件 POW

(4) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:VRMS A$
     (クエリ)   :POWer:VRMS?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:VRMS ON
        電圧実効値を演算します。
  使用可能条件 POW

(5) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:VMEAn A$
     (クエリ)   :POWer:VMEAn?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:VMEAn ON
        電圧平均値を演算します。
  使用可能条件 POW

(6) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:VDC A$
     (クエリ)   :POWer:VDC?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:VDC ON
        電圧単純平均を演算します。
  使用可能条件 POW

(7) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:VPEAk A$
     (クエリ)   :POWer:VPEAk?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:VPEAk ON
        電圧ピーク値を演算します。
  使用可能条件 POW

(8) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:VFREq A$
     (クエリ)   :POWer:VFREq?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:VFREq ON
        電圧周波数を演算します。
  使用可能条件 POW

(9) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:CRMS A$
     (クエリ)   :POWer:CRMS?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:CRMS ON
        電流実効値を演算します。
  使用可能条件 POW

(10) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:CMEAn A$
     (クエリ)   :POWer:CMEAn?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:CMEAn ON
        電流平均値を演算します。
  使用可能条件 POW

(11) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:CDC A$
     (クエリ)   :POWer:CDC?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:CDC ON
        電流単純平均を演算します。
  使用可能条件 POW

(12) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:CPEAk A$
     (クエリ)   :POWer:CPEAk?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:CPEAk ON
        電流ピーク値を演算します。
  使用可能条件 POW

(13) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:CFREq A$
     (クエリ)   :POWer:CFREq?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:CFREq ON
        電流周波数を演算します。
  使用可能条件 POW

(14) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:P_P A$
     (クエリ)   :POWer:P_P?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:P_P ON
        有効電力を演算します。
  使用可能条件 POW

(15) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:P_S A$
     (クエリ)   :POWer:P_S?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:P_S ON
        皮相電力を演算します。
  使用可能条件 POW

(16) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:P_Q A$
     (クエリ)   :POWer:P_Q?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:P_Q ON
        無効電力を演算します。
  使用可能条件 POW

(17) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:FACTor A$
     (クエリ)   :POWer:FACTor?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:FACTor ON
        力率を演算します。
  使用可能条件 POW

(18) 演算項目の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PHASe A$
     (クエリ)   :POWer:PHASe?
     (応答)    A$
             A$=OFF, ON
  解説    演算項目を設定します。
        現在の演算項目の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PHASe ON
        位相を演算します。
  使用可能条件 POW

(19) 演算モードの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PWAVe Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PWAVe? Z$
     (応答)    Z$,A$
             A$=OFF, INSTant,TRENd
  解説    演算モードを設定します。
        現在の演算モードの設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PWAVe Z1,TRENd
        変動波形を演算します。
  使用可能条件 POW

(20) 演算CHの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PCH Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PCH? Z$
     (応答)    Z$,A$
             A$=P1,P2,P3,P4,P12,P23,P123
             A$=U1,U2,U3,U4
             A$=I1,I2,I3,I4
  解説    演算CHを設定します。
        現在の演算CHの設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PCH Z1,P1
        演算CHをP1に設定します。
  使用可能条件 POW

(21) 演算表示色の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PDRAw Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PDRAw? Z$
     (応答)    Z$,A$
             A$=OFF,C1〜C12
  解説    演算表示色を設定します。
        現在の演算表示色の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PDRAw Z1,C1
        演算結果を表示色1で表示します。
  使用可能条件 POW

(22) グラフの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PGRAph Z$,A
     (クエリ)   :POWer:PGRAph? Z$
     (応答)    Z$,A
             A=1〜8
  解説    グラフを設定します。
        現在のグラフの設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PGRAph Z1,1
        Z1をグラフ1に表示します。
  使用可能条件 POW(画面分割時)

(23) ゼロクロスの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PCROss Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PCROss? Z$
     (応答)    Z$,A$
             A$=U1〜U4,I1〜I4
  解説    ゼロクロスを設定します。
        現在のゼロクロスの設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PCROss Z1,U1
        Z1のゼロクロスをU1に設定します。
  使用可能条件 POW

(24) ゼロクロスのスロープの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PSLOpe Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PSLOpe? Z$
     (応答)    Z$,A$
             A$=UP,DOWN
  解説    スロープを設定します。
        現在のスロープの設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PSLOpe Z1,UP
        Z1のゼロクロスのスロープを立ち上がりに設定します。
  使用可能条件 POW

(25) ゼロクロスのフィルタの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PFILter Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PFILter? Z$
     (応答)    Z$,A$
             A$=OFF,NARRow,WIDE,INVErter
  解説    フィルタを設定します。
        現在のフィルタの設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PFILter Z1,NARRow
        Z1のゼロクロスのフィルタを狭く設定します。
  使用可能条件 POW

(26) 波形表示スケールの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PSCAle Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PSCAle? Z$
     (応答)    Z$,A$
             A$=AUTO.MANUal
  解説    表示スケールを設定します。
        現在の表示スケールの設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PSCAle Z1,AUTO
        Z1の表示スケールを自動に設定します。
  使用可能条件 POW

(27) 波形表示上下限値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PUPLow Z$,A,B
     (クエリ)   :POWer:PUPLow? Z$
     (応答)    Z$,A,B<NR3>
             A,B=-9.9999E29〜9.9999E29(A:上限値、B:下限値)
  解説    上下限値を設定します。
        現在の上下限値の設定を、NR3数値で返します。
  例     :POWer:PUPLow Z1,1,-1
        Z1の表示スケールを-1〜1に設定します。
  使用可能条件 POW

(28) 波形表示倍率の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PMAG Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PMAG? Z$
     (応答)    Z$,A$
             A$=X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
  解説    電力波形の表示倍率を設定します。
        現在の表示倍率の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PMAG Z1,X1
        Z1の表示倍率を1倍に設定します。
  使用可能条件 POW

(29) 波形表示位置の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :POWer:PPOSition Z$,A$
     (クエリ)   :POWer:PPOSition? Z$
     (応答)    Z$,A<NR1>
             A$=表示位置(%)
  解説    電力波形の表示位置を設定します。
        現在の表示倍率の設定を、文字データで返します。
  例     :POWer:PPOSition Z1,50
        Z1の表示位置を50%に設定します。
  使用可能条件 POW

(30) 電力演算結果の問合せ 
  構文 (クエリ)   :POWer:ANSWer? NO$,A
     (応答)    NO$,A<NR1>,B<NR3>
             NO$=NO1〜NO5
             A=結線番号(1〜4)
              B=演算結果
               **********:演算結果なし
  解説    NO$とAで指定された電力演算の演算結果を返します。
  例(クエリ):POWer:ANSWer? NO1,1
   (応 答):POWER:ANSWER NO1,1,-1.2345E-2 (HEAD ON の場合) 
        NO1の電力演算結果を問合せます。
  使用可能条件 POW