2.2 コマンド詳細

2.2.1 コマンド詳細の見方
・すべてのコマンドについて、書式・機能などを解説します。
・各コマンドの説明は、次のような構成になってます。


( ) 記録間隔の設定と問合せ                    ___________(1)
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAMPle A          ___________(2)
     (クエリ)   :CONFigure:SAMPle?
     (応答)    A<NR3>
  解説    記録間隔を数値(単位s)で設定します。      ___________(3)
        現在の記録間隔値を、NR3数値で返します。
        (設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上の記録間隔が
        ある時は、その記録間隔になります。)
        (10ms=0.01, 20ms=0.02, 50ms=0.05
         100ms=0.1, 200ms=0.2, 500ms=0.5
         1s=1, 2s=2, 5s=5
         10s=10, 20s=20,30s=30
         1min=60, 2min=120, 5min=300
         10min=600, 20min=1200, 30min=1800
         1h=3600)
  例     :CONFigure:SAMPle +100.0E-3          ___________(4)
        記録間隔を100msに設定します。
  使用可能条件                         ___________(5)


(1):コマンドの内容
(2):コマンドの構文
  ・(コマンド):コマンド・プログラムメッセージ
  ・(クエリ) :クエリ・プログラムメッセージ
  ・(応答) :応答メッセージ
  ・各引数
  :A,B,C・・・・数値データ(例:1.5,10E-3)
  :A$,B$・・・・文字データ(例:A,B1,GND,OFF)
  :“A”,“A$”・・・文字列データ(例:“1.5”,“mA”)
   (ダブルクォーテーション(“)の代わりに、シングルクォーテーション(‘)を
    用いることもできます。)
   数値データは、<NR1>、<NR2>、<NR3>形式で示します。
   例:A<NR1>:NR1形式の数値データ
    :B<NR2>:NR2形式の数値データ
    :C<NR3>:NR3形式の数値データ
注記・省略した場合は、<NR1>形式とします。 
   NR形式
   NR1形式・・・・・整数
   NR2形式・・・・・固定小数点
   NR3形式・・・・・浮動小数点
   NRf形式・・・・・NR1、NR2、NR3すべてを含む形式
  ・コマンドおよびクエリ・プログラムメッセージは、引数として<NRf>形式を受け付けます。
  ・応答メッセージは、定められた形式<NR1〜NR3>で返します。
  ・応答メッセージは、ヘッダを付けることが可能です。
(3):コマンド解説
(4):コマンドの使用例
(5):コマンドの使用可能条件
  コマンドが使用(実行)できる条件を示します。使用可能条件がない場合は省略されます。

○ コマンド実行について
  ・コマンドは入力バッファに入力され、順次実行されます。
  ・ただし、:ABORTコマンドは、入力バッファに実行待ちのコマンドがあっても、
   受信した時点(ターミネータ受信時点)で実行されます。
  ・コマンドが実行できる状態にないときは、実行エラーとなります。
  ・ほとんどのコマンドは、スタート動作中には実行できません。
    (:STOP,:ABORT,*OPC,*WAI,:HEADerは実行可能)
  ・ただしクエリコマンドは、他の制限がなければスタート動作中にも実行できます。

2.2.2 共通コマンド

-1.システム・データ・コマンド

(1) *IDN?
  内容 機器のID(識別コード)の問合せ
  構文 (クエリ)   *IDN?
     (応答)    HIOKI,LR8400,100312345,V 1.00
             (1)  (2)  (3)    (4)
  解説   (1):第1フィールド:メーカー名
        (2):第2フィールド:モデル名
        (3):第3フィールド:製造番号
        (4):第4フィールド:ソフトバージョン

(2) *OPT?
  内容 機器オプション装備の問合せ
  構文 (クエリ)   *OPT?
     (応答)    A1,A2,A3,A4<NR1>  A = 0〜2
             0: アンプなし
             1: LR8500 電圧・温度ユニット
             2: LR8501 ユニバーサルユニット
  解説    搭載されているユニットの有無をNR1で返します。


-2.内部動作コマンド

(1) *RST
  内容 機器の初期化
  構文 (コマンド)  *RST
  解説    本体を初期化します。(システムリセットと同じ)
  注記    USB,LAN通信に関するものはクリアしません。
        (イベントレジスタ、入力バッファ、出力キュー)
        *RSTコマンドの処理には時間がかかりますので、次のコマンドを
        送りたい場合は、*RSTのあとに*OPC?を送って初期化の完了を待って
        から次のコマンドを送って下さい。

(2) *TST?
  内容 ROM/RAMチェックの結果の問合せ
  構文 (クエリ)   *TST?
     (応答)    A<NR1>
             A=0,1 
                0:正常
                1:異常
  解説    本体のROM/RAMチェックの結果を、NR1数値で返します。


-3.同期コマンド

(1) *OPC
  内容 実行中の全動作が終了後、SESR(標準イベント・ステータス・レジスタ)のLSB
     (ビット0)をセット
  構文 (コマンド)  *OPC
  解説    送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
        終了した時点で、SESRのLSBをセットします。
  例     A$;B$;*OPC;C$
        (A$、B$、のコマンド処理終了後、SESRのLSBをセットします。)
  注記    記録時間連続がONの時は、スタート処理の監視用には使用しないでください。


(2) *OPC?
  内容 実行中の全動作が終了後、ASCIIの(1)を応答します
  構文 (クエリ)   *OPC?
     (応答)    1
  解説    送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
        終了した時点で、ASCIIの(1)を応答します。
  注記    記録時間連続がONの時は、スタート処理の監視用には使用しないでください。


(3) *WAI
  内容 コマンド処理が終了後、後に続くコマンドを実行します
  構文 (コマンド)  *WAI
  例     A$;B$;*WAI;C$
        (A$、B$、のコマンド終了後、*WAIに続くコマンドC$を実行します)
  注記    記録時間連続がONの時は、スタート処理の監視用には使用しないでください。



-4.ステータス、イベント制御コマンド

(1) *CLS
  内容 ステータスバイトと関連キュー(出力キューを除く)のクリア
  構文 (コマンド)  *CLS
  解説    ステータスバイトレジスタの各ビットに対応したイベントレジスタを
        クリアします。
        ステータスバイトレジスタもクリアされます。
  注記    出力キューはクリアされないので、ステータスバイトのMAV(ビット4)
        は影響されません。

(2) *ESR?
  内容 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR)の読み出しとクリア
  構文 (クエリ)   *ESR?
     (応答)    A<NR1>
  解説    SESRの内容を、NR1で返します。

(3) *STB?
  内容 ステータス・バイトとMSSビットを読み出す
  構文 (クエリ)   *STB?
     (応答)    A<NR1>
             A=0〜255
  解説    ステータス・バイトを読み出すのと同様です。
  注記    ビット6はRQSでなく、MSSです。

(4) :ESR0?
  内容 イベント・ステータス・レジスタ0(ESR0)の読み出しとクリア
  構文 (クエリ)   :ESR0?
     (応答)    A<NR1>
             A=0〜255
  解説    ESR0の内容を、NR1数値で返し、ESR0をクリアします。


2.2.3 固有のコマンド

-1.実行処理などのコマンド

(1) スタート処理
  構文 (コマンド)  :STARt
  解説    測定のSTART
        波形取り込み動作の開始

(2) ストップ処理
  構文 (コマンド)  :STOP
  解説    測定のSTOP
        波形取り込み動作が完了した時点で、終了します。
  注記    :STOPコマンドを1回実行すると、記録時間が連続以外の時は、
        記録時間分の測定をしたあと停止します。連続の時は停止しません。
        :STOPコマンドを2回実行すると、記録時間が連続、及び連続以外の時
        2回目の:STOPが実行された時に停止します。

(3) アボート処理
  構文 (コマンド)  :ABORT
  解説    測定の強制終了
        強制終了。波形取り込み動作が完了しなくても、ストップします。
  注記    :ABORTコマンド送信後は、0.2秒以上待ってから、次のコマンドを送る
        ようにして下さい。

(4) 本体エラー番号の問合せ
  構文 (クエリ)   :ERRor?
     (応 答)   A<NR1>
             A=エラーNo
  解説    本体で発生したエラーまたはワーニングの番号を<NR1>数値
        で返します。
   (エラーまたはワーニングについては、本体の取扱説明書を参照してください。)

(5) ヘッダのON/OFFの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :HEADer A$
     (クエリ)   :HEADer?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    問合せコマンドの応答データにヘッダを付けます。
        問合せコマンドの応答データにヘッダが付くかを、ON/OFFで返します。
        初期値は、OFFになっています。
  例     :HEADer? の応答は、
        (1) HEADER OFFの時 OFF
        (2) HEADER ONの時 :HEADER ON

(6) ストレージ状態の問合せ
  構文 (コマンド)  :STATUS?
     (応答)    A<NR1>
             A = bit0 (スタート)
               bit1 (ストレージ中)
               bit2 (トリガ待ち)
               bit3 (プリトリガ待ち)
               bit4 (未使用)
               bit5 (セーブ中)
  解説    ストレージの状態を、NR1数値で返します。
        応答が3場合は、スタート中、およびストレージ中であることを意味します。


-2.CONFigureコマンド(時間軸レンジ、記録時間等の問合せ)

:CONFigure

(1) 記録間隔の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAMPle A
     (クエリ)   :CONFigure:SAMPle?
     (応答)    A<NR3>
  解説    記録間隔を数値(単位s)で設定します。
        現在の記録間隔値を、NR3数値で返します。
        (設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上の記録間隔が
        ある時は、その記録間隔になります。)
        (10ms=0.01, 20ms=0.02, 50ms=0.05
         100ms=0.1, 200ms=0.2, 500ms=0.5
         1s=1, 2s=2, 5s=5
         10s=10, 20s=20,30s=30
         1min=60, 2min=120, 5min=300
         10min=600, 20min=1200, 30min=1800
         1h=3600)
  例     :CONFigure:SAMPle +100.0E-3
        記録間隔を100msに設定します。
  注記   CH2_1〜CH2_15のいずれかがONの時は、記録間隔を10msに変更できません。
        CH3_1〜CH4_15のいずれかがONの時は、記録間隔を10ms,20msに変更できません。
        断線検出がONで、CH2_1〜CH2_15のいずれかがONの時に、記録間隔を20msにすると断線検出がOFFに変更されます。
        断線検出がONで、CH3_1〜CH4_15のいずれかがONの時に、記録間隔を50msにすると断線検出がOFFに変更されます。
  注記   記録間隔の設定値により、横軸、記録時間、プリトリガ、自動保存、分割保存、区切り演算の
        設定が制限される場合があります。


(2) 時間軸レンジの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:TDIV A
     (クエリ)   :CONFigure:TDIV?
     (応答)    A<NR3>
  解説    時間軸レンジを数値(単位s)で設定します。
        現在の時間軸レンジの設定値を、NR3数値で返します。
        (設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上のレンジがある時は、
        そのレンジになります。)
        (時間軸は、記録間隔より大きい設定しかできません。)
         (100ms=0.1, 200ms=0.2, 500ms=0.5
         1s=1, 2s=2, 5s=5
         10s=10, 20s=20,30s=30
         1min=60, 2min=120, 5min=300
         10min=600, 20min=1200, 30min=1800
         1h=3600, 2h=7200, 5h=18000
         10h=36000, 12h=43200, 1d=86400)
  例     :CONFigure:TDIV +1.0E+0
        時間軸レンジを1sに設定します。
  注記   記録間隔の設定値により、横軸の設定が制限される場合があります。


(3) 記録時間の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:RECTime A,B,C,D
     (クエリ)   :CONFigure:RECTime?
     (応答)    A,B,C,D
             A=day :0〜500(日)
             B=hour:0〜23(時)
             C=min :0〜59(分)
             D=sec :0〜59(秒)
              day,hour,min,secすべて<NR1>
              0,0,0,0の時は連続
  解説    記録時間を設定します。
        現在の記録時間の設定を、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:RECTime 0,0,0,10
        記録時間を10秒に設定します。
  注記   記録間隔の設定値により、記録時間の設定が制限される場合があります。


(4) 自動保存機能の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:ATSAve A$(,"B$")
     (クエリ)   :CONFigure:ATSAve?
     (応答)    A$(,"B$")
             A$=OFF,BIN,CSV,MEAS,BIN_MEAS,BIN_CSV
               OFF:自動保存しません。(B$は省略)
               BIN :測定しながらメディアにバイナリ形式で保存します。
               CSV :測定しながらにメディアにCSV形式で保存します。
               MEAS :測定後にメディアに数値演算結果を保存します。
               BIN_MEAS :測定しながらにメディアにバイナリ形式で保存し、
                        測定後にメディアに数値演算結果を保存します。
               CSV_MEAS :測定しながらにメディアにCSV形式で保存し、
                        測定後にメディアに数値演算結果を保存します。
             B$=ファイル名(半角8文字)(省略可能)
  解説    自動保存機能を設定します。
        A$=OFFの時、B$は省略してください。
        現在の自動保存機能の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:ATSAve BIN,"DATA"
        測定しながらメディアへ、バイナリ形式で自動保存します。


(5) 自動保存機能の削除モードの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVEMode A$
     (クエリ)   :CONFigure:SAVEMode?
     (応答)    A$
             A$=FILEfull,REMove
  解説    自動保存機能の、削除モードの設定をします。
        現在の削除モードの設定を、文字データで返します。
         (FILEfull = OFF, REMove = ON)
  例     :CONFigure:SAVEMode FILEfull
        メディアが一杯になったら保存を終了します。

(6) 自動保存機能の分割の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVEKind A$
     (クエリ)   :CONFigure:SAVEKind?
     (応答)    A$
             A$=NORMal,DIVide,REGUlarly
  解説    自動保存機能の分割の設定をします。
        現在の分割の設定を、文字データで返します。
         (NORMal = OFF, DIVide = ON, REGUlarly = 定時)
  例     :CONFigure:SAVEKind NORMal
        標準の保存に設定します。

(7) 自動保存機能の分割長の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVELen A,B,C
     (クエリ)   :CONFigure:SAVELen?
     (応答)    A,B,C
             A=day :0〜30(日)
             B=hour:0〜23(時)
             C=min :0〜59(分)
              day,hour,minすべて<NR1>
  解説    自動保存機能の分割長の設定をします。
        現在の分割長の設定を、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:SAVELen 0,1,0
        分割長を1時間に設定します。
  注記   記録間隔の設定値により、分割長の設定が制限される場合があります。


(8) 自動保存機能の分割時間の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVETime A
     (クエリ)   :CONFigure:SAVETime?
     (応答)    A<NR3>
  解説    自動保存の分割時間を数値(単位min)で設定します。
        現在の分割時間値を、NR3数値で返します。
        (設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上の分割時間が
        ある時は、その分割時間になります。)
        (1min=1, 2min=2, 5min=5
         10min=10, 15min=15, 20min=20, 30min=30
         1h=60, 2h=120, 3h=180
         4h=240, 6h=360, 8h=480, 12h=720
         1d=1440)
  例     :CONFigure:SAVETime +1.0
        自動保存の分割時間をを1minに設定します。
  注記   記録間隔の設定値により、分割時間の設定が制限される場合があります。

(9) 自動保存機能の基準時刻の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVEReg A,B
     (クエリ)   :CONFigure:SAVEReg?
     (応答)    A,B
             A=hour:0〜23(時)
             B=min :0〜59(分)
              hour,minすべて<NR1>
  解説    自動保存機能の基準時刻の設定をします。
        現在の基準時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :CONFigure:SAVEReg 0,0
        基準時刻を00時00分に設定します。

(10) 自動保存機能の優先保存先の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVEPri A$
     (クエリ)   :CONFigure:SAVEPri?
     (応答)    A$
             A$=CF,USB
  解説    自動保存機能の優先保存先を設定をします。
        現在の優先保存先の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:SAVEPri CF
        自動保存機能の優先保存先をCFに設定します。


(11) [テキスト時の区切り記号]の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVESep A$
     (クエリ)   :CONFigure:SAVESep?
     (応答)    A$
             A$=COMMA,SPACE,TAB,SEMI
  解説    保存形式がテキストのとき、区切り記号の設定をします。
        現在の区切り記号の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:SAVESep COMMA
        保存形式がテキストのとき、区切り記号をカンマに設定します。
  注記   小数点記号がCOMMAの時は、区切り記号をCOMMAに設定できません。


(12) [テキスト時の小数点記号]の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVEDeci A$
     (クエリ)   :CONFigure:SAVEDeci?
     (応答)    A$
             A$=PERIOD,COMMA
  解説    保存形式がテキストのとき、小数点記号の設定をします。
        現在の小数点記号の設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:SAVEDeci PERIOD
        保存形式がテキストのとき、小数点記号をピリオドに設定します。
  注記   区切り記号がCOMMAの時は、小数点記号をCOMMAに設定できません。


(13) [テキスト時の日付フォーマット]の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CONFigure:SAVEFormat A$
     (クエリ)   :CONFigure:SAVEFormat?
     (応答)    A$
             A$=COMMENT,SPLITMS
  解説    保存形式がテキストのとき、日付フォーマットの設定します。
        現在の日付フォーマットの設定を、文字データで返します。
  例     :CONFigure:SAVEFormat COMMENT
        日付フォーマットの設定をCOMMENTに設定します。
  注記   このコマンドは、バージョンV1.23から追加されました。



-3.UNITコマンド(入力チャネルの設定と問合せ)

:UNIT

(1) 入力データの測定CH収集の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:STORe ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:STORe? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,LOG,ALARM,W1〜W30
              A$=OFF,ON
  解説    ch$で指定されたチャネルの測定CH収集を、設定します。
        ch$で指定されたチャネルの測定CH収集を、文字列で返します。
  例     :UNIT:STORe CH1_1,ON
        CH1_1の測定CH収集をONに設定します。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。
  注記   記録間隔が10msの時に、CH2_1〜CH2_15のいずれかをONにすると記録間隔が20msに変更されます。
        記録間隔が10ms,20msの時に、CH3_1〜CH4_15のいずれかをONにすると記録間隔が50msに変更されます。
        断線検出がONで、記録間隔が20msの時に、CH2_1〜CH2_15のいずれかをONにすると断線検出がOFFに変更されます。
        断線検出がONで、記録間隔が50msの時に、CH3_1〜CH4_15のいずれかをONにすると断線検出がOFFに変更されます。
  注記   :UNIT:STORe PLS1,ON 等でパルス収集をONにするには、:UNIT:PLSLogic PLS1,PLS 等のコマンドを使って
        設定したいパルスチャネルをPLS測定にしておく必要があります。
        :UNIT:PLSLogic PLS1,LOGICに設定してある場合は、:UNIT:STORe PLS1,ONは無効になります。
  注記   :UNIT:STORe LOG,ON でロジック収集をONにするには、:UNIT:PLSLogic PLS1,LOGIC 等のコマンドを使って
        PLS1〜PLS8の1つ以上をLOGIC測定にしておく必要があります。
        PLS1〜PLS8が全てPLSの場合は、:UNIT:STORe LOG,ONは無効になります。


(2) 入力チャネルのフィルタの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:FILTer A$
     (クエリ)   :UNIT:FILTer?
     (応答)    A$
              A$=OFF,50HZ,60HZ
  解説    フィルタを設定します。
        現在のフィルタを、文字データで返します。
  例     :UNIT:FILTer 50HZ
        フィルタを50HZにします。

(3) 入力チャネルの入力種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:INMOde ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:INMOde? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15 
              A$=VOLTAGE,TC,RTD,HUMIDITY,RESIST
              (VOLTAGEは電圧、TCは熱電対、RTDは測温抵抗体、HUMIDITYは湿度、RESISTは抵抗)
  解説    ch$で指定されたチャネルの入力種類を、設定します。
        ch$で指定されたチャネルの入力種類を、文字列で返します。
  例     :UNIT:INMOde CH1_1,VOLTAGE
        CH1_1の入力種類をVOLTAGEに設定します。
  注記    RTD,RESISTはLR8501 ユニバーサルユニットでのみ使えます。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
             またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(4) 入力チャネルの測定レンジの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:RANGe ch$,A
     (クエリ)   :UNIT:RANGe? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15 
              A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
  解説    ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、数値で設定します。
        (設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上のレンジがある時は、そのレンジになります。)
        ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、NR3数値で返します。
  例     :UNIT:RANGe CH1_1,+100.E-3
        CH1_1の電圧軸レンジを100mVに設定します。
  注記    電圧で1-5Vのレンジにする時は、A=15を設定して下さい。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
             またはLR8500 電圧・温度ユニットでのみ使えます。
         熱電対測定でセンサがBの時は、100℃、500℃レンジに設定できません。


(5) 入力チャネルの表示位置の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:POSItion ch$,A
     (クエリ)   :UNIT:POSItion? ch$
     (応答)    ch$,A<NR1>
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A=表示位置(%)
  解説    ch$で指定されたチャネルの表示位置を、数値で設定します。
        ch$で指定されたチャネルの表示位置を、NR1数値で返します。
  例     :UNIT:POSItion CH1_1,50
        CH1_1の表示位置を50%に設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(6) 入力チャネルの温度測定の熱電対の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:SENSor ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:SENSor? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15 
              A$=K,J,E,T,N,R,S,B,W
  解説    ch$で指定されたチャネルの温度測定の熱電対を、設定します。
        ch$で指定されたチャネルの温度測定の熱電対を、文字列で返します。
  例     :UNIT:SENSor CH1_1,K
        CH1_1の温度測定の熱電対をKに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。
         100℃、500℃レンジの時は、熱電対測定のセンサをBに設定できません。


(7) 入力チャネルの温度測定の接点補償の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:RJC ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:RJC? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15 
              A$=INT,EXT
  解説    ch$で指定されたチャネルの温度測定の接点補償を、設定します。
        ch$で指定されたチャネルの温度測定の接点補償を、文字列で返します。
  例     :UNIT:RJC CH1_1,INT
        CH1_1の温度測定の接点補償をINTに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(8) 入力チャネルの温度測定の断線検出の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:WIRE A$
     (クエリ)   :UNIT:WIRE?
     (応答)    A$ 
              A$=OFF,ON
  解説    温度測定の断線検出を、設定します。
        温度測定の断線検出を、文字列で返します。
  例     :UNIT:WIRE ON
        温度測定の断線検出をONに設定します。   
  注記   記録間隔が10msの時は、断線検出がONに変更できません。
        記録間隔が20msで、CH2_1〜CH2_15のいずれかがONの時は、断線検出がONに変更できません。
        記録間隔が50msで、CH3_1〜CH4_15のいずれかがONの時は、断線検出がONに変更できません。



(9) 入力チャネルの測温抵抗体測定の種類の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :UNIT:RTYPe ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:RTYPe? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15 
              A$=PT100,JPT100
  解説    ch$で指定されたチャネルの測温抵抗体測定の種類を、設定します。
        ch$で指定されたチャネルの測温抵抗体測定の種類を、文字列で返します。
  例     :UNIT:RTYPe CH1_1,PT100
        CH1_1の測温抵抗体測定の種類をPT100に設定します。
  注記    このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット装着チャネルのみ使えます。

(10) 入力チャネルの測温抵抗体測定の接続方法の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:RCONnect ch$,A$
     (クエリ)   :UNIT:RCONnect? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15 
              A$=3LINE,4LINE
  解説    ch$で指定されたチャネルの測温抵抗体測定の接続方法を、設定します。
        ch$で指定されたチャネルの測温抵抗体測定の接続方法を、文字列で返します。
  例     :UNIT:RCONnect CH1_1,4LINE
        CH1_1の測温抵抗体測定の接続方法を4LINEに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット装着チャネルのみ使えます。

(11) パルス入力チャネルの入力種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:PINMOde pls$,A$
     (クエリ)   :UNIT:PINMOde? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8 
              A$=COUNT,REVOLVE
  解説    pls$で指定されたチャネルの入力種類を、設定します。
        pls$で指定されたチャネルの入力種類を、文字列で返します。
  例     :UNIT:PINMOde PLS1,COUNT
        PLS1の入力種類をCOUNTに設定します。

(12) パルス入力チャネルの表示位置の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:PPOSItion pls$,A
     (クエリ)   :UNIT:PPOSItion? pls$
     (応答)    pls$,A<NR1>
             pls$=PLS1〜PLS8
              A=表示位置(%)
  解説    pls$で指定されたチャネルの表示位置を、数値で設定します。
        pls$で指定されたチャネルの表示位置を、NR1数値で返します。
  例     :UNIT:PPOSItion PLS1,50
        PLS1の表示位置を50%に設定します。


(13) パルス入力チャネルの積算種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:PCOMOde pls$,A$
     (クエリ)   :UNIT:PCOMOde? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8 
              A$=ADD,INST
  解説    pls$で指定されたチャネルの積算種類を、設定します。
        pls$で指定されたチャネルの積算種類を、文字列で返します。
  例     :UNIT:PCOMOde PLS1,ADD
        PLS1の積算種類を加算に設定します。

(14) パルス入力チャネルの1回転あたりのパルス数の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:PCOUnt pls$,A
     (クエリ)   :UNIT:PCOUnt? pls$
     (応答)    pls$,A<NR1>
             pls$=PLS1〜PLS8
              A=1回転あたりのパルス数(1〜1000)
  解説    pls$で指定されたチャネルの1回転あたりのパルス数を、数値で設定します。
        pls$で指定されたチャネルの1回転あたりのパルス数を、NR1数値で返します。
  例     :UNIT:PCOUnt PLS1,1
        PLS1の1回転あたりのパルス数を1に設定します。

(15) パルス入力チャネルのスロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:PSLOPe pls$,A$
     (クエリ)   :UNIT:PSLOPe? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8 
              A$=UP,DOWN
  解説    pls$で指定されたチャネルのスロープを、設定します。
        pls$で指定されたチャネルのスロープを、文字列で返します。
  例     :UNIT:PSLOPe PLS1,UP
        PLS1のスロープをUPに設定します。

(16) パルス入力チャネルのスレショルドレベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:PTHRe pls$,A$
     (クエリ)   :UNIT:PTHRe? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8 
              A$=1V,4V
  解説    pls$で指定されたチャネルのスレショルドレベルを、設定します。
        pls$で指定されたチャネルのスレショルドレベルを、文字列で返します。
  例     :UNIT:PTHRe PLS1,1V
        PLS1のスレショルドレベルを1Vに設定します。

(17) パルス入力チャネルのフィルターの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:PFILTer pls$,A$
     (クエリ)   :UNIT:PFILTer? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8 
              A$=OFF,ON
  解説    pls$で指定されたチャネルのフィルターを、設定します。
        pls$で指定されたチャネルのフィルターを、文字列で返します。
  例     :UNIT:PFILTer PLS1,ON
        PLS1のフィルターをONに設定します。

(18) パルスとロジック(ディジタルイン)の選択の設定と問い合せ
  構文 (コマンド)  :UNIT:PLSLogic pls$,A$
     (クエリ)   :UNIT:PLSLogic? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8 
              A$=PLS,LOGIC
  解説    pls$で指定されたチャネルのパルスとロジックを、設定します。
        pls$で指定されたチャネルのパルスとロジックを、文字列で返します。
  例     :UNIT:PLSLogic PLS1,PLS
        PLS1のパルスとロジックの選択をパルスに設定します。


-4.SCALingコマンド(チャネル画面でのスケーリングの設定と問合せ)

:SCALing

(1) スケーリング機能の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SCALing:KIND ch$,A$
     (クエリ)   :SCALing:KIND? ch$
     (応答)    ch$,A$
            ch$=CH1_1〜CH4_15、PLS1〜PLS8
             A$=POINT,RATIO
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングの種類を、文字列データで
        設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの種類の設定を、
        文字列データで返します。
  例     :SCALing:KIND CH1_1,POINT
        チャネル1-1のスケーリングを2点で指定します。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(2) スケーリング機能のON/OFFの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SCALing:SET ch$,A$
     (クエリ)   :SCALing:SET? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15、PLS1〜PLS8
              A$=OFF,ENG,SCI
              (ENG=小数、SCI=指数))
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングの設定をします。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの設定を、
        文字列データで返します。
  例     :SCALing:SET CH1_1,ENG
        チャネル1-1のスケーリング機能をENG(=小数)にします。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(3) スケーリングの換算値の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SCALing:VOLT ch$,A
     (クエリ)   :SCALing:VOLT? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15、PLS1〜PLS8
              A=-9.9999E+9〜+9.9999E+9
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリング換算値の設定をします。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリング換算値の設定を、
        NR3数値で返します。
  例     :SCALing:VOLT CH1_1,+2.0E-3
        チャネル1-1のスケーリング換算値(eu/V)を+2.0E-3に設定します。
  使用可能条件 スケーリングを「変換比で指定」で設定しているとき
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(4) スケーリングのオフセットの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SCALing:OFFSet ch$,A
     (クエリ)   :SCALing:OFFSet? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15、PLS1〜PLS8
              A=-9.9999E+9〜+9.9999E+9
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングのオフセットを設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのオフセットを、
        NR3数値で返します。
  例     :SCALing:OFFSet CH1_1,+1.0E-3
        チャネル1-1のスケーリングオフセット(eu offset)を+1.0E-3に設定します。
  使用可能条件 スケーリングを「変換比で指定」で設定しているとき
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(5) スケーリングの単位の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SCALing:UNIT ch$,"A$"
     (クエリ)   :SCALing:UNIT? ch$
     (応答)    ch$,"A$"
             ch$=CH1_1〜CH4_15、PLS1〜PLS8
              A$=スケーリング単位(最大7文字)
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングの単位を7文字以内で設定します。
        扱える文字は、本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は下のよう
        になります。
        ^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω), ^^(=^), ~~(=~), ~,(='), ~;(=") 
        上記以外は、スペースに置き換えます。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの単位を、
        文字データで返します。
        コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
        シングルクォーテーション(')を用いることができます。
  例     :SCALing:UNIT CH1_1,"mA"
        チャネル1-1のスケーリング単位をmAにします。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(6) スケーリングのVOLT UP、LOWの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SCALing:VOUPLOw ch$,B,C
     (クエリ)   :SCALing:VOUPLOw? ch$
     (応答)    ch$,B,C<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15、PLS1〜PLS8
             B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングのVOLT UP、LOWの値を設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのVOLT UP、LOWの値を、
        NR3数値で返します。
  例     :SCALing:VOUPLOw CH1_1,+2.0E-1,0
        チャネル1-1の変換前の2点の電圧値を200mV,0Vに設定します。
  使用可能条件 スケーリングを「2点で指定」で設定しているとき
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(7) スケーリングのSCALE UP、LOWの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SCALing:SCUPLOw ch$,B,C
     (クエリ)   :SCALing:SCUPLOw? ch$
     (応答)    ch$,B,C<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15、PLS1〜PLS8
             B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    ch$で指定されたチャネルのスケーリングのSC UP、LOWの値を設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのSC UP、LOWの値を、
        NR3数値で返します。
  例     :SCALing:SCUPLOw CH1_1,1.0E+1,0
        チャネル1-1の変換後の2点の値を設定します。
  使用可能条件 スケーリングを「2点で指定」で設定しているとき
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。



-5.COMMentコマンド(チャネル画面と、設定画面でのコメントの設定と問合せ)

:COMMent

(1) タイトルコメントの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :COMMent:TITLe "A$"
     (クエリ)   :COMMent:TITLe?
     (応答)    "A$"
             A$=コメント文字(最大全角20文字、半角40文字)
  解説    タイトルのコメント文字を設定します。
        扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
        下のようになります。
        ^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω), ^^(=^), ~~(=~), ~,(='), ~;(=") 
        上記以外は、スペースに置き換えます 
        全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
        コメント文字は省略可能です。
        現在のタイトルのコメント文字を、文字データ
        で返します。
        コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
        シングルクォーテーション(')を用いることができます。
  例     :COMMent:TITLe "HIOKI"
        タイトルコメントに[HIOKI]と入れます。

(2) 各チャネルのコメント文字の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :COMMent:CH ch$,"A$"
     (クエリ)   :COMMent:CH? ch$ 
     (応答)    ch$,"A$"
             ch$=CH1_1〜CH4_15、PLS1〜PLS8、W1〜W30
              A$=コメント文字(最大全角20文字、半角40文字)
  解説    ch$で指定されたチャネルのコメント文字を設定します。
        扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
        下のようになります。
        ^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω), ^^(=^), ~~(=~), ~,(='), ~;(=") 
        上記以外は、スペースに置き換えます 
        全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
        ch$で指定されたチャネルのコメント文字を、文字データで返します。
        コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
        シングルクォーテーション(')を用いることができます。
  例     :COMMent:CH CH1_1,"CH1_1=TEST"
        チャネル1のコメント表示を「CH1_1=TEST」にします。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(3) アラームチャネルのコメント文字の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :COMMent:ALMCH alm$,"A$"
     (クエリ)   :COMMent:ALMCH? alm$ 
     (応答)    alm$,"A$"
             alm$=ALM1〜ALM4
              A$=コメント文字(最大全角20文字、半角40文字)
  解説    alm$で指定されたアラームチャネルのコメント文字を設定します。
        扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
        下のようになります。
        ^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω), ^^(=^), ~~(=~), ~,(='), ~;(=") 
        上記以外は、スペースに置き換えます 
        全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
        alm$で指定されたアラームチャネルのコメント文字を、文字データで返します。
        コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
        シングルクォーテーション(')を用いることができます。
  例     :COMMent:ALMCH ALM1,"alm1=TEST"
        アラーム1のコメント表示を「alm1=TEST」にします。



-6.TRIGgerコマンド(トリガの設定と問合せ)

:TRIGger

(1) トリガ使用の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SET A$
     (クエリ)   :TRIGger:SET?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    トリガ使用を設定します。
        現在のトリガ使用を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SET ON
        トリガ使用をONに設定します。

(2) トリガモード(繰り返し記録)の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:MODE A$
     (クエリ)   :TRIGger:MODE?
     (応答)    A$
             A$=SINGle,REPEat
               (SINGle=繰り返しOFF,REPEat=繰り返しON)
  解説    トリガモードを設定します。
        現在のトリガモードを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:MODE REPEat
        トリガモードをリピートに設定します。

(3) プリトリガの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PRETrig A,B,C,D
     (クエリ)   :TRIGger:PRETrig?
     (応答)    A,B,C,D
             A=day :0〜99(日)
             B=hour:0〜23(時)
             C=min :0〜59(分)
             D=sec :0〜59(秒)
              day,hour,min,secすべて<NR1>
  解説    プリトリガを設定します。
        現在のプリトリガの設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:PRETrig 0,0,0,10
        プリトリガを10秒に設定します。
  注記    ただし、LR8400で設定できるプリトリガ数は、記録間隔の100000倍までです。
  注記   記録間隔の設定値により、プリトリガの設定が制限される場合があります。

(4) トリガタイミングの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TIMIng A$
     (クエリ)   :TRIGger:TIMIng?
     (応答)    A$
             A$=START,STOP,S_S
  解説    トリガタイミングの設定をします。
        現在のトリガタイミングの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:TIMIng START
        トリガタイミングをSTARTに設定します。

(5) トリガソース間のAND/ORの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SOURce A$
     (クエリ)   :TRIGger:SOURce?
     (応答)    A$
             A$=OR,AND
  解説    アナログトリガ、パルストリガ、ディジタルトリガ、
         外部トリガ、タイマトリガ間のAND/OR
        の設定をします。
        現在のAND/ORの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SOURce OR
        トリガソースをORに設定します。

(6) トリガの種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:KIND ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:KIND? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=OFF
                LEVEl :レベルトリガ
                WINDow :ウインドウトリガ
  解説    ch$で指定したチャネルのトリガの種類を設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のトリガの種類を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:KIND CH1_1,LEVEl
        CH1_1のトリガの種類をレベルトリガに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(7) トリガスロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SLOPe ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SLOPe? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=UP :立ち上がり
                DOWN:立ち下がり
  解説    ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
        を設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SLOPe CH1_1,UP
        CH1_1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(8) レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LEVEl ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:LEVEl? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15
             A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:LEVEl CH1_1,50E-3
        CH1_1のトリガレベルを50mVに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(9) ウインドウトリガサイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SIDE ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SIDE? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    ch$で指定したチャネルのウインドウトリガのトリガサイド
        を設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のトリガサイドを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SIDE CH1_1,IN
        CH1_1のトリガサイドをウインドウインに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(10) ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:UPPEr ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:UPPEr? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを電圧値(V)
        で設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:UPPEr CH1_1,+1.0E-3
        CH1_1のウインドウトリガの上限レベルを+1.0mVに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(11) ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LOWEr ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:LOWEr? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15
             A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを電圧値(V)
        で設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:LOWEr CH1_1,-1.0E-3
        CH1_1のウインドウトリガの下限レベルを−1.0mVに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(12) パルストリガの種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PKIND pls$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:PKIND? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=OFF
                LEVEl :レベルトリガ
                WINDow :ウインドウトリガ
  解説    pls$で指定したチャネルのトリガの種類を設定します。
        pls$で指定したチャネルの現在のトリガの種類を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:PKIND PLS1,LEVEl
        PLS1をレベルトリガに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。


(13) パルストリガスロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PSLOPe pls$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:PSLOPe? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=UP :立ち上がり
                DOWN:立ち下がり
  解説    pls$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
        を設定します。
        pls$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:PSLOPe PLS1,UP
        CH1_1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。


(14) パルスレベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PLEVEl pls$,A
     (クエリ)   :TRIGger:PLEVEl? pls$
     (応答)    pls$,A<NR3>
             pls$=PLS1〜PLS8
             A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    ch$で指定したパルスチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定
        します。
        ch$で指定したパルスチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で
        返します。
  例     :TRIGger:PLEVEl PLS1,50E+0
        PLS1のトリガレベルを50カウントに設定します。

(15) パルスウインドウトリガサイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PSIDE pls$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:PSIDE? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    pls$で指定したチャネルのウインドウトリガのトリガサイド
        を設定します。
        pls$で指定したチャネルの現在のトリガサイドを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:PSIDE PLS1,IN
        PLS1のトリガサイドをウインドウインに設定します。


(16) パルスウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PUPPEr pls$,A
     (クエリ)   :TRIGger:PUPPEr? pls$
     (応答)    pls$,A<NR3>
             pls$=PLS1〜PLS8
              A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを設定します。
        pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:PUPPEr PLS1,2.0E+3
        PLS1のウインドウトリガの上限レベルを2000カウントに設定します。

(17) パルスウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:PLOWEr pls$,A
     (クエリ)   :TRIGger:PLOWEr? pls$
     (応答)    pls$,A<NR3>
             pls$=PLS1〜PLS8
              A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを設定します。
        pls$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:PLOWEr PLS1,1.0E+3
        PLS1のウインドウトリガの下限レベルを1000カウントに設定します。

(18) ディジタルトリガのパターンのAND/ORの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LOGAnd A$
     (クエリ)   :TRIGger:LOGAnd?
     (応答)    A$
              A$=OFF,OR,AND
  解説    ディジタルトリガのパターンのAND/ORを設定します。
        現在のディジタルトリガのパターンのAND/ORの設定を、文字列で返します。
  例     :TRIGger:LOGAnd OR
        ディジタルトリガのトリガパターンのAND/ORをORに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。

(19) ディジタルトリガのパターンの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:LOGPat "a$" 
     (クエリ)   :TRIGger:LOGPat?
     (応答)    unit$,"a$"
              a$=XXXXXXXX
              (L1--------L8)
              トリガパターン(X,0,1)
  解説    ディジタルトリガのとパターンの設定します。
        現在のディジタルトリガのパターンの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:LOGPat "011X1100"
        ディジタルトリガのパターンを011X1100
        に設定します。

(20) 波形演算トリガの種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:WKIND w$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:WKIND? w$
     (応答)    w$,A$
             w$=W1〜W30
              A$=OFF
                LEVEl :レベルトリガ
                WINDow :ウインドウトリガ
  解説    w$で指定したチャネルのトリガの種類を設定します。
        wで指定したチャネルの現在のトリガの種類を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:WKIND W1,LEVEl
        W1のトリガの種類をレベルトリガに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。


(21) 波形演算トリガスロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:WSLOPe w$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:WSLOPe? w$
     (応答)    w$,A$
             w$=W1〜W30
              A$=UP :立ち上がり
                DOWN:立ち下がり
  解説    w$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
        を設定します。
        w$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:WSLOPe W1,UP
        W1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。


(22) 波形演算レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:WLEVEl w$,A
     (クエリ)   :TRIGger:WLEVEl? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
             A=レベル
  解説    w$で指定した波形演算チャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定
        します。
        w$で指定した波形演算チャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で
        返します。
  例     :TRIGger:WLEVEl W1,50E+0
        W1のトリガレベルを50に設定します。


(23) 波形演算ウインドウトリガサイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:WSIDE w$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:WSIDE? w$
     (応答)    w$,A$
             w$=W1〜W30
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    w$で指定したチャネルのウインドウトリガのトリガサイド
        を設定します。
        w$で指定したチャネルの現在のトリガサイドを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:WSIDE W1,IN
        W1のトリガサイドをウインドウインに設定します。


(24) 波形演算ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:WUPPEr w$,A
     (クエリ)   :TRIGger:WUPPEr? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
              A=レベル
  解説    w$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを設定します。
        w$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:WUPPEr W1,2.0E+3
        W1のウインドウトリガの上限レベルを2000に設定します。


(25) 波形演算ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:WLOWEr w$,A
     (クエリ)   :TRIGger:WLOWEr? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
              A=レベル
  解説    w$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを設定します。
        w$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:WLOWEr W1,1.0E+3
        W1のウインドウトリガの下限レベルを1000に設定します。


(26) 外部トリガON/UP/DOWNの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:EXTErnal A$
     (クエリ)   :TRIGger:EXTErnal?
     (応答)    A$
             A$=OFF,UP,DOWN
  解説    外部トリガの設定をします。
        現在の外部トリガの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:EXTErnal OFF
        外部トリガをOFFに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。

(27) タイマトリガの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TIMEr A$
     (クエリ)   :TRIGger:TIMEr?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    タイマトリガの設定します。
        現在のタイマトリガの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:TIMEr ON
        タイマトリガを設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。

(28) タイマトリガの開始時刻の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TMSTArt A$,A,B,C,D,E,F
     (クエリ)   :TRIGger:TMSTArt?
     (応答)    A$,A,B,C,D,E,F
             A$=OFF,ON
             A=year:0〜99(年)
             B=month:1〜12(月)
             C=day :1〜31(日)
             D=hour :0〜23(時)
             E=min :0〜59(分)
             F=sec :0〜59(秒)
              year,month,day,hour,min,secすべて<NR1>
  解説    タイマトリガのスタート時刻の設定します。
        現在のタイマトリガのスタート時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:TMSTArt ON,6,7,22,11,22,00 
        タイマトリガのスタート時刻を2006年7月22日11時22分00秒に設定します。

(29) タイマトリガの終了時刻の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TMSTOp A$,A,B,C,D,E,F
     (クエリ)   :TRIGger:TMSTOp?
     (応答)    A$,A,B,C,D,E,F
             A$=OFF,ON
             A=year:0〜99(年)
             B=month:1〜12(月)
             C=day :1〜31(日)
             D=hour :0〜23(時)
             E=min :0〜59(分)
             F=sec :0〜59(秒)
              year,month,day,hour,min,secすべて<NR1>
  解説    タイマトリガのストップ時刻の設定します。
        現在のタイマトリガのストップ時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:TMSTOp ON,6,7,22,11,45,00 
        タイマトリガのストップ時刻を2006年7月22日11時45分00秒に設定します。

(30) タイマトリガの時間間隔の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:TMINTvl A$,A,B,C,D
     (クエリ)   :TRIGger:TMINTvl?
     (応答)    A&,A,B,C,D
             A$=OFF,ON,
             A=day :0〜99(日)
             B=hour:0〜23(時)
             C=min :0〜59(分)
             D=sec :0〜59(秒)
              day,hour,min,secすべて<NR1>
  解説    タイマトリガのインターバル時刻の設定します。
        現在のタイマトリガのインターバル時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:TMINTvl ON,1,20,30,00
        タイマトリガのインターバルを1日20時間30分00秒に設定します。

(31) トリガ検出時刻の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:DETECTTime A,B,C
     (クエリ)   :TRIGger:DETECTTime?
     (応答)    A,B,C
             A=hour:0〜23(時)
             B=min :0〜59(分)
             C=sec :0〜59(秒)
              hour、min、secすべて<NR1>
  解説    トリガの検出時刻の設定します。
        トリガ検出時刻の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:DETECTTime?
        トリガ検出時間を問合せます。

(32) トリガ検出日の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:DETECTDate A,B,C
     (クエリ)   :TRIGger:DETECTDate?
     (応答)    A,B,C
             A=year :0〜99(年)
             B=month:1〜12(月)
             C=day :1〜31(日)
              year,month,dayすべて<NR1>
  解説    トリガの検出日の設定します。
        トリガ検出日の設定を、NR1数値で返します。
  例     :TRIGger:DETECTDate?
        トリガ検出時間を問合せます。

(33) ストップ時トリガソース間のAND/ORの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SSOURce A$
     (クエリ)   :TRIGger:SSOURce?
     (応答)    A$
             A$=OR,AND
  解説    アナログトリガ、パルストリガ、ディジタルトリガ、
         外部トリガ、タイマトリガ間のストップ時AND/OR
        の設定をします。
        現在のストップ時AND/ORの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SSOURce OR
        ストップ時トリガソースをORに設定します。

(34) ストップ時トリガの種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SKIND ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SKIND? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=OFF
                LEVEl :レベルトリガ
                WINDow :ウインドウトリガ
  解説    ch$で指定したチャネルのストップ時のトリガの種類を設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のストップ時のトリガの種類を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SKIND CH1_1,LEVEl
        CH1_1のストップ時トリガの種類をレベルトリガに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(35) ストップ時トリガスロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SSLOPe ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SSLOPe? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=UP :立ち上がり
                DOWN:立ち下がり
  解説    ch$で指定したチャネルのストップ時レベルトリガのトリガスロープ
        を設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のストップ時トリガスロープを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SSLOPe CH1_1,UP
        CH1_1のストップ時トリガスロープを立ち上がりに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(36) ストップ時レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SLEVEl ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SLEVEl? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15
             A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    ch$で指定したチャネルのストップ時レベルトリガのトリガレベルを設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のストップ時トリガレベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:SLEVEl CH1_1,50E-3
        CH1_1のストップ時トリガレベルを50mVに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(37) ストップ時ウインドウトリガサイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SSIDE ch$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SSIDE? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    ch$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガのトリガサイド
        を設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のストップ時トリガサイドを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SSIDE CH1_1,IN
        CH1_1のストップ時トリガサイドをウインドウインに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(38) ストップ時ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SUPPEr ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SUPPEr? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    ch$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの上限レベルを電圧値(V)
        で設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のストップ時ウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:SUPPEr CH1_1,+1.0E-3
        CH1_1のストップ時ウインドウトリガの上限レベルを+1.0mVに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(39) ストップ時ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SLOWEr ch$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SLOWEr? ch$
     (応答)    ch$,A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15
             A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    ch$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの下限レベルを電圧値(V)
        で設定します。
        ch$で指定したチャネルの現在のストップ時ウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:SLOWEr CH1_1,-1.0E-3
        CH1_1のストップ時ウインドウトリガの下限レベルを−1.0mVに設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(40) ストップ時のパルストリガの種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SPKIND pls$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SPKIND? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=OFF
                LEVEl :レベルトリガ
                WINDow :ウインドウトリガ
  解説    pls$で指定したチャネルのストップ時トリガの種類を設定します。
        pls$で指定したチャネルの現在のストップ時トリガの種類を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SPKIND PLS1,LEVEl
        PLS1のストップ時トリガ種類をレベルトリガに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。


(41) ストップ時パルストリガスロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SPSLOPe pls$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SPSLOPe? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=UP :立ち上がり
                DOWN:立ち下がり
  解説    plsh$で指定したチャネルのストップ時レベルトリガのトリガスロープ
        を設定します。
        pls$で指定したチャネルの現在のストップ時トリガスロープを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SPSLOPe PLS1,UP
        PLS1のストップ時トリガスロープを立ち上がりに設定します。


(42) ストップ時パルスレベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SPLEVEl pls$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SPLEVEl? pls$
     (応答)    pls$,A<NR3>
             pls$=PLS1〜PLS8
             A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    pls$で指定したパルスチャネルのストップ時レベルトリガのトリガレベルを設定
        します。
        pls$で指定したパルスチャネルの現在のストップ時トリガレベルを、NR3数値で
        返します。
  例     :TRIGger:SPLEVEl PLS1,50E+0
        PLS1のストップ時トリガレベルを50カウントに設定します。


(43) ストップ時パルスウインドウトリガサイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SPSIDE pls$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SPSIDE? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    pls$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガのトリガサイド
        を設定します。
        pls$で指定したチャネルの現在のストップ時トリガサイドを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SPSIDE PLS1,IN
        PLS1のストップ時トリガサイドをウインドウインに設定します。


(44) ストップ時パルスウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SPUPPEr pls$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SPUPPEr? pls$
     (応答)    pls$,A<NR3>
             pls$=PLS1〜PLS8
              A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    pls$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの上限レベルを設定します。
        pls$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:SPUPPEr PLS1,2.0E+3
        PLS1のストップ時ウインドウトリガの上限レベルを2000カウントに設定します。

(45) ストップ時パルスウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SPLOWEr pls$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SPLOWEr? pls$
     (応答)    pls$,A<NR3>
             pls$=PLS1〜PLS8
              A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    pls$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの下限レベルを設定します。
        pls$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:SPLOWEr PLS1,1.0E+3
        PLS1のストップ時ウインドウトリガの下限レベルを1000カウントに設定します。

(46) ストップ時ディジタルトリガのパターンのAND/ORの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SLOGAnd A$
     (クエリ)   :TRIGger:SLOGAnd?
     (応答)    A$
              A$=OFF,OR,AND
  解説    ディジタルトリガのストップ時パターンのAND/ORを設定します。
        現在のディジタルトリガのストップ時パターンのAND/ORの設定を、文字列で返します。
  例     :TRIGger:SLOGAnd OR
        ディジタルトリガのストップ時トリガパターンのAND/ORをORに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。

(47) ストップ時ディジタルトリガのパターンの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SLOGPat "a$" 
     (クエリ)   :TRIGger:SLOGPat?
     (応答)    "a$"
              a$=XXXXXXXX
              (L1--------L8)
              トリガパターン(X,0,1)
  解説    ディジタルトリガのストップ時パターンの設定します。
        現在のディジタルトリガのストップ時パターンの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SLOGPat "011X1100"
        ディジタルトリガのストップ時パターンを011X1100
        に設定します。

(48) ストップ時の波形演算トリガの種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SWKIND w$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SWKIND? w$
     (応答)    w$,A$
             w$=W1〜W30
              A$=OFF
                LEVEl :レベルトリガ
                WINDow :ウインドウトリガ
  解説    w$で指定したチャネルのストップ時トリガの種類を設定します。
        wで指定したチャネルの現在のストップ時トリガの種類を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SWKIND W1,LEVEl
        W1のストップ時トリガの種類をレベルトリガに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。


(49) ストップ時の波形演算トリガスロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SWSLOPe w$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SWSLOPe? w$
     (応答)    w$,A$
             w$=W1〜W30
              A$=UP :立ち上がり
                DOWN:立ち下がり
  解説    w$で指定したチャネルのストップ時レベルトリガのトリガスロープ
        を設定します。
        w$で指定したチャネルの現在のストップ時トリガスロープを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SWSLOPe W1,UP
        W1のストップ時トリガスロープを立ち上がりに設定します。


(50) ストップ時の波形演算レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SWLEVEl w$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SWLEVEl? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
             A=レベル
  解説    w$で指定した波形演算チャネルのストップ時レベルトリガのトリガレベルを設定
        します。
        w$で指定した波形演算チャネルの現在のストップ時トリガレベルを、NR3数値で
        返します。
  例     :TRIGger:SWLEVEl W1,50E+0
        W1のストップ時トリガレベルを50に設定します。


(51) ストップ時の波形演算ウインドウトリガサイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SWSIDE w$,A$
     (クエリ)   :TRIGger:SWSIDE? w$
     (応答)    w$,A$
             w$=W1〜W30
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    w$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガのトリガサイド
        を設定します。
        w$で指定したチャネルの現在のストップ時トリガサイドを、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SWSIDE W1,IN
        W1のストップ時トリガサイドをウインドウインに設定します。


(52) ストップ時の波形演算ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SWUPPEr w$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SWUPPEr? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
              A=レベル
  解説    w$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの上限レベルを設定します。
        w$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:SWUPPEr W1,2.0E+3
        W1のストップ時ウインドウトリガの上限レベルを2000に設定します。


(53) ストップ時の波形演算ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SWLOWEr w$,A
     (クエリ)   :TRIGger:SWLOWEr? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
              A=レベル
  解説    w$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの下限レベルを設定します。
        w$で指定したチャネルのストップ時ウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :TRIGger:SWLOWEr W1,1.0E+3
        W1のストップ時ウインドウトリガの下限レベルを1000に設定します。


(54) ストップ時外部トリガON/UP/DOWNの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :TRIGger:SEXTErnal A$
     (クエリ)   :TRIGger:SEXTErnal?
     (応答)    A$
             A$=OFF,UP,DOWN
  解説    ストップ時外部トリガの設定をします。
        ストップ時外部トリガの設定を、文字データで返します。
  例     :TRIGger:SEXTErnal OFF
        ストップ時外部トリガをOFFに設定します。
  注記    トリガを使う場合は、:TRIGger:SET ONコマンドにて、トリガの設定もONにしてください。


-7.ALARmコマンド(警報の設定と問合せ)

:ALARm

(1) 警報保持の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:HOLD A$
     (クエリ)   :ALARm:HOLD?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    警報保持を設定します。
        現在の警報保持を、文字データで返します。
  例     :ALARm:HOLD ON
        警報保持をONに設定します。

(2) 警報の種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:KIND alm$,ch$,A$
     (クエリ)   :ALARm:KIND? alm$,ch$
     (応答)    alm$,ch$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             ch$=CH1_1〜CH1_15
              A$=OFF
                LEVEl :レベル警報
                WINDow :ウインドウ警報
  解説    alm$,ch$で指定したチャネルの警報の種類を設定します。
        alm$,ch$で指定したチャネルの現在の警報の種類を、文字データで返します。
  例     :ALARm:KIND ALM1,CH1_1,LEVEl
        ALM1のCH1_1をレベル警報に設定します。
  注記    警報を使う場合は、:UNIT:STOReコマンドにて、警報ユニットのチャネルをONにしてください。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(3) 警報スロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:SLOPe alm$,ch$,A$
     (クエリ)   :ALARm:SLOPe? alm$,ch$
     (応答)    alm$,ch$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=HIGH :レベルより上で警報
                LOW  :レベルより下で警報
  解説    alm$,ch$で指定したチャネルのレベル警報の警報スロープを設定します。
        alm$,ch$で指定したチャネルの現在の警報スロープを、文字データで返します。
  例     :ALARm:SLOPe ALM1,CH1_1,HIGH
        ALM1のCH1_1の警報スロープをレベルより上で警報に設定します。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(4) レベル警報の警報レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:LEVEl alm$,ch$,A
     (クエリ)   :ALARm:LEVEl? alm$,ch$
     (応答)    alm$,ch$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             ch$=CH1_1〜CH4_15
             A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    alm$,ch$で指定したチャネルのレベル警報の警報レベルを設定します。
        alm$,ch$で指定したチャネルの現在の警報レベルを、NR3数値で返します。
  例     :ALARm:LEVEl ALM1,CH1_1,50E-3
        ALM1のCH1_1の警報レベルを50mVに設定します。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(5) ウインドウ警報サイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:SIDE alm$,ch$,A$
     (クエリ)   :ALARm:SIDE? alm$,ch$
     (応答)    alm$,ch$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    alm$,ch$で指定したチャネルのウインドウ警報の警報サイドを設定します。
        alm$,ch$で指定したチャネルの現在の警報サイドを、文字データで返します。
  例     :ALARm:SIDE ALM1,CH1_1,IN
        ALM1のCH1_1の警報サイドをウインドウインに設定します。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(6) ウインドウ・イン/アウト・警報の上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:UPPEr alm$,ch$,A
     (クエリ)   :ALARm:UPPEr? alm$,ch$
     (応答)    alm$,ch$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             ch$=CH1_1〜CH4_15
             A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    alm$,ch$で指定したチャネルのウインドウ警報の上限レベルを設定します。
        alm$,ch$で指定したチャネルの現在のウインドウ警報の上限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :ALARm:UPPEr ALM1,CH1_1,+1.0E-3
        ALM1のCH1_1のウインドウ警報の上限レベルを+1.0mVに設定します。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(7) ウインドウ・イン/アウト・警報の下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:LOWEr alm$,ch$,A
     (クエリ)   :ALARm:LOWEr? alm$,ch$
     (応答)    alm$,ch$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             ch$=CH1_1〜CH4_15
             A=電圧(V)、温度(℃)、湿度(%)、抵抗(Ω)
        (設定範囲は、レンジの±1.50倍です。100mVレンジの時、-150mV〜150mV)
  解説    alm$,ch$で指定したチャネルのウインドウ警報の下限レベルを設定します。
        alm$,ch$で指定したチャネルの現在のウインドウ警報の下限レベルを、NR3数値で返します。
  例     :ALARm:LOWEr ALM1,CH1_1,-1.0E-3
        ALM1のCH1_1のウインドウ警報の下限レベルを−1.0mVに設定します。
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(8) パルス警報の種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:PKIND alm$,pls$,A$
     (クエリ)   :ALARm:PKIND? alm$,pls$
     (応答)    alm$,pls$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=OFF
                LEVEl :レベル警報
                WINDow :ウインドウ警報
  解説    alm$,pls$で指定したチャネルの警報の種類を設定します。
        alm$,pls$で指定したチャネルの現在の警報の種類を、文字データで返します。
  例     :ALARm:PKIND ALM1,PLS1,LEVEl
        ALM1のPLS1をレベル警報に設定します。
  注記    警報を使う場合は、:UNIT:STOReコマンドにて、警報ユニットのチャネルをONにしてください。


(9) パルス警報スロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:PSLOPe alm$,pls$,A$
     (クエリ)   :ALARm:PSLOPe? alm$,pls$
     (応答)    alm$,pls$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=HIGH :レベルより上で警報
                LOW  :レベルより下で警報
  解説    alm$,pls$で指定したチャネルのレベル警報の警報スロープを設定します。
        alm$,pls$で指定したチャネルの現在の警報スロープを、文字データで返します。
  例     :ALARm:PSLOPe ALM1,PLS1,HIGH
        ALM1のPLS1の警報スロープをレベルより上で警報に設定します。


(10) パルスレベル警報の警報レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:PLEVEl alm$,pls$,A
     (クエリ)   :ALARm:PLEVEl? alm$,pls$
     (応答)    alm$,pls$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             pls$=PLS1〜PLS8
             A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    alm$,pls$で指定したチャネルのパルスレベル警報の警報レベルを設定
        します。
        alm$,pls$で指定したチャネルの現在のパルス警報レベルを、NR3数値で返します。
  例     :ALARm:PLEVEl ALM1,PLS1,50E+0
        ALM1のPLS1の警報レベルを50に設定します。

(11) パルスウインドウ警報サイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:PSIDE alm$,pls$,A$
     (クエリ)   :ALARm:PSIDE? alm$,pls$
     (応答)    alm$,pls$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    alm$,pls$で指定したチャネルのウインドウ警報の警報サイドを設定します。
        alm$,pls$で指定したチャネルの現在の警報サイドを、文字データで返します。
  例     :ALARm:PSIDE ALM1,PLS1,IN
        ALM1のPLS1の警報サイドをウインドウインに設定します。


(12) パルスウインドウ・イン/アウト・警報の上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:PUPPEr alm$,pls$,A
     (クエリ)   :ALARm:PUPPEr? alm$,pls$
     (応答)    alm$,pls$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             pls$=PLS1〜PLS8
             A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    alm$,pls$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の上限レベルを
        設定します。
        alm$,pls$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の上限レベルを、
        NR3数値で返します。
  例     :ALARm:PUPPEr ALM1,PLS1,2.0E+3
        ALM1のPLS1のウインドウ警報の上限レベルを2000カウントに設定します。

(13) パルスウインドウ・イン/アウト・警報の下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:PLOWEr alm$,pls$,A
     (クエリ)   :ALARm:PLOWEr? alm$,pls$
     (応答)    alm$,pls$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             pls$=PLS1〜PLS8
             A=積算(c),回転数(r/s)
        (設定範囲は、積算時は、0c〜1000000000c、回転数時は0r/s〜15000r/s)
  解説    alm$,pls$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の下限レベル
        設定します。
        alm$,pls$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の下限レベルを、
        NR3数値で返します。
  例     :ALARm:PLOWEr ALM1,PLS1,1.0E+3
        ALM1のPLS1のウインドウ警報の下限レベルを1000カウントに設定します。

(14) 波形演算警報の種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:WKIND alm$,w$,A$
     (クエリ)   :ALARm:WKIND? alm$,w$
     (応答)    alm$,w$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             w$=W1〜W30
              A$=OFF
                LEVEl :レベル警報
                WINDow :ウインドウ警報
  解説    alm$,w$で指定したチャネルの警報の種類を設定します。
        alm$,w$で指定したチャネルの現在の警報の種類を、文字データで返します。
  例     :ALARm:WKIND ALM1,W1,LEVEl
        ALM1のW1をレベル警報に設定します。
  注記    警報を使う場合は、:UNIT:STOReコマンドにて、警報ユニットのチャネルをONにしてください。


(15) 波形演算警報スロープの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:WSLOPe alm$,w$,A$
     (クエリ)   :ALARm:WSLOPe? alm$,w$
     (応答)    alm$,w$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             w$=W1〜W30
              A$=HIGH :レベルより上で警報
                LOW  :レベルより下で警報
  解説    alm$,w$で指定したチャネルのレベル警報の警報スロープを設定します。
        alm$,w$で指定したチャネルの現在の警報スロープを、文字データで返します。
  例     :ALARm:WSLOPe ALM1,W1,HIGH
        ALM1のW1の警報スロープをレベルより上で警報に設定します。


(16) 波形演算レベル警報の警報レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:WLEVEl alm$,w$,A
     (クエリ)   :ALARm:WLEVEl? alm$,w$
     (応答)    alm$,w$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             w$=W1〜W30
             A=レベル
  解説    alm$,w$で指定したチャネルのパルスレベル警報の警報レベルを設定します。
        します。
        alm$,w$で指定したチャネルの現在のパルス警報レベルを、NR3数値で返します。
  例     :ALARm:WLEVEl ALM1,W1,50E+0
        ALM1のW1の警報レベルを50に設定します。


(17) 波形演算ウインドウ警報サイドの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:WSIDE alm$,w$,A$
     (クエリ)   :ALARm:WSIDE? alm$,w$
     (応答)    alm$,w$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             w$=W1〜W30
              A$=IN :ウインドウイン
                OUT :ウインドウアウト
  解説    alm$,w$で指定したチャネルのウインドウ警報の警報サイドを設定します。
        alm$,w$で指定したチャネルの現在の警報サイドを、文字データで返します。
  例     :ALARm:WSIDE ALM1,W1,IN
        ALM1のW1の警報サイドをウインドウインに設定します。


(18) 波形演算ウインドウ・イン/アウト・警報の上限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:WUPPEr alm$,w$,A
     (クエリ)   :ALARm:WUPPEr? alm$,w$
     (応答)    alm$,w$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             w$=W1〜W30
             A=レベル
  解説    alm$,w$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の上限レベルを
        設定します。
        alm$,w$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の上限レベルを、
        NR3数値で返します。
  例     :ALARm:WUPPEr ALM1,W1,2.0E+3
        ALM1のW1のウインドウ警報の上限レベルを2000に設定します。


(19) 波形演算ウインドウ・イン/アウト・警報の下限レベルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:WLOWEr alm$,w$,A
     (クエリ)   :ALARm:WLOWEr? alm$,w$
     (応答)    alm$,w$,A<NR3>
             alm$=ALM1〜ALM4
             w$=W1〜W30
             A=レベル
  解説    alm$,w$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の下限レベル
        設定します。
        alm$,w$で指定したチャネルのパルスウインドウ警報の下限レベルを、
        NR3数値で返します。
  例     :ALARm:WLOWEr ALM1,W1,1.0E+3
        ALM1のW1のウインドウ警報の下限レベルを1000に設定します。


(20) ディジタル警報のパターンのAND/ORの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:LOGAnd alm$,A$
     (クエリ)   :ALARm:LOGAnd? alm$
     (応答)    alm$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
              A$=OFF,OR,AND
  解説    alm$で指定したディジタル警報のパターンのAND/ORを設定します。
        alm$で指定した現在のディジタル警報のパターンのAND/ORの設定を、
        文字列で返します。
  例     :ALARm:LOGAnd ALM1,OR
        ALM1のディジタル警報の警報パターンのAND/ORをORに設定します。

(21) ディジタル警報のパターンの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:LOGPat alm$,"a$"
     (クエリ)   :ALARm:LOGPat? alm$
     (応答)    alm$,"a$"
             alm$=ALM1〜ALM4
              a$=XXXXXXXX
              (L1--------L8)
              警報パターン(X,0,1)
  解説    alm$で指定したディジタル警報のパターンの設定します。
        alm$で指定した現在のディジタル警報のパターンの設定を、
        文字データで返します。
  例     :ALARm:LOGPat ALM1,"011X1100"
        ALM1のディジタル警報のパターンを011X1100
        に設定します。

(22) 警報音の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:BEEP A$
     (クエリ)   :ALARm:BEEP?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    警報音を設定します。
        現在の警報音を、文字データで返します。
  例     :ALARm:BEEP ON
        警報音をONに設定します。


(23) 断線検出時の警報設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:BURN alm$,A$
     (クエリ)   :ALARm:BURN? alm$
     (応答)    alm$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             A$=OFF,ON
  解説    断線検出時の警報を設定します。
        現在の断線検出時の警報を、文字データで返します。
  例     :ALARm:BURN ALM1,ON
        断線検出時の警報をONに設定します。


(24) 警報ソースのAND/ORの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :ALARm:SOURce alm$,A$
     (クエリ)   :ALARm:SOURce? alm$
     (応答)    alm$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
             A$=OR,AND
  解説    警報ソースのAND/ORを設定します。
        現在の警報ソースのAND/ORを、文字データで返します。
  例     :ALARm:SOURce ALM1,OR
        警報ソースのAND/ORをORに設定します。



-8.SYSTemコマンド(システム画面の設定と問合せ)

:SYSTem

(1) スタートバックアップ機能の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:STARt A$
     (クエリ)   :SYSTem:STARt?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    スタートバックアップ機能を設定します。
        現在のスタートバックアップ機能の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:STARt ON
        スタートバックアップ機能をONに設定します。

(2) バックライトセーバの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:CRTOff A$
     (クエリ)   :SYSTem:CRTOff?
     (応答)    A$
             A$=OFF,1MIN,2MIN,3MIN,4MIN,5MIN
  解説    バックライトセーバ機能を設定します。
        現在のバックライトセーバ機能の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:CRTOff 5MIN
        バックライトセーバ機能を5MINに設定します。


(3) バックライトの明るさの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:BRIGhtness A$
     (クエリ)   :SYSTem:BRIGhtness?
     (応答)    A$
             A$=100%,70%,40%,25%
  解説    バックライトの明るさの設定します。
        現在のバックライトの明るさの設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:BRIGhtness 100%
        バックライトの明るさを100%に設定します。


(4) 画面色の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:LCDDisp A$
     (クエリ)   :SYSTem:LCDDisp?
     (応答)    A$
             A$=BLACK,WHITE
  解説    画面色の設定します。
        現在の画面色の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:LCDDisp BLACK
        画面色を黒に設定します。


(5) ビープ音の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:BEEP A$
     (クエリ)   :SYSTem:BEEP?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    ビープ音の設定します。
        現在のビープ音の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:BEEP ON
        ビープ音をONに設定します。


(6) 時間軸表示の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:TMAXis A$
     (クエリ)   :SYSTem:TMAXis?
     (応答)    A$
             A$=TIME,DATE,SCALe
  解説    時間軸表示を、文字データで設定します。
        現在の時間軸表示の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:TMAXis TIME
        時間軸表示をTIMEに設定します。


(7) 言語の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:LANGuage A$
     (クエリ)   :SYSTem:LANGuage?
     (応答)    A$
             A$=JAPAnese,ENGLish
  解説    表示言語の設定をします。
        現在の表示言語の設定を返します。
  例     :SYSTem:LANGuage JAPAnese
        表示言語を日本語に設定します。

(8) 外部入力端子の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:EXTIN A$
     (クエリ)   :SYSTem:EXTIN?
     (応答)    A$
             A$=TRIG,EVENT
  解説    外部入力端子の設定をします。
        現在の外部入力端子設定を返します。
  例     :SYSTem:EXTIN TRIG
        外部入力端子をトリガ入力に設定します。


(9) 開始、停止確認メッセージの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SMESS A$
     (クエリ)   :SYSTem:SMESS?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    開始、停止確認メッセージの設定します。
        現在の開始、停止確認メッセージの設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SMESS ON
        開始、停止確認メッセージをONに設定します。


(10) 警報時のイベントマーク入力の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:MARK A$
     (クエリ)   :SYSTem:MARK?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
  解説    警報時のイベントマーク入力を設定します。
        現在の警報時のイベントマーク入力を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:MARK ON
        警報時のイベントマーク入力をONに設定します。


(11) ファイル保護の強度の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:FILEProt A$
     (クエリ)   :SYSTem:FILEProt?
     (応答)    A$
             A$=NORMAL,STRONG
  解説    ファイル保護の強度を設定します。
        現在のファイル保護の強度を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:FILEProt NORMAL
        ファイル保護の強度をNORMALに設定します。


(12) 保存キーの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEKey A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEKey?
     (応答)    A$
             A$=SELECT,QUICK
  解説    保存キーの設定します。
        現在の保存キーの設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVEKey SELECT
        保存キーの設定を選択保存に設定します。


(13) 保存種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEType A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEType?
     (応答)    A$
             A$=WAVE,IMAGE,SET,CALC
  解説    保存種類の設定します。
        現在の保存種類の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVEType WAVE
        保存種類の設定を波形に設定します。


(14) 波形ファイルの形式の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEFormat A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEFormat?
     (応答)    A$
             A$=BINARY,CSV
  解説    波形ファイルの形式の設定します。
        現在の波形ファイルの形式の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVEFormat BINARY
        波形ファイルの形式の設定をバイナリに設定します。


(15) 波形ファイルの保存範囲の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVESpan A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVESpan?
     (応答)    A$
             A$=ALL,A-B,START-A,START-B,A-END,B-END
  解説    波形ファイルの保存範囲の設定します。
        現在の波形ファイルの保存範囲の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVESpan ALL
        波形ファイルの保存範囲の設定をALLに設定します。


(16) 即保存機能の優先保存先の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:SAVEPri A$
     (クエリ)   :SYSTem:SAVEPri?
     (応答)    A$
             A$=CF,USB
  解説    即保存機能の優先保存先を設定をします。
        現在の即優先保存先の設定を、文字データで返します。
  例     :SYSTem:SAVEPri CF
        即保存機能の優先保存先をCFに設定します。


(17) カレンダーの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:DATE A,B,C
     (クエリ)   :SYSTem:DATE?
     (応答)    A,B,Cすべて<NR1>
             A=0〜99(年)
             B=1〜12(月)
             C=1〜31(日)
  解説    カレンダーの設定をします。
        現在のカレンダーを返します。
  例     :SYSTem:DATE 00,10,16
        00年10月16日に設定します。

(18) 時刻の設定と現在時刻の問合せ
  構文 (コマンド)  :SYSTem:TIME A,B,C
     (クエリ)   :SYSTem:TIME?
     (応答)    A,B,Cすべて<NR1>
             A=0〜23(時)
             B=0〜59(分)
             C=0〜59(秒)
  解説    時刻の設定をします。
        現在時刻を返します。
  例     :SYSTem:TIME 10,0,0
        内部時計を10時に設定します。

(19) 波形データのクリア
  構文 (コマンド)  :SYSTem:DATAClear
  解説    波形データをクリアします。


-9.MEMoryコマンド(ストレージデータの入出力等の設定と問合せ)

:MEMory

(1) ストレージデータの入出力ポイントの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :MEMory:POINt ch$,A
     (クエリ)   :MEMory:POINt?
     (応答)    ch$、A<NR1>
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,LOG,ALARM,W1〜W30
              A=0〜8388607(1チャネル時最大)
  解説    ストレージデータの入出力ポイントの設定をします。
        現在の入出力ポイントを、NR1数値で返します。
  例     :MEMory:POINt CH1_1,100
        入出力ポイントをチャネル1-1、ストレージデータの先頭から100番目
        に設定します。
  注記    指定したチャネルが、ストレージ状態でない時、実行エラーになります。

(2) ストレージデータ数の問合せ
  構文 (クエリ)   :MEMory:MAXPoint?
     (応 答)   A<NR1>
             A=0:ストレージされてない
              1〜8388608
  解説    ストレージメモリにストレージされているデータ数を、NR1数値
        で返します。
  例     (クエリ) :MEMory:MAXPoint?
        (応 答) :MEMory:MAXPoint 800(HEADER ONの場合)
        ストレージされているデータ数が800。

(3) チャネルのストレージデータの有無の問合せ
  構文 (クエリ)   :MEMory:CHSTore? ch$
     (応 答)   ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,LOG,ALARM,W1〜W30
             A$=OFF(ストレージされてない),ON(ストレージされている)
  解説    指定したチャネルのデータがストレージメモリにストレージされている
        かを返します。
  例     (クエリ) :MEMory:CHSTore? CH1_1
        (応 答) :MEMory:CHSTore CH1_1,ON(HEADER ONの場合)
        CH1_1のデータがストレージメモリにストレージされている。

(4) ストレージメモリの準備
  構文 (コマンド)  :MEMory:PREPare
  解説    本体に波形データがない場合、データ転送ができるようにストレージ
        メモリを確保します。
  例     (コマンド) :MEMory:PREPare
        ストレージメモリの確保をします。
  注記    ストレージメモリにデータがある場合は、波形はA/D値の0のデータに初期化されます。
        データを入力する時は、:UNIT:STOReコマンドにてデータを入力する
        チャネルの収集をONにしてからこのコマンドを実行して下さい。

(5) ストレージデータの入出力(ASCII)
  構文 (コマンド)  :MEMory:ADATa B,C,…
     (クエリ)   :MEMory:ADATa? A
     (応答)    B,C,… すべて<NR1>
             B,C,… =-32768〜32767(CH1_1〜CH4_15)
                 0〜1000000000(PLS1〜PLS8)
                 0〜255(LOG)
                 0〜15(ALARM)
                 波形演算はNR3(W1〜W30)
             A=1〜80(出力個数)
  解説    :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータを
        ストレージメモリに入力します。
        データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
        順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
        :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータを
        Aで指定された個数分出力します。
        入出力ポイントもデータ数分増加します。

    ※ ストレージデータと電圧、温度、湿度、抵抗の関係
     :MEMory:ADATaで入出力されるデータ値(-32768〜32767)と測定値との関係は
     下のようになります。

        測定電圧値=(データ値)× 電圧軸レンジ / 10マス当たりのデータ数
    例:
        データ値=9600、電圧軸レンジ1(V/10DIV)
        10マス当たりのデータ数 = 20000
        測定電圧値=9600×1/20000=0.480(V)
        となります。

        電圧レンジでの10マス当たりのデータ数 = 20000
        温度100℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 10000
        温度500℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 10000
        温度2000℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 20000
        測温抵抗体100℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 10000
        測温抵抗体500℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 10000
        測温抵抗体2000℃レンジでの10マス当たりのデータ数 = 20000
        湿度レンジでの10マス当たりのデータ数 = 1000
        抵抗レンジでの10マス当たりのデータ数 = 20000
        
    ※ ストレージデータと積算、回転数の関係
     :MEMory:ADATaで入出力されるデータ値(0〜1000000000)と測定値との関係

        測定積算値=(データ値)

        測定回転数値=(データ値) (パルス/回転 設定値で割る前の値)

    ※ ストレージデータとロジック値の関係
        データ(NR1数値)とロジックデータとの関係は、下表のように各ビット
        に対応しています。
        ビット 15 14 13 12 11 10  9  8 7  6  5  4  3  2  1  0
        データ -- -- -- -- -- -- -- -- L8 L7 L6 L5 L4 L3 L2 L1
        LOW : 0
        HIGH : 1

    ※ ストレージデータとアラームアウト値の関係
        データ(NR1数値)とアラームアウトデータとの関係は、下表のように各ビット
        に対応しています。
        ビット 15 14 13 12 11 10  9  8  7  6  5  4   3    2    1    0
        データ -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- ALM4 ALM3 ALM2 ALM1
        LOW : 0
        HIGH : 1


  例     :MEMory:POINt CH1_1,0
        :MEMory:ADATa? 10
        入出力ポイントをユニット1、チャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
        ストレージデータを10個出力させます。
  使用可能条件 ストレージデータがあること。
         入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

(6) ストレージデータの入出力(電圧、温度、湿度、抵抗、積算、回転数)
  構文 (コマンド)  :MEMory:VDATa B,C,…
     (クエリ)   :MEMory:VDATa? A
     (応答)    B,C,… すべて<NR3>
             B,C,… =電圧、温度、湿度、抵抗(CH1_1〜CH4_15のアナログデータ)
                積算、回転数(PLS1〜PLS8のパルスデータ) 
                 0〜255(LOGのディジタルインデータ)
                 0〜15(ALARMのアラームアウトデータ)
                 波形演算(W1〜W30の波形演算データ)
                A=1〜40(データ数)
  解説    :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータ
        (電圧、温度、湿度、抵抗、積算、回転数)をストレージメモリに入力します。
        データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
        順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
        :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータ
        をAで指定された個数分、電圧、温度、湿度、抵抗、積算、回転数で出力します。
        入出力ポイントもデータ数分増加します。
       *スケーリングされている場合は、スケーリングされた値が入出力されます。
  例     :MEMory:POINt ,CH1_1,0
        :MEMory:VDATa? 10
        入出力ポイントをチャネル1-1、ストレージデータの0番目に設定し、
        ストレージデータを電圧値で10個出力させます。
  使用可能条件 ストレージデータがあること。
         入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。

(7) リアルタイムデータの取込み
  構文 (コマンド)  :MEMory:GETReal
  解説    現在チャネルに入力されている値を全チャネル分取込みます。

(8) リアルタイムデータ出力(ASCII)
  構文 (クエリ)   :MEMory:AREAl? ch$
     (応答)    A<NR1>
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,LOG,ALARM,W1〜W30
              A=-32768〜32767(CH1_1〜CH4_15)
                 0〜1000000000(PLS1〜PLS8)
                 0〜255(LOG)
                 0〜15(ALARM)
                 波形演算はNR3(W1〜W30)
  解説    ch$で指定されたチャネルに入力されている値を返します。
  例     :MEMory:AREAl? CH1_1
        :MEMory:AREAl 2000(HEADER ON の場合)
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。

(9) リアルタイムデータ出力(電圧、温度、湿度、抵抗、積算、回転数)
  構文 (クエリ)   :MEMory:VREAl? ch$
     (応答)    A<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,LOG,ALARM,W1〜W30
              A=電圧、温度、湿度、抵抗(CH1_1〜CH4_15のアナログデータ)
                積算、回転数(PLS1〜PLS8のパルスデータ) 
                 0〜255(LOGのディジタルインデータ)
                 0〜15(ALARMのアラームアウトデータ)
                 波形演算(W1〜W30の波形演算データ)
  解説    ch$で指定されたチャネルに入力されている値を電圧値で返します。
  例     :MEMory:VREAl? CH1_1
        :MEMory:VREAl 4.7E-2(HEADER ON の場合)
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。

(10) ストレージデータのバイナリ転送
  構文 (クエリ)   :MEMory:BDATa? A
     (応答)    #0………
             A=1〜200(出力個数)
  解説    :MEMory:POINtで設定したポイントのストレージデータをバイナリ
        フォーマットで出力します。入出力ポイントもデータ数分増加します。
        出力データのフォーマットは、
        #0が先頭に付きます。(バイナリフォーマットを表す。)
        :MEMory:POINtで設定したチャネルが、CH1_1〜CH4_15、でアナログデータ
        の場合は、#0の後、ストレージデータが1データ2バイト単位でAで指定したデータ
        の数だけ送信されます。
        :MEMory:POINtで設定したチャネルが、PLS1〜PLS8、でパルスデータ
        の場合は、#0の後、ストレージデータが1データ4バイト単位でAで指定したデータ
        の数だけ送信されます。
        :MEMory:POINtで設定したチャネルが、LOG、でディジタルインデータ
        の場合は、#0の後、ストレージデータが1データ2バイト単位でAで指定したデータ
        の数だけ送信されます。
        :MEMory:POINtで設定したチャネルが、ALARM、でアラームアウトデータ
        の場合は、#0の後、ストレージデータが1データ2バイト単位でAで指定したデータ
        の数だけ送信されます。



        データは、バイナリ整数コードでストレージメモリのデータがそのまま
        送信されます。上位バイトから送信されます。
    例

        得られるデータは、ADATa?、LDATa?のデータと同じものです。
        データの内容についてはADATa?、LDATa?を参照にしてください。
        バイナリフォーマットでは、データの入力ができません。
  例     :MEMory:POINt ,CH1_1,0
        :MEMory:BDATa? 10
        入出力ポイントをチャネル1-1、ストレージデータの0番目に設定し、
        ストレージデータをバイナリフォーマットで10個出力させます。
  使用可能条件 ストレージデータがあること。
         入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。
         波形演算チャネルのデータは取得できません。

(11) リアルタイムデータの出力(バイナリ)
  構文 (クエリ)   :MEMory:BREAl? ch$
     (応答)    バイナリデータ(2byteまたは4byte)
  解説    (10)ストレージデータのバイナリ転送参照
        ch$で設定したチャネルが、CH1_1〜CH4_15、でアナログデータ
        の場合はストレージデータが1データ2バイト単位で送信されます。
        ch$で設定したチャネルが、PLS1〜PLS8、でパルスデータ
        の場合はストレージデータが1データ4バイト単位で送信されます。
        ch$で設定したチャネルが、LOG、でディジタルインデータ
        の場合はストレージデータが1データ2バイト単位で送信されます。
        ch$で設定したチャネルが、ALARM、でアラームアウトデータ
        の場合はストレージデータが1データ2バイト単位で送信されます。
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。
         波形演算チャネルのデータは取得できません。

(12) ストレージデータの入出力ポイントの設定と問合せ (内部メモリより長いデータを測定する時)
  構文 (コマンド)  :MEMory:APOINt ch$,A
     (クエリ)   :MEMory:APOINt?
     (応答)    ch$、A<NR1>
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,LOG,ALARM,W1〜W30
              A=0〜
  解説    ストレージデータの入出力ポイントの設定をします。
        現在の入出力ポイントを、NR1数値で返します。
  例     :MEMory:APOINt CH1_1,100
        入出力ポイントをチャネル1-1、ストレージデータの先頭から100番目
        に設定します。
  注記    指定したチャネルが、ストレージ状態でない時、実行エラーになります。

(13) ストレージ末尾データ番号の問合せ (内部メモリより長いデータを測定する時)
  構文 (クエリ)   :MEMory:AMAXPoint?
     (応 答)   A<NR1>
             A=0:ストレージされてない
              1〜
  解説    ストレージメモリにストレージされている末尾データ番号を、NR1数値
        で返します。
  例     (クエリ) :MEMory:AMAXPoint?
        (応 答) :MEMory:AMAXPoint 800(HEADER ONの場合)
        ストレージされている末尾データ番号が800。

(14) ストレージ先頭データ番号の問合せ (内部メモリより長いデータを測定する時)
  構文 (クエリ)   :MEMory:TOPPoint?
     (応 答)   A<NR1>
             A=0:ストレージされてない
              1〜
  解説    ストレージメモリにストレージされている先頭データ番号を、NR1数値
        で返します。
  例     (クエリ) :MEMory:TOPPoint?
        (応 答) :MEMory:TOPPoint 100(HEADER ONの場合)
        ストレージされている先頭データ番号が100。

(15) リアルタイム測定チャネル出力 (測定ONのチャネルをすべて)
  構文 (クエリ)   :MEMory:TARCH? unit$
     (応答)    ch$
              unit$:UNIT1,UNIT2,UNIT3,UNIT4,PLS&ALM,CALC1,CALC2
              ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,LOG,ALARM,W1〜W30
  解説    測定ONのチャネルを返します。
  例     :MEMory:TARCH? UNIT1
        :MEMory:TARCH CH1_1,CH1_2,CH1_3,CH1_4,CH1_5,CH1_6,CH1_7,CH1_8(HEADER ON の場合)


(16) リアルタイムデータ出力(ASCII)(測定ONのチャネルをすべて)
  構文 (クエリ)   :MEMory:TAREAl? unit$
     (応答)    A<NR1>
              unit$:UNIT1,UNIT2,UNIT3,UNIT4,PLS&ALM,CALC1,CALC2
              A=-32768〜32767(CH1_1〜CH4_15)
                 0〜1000000000(PLS1〜PLS8)
                 0〜255(LOG)
                 0〜15(ALARM)
                 波形演算はNR3(W1〜W30)
  解説    測定ONのチャネルに入力されている値を返します。
  例     :MEMory:TAREAl? UNIT1
        :MEMory:TAREAl 1000,2000,3000,4000,5000,6000,7000,8000(HEADER ON の場合)
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。


(17) リアルタイム測定チャネル出力 (測定ONのチャネルをすべて)
  構文 (クエリ)   :MEMory:TVRCH? unit$
     (応答)    ch$
              unit$:UNIT1,UNIT2,UNIT3,UNIT4,PLS&ALM,CALC1,CALC2
              ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,LOG,ALARM,W1〜W30
  解説    測定ONのチャネルを返します。
  例     :MEMory:TVRCH? UNIT1
        :MEMory:TVRCH CH1_1,CH1_2,CH1_3,CH1_4,CH1_5,CH1_6,CH1_7,CH1_8(HEADER ON の場合)


(18) リアルタイムデータ出力 (測定ONのチャネルをすべて)
  構文 (クエリ)   :MEMory:TVREAl? unit$
     (応答)    A<NR3>
              unit$:UNIT1,UNIT2,UNIT3,UNIT4,PLS&ALM,CALC1,CALC2
              A=電圧、温度、湿度、抵抗(CH1_1〜CH4_15のアナログデータ)
                積算、回転数(PLS1〜PLS8のパルスデータ) 
                 0〜255(LOGのディジタルインデータ)
                 0〜15(ALARMのアラームアウトデータ)
                 波形演算(W1〜W30の波形演算データ)
  解説    測定ONのチャネルに入力されている値を電圧値で返します。
  例     :MEMory:TVREAl? UNIT1
        :MEMory:TVREAl 1.0E-2,2.0E-2,3.0E-2,4.0E-2,5.0E-2,6.0E-2,7.0E-2,8.0E-2(HEADER ON の場合)
  注記    このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
        いないときの返り値は不定となります。




-10.DISPlayコマンド(画面の切換え、波形表示など)

:DISPlay

(1) 表示画面の切換えの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:CHANge A$
     (クエリ)   :DISPlay:CHANge?
     (応答)    A$
             A$=DISPlay,SETting,CHANnel,
                RANGe,CONV,TRIGger,COMment,
                SYSTem,FILE,MONItor
  解説    表示画面を切り換えます。
        現在表示されている画面を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:CHANge DISPlay
        波形表示画面にします。


(2) 画面表示モードの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:MODE A$
     (クエリ)   :DISPlay:MODE?
     (応答)    A$
             A$=G_W(ゲージと波形),WAVE(波形),W_D(波形とデータ),D_COM,(データとコメント)
               DATA(データ),W_M(波形と数値演算結果),W_CSR(波形とカーソル)
  解説    波形表示画面の表示モードを設定します。
        現在の波形表示画面の表示モードの設定を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:MODE WAVE
        波形表示画面を波形表示モードにします。


(3) 波形表示とデータ表示の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:GROUp A$,B$
     (クエリ)   :DISPlay:GROUp?
     (応答)    A$,B$
             A$=ALL,UNIT
             B$=UNIT1,UNIT2,UNIT3,UNIT4,PLS&ALM,CALC1,CALC2
  解説    波形表示画面の波形表示とデータ表示を設定します。
        現在の波形表示画面の波形表示とデータ表示の設定を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:GROUp ALL,UNIT1
        波形表示画面の波形表示を全波形、データ表示をUNIT1に設定します。


(4) 画面のページの切換えの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:PAGE A
     (クエリ)   :DISPlay:PAGE?
     (応答)    A<NR1>
             A:ページ
             1〜102 (波形表示画面の CH1_1〜CH4_15,pls1〜pls8,alm1〜alm4,w1〜w30に対応)
             1〜102 (CH設定画面の CH1_1〜CH4_15,pls1〜pls8,alm1〜alm4,w1〜w30に対応)
             1〜7 (レンジ画面の unit1,unit2,unit3,unit4,pls-log-alm,calc1,calc2に対応)
             1〜7 (変換画面の unit1,unit2,unit3,unit4,pls-log-alm,calc1,calc2に対応)
             1〜7 (トリガ画面の unit1,unit2,unit3,unit4,pls-log-alm,calc1,calc2に対応)
             1〜7 (コメント画面の unit1,unit2,unit3,unit4,pls-log-alm,calc1,calc2に対応)
             1〜4 (システム画面の 環境、通信、FTP、メールに対応)
  解説    画面のページを、NR1数値で設定します。
        現在の画面のページを、NR1数値で返します。
  例     :DISPlay:PAGE 1
        現在の画面のページを、ページ1にします。


(5) 波形表示色の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:DRAWing ch$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:DRAWing? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=OFF,C1〜C24
  解説    ch$で指定されたチャネルの波形表示色を設定します。
        ch$で指定されたチャネルの波形表示色を、文字データで返します。
  例     :DISPlay:DRAWing CH1_1,C1
        CH1_1の波形を表示色1で表示します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(6) パルス波形の表示色の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:PDRAWing pls$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:PDRAWing? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=OFF,C1〜C24
  解説    pls$で指定されたパルスチャネルの波形表示色を設定します。
        pls$で指定されたパルスチャネルの波形表示色を、文字データで
        返します。
  例     :DISPlay:PDRAWing PLS1,C1
        PLS1の波形を表示色1で表示します。


(7) アラーム波形の表示色の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:ADRAWing alm$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:ADRAWing? alm$
     (応答)    alm$,A$
             alm$=ALM1〜ALM4
              A$=OFF,C1〜C24
  解説    alm$で指定されたアラームチャネルの波形表示色を設定します。
        alm$で指定されたアラームチャネルの波形表示色を、文字データで
        返します。
  例     :DISPlay:ADRAWing ALM1,C1
        ALM1の波形を表示色1で表示します。


(8) 波形演算波形の表示色の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:WDRAWing w$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:WDRAWing? w$
     (応答)    w$,A$
             w$=W1〜W30
              A$=OFF,C1〜C24
  解説    w$で指定された波形演算チャネルの波形表示色を設定します。
        w$で指定された波形演算チャネルの波形表示色を、文字データで
        返します。
  例     :DISPlay:WDRAWing W1,C1
        W1の波形を表示色1で表示します。


(9) 電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:YMAG ch$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:YMAG? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
  解説    ch$で指定されたチャネルの電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
        文字データで設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
        文字データで返します。
  例     :DISPlay:YMAG CH1_1,X2
        CH1_1の電圧軸を2倍にします。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(10) パルス電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:PYMAG pls$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:PYMAG? pls$
     (応答)    pls$,A$
             ch$=PLS1〜PLS8
              A$=X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
  解説    pls$で指定されたパルスチャネルの電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
        文字データで設定します。
        pls$で指定されたパルスチャネルの現在の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
        文字データで返します。
  例     :DISPlay:PYMAG PLS1,X2
        PLS1の電圧軸を2倍にします。


(11) 波形表示の実行
  構文 (コマンド)  :DISPlay:WAVE A$
            A$=ACUR(Aカーソル:トレースカーソル)
              TRIG(トリガポイント)
              POINT(:MEMory:POINtで設定したポイント)
  解説    ディスプレイ上にA$で指定されたところから波形を表示します。
  例     :DISPlay:WAVE ACUR
        Aカーソルのある位置から波形を表示します。


(12) 波形入力チャネルの上下限機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:VARIable ch$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:VARIable? ch$
     (応答)    ch$,A$
             ch$=CH1_1〜CH4_15
              A$=OFF,ON
              (OFF=位置で設定、ON=上下限値で設定)
  解説    ch$で指定されたチャネルの上下限値機能を、設定します。
        ch$で指定されたチャネルの上下限値機能を、文字列で返します。
  例     :DISPlay:VARIable CH1_1,ON
        CH1_1の上下限値機能をON(上下限値で設定)に設定します。
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(13) パルス入力チャネルの上下限機能の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:PVARIable pls$,A$
     (クエリ)   :DISPlay:PVARIable? pls$
     (応答)    pls$,A$
             pls$=PLS1〜PLS8
              A$=OFF,ON
              (OFF=位置で設定、ON=上下限値で設定)
  解説    pls$で指定されたパルスチャネルの上下限値機能を、設定します。
        pls$で指定されたパルスチャネルの上下限値機能を、文字列で返します。
  例     :DISPlay:PVARIable PLS1,ON
        PLS1の上下限値機能をON(上下限値で設定)に設定します。


(14) 波形入力チャネルの上限値、下限値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:VARIUPLOw ch$,B,C
     (クエリ)   :DISPlay:VARIUPLOw? ch$
     (応答)    ch$,B,C<NR3>
             ch$=CH1_1〜CH4_15
             B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    ch$で指定されたチャネルの上限値、下限値を設定します。
        ch$で指定されたチャネルの現在の上限値、下限値を、
        NR3数値で返します。
  例     :DISPlay:VARIUPLOw CH1_1,1.0E+1,-1.0E+1
        CH1_1の上下限値を10から-10に設定します。
  使用可能条件 入力チャネルの上下限値機能を「ON」に設定しているとき
  注記   このコマンドはLR8501 ユニバーサルユニット、
              またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(15) パルス入力チャネルの上限値、下限値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:PVARIUPLOw pls$,B,C
     (クエリ)   :DISPlay:PVARIUPLOw? pls$
     (応答)    pls$,B,C<NR3>
             pls$=PLS1〜PLS8
             B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    pls$で指定されたパルスチャネルの上限値、下限値を設定します。
        pls$で指定されたパルスチャネルの現在の上限値、下限値を、
        NR3数値で返します。
  例     :DISPlay:PVARIUPLOw PLS1,5.0E+4,0.0E+0
        PLS1の上下限値を50000から0に設定します。
  使用可能条件 入力チャネルの上下限値機能を「ON」に設定しているとき


(16) 波形演算入力チャネルの上限値、下限値の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :DISPlay:WVARIUPLOw w$,B,C
     (クエリ)   :DISPlay:WVARIUPLOw? w$
     (応答)    w$,B,C<NR3>
             w$=W1〜W30
             B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    pls$で指定された波形演算チャネルの上限値、下限値を設定します。
        pls$で指定された波形演算チャネルの現在の上限値、下限値を、
        NR3数値で返します。
  例     :DISPlay:AVARIUPLOw W1,5.0E+4,0.0E+0
        W1の上下限値を50000から0に設定します。


(17) イベントマークの挿入
  構文 (コマンド)  :DISPlay:MARK
     (クエリ)   :DISPlay:MARK?
     (応答)    A<NR1>
              A =0〜100
  解説    イベントマークを挿入します。
        挿入されたイベントマークの総数をNR1で返します。
  例     :DISPlay:MARK
        コマンドを送った時に、イベントマークを挿入します。
  使用可能条件 イベントマークの挿入は、スタート中のみ有効。


(18) イベントマークへジャンプ
  構文 (コマンド)  :DISPlay:MARKJump A
     (クエリ)   :DISPlay:MARKJump? A
     (応答)    A,B<NR1>
              A =1〜100
              B =データ位置
  解説    Aで指定されたイベントマーク前後の波形を表示します。
        Aで指定されたイベントマークのデータ番号をNR1で返します。
  例     :DISPlay:MARKJump 10
        10番のイベントマーク前後の波形を表示します。




-11.CURSorコマンド(カーソルの設定、値の読み出し)

:CURSor


(1) A・Bカーソルの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CURSor:MODE A$
     (クエリ)   :CURSor:MODE?
     (応答)    A$
             A$=TRACe,TIME,VOLT
  解説    A・Bカーソルの種類(トレースカーソル)
        の設定をします。
        現在のA・Bカーソルの種類を、文字データで返します。
  例     :CURSor:MODE TRACe
        カーソルをトレースカーソルにします。


(2) A・Bカーソルの選択と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:ABCUrsor A$
     (クエリ)   :CURSor:ABCUrsor?
     (応答)    A$
             A$=A,B,A_B
  解説    A,B,A&Bカーソルの選択をします。
        現在のA,B,A&Bカーソルの設定を、文字データで返します。
  例     :CURSor:ABCUrsor A
        カーソルをAカーソルにします。


(3) カーソルのチャネルモードと問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:SELect A$
     (クエリ)   :CURSor:SELect?
     (応答)    A$
             A$=ALL_CH,CH_SET
  解説    カーソルのチャネルモード選択をします。
        現在のカーソルのチャネルモード設定を、文字データで返します。
  例     :CURSor:SELect ALL_CH
        カーソルのチャネルモードをALL_CHにします。


(4) Aカーソルのチャネルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:ACHAnnel ch$
     (クエリ)   :CURSor:ACHAnnel?
     (応答)    ch$
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,
                W1〜W30
  解説    Aカーソルのチャネルを設定します。
        現在のAカーソルの設定を、文字データで返します。
  例     :CURSor:ACHAnnel CH1_1
        AカーソルのチャネルをCH1_1にします。


(5) Bカーソルのチャネルの設定と問合せ 
  構文 (コマンド) :CURSor:BCHAnnel ch$
     (クエリ) :CURSor:BCHAnnel?
     (応答) ch$
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,
                W1〜W30
  解説    Bカーソルのチャネルを設定します。
        現在のBカーソルの設定を、文字データで返します。
  例     :CURSor:BCHAnnel CH1_1
        BカーソルのチャネルをCH1_1にします。


(6) Aカーソルの位置の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:APOSition A
     (クエリ)   :CURSor:APOSition?
     (応答)    A<NR1>
            トレースカーソル、縦カーソルの場合、
              A=0〜ストレージデータ数-1
            横カーソルの場合、
              A=0〜400(画面上部が0、下部が400)
  解説    Aカーソルの位置を設定します。
        現在のAカーソルの位置を、文字データで返します。
  例     :CURSor:APOSition 800
        Aカーソルの位置を800ポイントの位置に移動します。


(7) Bカーソルの位置の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CURSor:BPOSition A
     (クエリ)   :CURSor:BPOSition?
     (応答)    A<NR1>
            トレースカーソル、縦カーソルの場合、
              A=0〜ストレージデータ数-1
            横カーソルの場合、
              A=0〜400(画面上部が0、下部が400)
  解説    Bカーソルの位置を設定します。
        現在のAカーソルの位置を、文字データで返します。
  例     :CURSor:BPOSition 800
        Bカーソルの位置を800ポイントの位置に移動します。


(8) カーソルリードアウト値(t)の問合せ 
  構文 (クエリ)   :CURSor:DTREad? A$
     (応答)    B$
             A$=A,B,B_A
             B$=リードアウト値(t)
  解説    カーソルリードアウト値(t)を、文字データで返します。
  例     (クエリ) :CURSor:DTREad? A
        (応答)  :CURSOR:DTREad 5ms
        Aカーソルリードアウト値を問い合わせます。
  使用可能条件 CH指定でトレースカーソルと縦カーソル使用時で、波形+カーソル画面を表示している時


(9) カーソルリードアウト値(V)の問合せ 
  構文 (クエリ)   :CURSor:DVREad? A$
     (応答)    B$
             A$=A,B,B_A
             B$=リードアウト値(V)
  解説    カーソルリードアウト値(V)を、文字データで返します。
  例     (クエリ) :CURSor:DVREad? A
        (応答)  :CURSor:DVREad 10.000 mV
        Aカーソルリードアウト値を問合せます。
  使用可能条件 CH指定でトレースカーソルと横カーソル使用時、波形+カーソル画面を表示している時



-12.CALCulateコマンド(演算機能の設定と問合せ)

:CALCulate


(1) 数値演算の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASure A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASure?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON,EXEC(実行)
             (EXEC=数値演算実行)
  解説    数値演算の設定をします。
        現在の数値演算の設定を、文字データで返します。
        EXECは数値演算がONに設定されているときのみ有効です。
  例     :CALCulate:MEASure ON
        数値演算をONに設定します。


(2) 演算範囲の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASArea A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASArea?
     (応答)    A$
             A$=ALL,AB,TOP_A,TOP_B,A_END,B_END
  解説    数値演算範囲の設定をします。
        数値演算範囲の設定を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:MEASArea ALL
        数値演算範囲を全波形に設定します。


(3) 数値演算の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASSet NO$,A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASSet? NO$
     (応答)    A$
             NO$=NO1〜NO6
             A$=OFF
               AVE  :平均値
               PP  :ピーク値
               MAX  :最大値
               MAXT :最初の最大値までの時間
               MIN  :最小値
               MINT :最初の最小値までの時間
  解説    NO$で指定された数値演算の演算項目の設定をします。
        NO$で指定された数値演算の演算項目を返します。
  例     :CALCulate:MEASSet NO1,MAX
        NO1の演算に最大値を演算する設定をします。


(4) 数値演算結果の問合せ 
  構文 (クエリ)   :CALCulate:ANSWer? NO$,ch$
     (応答)    A$,ch$,B<NR3>
             NO$=NO1〜NO6
             A$=OFF,AVE,PP,MAX,MAXT,MIN,MINT
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,W1〜W30
              B=演算結果
  解説    NO$,ch$で指定された数値演算の演算項目と演算結果を返します。
        A$=NONEの場合は、演算結果がありません。
  例(クエリ):CALCulate:ANSWer? NO1,CH1_1
   (応 答):CALCulate:ANSWer MIN,CH1_1,-1.2345E-2 (HEAD ON の場合)
        NO1,CH1_1の演算結果を問合せます。


(5) 時間区切り演算の種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASKind A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASKind?
     (応答)    A$
             A$=NORMal,DIVide,REGUlarly
  解説    時間区切り演算の、分割の設定をします。
        現在の時間区切り演算の分割の設定を、文字データで返します。
         (NORMal = OFF, DIVide = ON, REGUlarly = 定時)
  例     :CALCulate:MEASKind NORMal
        区切り演算をOFFに設定にします。


(6) 時間区切り演算の分割長の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASLen A,B,C
     (クエリ)   :CALCulate:MEASLen?
     (応答)    A,B,C
             A=day :0〜30(日)
             B=hour:0〜23(時)
             C=min :0〜59(分)
              day,hour,minすべて<NR1>
  解説    時間区切り演算の、分割長の設定をします。
        現在の時間区切り演算の分割長の設定を、NR1数値で返します。
  例     :CALCulate:MEASLen 0,1,0
        時間区切り演算の分割長を1時間に設定します。
  注記   記録間隔の設定値により、分割長の設定が制限される場合があります。


(7) 時間区切り演算の分割時間の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASTime A
     (クエリ)   :CALCulate:MEASTime?
     (応答)    A<NR3>
  解説    時間区切り演算の分割時間を数値(単位min)で設定します。
        現在の時間区切り演算の分割時間値を、NR3数値で返します。
        (設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上の分割時間が
        ある時は、その分割時間になります。)
        (1min=1, 2min=2, 5min=5
         10min=10, 15min=15, 20min=20, 30min=30
         1h=60, 2h=120, 3h=180
         4h=240, 6h=360, 8h=480, 12h=720
         1d=1440)
  例     :CALCulate:MEASTime +1.0
        時間区切り演算の分割時間をを1minに設定します。
  注記   記録間隔の設定値により、分割時間の設定が制限される場合があります。


(8) 時間区切り演算の区切り時間の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASReg A,B
     (クエリ)   :CALCulate:MEASReg?
     (応答)    A,B
             A=hour:0〜23(時)
             B=min :0〜59(分)
              hour,minすべて<NR1>
  解説    時間区切り演算の、区切り時間の設定をします。
        現在の時間区切り演算の区切り時間の設定を、NR1数値で返します。
  例     :CALCulate:MEASReg 0,0
        時間区切り演算の区切り時間を00時00分に設定します。


(9) 演算結果表示種類の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASDisp A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASDisp?
     (応答)    A$
             A$=USUAL,SPLIT
  解説    演算結果表示種類の設定をします。
        現在の演算結果表示種類の設定を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:MEASDisp USUAL
        演算結果表示種類の設定を通常にします。


(10) 数値演算結果仕分けの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:MEASFile A$
     (クエリ)   :CALCulate:MEASFile?
     (応答)    A$
             A$=OFF,ON
             (OFF=単一ファイル,ON=演算別ファイル)
  解説    数値演算結果仕分けの設定をします。
        現在の数値演算結果仕分けの設定を、文字データで返します。
  例     :CALCulate:MEASFile OFF
        数値演算結果仕分けの設定をOFFにします。


(11) 波形演算のソースチャネル1の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVSRC1 w$,ch$
     (クエリ)   :CALCulate:WVSRC1? w$
     (応答)    ch$
             w$=W1〜W30
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,W1〜W29
  解説    w$で指定された波形演算のソースチャネル1の設定をします。
        w$で指定された波形演算のソースチャネル1の設定を返します。
  例     :CALCulate:WVSRC1 w1,CH1_1
        w1の演算のソースチャネル1をCH1_1に設定をします。
  注記    ch$に設定できるW1〜W29は、指定するw$より小さいWチャネルのみです
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(12) 波形演算のソースチャネル2の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVSRC2 w$,ch$
     (クエリ)   :CALCulate:WVSRC2? w$
     (応答)    ch$
             w$=W1〜W30
             ch$=CH1_1〜CH4_15,PLS1〜PLS8,W1〜W29
  解説    w$で指定された波形演算のソースチャネル2の設定をします。
        w$で指定された波形演算のソースチャネル2の設定を返します。
  例     :CALCulate:WVSRC2 w1,ch1_2
        w1の演算のソースチャネル2をch1_2に設定をします。
  注記    ch$に設定できるW1〜W29は、指定するw$より小さいWチャネルのみです
  注記   CH1_1〜CH4_15を指定する場合、LR8501 ユニバーサルユニット、
         またはLR8500 電圧・温度ユニット装着チャネルのみ使えます。


(13) 波形演算の種類の設定と問合せ 
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVKINd w$,A$
     (クエリ)   :CALCulate:WVKINd? w$
     (応答)    A$
             w$=W1〜W30
             A$=PLUS,MINUS,MULTI,DIV
  解説    w$で指定された波形演算の種類の設定をします。
        w$で指定された波形演算の種類の設定を返します。
  例     :CALCulate:WVKINd w1,PLUS
        w1の演算の種類を+に設定をします。


(14) 波形演算の係数aの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVCOE1 w$,A
     (クエリ)   :CALCulate:WVCOE1? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
             A=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    w$で指定された波形演算チャネルの係数aの値を設定します。
        w$で指定された波形演算チャネルの係数aの値を、
        NR3数値で返します。
  例     :CALCulate:WVCOE1 W1,+1.0E+0
        波形演算チャネル1の係数aを1.0に設定します。


(15) 波形演算の係数bの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVCOE2 w$,A
     (クエリ)   :CALCulate:WVCOE2? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
             A=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    w$で指定された波形演算チャネルの係数bの値を設定します。
        w$で指定された波形演算チャネルの係数bの値を、
        NR3数値で返します。
  例     :CALCulate:WVCOE2 W1,+2.0E+0
        波形演算チャネル1の係数bを2.0に設定します。


(16) 波形演算の係数cの設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVCOE3 w$,A
     (クエリ)   :CALCulate:WVCOE3? w$
     (応答)    w$,A<NR3>
             w$=W1〜W30
             A=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
  解説    w$で指定された波形演算チャネルの係数cの値を設定します。
        w$で指定された波形演算チャネルの係数cの値を、
        NR3数値で返します。
  例     :CALCulate:WVCOE3 W1,+3.0E+0
        波形演算チャネル1の係数cを3.0に設定します。


(17) 波形演算の単位の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVSTR w$,"A$"
     (クエリ)   :CALCulate:WVSTR? w$
     (応答)    w$,"A$"
             w$=W1〜W30
              A$=単位(最大7文字)
  解説    w$で指定された波形演算チャネルの単位を7文字以内で設定します。
        扱える文字は、本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は下のよう
        になります。
        ^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω), ^^(=^), ~~(=~), ~,(='), ~;(=") 
        上記以外は、スペースに置き換えます。
        w$で指定されたチャネルの現在の波形演算の単位を、
        文字データで返します。
        コマンド中のダブルクォーテーション(")の代わりに、
        シングルクォーテーション(')を用いることができます。
  例     :CALCulate:WVSTR W1,"mA"
        波形演算チャネル1の単位をmAにします。


(18) 波形演算の演算値表示の設定と問合せ
  構文 (コマンド)  :CALCulate:WVSCALe w$,A$
     (クエリ)   :CALCulate:WVSCALe? w$
     (応答)    w$,A$
             w$=W1〜W30
              A$=SIUNIT,ENG,SCI
  解説    w$で指定された波形演算チャンネルの演算値表示の設定をします。
        w$で指定された波形演算チャンネルの現在の波形演算の演算値表示の設定を、
        文字列データで返します。
  例     :CALCulate:WVSCALe W1,ENG
        波形演算チャネル1の演算値表示をENGにします。