第 3 章 サンプルプログラム


3.1 LANでの Visual Basicサンプルプログラム

注意:LR8410,LR8416を社内ネットワーク等に繋げる場合は、社内のネットワーク管理者に相談の
うえLR8410,LR8416のIPアドレス等を設定して下さい。


ご使用のパソコンが、社内ネットワーク等に繋がっておらず、LR8410,LR8416とパソコンを1対1
で繋げる場合は、以下の例のようにIPアドレス等を設定して下さい。


*LR8410,LR8416をHUBに繋げる場合は、ストレートケーブルをご使用下さい。
*LR8410,LR8416をパソコンと1対1で繋げる場合は、ストレートケーブル+クロス変換コネクタ
(または、クロスケーブル)をご使用下さい。

*LR8410,LR8416のIPアドレス等の設定は、LR8410,LR8416取説を参照して下さい
*例えば、ご使用のパソコンの、サブネットマスクが255.255.255.0であった場合、LR8410,LR8416の
サブネットマスクも255.255.255.0とし、IPアドレスの左から1,2,3桁までをパソコンの
IPアドレスと同じにし、4桁目のみを違う値にすると通信ができます。

LR8410,LR8416のシステムの通信設定画面で通信インタフェースの設定を「LAN」にして下さい。



注意:下記のTCP/IPのプロパティの設定は、あくまでも説明用の例としての設定であり、
ご使用のパソコンが社内ネットワーク等に繋がっている場合は、ご使用のパソコンの
IPアドレス等の設定をむやみに変更すると、社内ネットワーク等に障害を及ぼす可能性が
ありますので、変更する場合はネットワーク管理者に相談のうえ設定して下さい。


ご使用のパソコンが、社内ネットワーク等に繋がっておらず、LR8410,LR8416とパソコンを1対1
で繋げる場合は、以下の例のようにIPアドレス等を設定して下さい。




以下のサンプルプログラムは、Visual Basicに付属のWinsock コントロールを用いて作成しました。

プログラムを実行するには、次のことをする必要があります。(Visual Basic 6の場合)
(1)Visual Basic メニューの、プロジェクト−コンポーネントを開き、Winsock Control をチェック
してOKボタンを押して下さい。Winsock コントロールが登録されます。(ネットワークのアイコン)

(2)フォームに、Winsock コントロールを貼り付けて下さい。
(3)「IPアドレス」入力用のテキストボックスを、txtIPという名前で作成して下さい。
IPアドレスは、LR8410,LR8416で設定してある値を入力します。
(4)「ポート番号」入力用のテキストボックスを、txtPortという名前で作成して下さい。
ポート番号は、LR8410,LR8416で設定してある一番右のXにあたる桁を2にして入力します。
(5)「コマンド実行」用のボタンを、Command1という名前で作成して下さい。Command1_Click()関数に対応します。
(6)「接続」用のボタンを、Command2という名前で作成して下さい。Command2_Click()関数に対応します。
(7)「切断」用のボタンを、Command3という名前で作成して下さい。Command3_Click()関数に対応します。
(8)「Text1」結果出力用のテキストボックスを、Text1という名前で作成して下さい。
(9)「Text2」接続状態用のテキストボックスを、Text2という名前で作成して下さい。
(10)サンプルプログラムにを参照してプログラムを入力して下さい。

(11)プログラムを実行して、「接続」ボタンを押すと、Command2_Click()に記述された処理が行われ、
Text2のボックスに「LAN接続完了」と表示されます。
「LAN接続待ち」と表示されたままでしたら、ケーブルの接続、IPアドレス、ポート番号等を確認して下さい。
(12)「コマンド実行」ボタンを押すと、Command1_Click()に記述された処理が行われます。
(13)最後に、「切断」ボタンを押すと、Command3_Click()に記述された処理が行われ、「LAN切断完了」
と表示されれば終わりです。



以下のサンプルプログラムで$の付く変数は、文字列型です。




LANサンプルプログラム1

このプログラムは、本器に接続してコマンドの送受信を行います。
コマンドの欄に送信したいコマンドを入力し、コマンド実行ボタンを押すと送信されます。
応答があるコマンド(?)が含まれるコマンドの場合は、テキストボックスに応答が表示されます。




LANサンプルプログラム1 Visual Basic 6

LANサンプルプログラム1 Visual Basic 2005 Express Edition

(Visual Basic 2005 Express Edition用プログラムは、
Visual Basic 2008,2010,2012 Express Editionでも自動的に変換され、ご利用できます。)


LANサンプルプログラム2

このコマンドは、本器に接続して測定データの取得を行います。
:MEMORY:MAXPOINT?クエリによって、ストレージデータが入出力可能であるか調べます。
出力したいデータのチャネルとポイントを:MEMORY:POINTコマンドによって指定します。
ASCII形式で取込む場合は、:MEMORY:ADATA?クエリ、電圧値形式の場合は:VDATA?
クエリを使用します。




LANサンプルプログラム2 Visual Basic 6

LANサンプルプログラム2 Visual Basic 2005 Express Edition

(Visual Basic 2005 Express Edition用プログラムは、
Visual Basic 2008,2010,2012 Express Editionでも自動的に変換され、ご利用できます。)


LANサンプルプログラム3

このプログラムは、本器に接続して各CHの値を取り込みEXCELに貼り付けます。
データ取得間隔は1秒より遅い間隔で設定できます。
EXCELがインストールされている必要があります。




LANサンプルプログラム3 Visual Basic 6

LANサンプルプログラム3 Visual Basic 2005 Express Edition

(Visual Basic 2005 Express Edition用プログラムは、
Visual Basic 2008,2010,2012 Express Editionでも自動的に変換され、ご利用できます。)


3.2 USBでの Visual Basicサンプルプログラム


LR8410,LR8416のシステムの通信設定画面で通信インタフェースの設定を「USB」にして下さい。




LR8410 ワイヤレス ロギング ステーション, LR8416 ワイヤレス熱流ロガー USBドライバ説明


1.ベンダーID とプロダクトID

VenderID :108F (HEX)
ProductID :8410 (HEX)


2.パソコンへのLR8410,LR8416USBドライバのインストール
(「SetupDriver32.msi」または「SetupDriver64.msi」を使用します。)
(LR8410,LR8416は、Windows標準機能の、USB通信クラス(USB COMクラス)で通信を行います。)

2-1.「SetupDriver32.msi」を実行してください。
  (WindowsVista/7/8の64bit版の場合は「SetupDriver64.msi」 を実行してください。)
2-2.「Next」 ボタンをクリックします。
2-3.「Everyone」をチェックして 「Next」ボタンをクリックします。
  (インストール先を変更したい場合は、 「Browse...」ボタンをクリックし、インストールするフォルダを変更します。通常は、変更する必要はありません。)
2-4.「Next」ボタンをクリックします。
 ・WindowsXPの場合は途中で何度かマイクロソフトが認証するソフトウェアではないというメッセージが表示されますが、「続行」ボタンを押してそのまま続行してください。
 ・WindowsVista/7/8の場合、プログラムの続行の許可を求めるダイアログが表示されますが、「続行」をクリックして次へ進みます。
 ・WindowsVista/7/8の場合、さらにインストールの許可を求めるダイアログが表示される場合がありますが、
  「HIOKI E.E. CORPORATIONからのソフトウェアは常に信頼する」にチェックを入れて 「インストール」ボタンを押して次へ進みます。
2-5.「Close」ボタンを押します。


3.パソコンへのLR8410,LR8416の接続
(LR8410,LR8416の接続の前に、2.パソコンへのLR8410,LR8416USBドライバのインストールを行ってください。)

・Windows XPの場合
3-1.LR8410,LR8416にACアダプタを接続して電源を入れます。
3-2.コンピュータとLR8410,LR8416を付属のUSBケーブルで接続します。
  「新しいハードウェアが見つかりました」と画面に表示後、新しいハードウェア検出ウィザードが始まります。
3-3.「いいえ、今回は接続しません」をチェックして「次へ」ボタンをクリックします。
3-4.「ソフトウェアを自動的にインストールする(推奨)」をチェックして「次へ」ボタンをクリックします。
  ドライバのインストールが始まりますのでお待ちください。
3-5.「続行」ボタンをクリックします。
  マイクロソフトが認証するソフトウェアではないというメッセージが表示されますが、「続行」ボタンを押してそのまま続行してください。
3-6.インストールが終了しましたら「完了」ボタンをクリックします。

・Windows2000/Vista/7/8 の場合
3-1.LR8410,LR8416にACアダプタを接続して電源を入れます。
3-2.コンピュータとLR8410,LR8416を付属のUSBケーブルで接続します。自動的にドライバがインストールされて、デバイスを使用する準備が完了します。


4.パソコンへのLR8410,LR8416接続の確認

4-1.「スタート」「コントロールパネル」「システム」をクリックして、システムのプロパティーを表示します。
4-2.「ハードウエア」「デバイスマネージャ」「ポート(COMとLPT)」をクリックします。
4-3.「ポート(COMとLPT)」の中に、WIRELESS LOGGING STATION LR8410 または、WIRELESS HEAT FLOW LOGGER LR8416 があることを確認してください。
   WIRELESS LOGGING STATION LR8410 または、WIRELESS HEAT FLOW LOGGER LR8416 の横に COM3などのCOMポート番号が表示されます。
   Visual Basic等でプログラムする場合、このCOMポート番号を指定して通信を行います。
(一覧の中に、WIRELESS LOGGING STATION LR8410 または、WIRELESS HEAT FLOW LOGGER LR8416 がない場合は、2.パソコンへのLR8410,LR8416USBドライバのインストールをやり直してください)


プログラムを実行するには、次のことをする必要があります。(Visual Basic 6の場合)
(1)Visual Basic メニューの、プロジェクト−コンポーネントを開きます。
(2)「COM番号」入力用のテキストボックスを、textComという名前で作成して下さい。
(4-3の「ポート(COMとLPT)」でWIRELESS LOGGING STATION LR8410 または、WIRELESS HEAT FLOW LOGGER LR8416 の横に表示されるCOMポート番号を入力します。
 例えば、WIRELESS LOGGING STATION LR8410 COM3と表示された場合は、COMポート番号は3を入力します。)
(3)「コマンド実行」用のボタンを、Command1という名前で作成して下さい。Command1_Click()関数に対応します。
(4)「接続」用のボタンを、Command2という名前で作成して下さい。Command2_Click()関数に対応します。
(5)「切断」用のボタンを、Command3という名前で作成して下さい。Command3_Click()関数に対応します。
(6)「Text1」結果出力用のテキストボックスを、Text1という名前で作成して下さい。
(7)「Text2」接続状態用のテキストボックスを、Text2という名前で作成して下さい。
(8)サンプルプログラムにを参照してプログラムを入力して下さい。

(9)プログラムを実行して、「接続」ボタンを押すと、Command2_Click()に記述された処理が行われ、
Text2のボックスに「USB接続完了」と表示されます。
通信がうまく出来ない場合は、ケーブルの接続、USBドライバのインストール、COM番号等を確認して下さい。
(10)「コマンド実行」ボタンを押すと、Command1_Click()に記述された処理が行われます。
(11)最後に、「切断」ボタンを押すと、Command3_Click()に記述された処理が行われ、「USB切断完了」
と表示されれば終わりです。



以下のサンプルプログラムで$の付く変数は、文字列型です。




USBサンプルプログラム1

このプログラムは、本器に接続してコマンドの送受信を行います。
コマンドの欄に送信したいコマンドを入力し、コマンド実行ボタンを押すと送信されます。
応答があるコマンド(?)が含まれるコマンドの場合は、テキストボックスに応答が表示されます。




USBサンプルプログラム1 Visual Basic 6

USBサンプルプログラム1 Visual Basic 2005 Express Edition

(Visual Basic 2005 Express Edition用プログラムは、
Visual Basic 2008,2010,2012 Express Editionでも自動的に変換され、ご利用できます。)


USBサンプルプログラム2

このコマンドは、本器に接続して測定データの取得を行います。
:MEMORY:MAXPOINT?クエリによって、ストレージデータが入出力可能であるか調べます。
出力したいデータのチャネルとポイントを:MEMORY:POINTコマンドによって指定します。
ASCII形式で取込む場合は、:MEMORY:ADATA?クエリ、電圧値形式の場合は:VDATA?
クエリを使用します。




USBサンプルプログラム2 Visual Basic 6

USBサンプルプログラム2 Visual Basic 2005 Express Edition

(Visual Basic 2005 Express Edition用プログラムは、
Visual Basic 2008,2010,2012 Express Editionでも自動的に変換され、ご利用できます。)


USBサンプルプログラム3

このプログラムは、本器に接続して各CHの値を取り込みEXCELに貼り付けます。
データ取得間隔は1秒より遅い間隔で設定できます。
EXCELがインストールされている必要があります。




USBサンプルプログラム3 Visual Basic 6

USBサンプルプログラム3 Visual Basic 2005 Express Edition

(Visual Basic 2005 Express Edition用プログラムは、
Visual Basic 2008,2010,2012 Express Editionでも自動的に変換され、ご利用できます。)