CALCulateコマンド(演算機能)


数値演算の四則演算パラメータの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:ACCOunt NO$,N1,A$,N2
:CALCulate:ACCOunt? NO$

(応答)

NO$,N1<NR1>,A$,N2<NR1>
NO$: NO1〜NO16
N1, N2: 1〜16
A$: PLUS, MINUS, MULT, DIV


解 説


数値演算のパラメータの設定と問合せを行います。

PLUS  和(+)
MINUS  差(-)
MULT  積(*)
DIV  商(/)



:CALCulate:ACCOunt NO3,1,PLUS,2
:CALCUlate:ACCOunt? NO3
(応答)  :CALCULATE:ACCOUNT NO3,1,PLUS,2  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM
数値演算の種類で四則演算(CALC)を選択しているとき




数値演算結果の問合せ(有効桁6桁)


構 文


(クエリ)


:CALCulate:ANSWer? NO$

(応答)

NO$,A<NR3>
NO$ = NO1〜NO16
A = 演算結果, **********(演算結果が得られないとき)


解 説


NO$で指定された数値演算の演算結果を返します。



:CALCulate:ANSWer? NO1
(応答)  :CALCULATE:ANSWER NO1,-1.23456E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




指定区間平均値の問合せ


構 文


(クエリ)


:CALCulate:AVERage? CH$,Start,End(,NO$)

(応答)

B<NR3>
B = 演算結果, NONE(演算結果が得られないとき)
CH$ = CH1〜CH32
Start = 演算開始位置  時間(秒)
End = 演算終了位置  時間(秒)
NO$ = NO1〜NO16, MNO1〜MNO16


解 説


CH$で指定されたチャネルのStartからEndまでの平均値を求め、その結果を返します。

NO$が指定されているときは、

演算開始位置 = Start + 演算NO$の演算結果(s)
演算終了位置 = End + 演算NO$の演算結果(s)

として平均値を求め、その結果を返します。



:CALCulate:AVERage? CH1,-0.0015,0.002
(CH1のトリガから-1.5ms 〜 2msの区間の平均値を求めます。)

(応答)  :CALCULATE:AVERAGE -1.23456E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


指定した区間が範囲外の場合等の演算結果が得られない場合は、Bの部分が文字列(NONE)になります。
指定した時間がサンプリングしたデータとデータの間であった場合、指定した時間に近いデータまでを演算区間とします。
演算を実行したら終了するまで、中断はできません。

MNO1〜MNO16は、:CALCulate:MEASure MEMEXECを実行したときの演算結果が格納されています。


使用可能
条件


MEM
測定中でないこと




波形処理演算の演算範囲の設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:CALCArea A$
:CALCUlate:CALCArea?

(応答)

A$
A$ = ALL, A_B


解 説


波形処理演算の演算範囲を設定します。
現在の波形処理演算の演算範囲を文字データで返します。

ALL 全波形
A_B ABカーソル間



:CALCulate:CALCArea ALL
:CALCulate:CALCArea?
(応答)  :CALCULATE:CALCAREA ALL  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




数値判定ON/OFFの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:COMP NO$,A$
:CALCulate:COMP? NO$

(応答)

NO$,A$
NO$ = NO1〜NO16
A$ = OFF, ON


解 説


数値判定の設定を行います。
現在の数値判定の設定を文字データで返します。



:CALCulate:COMP NO1,ON

(NO1の数値判定をONに設定します。)

:CALCulate:COMP? NO1
(応答)  :CALCULATE:COMP NO1,ON  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




数値判定の上限値と下限値の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:COMPArea NO$,A,B
:CALCulate:COMPArea? NO$

(応答)

NO$,A<NR3>,B<NR3>
NO$ = NO1〜NO16
A, B = -9.9999E+29〜+9.9999E+29


解 説


NO$で指定した数値判定の上下限値を設定します。
NO$で指定した数値判定の上下限値の設定をNR3数値で返します。

Aが上限値、Bが下限値となります。



:CALCulate:COMPArea NO1,+1.0000E+00,-1.0000E+00

(数値判定のNO1の判定値を、-1.000E+00〜+1.0000E+00に設定します。

:CALCulate:COMPArea? NO1
(応答)  :CALCULATE:COMPAREA NO1,+1.0000E+00,-1.0000E+00  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




数値判定による判定停止条件の設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:COMPStop A$
:CALCulate:COMPStop?

(応答)

A$
A$ = GO, NG, G_N


解 説


判定停止条件を設定します。
現在の判定停止条件を文字データで返します。



:CALCulate:COMPStop NG
(数値演算結果がNGとなったときに測定を停止します。)

:CALCulate:COMPStop?
(応答)  :CALCULATE:COMPSTOP NG  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




数値演算結果の問合せ(有効桁9桁)


構 文


(クエリ)


:CALCulate:DANSwer? NO$

(応答)

NO$,A<NR3>
NO$ = NO1〜NO16
A = 演算結果, **********(演算結果が得られないとき)


解 説


NO$で指定された数値演算の演算結果を返します。



:CALCulate:DANSwer? NO1
(応答)  :CALCULATE:DANSWER NO1,-1.23456789E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




波形処理演算の定数A〜Pの設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:FACTor A$,B
:CALCulate:FACTor? A$

(応答)

A$,B<NR3>
A$ = A〜P
B = -9.9999E+29〜+9.9999E+29


解 説


波形処理演算の定数A〜Pの設定をします。
波形処理演算の定数A〜Pの設定をNR3数値で返します。



:CALCulate:FACTor A,1000
:CALCulate:FACTor? A
(応答)  :CALCULATE:FACTOR A,+1.0000E+03  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




数値判定結果の問合せ


構 文


(クエリ)


:CALCulate:JUDGe? NO$

(応答)

NO$,A
NO$ = ALL, NO1〜NO16
A = 0:未判定、1:GO、 2:NG


解 説


NO$で指定された数値判定結果を返します。
NO$にALLを指定すると、NO1〜NO16の全ての演算に対する総合判定を返します。



:CALCulate:JUDGe? NO1
(応答)  :CALCULATE:JUDGE NO1,1  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




B現象のチャネルの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MBCH NO$(A$,)CH$(,B)
:CALCulate:MBCH? NO$

(応答)

NO$,CH$
NO$,A$,CH$,B(CH$がロジックチャネルのとき)
NO$ = NO1〜NO16
CH$ = CH1〜CH32, Z1〜Z16, CHA〜CHH
A$ = L0〜L8
B = 1〜4


解 説


NO$で指定された数値演算のB現象のチャネルを設定します。
NO$で指定された数値演算のB現象のチャネルを返します。



:CALCulate:MBCH NO1,CH1
:CALCulate:MBCH? NO1
(応答)  :CALCULATE:MLEVEL NO1,CH1  (ヘッダがONの場合)


注 記


設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

時間差 (DIFF)
位相差 (PHASe)


使用可能
条件


MEM




B現象のフィルタの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MBFILter NO$,A
:CALCulate:MBFILter? NO$

(応答)

NO$, A<NR2>
NO$ = NO1〜NO16
A = 0(OFF), 0.1, 0.2, 0.5, 1.0, 1.5, 2.0, 2.5, 5.0, 10.0


解 説


NO$で指定された数値演算に対するB現象のフィルタの設定をします。
NO$で指定された数値演算に対するB現象のフィルタの設定を文字データと数値で返します。

Aに0を指定すると、フィルタの設定がOFFになります。



:CALCulate:MBFILter NO1,0.5
:CALCulate:MBFILter? NO1
(応答)  :CALCULATE:MBFILTER NO1,0.5  (ヘッダがONの場合)


注 記


設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

時間差 (DIFF)
位相差 (PHASe)


使用可能
条件


MEM




B現象のレベルの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MBLEVel NO$,A
:CALCulate:MBLEVel? NO$

(応答)

NO$, A<NR3>
NO$ = NO1〜NO16
A = レベル値(-9.9999E+09〜9.9999E+09)


解 説


NO$で指定された数値演算のB現象のレベルを設定します。
NO$で指定された数値演算のB現象のレベルを返します。



:CALCulate:MBLEVel NO1,1.2345E-06
:CALCulate:MBLEVel? NO1
(応答)  :CALCULATE:MBLEVEL NO1,1.2345E-06  (ヘッダがONの場合)


注 記


ロジックチャネルに対しては設定できません。
設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

時間差 (DIFF)
位相差 (PHASe)


使用可能
条件


MEM




B現象のスロープの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MBSLOpe NO$,A$
:CALCulate:MBSLOpe? NO$

(応答)

NO$,A$
NO$ = NO1〜NO16
A$ = UP, DOWN


解 説


NO$で指定された数値演算に対するB現象のスロープの設定をします。
NO$で指定された数値演算に対するB現象のスロープの設定を文字データで返します。



:CALCulate:MBSLOpe NO1,UP
:CALCulate:MBSLOpe? NO1
(応答)  :CALCULATE:MBSLOPE NO1,UP  (ヘッダがONの場合)


注 記


設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

時間差 (DIFF)
位相差 (PHASe)


使用可能
条件


MEM




数値演算の演算範囲の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASArea A$
:CALCulate:MEASArea?

(応答)

A$
A$ = ALL, A_B, TRIG


解 説


数値演算の演算範囲を設定します。
現在の数値演算の演算範囲を文字列で返します。

ALL  全波形
A_B  ABカーソル間
TRIG  トリガ以降



:CALCulate:MEASArea ALL
:CALCulate:MEASArea?
(応答)  :CALCULATE:MEASAREA ALL  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




自動保存における数値演算結果保存の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASFsave A$(,B$,"NAME1$","NAME2$")
:CALCulate:MEASFsave?

(応答)

A$(,B$,"NAME1$","NAME2$")
A$ = OFF, ON
B$ = NEW, EXIST
NAME1$ = 保存パス名
NAME2$ = 保存ファイル名


解 説


自動保存における数値演算結果を、ファイルに保存するかどうかを設定します。
現在の自動保存における数値演算保存の設定を、文字データで返します。

B$、NAME1$、NAME2$は、A$がONが指定されているときのみ有効です。

パス名、ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

パソコンの画面

˜,

˜˜

MR8827の画面

'

˜




:CALCulate:MEASFsave ON,NEW,"CF:\ABC","MEAS"
(自動保存をON、ファイル保存方法を新規、保存パス名を"CF:\ABC"、保存ファイル名を"MEAS"に設定します。)

:CALCulate:MEASFsave?
(応答)  :CALCULATE:MEASFSAVE ON,NEW,"CF:\ABC","MEAS"  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




自動保存における数値演算結果の印刷設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASPrint A$
:CALCulate:MEASPrint?

(応答)

A$
A$ = OFF, ON


解 説


自動保存における数値演算結果の印刷設定を行います。
現在の自動保存における数値演算結果の印刷設定を、文字でデータで返します。



:CALCulate:MEASPrint ON
:CALCulate:MEASPrint?
(応答)  :CALCULATE:MEASPRINT ON  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




数値演算の演算種類の設定と問合せ


構 文


(コマンド)



(クエリ)


:CALCulate:MEASSet NO$,A$
  (A$ = OFF, CALC)
:CALCulate:MEASSet NO$,A$,CH$
  (A$ = OFF, CALC, XYAREA以外)
:CALCulate:MEASSet NO$,A$,CH1$,CH2$
  (A$ = XYAREA)
:CALCulate:MEASSet NO$,A$,B$,CH$,C
  (演算対象がロジックチャネルのとき)
:CALCulate:MEASSet? NO$

(応答)

NO$,A$,CH$
NO$,A$,CH1$,CH2$  (A$ = XYAREAのとき)
NO$,A$,B$,CH$,C  (演算対象がロジックチャネルのとき)

NO$ = NO1〜NO16
A$ = OFF, AVE, RMS, PP, MAX, MAXT, MIN, MINT, PERI, FREQ, RISE, FALL, STD, AREA, XYARer, LEVEl, TIME, PWIDth, DUTY, PCOUnt, CALC, DIFF, PHASe, HI, LOW
CH$ = CH1〜CH32, CHA〜CHH, Z1〜Z16
CH1$, CH2$ = CH1〜CH32, Z1〜Z16
B$ = L0〜L8 (ロジックユニット番号、L0は本体標準ロジック)
C = 1〜4 (ロジックチャネル番号)


解 説


NO$で指定された数値演算の演算項目とチャネルを設定します。
NO$で指定された数値演算の演算項目とチャネルを文字データで返します。

OFF     数値演算OFF
AVE     平均値 (注1)
RMS     実効値 (注1) (注2)
PP     ピーク値 (注1)
MAX     最大値 (注1)
MAXT     最大値時間 (注1)
MIN     最小値 (注1)
MINT     最小値時間 (注1)
PERI     周期
FREQ     周波数
RISE     立上り時間 (注1) (注2)
FALL     立下り時間 (注1) (注2)
STD     標準偏差 (注1) (注2)
AREA     面積値 (注1) (注2)
XYAREA     XY面積値 (注1) (注2)
LEVEl     指定レベル時間
TIME     指定時間レベル (注1)
PWIDth     パルス幅
DUTY     デューティ比
PCOUnt     パルスカウント
CALC     四則演算 (注1)
DIFF     時間差
PHASe     位相差
HI     Highレベル (注1) (注2)
LOW     Lowレベル (注1) (注2)

(注1) ロジックチャネルは指定できません。
(注2) DVMユニットは演算できません。使用できない演算を行なった場合には、演算結果の表示は「******」となります。 時間差と位相差の演算で指定するCH$はA現象に対するものです。



:CALCulate:MEASSet NO1,MAX,CH1
(NO1の演算にCH1の最大値を演算するように設定します。)

:CALCulate:MEASSet NO2,XYAREA,CH1,CH2
(NO2の演算にCH1とCH2のXY面積値を演算するように設定します。)

:CALCulate:MEASSet NO3,DUTY,L0,CHA,2
(NO3の演算に 本体標準ロジックA2 のデューティ比を演算するように設定します。)

:CALCulate:MEASSet? NO1
(応答)  :CALCULATE:MEASSET NO1,MAX,CH1  (ヘッダがONの場合)


注 記


ロジックチャネルの設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

周期  (PERI)
周波数  (FREQ)
指定レベル時間  (LEVEl)
パルス幅  (PWIDth)
デューティ比  (DUTY)
パルスカウント  (PCOUnt)
時間差  (DIFF)
位相差  (PHASe)


DVMユニットで可能の演算は、下記のものに限られます。

平均値  (AVE)
ピーク値  (PP)
最大値  (MAX)
最大値時間  (MAXT)
最小値  (MIN)
最小値時間  (MINT)
周期  (PERI)
周波数  (FREQ)
指定レベル時間  (LEVEl)
指定時間レベル  (TIME)
パルス幅  (PWIDth)
デューティ比  (DUTY)
パルスカウント  (PCOUnt)
四則演算  (CALC)
時間差  (DIFF)
位相差  (PHASe)


使用可能
条件


MEM




数値演算ON/OFFの設定(または実行)と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MEASure A$
:CALCulate:MEASure?

(応答)

A$
A$ = OFF, ON, EXEC, MEMEXEC


解 説


数値演算のON/OFFの設定を行います。
現在の数値演算の設定を文字データで返します。

A$にEXECを指定すると、演算を実行します。

A$にMEMEXECを指定すると、演算を実行し、さらに演算結果をMNO1〜MNO16として内部メモリに保存します。
保存した結果は以下のコマンドで利用することができます。

Aカーソルの位置の設定  :CURSor:TAPOSition A,(NO$)
Bカーソルの位置の設定  :CURSor:TBPOSition A,(NO$)
指定区間平均値の問合せ :CALCulate:AVERage? CH$,Start,End(,NO$)



:CALCulate:MEASure ON
:CALCulate:MEASure EXEC
:CALCulate:MEASure?
(応答)  :CALCULATE:MEASURE ON  (ヘッダがONの場合)


注 記


演算実行(EXEC or MEMEXEC)を行うと、設定はONになります。
MEMEXECを実行する度に演算結果MNO1〜MNO16は上書きされます。


使用可能
条件


MEM




数値演算のフィルタの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MFILter NO$,A
:CALCulate:MFILter? NO$

(応答)

NO$,A<NR2>
NO$ = NO1〜NO16
A = 0(OFF), 0.1, 0.2, 0.5, 1.0, 1.5, 2.0, 2.5, 5.0, 10.0


解 説


NO$で指定された数値演算に対するフィルタの設定をします。
現在のフィルタの設定を文字データと数値で返します。

Aに0を指定すると、フィルタの設定がOFFになります。



:CALCulate:MFILter NO1,0.5
(演算番号NO1のフィルタの設定を、0.5DIVに設定します。)

:CALCulate:MFILter? NO1
(応答)  :CALCULATE:MFILTER NO1,0.5  (ヘッダがONの場合)


注 記


設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

周期  (PERI)
周波数  (FREQ)
指定レベル  (LEVEl)
パルス幅  (PWIDth)
デューティ比  (DUTY)
パルスカウント  (PCOUnt)
時間差  (DIFF)
位相差  (PHASe)


使用可能
条件


MEM




数値演算のレベルの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MLEVel NO$,A
:CALCulate:MLEVel? NO$

(応答)

NO$,A<NR3>
NO$ = NO1〜NO16
A = レベル値(-9.9999E+09〜9.9999E+09)


解 説


NO$で指定された数値演算のレベルを設定します。
NO$で指定された数値演算のレベルを返します。



:CALCulate:MLEVel NO1,1.2345E-06
:CALCulate:MLEVel? NO1
(応答)  :CALCULATE:MLEVEL NO1,1.2345E-06  (ヘッダがONの場合)


注 記


ロジックチャネルに対しては設定できません。

設定が可能な演算は、下記のものに限られます

周期  (PERI)
周波数  (FREQ)
指定レベル  (LEVEl)
パルス幅  (PWIDth)
デューティ比  (DUTY)
パルスカウント  (PCOUnt)
時間差  (DIFF)
位相差  (PHASe)


使用可能
条件


MEM




数値演算のスロープの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MSLOpe NO$,A$
:CALCulate:MSLOpe? NO$

(応答)

NO$,A$
NO$ = NO1〜NO16
A$ = UP, DOWN


解 説


NO$で指定された数値演算のスロープの設定をします。
NO$で指定された数値演算のスロープの設定を文字データで返します。



:CALCulate:MSLOpe NO1,UP
:CALCulate:MSLOpe? NO1
(応答)  :CALCULATE:MSLOPE NO1,UP  (ヘッダがONの場合)


注 記


設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

周期  (PERI)
周波数  (FREQ)
指定レベル  (LEVEl)
パルス幅  (PWIDth)
パルスカウント  (PCOUnt)
時間差  (DIFF)
位相差  (PHASe)


使用可能
条件


MEM




数値演算の統計の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:MSTAtis NO$,A$
:CALCulate:MSTAtis? NO$

(応答)

NO$,A$
NO$ = NO1〜NO16
A$ = FIRST,AVE,MAX,MIN


解 説


NO$で指定された数値演算の統計の設定と問合せを行います。

FIRST 先頭
AVE 平均
MAX 最大
MIN 最小



:CALCulate:MSTAtis NO3,AVE
(演算No.3の統計を平均に設定します)

:CALCulate:MSTAtis? NO3
(応答)  :CALCULATE:MSTATIS NO3,AVE  (ヘッダがONの場合)


注 記


数値演算の種類で、周期, 周波数, 立上り時間, 立下り時間, パルス幅, デューティ比, 時間差, 位相差のいずれかを選択しているとき
測定中でないこと


使用可能
条件


MEM




数値演算の指定項目と時間/演算番号の設定と問合せ


構 文


(コマンド)

(クエリ)


:CALCulate:MTIMe NO1$,A$,B
  (A$ = TIME)
:CALCulate:MTIMe NO1$,A$,NO2$
  (A$ = CALC)
:CALCulate:MTIMe? NO1$

(応答)

NO1$,A$,B
NO1$,A$,NO2$
NO1$, NO2$ = NO1〜NO16
A$ = TIME, CALC
B = 時間(秒)(-9.99999999E+09〜9.99999999E+09)


解 説


NO1$で指定された数値演算の指定項目と時間/演算番号の設定をします。
NO1$で指定された数値演算の指定項目と時間/演算番号の設定を返します。



:CALCulate:MTIMe NO1,TIME,1.0000E+01
:CALCulate:MTIMe? NO1
(応答)  :CALCULATE:MTIME NO1,TIME,1.0000E+01  (ヘッダがONの場合)


注 記


設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

指定時間レベル  (TIME)


使用可能
条件


MEM




数値演算の立上り、または立下り時間の%値の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:PERCent NO$,A
:CALCulate:PERCent? NO$

(応答)

NO$,A<NR1>
NO$ = NO1〜NO16
A = 5〜30


解 説


NO$で指定された数値演算の立上り、または立下り時間の%値を設定します。
NO$で指定された数値演算の立上り、または立下り時間の%値を返します。



:CALCulate:PERCent NO1,10
:CALCulate:PERCent? NO1
(応答)  :CALCULATE:PERCENT NO1,10  (ヘッダがONの場合)


注 記


設定が可能な演算は、下記のものに限られます。

立上り時間  (RISE)
立下り時間  (FALL)


使用可能
条件


MEM




波形処理演算の設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:WVCALc A$
:CALCulate:WVCALc?

(応答)

A$
A$ = OFF, ON, EXEC


解 説


波形処理演算の設定を行います。
現在の波形処理演算の設定を文字データで返します。

A$にEXECを指定すると、演算を実行します。



:CALCulate:WVCALc ON
:CALCulate:WVCALc?
(応答)  :CALCULATE:WVCALC ON  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




波形処理演算の波形色の設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:WVCOLor Z$,A$
:CALCulate:WVCOLor? Z$

(応答)

Z$,A$
Z$ = Z1〜Z16
A$ = OFF, C1〜C16(色番号)


解 説


Z$で指定した波形処理演算の波形色を設定します。
Z$で指定した波形処理演算の波形色を文字データで返します。
A$にOFFを指定すると波形を表示しません。
色番号と表示色の関係



:CALCulate:WVCOLor Z1,C1
:CALCulate:WVCOLor? Z1
(応答)  :CALCULATE:WVCOLOR Z1,C1  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




波形処理演算のスケーリングの設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:WVSCale Z$,A$
:CALCulate:WVSCale? Z$

(応答)

Z$,A$
Z$ = Z1〜Z16
A$ = AUTO, MANUal


解 説


Z$で指定した波形処理演算のスケーリングの設定します。
Z$で指定した波形処理演算のスケーリング設定を文字データで返します。

AUTO    自動
MANUal 手動



:CALCulate:WVSCale Z1,MANUal
:CALCulate:WVSCale? Z1
(応答)  :CALCULATE:WVSCALE MANUAL  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




波形処理演算の演算式の設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:Z Z$,"A$"
:CALCulate:Z? Z$

(応答)

Z$,"A$"
Z$ = Z1〜Z16
A$ = (演算式)


解 説


Z$で指定した波形処理演算の演算式を設定します。
Z$で指定した波形処理演算の演算式を文字データで返します。
(演算式は最大80文字)



:CALCulate:Z Z1,"CH(1,1)*2"
:CALCulate:Z? Z1
(応答)  :CALCULATE:Z Z1,"CH(1,1)*2"  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




波形処理演算の表示グラフの設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:ZDIsplay Z$,A
:CALCulate:ZDIsplay? Z$

(応答)

Z$,A
Z$ = Z1〜Z16 (演算番号)
A = 1〜16 (グラフ番号)


解 説


波形処理演算の表示グラフの設定をします。

演算番号Z$をグラフ番号Aに指定して、波形処理演算の表示グラフを設定します。
演算番号Z$に対するグラフ番号Aを返します。

Aに指定できる値の範囲は、画面の分割数で決まります。



:CALCulate:ZDIsplay Z1,1
:CALCulate:ZDIsplay? Z1
(応答)  :CALCULATE:ZDISPLAY Z1,1  (ヘッダがONの場合)


注 記


画面分割の状況により、設定可能なグラフの最大値は変動します。


使用可能
条件


MEM




波形処理演算のレンジ、およびポジションの設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:ZRANGe Z$,A,B
:CALCulate:ZRANGe? Z$

(応答)

Z$,A<NR3>,B<NR3>
Z$ = Z1〜Z16
A = (レンジ) (-9.9999E+29 〜 9.9999E+29)
B = (ポジション) (-1.0E+6 〜 1.0E+6)


解 説


Z$で指定した波形処理演算のレンジとポジションを指定します。
Z$で指定した波形処理演算のレンジとポジションをNR3数値で返します。
AとBの組み合わせによっては設定できない時があります。



:CALCulate:ZRANGe Z1,+1.0E-03,50
:CALCulate:ZRANGe? Z1
(応答)  :CALCULATE:ZRANGE Z1,+1.0000E-03,+5.0000E+01  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




波形処理演算の単位の設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:CALCulate:ZUNIt Z$,"A$"
:CALCulate:ZUNIt? Z$

(応答)

Z$,"A$"
Z$ = Z1〜Z16
A$ = 単位(最大7文字)


解 説


Z$で指定した波形処理演算に対する単位を設定します。
Z$で指定した波形処理演算に対する単位を文字データで返します。
扱うことのできる文字は、本体で入力できる文字と同じですが、特殊文字の入力は下記のようになります。

パソコンの画面

ˆ2

ˆ3

˜ c

˜ o

˜ u

˜ e

˜ ,

˜ ;

ˆ ˆ

˜ ˜

MR8827の画面

2

3

°

Ω

μ

ε

'

"

ˆ

˜


全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
コマンド中のダブル・クォーテーション(")の代わりに、シングル・クォーテーション(')を使うことができます。
上記以外は、スペースに置き換えます。



:CALCulate:ZUNIt Z1,"VA"
:CALCulate:ZUNIt? Z1
(応答)  :CALCULATE:ZUNIT Z1,"VA"  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM




波形処理演算の上下限値の設定


構 文


(コマンド)
(クエリ)


CALCulate:ZUPLow Z$,A,B
:CALCulate:ZUPLow? Z$

(応答)

Z$,A<NR3>,B<NR3>
Z$ = Z1〜Z16
A = (上限値)(-9.9999E+29 〜 9.9999E+29) 
B = (下限値) (-9.9999E+29 〜 9.9999E+29)


解 説


Z$で指定した波形処理演算の上下限値を設定します。
Z$で指定した波形処理演算の上下限値をNR3数値で返します。



:CALCulate:ZUPLow Z1, 1E-03,-1E-03
:CALCulate:ZUPLow? Z1
(応答)  :CALCULATE:ZUPLOW Z1,1.0000E-03,-1.0000E-03  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM