ファイル操作 (FDISK)


カレントディレクトリの変更

構文

(コマンド)


:FDISK:CHDIr A
:FDISK:CHDIr "A$"

A = ディレクトリ番号
A$ = ディレクトリ名

解説

カレントディレクトリをA、またはA$で指定したディレクトリに変更します。
A$に..を使用すると、1つ上のディレクトリに移動します。
A$に\を使用すると、ルートディレクトリに移動します。

ディレクトリ名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

PC

˜,

˜˜

MR6000
MR6000-01

'

˜


:FDISK:CHDIr 1
(カレントディレクトリを、1番のディレクトリに変更します。)

:FDISK:CHDIr "D:\ABCDEFG"
(カレントディレクトリをD:\ABCDEFGに変更します。)

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




ファイル、またはディレクトリをコピーする

構文

(コマンド)


:FDISK:COPY A,"B$"
:FDISK:COPY "A$","B$"

A = コピー元のディレクトリ、またはファイル番号
A$ = コピー元のディレクトリ、またはファイル名
B$ = コピー先ディレクトリ名

解説

Aまたは"A$"で指定したファイルやディレクトリをB$で指定したディレクトリにコピーします。

ディレクトリ名、ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

PC

˜,

˜˜

MR6000
MR6000-01

'

˜


:FDISK:COPY 1,"D:\"
(1番のファイル、またはディレクトリをD:\にコピーします。)

:FDISK:COPY "ABCDEFG", "D:\"
(ABCDEFGという名前のファイル、またはディレクトリを、D:\にコピーします。)

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




ファイル、またはディレクトリの消去

構文

(コマンド)


:FDISK:DELEte "A$"
:FDISK:DELEte A

A$ = ディレクトリ、またはファイル名
A = ディレクトリ、またはファイル番号

解説

Aまたは"A$"で指定したファイルやディレクトリを削除します。

ディレクトリ名、ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

PC

˜,

˜˜

MR6000
MR6000-01

'

˜


:FDISK:DELEte 1
(1番のファイル、またはディレクトリを削除します)

:FDISK:DELEte "ABCDEFG"
(ABCDEFGという名前のファイル、またはディレクトリを削除します。)

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




カレントディレクトリの問い合わせ

構文

(クエリ)


:FDISK:DIR?

(応答)

A$

A$ = ディレクトリ名

解説

カレントディレクトリを返します。

:FDISK:DIR?
(応答)  :FDISK:DIR "d:\"  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




接続されているドライブを取得する

構文

(クエリ)


:FDISK:DRIVe?

(応答)

A1$A2$...Ax$

Ax$ = D,E,F,...Z (ドライブレター)

解説

本器に接続されているメディアのドライブレターを返します。

:FDISK:DRIVe?
(応答)  :FDISK:DRIVE D  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ファイル数の問い合わせ

構文

(クエリ)


:FDISK:FILE?

(応答)

A<NR1>

A = ファイル数 (ディレクトリを含む)

解説

カレントディレクトリのファイル数 (ディレクトリを含む) を返します。

:FDISK:FILE?
(応答)  :FDISK:FILE 100  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




メディアのフォーマットを実行

構文

(コマンド)


:FDISK:FORMat A$

A$ = D,E,F,...Z (ドライブレター)

解説

A$で指定したドライブレターのメディアをフォーマットします。

:FDISK:FORMat D;*WAI

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




ファイル、またはディレクトリ情報の問い合わせ

構文

(クエリ)


:FDISK:INFOr? A

(応答)

A<NR1>,"B$","C$","D$",E<NR1>,F$,G<NR1>,"H$","I$"

A = ファイル番号
B$ = ファイル, ディレクトリ名
C$ = ファイル作成年月日
D$ = ファイル作成時刻
E = ファイルサイズ(byte)
F$ = WAVE, SET, DIR, OTHER (保存種類)
G = 記録長
H$ = トリガ発生年月日
I$ = トリガ発生時刻

解説

ファイル情報を返します。
F$は以下のようになります。

WAVE 測定波形データ
SET 設定データ
DIR ディレクトリ
OTHER その他のファイル

:FDISK:INFOr? 1
(応答)  :FDISK:INFOR 1,"AUTO0000.MEM","2017/01/02","12:34:56",158360,WAVE,2500,"2017/01/02","12:34:56.789"  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




読み込んだファイル名の問い合わせ

構文

(クエリ)


:FDISK:LDNAme?

(応答)

"A$"

解説

読み込んだファイル名を返します。

:FDISK:LDNAme?
(応答)  :FDISK:LDNAME "AUTO0000.MEM"  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

ファイルが本機に読み込まれていること




ファイルの読み込み

構文

(コマンド)


:FDISK:LOAD A
:FDISK:LOAD "A$"

A = ファイル番号
A$ = ファイル名

解説

AまたはA$で指定したファイルをロードします。

ファイル名に'や˜を入力する場合は下記のようになります。

PC

˜,

˜˜

MR6000
MR6000-01

'

˜


:FDISK:LOAD "AUTO0000.MEM";*WAI;
:FDISK:LOAD 1;*WAI;

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




ディレクトリの作成

構文

(コマンド)


:FDISK:MKDIR "A$"

A$ = ディレクトリ名

解説

カレントディレクトリに、サブディレクトリを作成します。
ダブルクォーテーション (") の代わりに、シングルクォーテーション (') も使用できます。

:FDISK:CHDIr "D:\"
(カレントディレクトリをD:\に変更します。)

:FDISK:MKDIR "TEST"
(TESTという名前のディレクトリを作成します。)

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




ファイル名の問い合わせ

構文

(クエリ)


:FDISK:NINFor? A

(応答)

A<NR1>,"B$",C$

A = 1〜ファイル/ディレクトリ数
B$ = ファイル名
C$ = FILE, DIR

解説

ファイル、またはディレクトリ名を返します。

FILE ファイル
DIR ディレクトリ

:FDISK:NINFor? 1
(応答)  :FDISK:NINFOR 1,"AUTO0000.MEM",FILE  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ファイル名の変更

構文

(コマンド)


:FDISK:RENAme "A$","B$"
:FDISK:RENAme A,"B$"

A$ = 変更前の名前
B$ = 変更後の名前
A = 変更前のファイル番号

解説

AまたはA$で指定したファイルやディレクトリの名前をB$に変更します。

:FDISK:RENAme 1,"ABC.MEM"
(1のファイル、またはディレクトリの名称をABC.MEMに変更します。)

:FDISK:RENAme "AUTO0000.MEM","ABC.MEM"
(AUTO000.MEMという名前のファイル、またはディレクトリの名称をABC.MEMに変更します。)

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




ファイルの保存

構文

(コマンド)


:FDISK:SAVE

解説

メディアにデータを保存します。
「SAVEキー動作」で設定した内容にしたがってデータを保存します。

:FDISK:SAVE;*WAI;

注記

「SAVEキー動作」で設定した内容にしたがってデータを保存します。
ただし、SAVEキー動作には影響されません。

使用可能
条件

測定中でないこと




ファイルリストの並べ替えと問い合わせ (降順/昇順)

構文

(コマンド)

(クエリ)


:FDISK:SDIRection A$

:FDISK:SDIRection?

(応答)

A$

A$ = UP, DOWN

解説

ファイルリストを降順または昇順で並べ替えます。
現在のファイルリスト順序を返します。

UP 昇順
DOWN 降順

:FDISK:SDIRection UP
:FDISK:SDIRection?
(応答)  :FDISK:SDIRECTION UP  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




ファイルリストの並べ替えと問い合わせ (方法)

構文

(コマンド)

(クエリ)


:FDISK:STYPe A$

:FDISK:STYPe?

(応答)

A$

A$ = NAME, TYPE, SIZE, DATE

解説

ファイルリストを特定のキーで並べ替えます。
現在のファイルリストの並べ替え方法を返します。

NAME 名前
TYPE 種類
SIZE サイズ
DATE 日付

:FDISK:STYPe SIZE
:FDISK:STYPe?
(応答)  :FDISK:STYPE SIZE  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

測定中でないこと




メディアの空き容量と全容量の問い合わせ

構文

(クエリ)


:FDISK:VOLUme?

(応答)

A<NR1>,B<NR1>

A = 空き容量
B = 全容量

解説

メディアの空き容量と全容量を返します。

:FDISK:CHDIr "D:\"
(カレントディレクトリをD:\に変更します。)

:FDISK:VOLUme?
(応答)  :FDISK:VOLUME 511156224,511434752  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

:FDISK:CHDIrコマンドでカレントディレクトリが選択されていること