スケーリング (SCALing)


クランプモデルの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:CMODel A$,B$

:SCALing:CMODel? A$

(応答)

A$,B$

A$ = CH1_1〜CH27_4
B$ = C3273_50, C3274, C3275, C3276, C3283, C3284, C3285, C9010_50, C9018_50, C9132_50, C9322, C9657_10, C9675, CT6700, CT6701, CT6710, CT6711

解説

クランプモデルを指定してスケーリングをします。
現在のクランプモデルを指定してスケーリングした場合の設定を返します。

:SCALing:CMODel CH1_1,C3273_50
:SCALing:CMODel? CH1_1
(応答)  :SCALING:CMODEL CH1_1,C3273_50  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




クランプレンジの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:CRANge A$,B

:SCALing:CRANge? A$

(応答)

A$,B

A$ = CH1_1〜CH27_4
B = 1.0E-03〜5.0E+03

解説

クランプモデルを指定してスケーリングをするときのレンジを設定します。
現在のクランプモデルを指定してスケーリングをするときのレンジを返します。

:SCALing:CRANge CH1_1,30
:SCALing:CRANge? CH1_1
(応答)  :SCALING:CRANGE CH1_1,+3.00000E+01  (ヘッダがONの場合)

注記

モデルによっては、設定できるレンジが異なります。

使用可能
条件

スケーリングの設定が「センサ」になっているとき。




出力レートの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:CRATe A$,B$

:SCALing:CRATe? A$

(応答)

A$,B$

A$ = CH1_1〜CH27_4
B$ = R10MA, R100MA, R1A, R10A, R20A, R50A, R100A, R200A, R250A, R500A, R1KA, R2KA, R2_5KA, R5KA, R1KV

解説

クランプスケーリングの出力レートを設定します。
現在のクランプスケーリングの出力レートを返します。

R10MA 1V → 10mA
R100MA 1V → 100mA
R1A 1V → 1A
R10A 1V → 10A
R20A 1V → 20A
R50A 1V → 50A
R100A 1V → 100A
R200A 1V → 200A
R250A 1V → 250A
R500A 1V → 500A
R1KA 1V → 1000A
R2KA 1V → 2000A
R2_5KA 1V → 2500A
R5KA 1V → 5000A
R1KV 1V → 1000V

:SCALing:CRATe CH1_1,R10MA
:SCALing:CRATe? CH1_1
(応答)  :SCALING:CRATE CH1_1,R10MA  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

スケーリングの設定が「出力レート」になっているとき。




dBによるスケーリングの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:DB A$,B,C

:SCALing:DB? A$

(応答)

A$,B,C

A$ = CH1_1〜CH27_4
B = -200〜+200 (入力)
C = -200〜+200 (出力)

解説

デシベル (dB) でスケーリングの設定をします。
現在のデシベル (dB) でのスケーリングの設定を返します。

:SCALing:DB CH1_1,0,20
:SCALing:DB? CH1_1
(応答)  :SCALING:DB CH1_1,+0.00000E+00,+2.00000E+01  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

スケーリングの設定が「DB」になっているとき。




スケーリング方法の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:KIND A$,B$

:SCALing:KIND? A$

(応答)

A$,B$

A$ = CH1_1〜CH27_4
B$ = RATIo, POINt, SENSor, RATE, DB, RATING

解説

A$で指定されたチャネルのスケーリング方法を設定します。
A$で指定されたチャネルのスケーリング設定方法を返します。

RATIo 変換比でスケーリングを行います
POINt 2点を指定してスケーリングを行います
SENSor センサ (クランプ) を指定してスケーリングを行います
RATE 出力レート (クランプ) を指定してスケーリングを行います
DB dB単位でスケーリングを行います
RATING 定格出力でスケーリングを行います

:SCALing:KIND CH1_1,POINt
:SCALing:KIND? CH1_1
(応答)  :SCALING:KIND CH1_1,POINT  (ヘッダがONの場合)

注記

ユニットの種類によって設定方法が制限されます。

使用可能
条件

-




オフセットの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:OFFSet A$,B

:SCALing:OFFSet? A$

(応答)

A$,B

A$ = CH1_1〜CH27_4
B = -9.9999E+19〜+9.9999E+19

解説

A$で指定されたチャネルのスケーリングのオフセット値 (eu offset) を設定します。
A$で指定されたチャネルのスケーリングのオフセット値 (eu offset) を返します。

:SCALing:OFFSet CH1_1,0
:SCALing:OFFSet? CH1_1
(応答)  :SCALING:OFFSET CH1_1,+0.00000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




定格容量の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:RTDCapa A$,B

:SCALing:RTDCapa? A$

(応答)

A$,B

A$ = CH1_1〜CH27_4
B = 1.0000E-09〜+9.9999E+09

解説

A$で指定されたチャネルの定格容量を設定します。
A$で指定されたチャネルの定格容量を返します。

:SCALing:RTDCapa CH1_1,2
:SCALing:RTDCapa? CH1_1
(応答)  :SCALING:RTDCAPA CH1_1,+2.00000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

ストレインユニット
スケーリングの設定が「定格容量」になっているとき。




定格出力の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:RTDOut A$,B

:SCALing:RTDOut? A$

(応答)

A$,B

A$ = CH1_1〜CH27_4
B = +1.0000E-09〜+9.9999E+09

解説

A$で指定されたチャネルの定格出力を設定します。
A$で指定されたチャネルの定格出力を返します。

:SCALing:RTDOut CH1_1,1
:SCALing:RTDOut? CH1_1
(応答)  :SCALING:RTDOUT CH1_1,+1.00000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

ストレインユニット
スケーリングの設定が「定格容量」になっているとき。




物理量1と物理量2の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:SCUPLOw A$,B,C

:SCALing:SCUPLOw? A$

(応答)

A$,B,C

A$ = CH1_1〜CH27_4
B = -9.9999E+29〜+9.9999E+29
C = -9.9999E+29〜+9.9999E+29

解説

A$で指定されたチャネルのスケーリング入力 (物理量1及び物理量2) の値を設定します。
A$で指定されたチャネルのスケーリング入力 (物理量1及び物理量2) の値を返します。

:SCALing:SCUPLOw CH1_1,-0.5,0.5
:SCALing:SCUPLOw? CH1_1
(応答)  :SCALING:SCUPLOW CH1_1,-5.00000E-01,+5.00000E-01  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




スケーリング機能の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:SET A$,B$

:SCALing:SET? A$

(応答)

A$,B$

A$ = CH1_1〜CH27_4
B$ = OFF, NUM, SCI

解説

A$で指定されたチャネルのスケーリング機能を設定します。
A$で指定されたチャネルのスケーリング機能を返します。

OFF スケーリング機能を使用しません
NUM スケーリング機能を利用し、小数形式で表示します
SCI スケーリング機能を利用し、指数形式で表示します

:SCALing:SET CH1_1,NUM
:SCALing:SET? CH1_1
(応答)  :SCALING:SET CH1_1,NUM  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




単位の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:UNIT A$,"B$"

:SCALing:UNIT? A$

(応答)

A$,"B$"

A$ = CH1_1〜CH27_4
B$ = 単位文字列 (最大7文字)

解説

A$で指定されたチャネルのスケーリング単位を設定します。
A$で指定されたチャネルのスケーリング単位を返します。

コマンド中のシングル・クォーテーション (') の代わりに、ダブル・クオーテーション (") を使うことができます。
扱うことのできる文字は、本体で入力できる文字と同じですが、特殊文字の入力は下記のようになります。

PC

ˆ2

ˆ3

˜u

˜o

˜e

˜c

˜+

˜,

˜;

ˆˆ

˜˜

MR8740T

2

3

μ

Ω

ε

°

±

'

"

ˆ

˜


:SCALing:UNIT CH1_1,"mA"
:SCALing:UNIT? CH1_1
(応答)  :SCALING:UNIT CH1_1,"mA"  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




変換比の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:VOLT A$,B

:SCALing:VOLT? A$

(応答)

A$,B

A$ = CH1_1〜CH27_4
B = -9.9999E+09〜+9.9999E+09

解説

A$で指定されたチャネルのスケーリングの変換比を設定します。
A$で指定されたチャネルのスケーリングの変換比を返します。

:SCALing:VOLT CH1_1,1
:SCALing:VOLT? CH1_1
(応答)  :SCALING:VOLT CH1_1,+1.00000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

Bに0は指定できません。

使用可能
条件

-




入力1と入力2の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:VOUPLOw A$,B,C

:SCALing:VOUPLOw? A$

(応答)

A$,B,C

A$ = CH1_1〜CH27_4
B = -9.9999E+29〜+9.9999E+29
C = -9.9999E+29〜+9.9999E+29

解説

A$で指定されたチャネルのスケーリングの入力値 (入力1及び入力2) を設定します。
A$で指定されたチャネルのスケーリングの入力値 (入力1及び入力2) を返します。

:SCALing:VOUPLOw CH1_1,0.05,-0.05
:SCALing:VOUPLOw? CH1_1
(応答)  :SCALING:VOUPLOW CH1_1,+5.00000E-02,-5.00000E-02  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-