付 録
付録1 RS-232Cの動作がおかしい時
動作がおかしい時、以下の内容をチェックしてください。特に、コントローラ
としてNECのPC-9801シリーズを使用している場合は、いくつか注意点があります
ので、以下の内容を参考にしてください。
RS-232Cがまったく動作しない
・ケーブルはきちんと接続されていますか?
→「本体取扱説明書 RS−232Cケーブルの接続」参照
・本体のRS-232Cの設定はあっていますか?
→「本体取扱説明書 RS-232C設定」参照
・本体電源がONになっていますか?
RS-232Cの通信がうまくいかない(PC-98の場合)
・コントローラのメッセージ・ターミネータ(デリミタ)をきちんと
設定してください。
→「第1章 1.1 受信・送信プロトコル」参照
・伝送速度があっていますか?
→「本体取扱説明書 RS-232C設定」参照
INPUT文でデータを読み込もうとすると、プログラムが止まってしまう
・INPUT文の前に、一回一回必ずクエリを送信してください。
・送信したクエリがエラーになっていませんか?
コマンドを送信したのに動作しない
・「*ESR?」を使用して標準イベント・ステータス・レジスタの内容を見て
どのエラーになっているか確認する
→「第1章 1.2 ステータス・バイトとイベント・レジスタ」参照
読み込んだデータ部の数が足りない(PC-98の場合)
・コンマ「 , 」を含むデータの場合、「LINE INPUT」文を使用して
みてください。
クエリをいくつか送信したのに応答が一つしか返ってこない
・エラーは発生していませんか?
・クエリを一つ送信するごとに一回読み込んでください。
一度に読み込みたい時は、メッセージ・セパレータを使用して、
クエリを1行に記述してください。
応答を読み込めたのにデータが表示されない(PC-98の場合)
・本体からの応答メッセージが、PC-98のバッファ容量の255バイトを
超えていませんか?何回かに分けて読み込むか、「INPUT」文の変数を
増やして使用してみてください。
オーバーランエラー、フレミングエラーが出る
・伝達速度が速すぎませんか?
伝送速度を落としてください。