第2章 コマンド詳細
2.2 コマンド詳細
(注記:高調波ファンクション「HARM」のコマンドは、8807-50,8808-50のみで設定できます。)
2.2.1 コマンド詳細の見方
・すべてのコマンドについて、書式・機能などを解説します。
・各コマンドの説明は、次のような構成になってます。
(10) ファンクションの切換えと問合せ ___________(1)
構文 (コマンド) :FUNCtion A$ ___________(2)
(クエリ) :FUNCtion?
(応答) A$
A$=MEM:メモリレコーダファンクション
REC:レコーダファンクション
RMS:実効値レコーダファンクション
HARM:高調波ファンクション
解説 A$で指定されたファンクションに切り換えます。 ___________(3)
現在のファンクションを、文字データで返します。
例 :FUNCtion MEM ___________(4)
ファンクションをメモリレコーダファンクションに設定します。
使用可能条件 全ファンクション ___________(5)
(1):コマンドの内容
(2):コマンドの構文
・(コマンド):コマンド・プログラムメッセージ
・(クエリ) :クエリ・プログラムメッセージ
・(応答) :応答メッセージ
・各引数
:A,B,C・・・・数値データ(例:1.5,10E-3)
:A$,B$・・・・文字データ(例:A,B1,GND,OFF)
:“A”,“A$”・・・文字列データ(例:“1.5”,“mA”)
(ダブルクォーテーション(“)の代わりに、シングルクォーテーション(‘)を
用いることもできます。)
数値データは、<NR1>、<NR2>、<NR3>形式で示します。
例:A<NR1>:NR1形式の数値データ
:B<NR2>:NR2形式の数値データ
:C<NR3>:NR3形式の数値データ
注記・省略した場合は、<NR1>形式とします。
NR形式
NR1形式・・・・・整数
NR2形式・・・・・固定小数点
NR3形式・・・・・浮動小数点
NRf形式・・・・・NR1、NR2、NR3すべてを含む形式
・コマンドおよびクエリ・プログラムメッセージは、引数として<NRf>形式を受け付けます。
・応答メッセージは、定められた形式<NR1〜NR3>で返します。
・応答メッセージは、ヘッダを付けることが可能です。
(3):コマンド解説
(4):コマンドの使用例
(5):コマンドの使用可能条件
コマンドが使用(実行)できる条件を示します。
・MEM:メモリレコーダファンクション
・REC:レコーダファンクション
・RMS:実効値レコーダファンクション
○ コマンド実行について
・コマンドは入力バッファに入力され、順次実行されます。
・ただし、:ABORTコマンドは、入力バッファに実行待ちのコマンドがあっても、
受信した時点(ターミネータ受信時点)で実行されます。
・コマンドが実行できる状態にないときは、実行エラーとなります。
(レコーダファンクションの設定をメモリレコーダファンクションで行おうとした時など)
・ほとんどのコマンドは、スタート動作中には実行できません。
(:STOP,:ABORT,*OPC,*WAI,:HEADerは実行可能)
・ただしクエリコマンドは、他の制限(現在のファンクションにはない設定を読み取ろうと
したときなど)がなければスタート動作中にも実行できます。
2.2.2 共通コマンド
-1.システム・データ・コマンド
(1) *IDN?
内容 機器のID(識別コード)の問合せ
構文 (クエリ) *IDN?
(応答) HIOKI,8808,0,V1.00
(1) (2) (3) (4)
解説 (1):第1フィールド:メーカー名
(2):第2フィールド:モデル名
(3):第3フィールド:シリアル番号(未使用:0)
(4):第4フィールド:ソフトバージョン
(2) *OPT?
内容 機器オプション装備の問合せ
構文 (クエリ) *OPT?
(応答) ch1<NR1>,ch2<NR1>,ch3<NR1>,ch4<NR1>,A<NR1>
ch1,ch2,ch3,ch4:入力チャネルの有無
0:なし
1:あり
A:プリンタユニットの有無
0:なし
1:あり
解説 入力チャネル、プリンタユニットの有無をNR1で返します。
-2.内部動作コマンド
(1) *RST
内容 機器の初期化
構文 (コマンド) *RST
解説 本体を初期化します。(システムリセットと同じ)
注記 RS-232C通信に関するものはクリアしません。
(イベントレジスタ、入力バッファ、出力キュー)
*RSTコマンド送信後は、0.2秒以上待ってから次のコマンドを送るよう
にして下さい。
(2) *TST?
内容 ROM/RAMチェックの結果の問合せ
構文 (クエリ) *TST?
(応答) A<NR1>
A=0,1
0:正常
1:異常
解説 本体のROM/RAMチェックの結果を、NR1数値で返します。
-3.同期コマンド
(1) *OPC
内容 実行中の全動作が終了後、SESR(標準イベント・ステータス・レジスタ)のLSB
(ビット0)をセット
構文 (コマンド) *OPC
解説 送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
終了した時点で、SESRのLSBをセットします。
例 A$;B$;*OPC;C$
(A$、B$、のコマンド処理終了後、SESRのLSBをセットします。)
(2) *OPC?
内容 実行中の全動作が終了後、ASCIIの(1)を応答します
構文 (クエリ) *OPC?
(応答) 1
解説 送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が
終了した時点で、ASCIIの(1)を応答します。
(3) *WAI
内容 コマンド処理が終了後、後に続くコマンドを実行します
構文 (コマンド) *WAI
例 A$;B$;*WAI;C$
(A$、B$、のコマンド終了後、*WAIに続くコマンドC$を実行します)
-4.ステータス、イベント制御コマンド
(1) *CLS
内容 ステータスバイトと関連キュー(出力キューを除く)のクリア
構文 (コマンド) *CLS
解説 ステータスバイトレジスタの各ビットに対応したイベントレジスタを
クリアします。
ステータスバイトレジスタもクリアされます。
注記 出力キューはクリアされないので、ステータスバイトのMAV(ビット4)
は影響されません。
(2) *ESR?
内容 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR)の読み出しとクリア
構文 (クエリ) *ESR?
(応答) A<NR1>
解説 SESRの内容を、NR1で返します。
(3) *STB?
内容 シリアルポールを実行せずに、ステータス・バイトとMSSビットを読み出す
構文 (クエリ) *STB?
(応答) A<NR1>
A=0〜255
解説 シリアルポールでステータス・バイトを読み出すのと同様です。
注記 ビット6はRQSでなく、MSSです。
(4) :ESR0?
内容 イベント・ステータス・レジスタ0(ESR0)の読み出し
構文 (クエリ) :ESR0?
(応答) A<NR1>
A=0〜255
解説 ESR0の内容を、NR1数値で返し、ESR0をクリアします。
2.2.3 固有のコマンド
-1.実行処理などのコマンド
(1) スタート処理
構文 (コマンド) :STARt
解説 本体のSTARTキーと同じ
波形取り込み動作の開始
使用可能条件 全ファンクション
(2) ストップ処理
構文 (コマンド) :STOP
解説 本体のSTOPキーと同じ
波形取り込み動作が完了した時点で、終了します。
使用可能条件 全ファンクション
(3) アボート処理
構文 (コマンド) :ABORT
解説 本体のSTOPキーと同じ
強制終了。波形取り込み動作が完了しなくても、ストップします。
プリンタ動作を中止します。
注記 :ABORTコマンド送信後は、0.2秒以上待ってから、次のコマンドを送る
ようにして下さい。
使用可能条件 全ファンクション
(4) プリント処理
構文 (コマンド) :PRINt
解説 本体のPRINTキーと同じ
使用可能条件 全ファンクション
(5) 画面ハードコピー処理
構文 (コマンド) :HCOPy
解説 本体のCOPYキーと同じ
画面のハードコピーを実行します。
使用可能条件 全ファンクション
(6) フィード処理
構文 (コマンド) :FEED A
A=1〜255
解説 1〜255(単位mm)の数値で指定した長さを、紙送りします。
使用可能条件 全ファンクション
(7) オートセット処理
構文 (コマンド) :AUTO
解説 本体の時間軸キー両端を同時押しと同じ
時間軸レンジ、電圧軸レンジを自動設定して測定します。
使用可能条件 MEM
(8) 本体エラー番号の問合せ
構文 (クエリ) :ERRor?
(応 答) A<NR1>
A=エラーNo
解説 本体で発生したエラーまたはワーニングの番号を<NR1>数値
で返します。
(エラーまたはワーニングについては、本体の取扱説明書を参照してください。)
使用可能条件 全ファンクション
(9) ヘッダのON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :HEADer A$
(クエリ) :HEADer?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 問合せコマンドの応答データにヘッダを付けます。
問合せコマンドの応答データにヘッダが付くかを、ON/OFFで返します。
初期値(電源投入時)は、OFFになっています。
例 :HEADer? の応答は、
(1) HEADER OFFの時 OFF
(2) HEADER ONの時 :HEADER ON
使用可能条件 全ファンクション
(10) ファンクションの切換えと問合せ
構文 (コマンド) :FUNCtion A$
(クエリ) :FUNCtion?
(応答) A$
A$=MEM:メモリレコーダファンクション
REC:レコーダファンクション
RMS:実効値レコーダファンクション
HARM:高調波ファンクション
解説 A$で指定されたファンクションに切り換えます。
現在のファンクションを、文字データで返します。
例 :FUNCtion MEM
ファンクションをメモリレコーダファンクションに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(11) 通信エラーの問合せ
構文 (コマンド) :CERRor?
(応答) A,B,C<NR1>
A:パリティエラー
B:オーバーランエラー
C:フレーミングエラー
解説 通信エラー回数を、NR1数値で返します。
-2.CONFigureコマンド(時間軸レンジ、記録長等の問合せ)
:CONFigure
(1) 時間軸レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:TDIV A
(クエリ) :CONFigure:TDIV?
(応答) A<NR3>
解説 時間軸レンジを数値(単位s)で設定します。
現在の時間軸レンジの設定値を、NR3数値で返します。
(設定にない値を指定した場合、その値のすぐ上のレンジがある時は、
そのレンジになります。)
例 :CONFigure:TDIV +200.0E-6
時間軸レンジを200μsに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(2) 周波数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FREQuency A
(クエリ) :CONFigure:FREQuency?
(応答) A<NR1>
A=50,60
解説 入力信号の周波数を設定します。
使用可能条件 RMS
(3) 記録長の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SHOT A
(クエリ) :CONFigure:SHOT?
(応答) A<NR1>
解説 記録長(単位DIV)を設定します。
メモリ分割時の記録長を設定します。
現在の記録長の設定値を、NR1数値で返します。
0はCONTを表します。
例 :CONFigure:SHOT 20
記録長を20DIVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(4) 画面分割フォーマットの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:FORMat A$
(クエリ) :CONFigure:FORMat?
(応答) A$
A$=SINGle,DUAL,QUAD,XYDot,XYLine:MEM,REC
SINGle,DUAL,QUAD :RMS,HARM
解説 フォーマットを設定します。
現在のフォーマットを、文字データで返します。
例 :CONFigure:FORMat SINGle
画面分割フォーマットを1画面にします。
使用可能条件 全ファンクション
(5) プリンタへの出力形式の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:PRKInd A$
(クエリ) :CONFigure:PRKInd?
(応答) A$
A$=WAVE,LOGGing
解説 プリンタへの出力形式を設定します。
現在のプリンタへの出力形式の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:PRKind WAVE
プリンタへの出力形式を波形にします。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(6) スムースプリント機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SMOOth A$
(クエリ) :CONFigure:SMOOth?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 スムースプリント機能のON/OFFを設定します。
現在のスムースプリント機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:SMOOth ON
スムースプリント機能をONに設定します。
使用可能条件 MEM
(7) ロギングデータの出力間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:LOGGing A
(クエリ) :CONFigure:LOGGing?
(応答) A<NR2>
A=1,2,4,8,16,40,80,160,400,800,1600,4000,8000
解説 ロギングデータの出力間隔を設定します。
現在のロギングデータの出力間隔の設定を、NR2数値で返します。
例 :CONFigure:LOGGing 40
ロギングデータの出力間隔を40ポイントにします。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(8) ロールモードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ROLL A$
(クエリ) :CONFigure:ROLL?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 ロールモード機能のON/OFFを設定します。
現在のロールモード機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ROLL ON
ロールモード機能をONに設定します。
使用可能条件 MEM
(9) 自動プリント機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATPRint A$
(クエリ) :CONFigure:ATPRint?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 自動プリント機能のON/OFFを設定します。
現在の自動プリント機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATPRint ON
自動プリント機能をONに設定します。
使用可能条件 MEM,HARM
(10) 自動保存機能の[出力先]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATSAve A$(,B$ (,"C$"))
(クエリ) :CONFigure:ATSAve?
(応答) A$(,B$,"C$")
A$=OFF,ON
OFF:自動保存しません。(B$,C$は省略)
ON :PCカードに保存します。
B$=保存形式
Bin :バイナリデータ
Text:テキストデータ
C$=ファイル名(半角8文字)(省略可能)
解説 自動保存機能(出力先)を設定します。
A$=OFFの時、B$,C$は省略してください。
現在の自動保存機能の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATSAve ON,Bin
PCカードへ、バイナリ形式で自動保存します。
使用可能条件 全ファンクション
(11) 自動保存機能の[間引き]の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:THINout A$
(クエリ) :CONFigure:THINout?
(応答) A$
A$=間引き
OFF,1_2,1_4,1_8,1_20,1_40,1_80,1_200,1_400,1_800
解説 自動保存機能の保存形式がテキストのとき、間引き保存の設定をします。
自動保存がOFFまたは保存形式がバイナリのときも設定できますが、
画面に反映されません。
現在の間引き保存の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:THINout 1_2
間引きを1/2に設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(12) プリンタ出力の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:PRINt A$
(クエリ) :CONFigure:PRINt?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 プリンタ出力のON/OFFを設定します。
現在のプリンタ出力の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:PRINt ON
プリンタ出力をONに設定します。
使用可能条件 REC,RMS,HARM
(13) メモリ分割(シーケンシャルセーブ)の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:MEMDiv A$
(クエリ) :CONFigure:MEMDiv?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 メモリ分割の設定をします。
現在のメモリ分割記録の設定を、文字データで返します。
例 :CONFIGURE:MEMDIV ON
シーケンシャルセーブを使用します。
使用可能条件 MEM,RMS
(14) 表示ブロックの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:USEBlock A
(クエリ) :CONFigure:USEBlock?
(応答) A<NR1>
A=1〜メモリ分割数(32)
解説 シーケンシャルセーブ時の表示ブロックの設定をします。
現在の表示ブロックを、NR1数値で返します。
例 :CONFIGURE:USEBLOCK 15
表示ブロックを15に設定します。
使用可能条件 MEMファンクションでシーケンシャルセーブ機能使用時
(15) 開始ブロックの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:STTBlock A
(クエリ) :CONFigure:STTBlock?
(応答) A<NR1>
解説 記録を開始するブロックを設定します。
現在の開始ブロックを、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:STTBlok 5
開始ブロックを5に設定します。
使用可能条件 MEMファンクションでシーケンシャルセーブ機能使用時
(16) 終了ブロックの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ENDBlock A
(クエリ) :CONFigure:ENDBlock?
(応答) A<NR1>
解説 記録を終了するブロックを設定します。
現在の終了ブロックを、NR1数値で返します。
例 :CONFigure:ENDBlock 32
終了ブロックを32に設定します。
使用可能条件 MEM ファンクションでシーケンシャルセーブ機能使用時
(17) 追従波形表示の設定
構文 (コマンド) :CONFigure:SEQDisp A$
(クエリ) :CONFigure:SEQDisp?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 ブロックにデータを記録したあと画面に表示するか設定します。
現在の追従波形表示の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:SEQDisp ON
ブロックにデータを記録した後、画面に表示します。
使用可能条件 MEMファンクションでシーケンシャルセーブ機能使用時
(18) メモリ分割数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:MAXBlock A
(クエリ) :CONFigure:MAXBlock?
(応答) A<NR1>
A=2,4,8,16,32
解説 シーケンシャルセーブ時のメモリ分割数を設定します。
現在のメモリ分割数を、NR1数値で返します。
例 :CONFIGURE:MAXBLOCK 16
メモリ分割数を16に設定します。
使用可能条件 MEMファンクションでシーケンシャルセーブ機能使用時
(19) 瞬時波形記録(実効値レコーダ)の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:MEMRec A$
(クエリ) :CONFigure:MEMRec?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 実効値レコーダファンクションでの瞬時波形記録を設定します。
現在の瞬時波形記録の設定を文字データで返します。
例 :CONFIGURE:MEMRec ON
実効値レコーダで瞬時波形記録ができるようにします。
使用可能条件 RMS
(20) 高調波瞬時解析種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:HANAlyze A$
(クエリ) :CONFigure:HANAlyze?
(応答) A$
A$=WAVE,RMS,RMS-RATIO,PHASE,
POWER,P-RATIO,P-PHASE
解説 高調波ファンクションでの瞬時解析の解析種類を設定します。
現在の瞬時解析の解析種類の設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:HANAlyze RMS
高調波ファンクションの瞬時解析での解析種類を実効値にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時の時
(21) 高調波瞬時解析表示チャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:HCHAN A$
(クエリ) :CONFigure:HCHAN?
(応答) A$
A$=CH1,CH1,CH3,CH4
解説 高調波ファンクションでの瞬時解析の表示チャネルを設定します。
現在の瞬時解析の表示チャネルの設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:HCHAN CH1
高調波ファンクションの瞬時解析の表示チャネルをCH1にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時の時
(22) 高調波瞬時解析表示種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:HDISP A$
(クエリ) :CONFigure:HDISP?
(応答) A$
A$=VALUE,GRAPH
解説 高調波ファンクションでの瞬時解析の表示種類を設定します。
現在の瞬時解析の表示種類の設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:HDISP GRAPH
高調波ファンクションの瞬時解析の表示種類をグラフにします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時の時
(23) 高調波基本周波数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:HFREQuency A$
(クエリ) :CONFigure:HFREQuency?
(応答) A$
A$=AUTO,50,60,45.0〜65.0
解説 高調波ファンクションでの基本周波数を設定します。
現在の基本周波数の設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:HFREQuency 50
高調波ファンクションの基本周波数を50Hzにします。
使用可能条件 HARM
(24) 高調波解析モードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:HMODE A$
(クエリ) :CONFigure:HMODE?
(応答) A$
A$=INSTANT,SERIES
解説 高調波ファンクションでの解析モードを設定します。
現在の解析モードの設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:HMODE INSTANT
高調波ファンクションの解析モードを瞬時解析にします。
使用可能条件 HARM
(25) 高調波瞬時解析プリントチャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:HPRCHan ch$,A$
(クエリ) :CONFigure:HPRCHan? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=OFF,ON
解説 高調波ファンクションでの瞬時解析のプリントチャネルを設定します。
現在の瞬時解析のプリントチャネルの設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:HPRCHan CH1,ON
高調波ファンクションの瞬時解析のプリントチャネルをCH1をONにします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時の時
(26) 高調波時系列解析種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SANAlyze NO$,A$
(クエリ) :CONFigure:SANAlyze? NO$
(応答) NO$,A$
NO$:NO1〜NO20
A$=OFF,RMS,RATIO,PHASE,
T-RMS,THD-F,THD-R,
POWER,P-RATIO,P-PHASE
WATT,VA,VAR,P-FACTOR
解説 高調波ファンクションでの時系列解析の解析種類を設定します。
現在の時系列解析の解析種類の設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:SANAlyze NO1,RMS
高調波ファンクションの時系列解析のNO1の解析種類を実効値にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(27) 高調波時系列表示チャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SCHAN NO$,A$
(クエリ) :CONFigure:SCHAN? NO$
(応答) NO$,A$
NO$:NO1〜NO20
A$=CH1,CH2,CH3,CH4
解説 高調波ファンクションでの時系列解析の表示チャネルを設定します。
現在の時系列解析の表示チャネルの設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:SCHAN NO1,CH1
高調波ファンクションの時系列解析のNO1の表示チャネルをCH1にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(28) 高調波時系列表示次数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SDEGRee NO$,A
(クエリ) :CONFigure:SDEGRee? NO$
(応答) NO$,A<NR1>
NO$:NO1〜NO20
A=1〜40
解説 高調波ファンクションでの時系列解析の表示次数を設定します。
現在の時系列解析の表示次数の設定をNR1数値で返します。
例 :CONFigure:SDEGRee NO1,1
高調波ファンクションの時系列解析のNO1の表示次数を1次にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(29) 高調波時系列解析ロギングデータ出力間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SLOGGing A
(クエリ) :CONFigure:SLOGGing?
(応答) A<NR2>
A=1〜1600
解説 高調波ファンクションでの時系列解析のロギングデータ出力間隔を設定します。
現在の時系列解析のロギングデータ出力間隔の設定をNR2数値で返します。
例 :CONFigure:SLOGGing 1
高調波ファンクションの時系列解析のロギングデータ出力間隔を1ポイントにします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(30) 高調波時系列解析プリント形式の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SPRKInd A$
(クエリ) :CONFigure:SPRKInd?
(応答) A$
A$=WAVE,LOGGing,CALC,WAVE&CALC
解説 高調波ファンクションでの時系列解析のプリント形式を設定します。
現在の時系列解析のプリント形式の設定を文字データで返します。
例 :CONFigure:SPRKInd WAVE
高調波ファンクションの時系列解析のプリント形式を波形にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(31) 高調波時系列結果表示の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SRESult W$,A
(クエリ) :CONFigure:SRESult? W$
(応答) W$,A<NR1>
W$:W1〜W4
A=0(OFF),1〜20
解説 高調波ファンクションでの時系列解析の結果表示を設定します。
現在の時系列解析の結果表示の設定をNR1数値で返します。
例 :CONFigure:SRESult W1,1
高調波ファンクションの時系列解析のW1の結果表示を1にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(32) 高調波時系列解析記録長の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SSHOT A
(クエリ) :CONFigure:SSHOT?
(応答) A<NR1>
A=記録長(単位 hour)
時系列解析時間軸が5min時、 0.5,1,3,5,10,24,0(CONT)
時系列解析時間軸が10min時、1,3,6,10,20,48(2d),0(CONT)
時系列解析時間軸が30min時、3,6,12,24(1d),48(2d),144(6d),0(CONT)
時系列解析時間軸が1h時、 6,12,24(1d),48(2d),96(4d),288(12d),0(CONT)
時系列解析時間軸が3h時、 12,24(1d),72(3d),168(7d),336(14d),888(37d),0(CONT)
時系列解析時間軸が6h時、 24(1d),72(3d),168(7d),336(14d),720(30d),1800(75d),0(CONT)
時系列解析時間軸が12h時、 72(3d),168(7d),336(14d),720(30d),1440(60d),3600(150d),0(CONT)
解説 高調波ファンクションでの時系列解析の記録長を設定します。
現在の時系列解析の記録長の設定をNR1数値で返します。
0はCONTを表します。
例 :CONFigure:SSHOT 6
高調波ファンクションの時系列解析の記録長を6時間にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(33) 高調波時系列解析平均処理の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:SSMOOth A$
(クエリ) :CONFigure:SSMOOth?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 高調波ファンクションでの時系列解析の平均処理を設定します。
現在の時系列解析の平均処理の設定を文字列データで返します。
例 :CONFigure:SSMOOth ON
高調波ファンクションの時系列解析の平均処理をONにします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(34) 高調波時系列解析時間軸の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:STIME A
(クエリ) :CONFigure:STIME?
(応答) A<NR1>
A=TIME/DIV(単位 hour)
0.08(5min),0.17(10min),0.5(30min),1,3,6,12
解説 高調波ファンクションでの時系列解析の時間軸を設定します。
現在の時系列解析の時間軸の設定をNR1数値で返します。
例 :CONFigure:STIME 1
高調波ファンクションの時系列解析の時間軸を1時間にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(35) 自動保存範囲の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CONFigure:ATARea A$
(クエリ) :CONFigure:ATARea?
(応答) A$
A$=ALL,A_B
解説 自動保存範囲を全波形/ABカーソル間に設定します。
現在の自動保存範囲の設定を、文字データで返します。
例 :CONFigure:ATARea ALL
全波形を自動保存します。
使用可能条件 全ファンクション
-3.TRIGgerコマンド(トリガの設定と問合せ)
:TRIGger
(1) トリガモードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:MODE A$
(クエリ) :TRIGger:MODE?
(応答) A$
=SINGle,REPEat,AUTO :MEM
REC:SINGle,REPEat :REC,RMS
解説 トリガモードを設定します。
現在のトリガモードを、文字データで返します。
例 :TRIGger:MODE REPEat
トリガモードをリピートに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(2) プリトリガの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:PRETrig A
(クエリ) :TRIGger:PRETrig?
(応答) A<NR1>
A=0,2,5,10,20,・・・,90,95,100,-95(単位%):MEM
A=0,5,10(単位DIV):RMS
解説 プリトリガを数値で設定します。
本体で設定できない値を設定しようとした場合、そのすぐ上の設定値
に設定されます。
現在のプリトリガの設定値を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:PRETrig 10
プリトリガを10%に設定します。
使用可能条件 MEM,RMS
(3) トリガタイミングの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TIMIng A$
(クエリ) :TRIGger:TIMIng?
(応答) A$
A$=START,STOP,S_S
解説 トリガタイミングを設定します。
現在のトリガタイミングの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:TIMIng START
トリガタイミングをSTARTに設定します。
使用可能条件 REC
(4) トリガソース間のAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SOURce A$
(クエリ) :TRIGger:SOURce?
(応答) A$
A$=OR,AND
解説 内部トリガ、ロジックトリガ、外部トリガ、タイマトリガ間のAND/OR
の設定をします。
現在のAND/ORの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:SOURce OR
トリガソースをORに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(5) マニュアルトリガのON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:MANU A$
(クエリ) :TRIGger:MANU?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 マニュアルトリガのON/OFFの設定をします。
例 :TRIGger:MANU ON
マニュアルトリガをONに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(6) トリガの種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:KIND ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:KIND? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=OFF
LEVEl :レベルトリガ(MEM,REC,RMS)
IN :ウインドウ・イン・トリガ(MEM,REC,RMS)
OUT :ウインドウ・アウト・トリガ(MEM,REC,RMS)
DROP :電圧降下トリガ(MEM)
JUDGE:波形判定トリガ(MEM)
解説 ch$で指定したチャネルのトリガの種類を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガの種類を、文字データで返します。
例 :TRIGger:KIND CH1,LEVEl
CH1をレベルトリガに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(7) レベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LEVEl ch$,A
(クエリ) :TRIGger:LEVEl? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=電圧値(V)
解説 ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガレベルを設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガレベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:LEVEl CH1,50E-3
CH1のトリガレベルを50mVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(8) トリガスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:SLOPe ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:SLOPe? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=UP :立ち上がり
DOWN:立ち下がり
解説 ch$で指定したチャネルのレベルトリガのトリガスロープ
を設定します。
ch$で指定したチャネルの現在のトリガスロープを、文字データで返します。
例 :TRIGger:SLOPe CH1,UP
CH1のトリガスロープを立ち上がりに設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(9) トリガフィルタ幅の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:FILTer ch$,A
(クエリ) :TRIGger:FILTer? ch$
(応答) ch$,A<NR2>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=0(OFF)
,0.1,0.2,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5,5.0,10.0(DIV)(MEM)
0(OFF),1(ON)(REC)
解説 ch$で指定したチャネルのトリガのフィルタ幅を、0〜10DIV設定します。
レコーダはON/OFFの設定のみとなります。
現在のフィルタ幅を、NR2数値で返します。
例 :TRIGger:FILTer CH1,0.1
CH1のフィルタ幅を0.1(DIV)に設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(10) ウインドウ・イン/アウト・トリガの上限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:UPPEr ch$,A
(クエリ) :TRIGger:UPPEr? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=電圧値(V)
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの上限レベルを電圧値(V)
で設定します。
現在のウインドウトリガの上限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:UPPEr CH1,+1.0E-3
CH1のウインドウトリガの上限レベルを+1.0mVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(11) ウインドウ・イン/アウト・トリガの下限レベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOWEr ch$,A
(クエリ) :TRIGger:LOWEr? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=電圧値(V)
解説 ch$で指定したチャネルのウインドウトリガの下限レベルを電圧値(V)
で設定します。
現在のウインドウトリガの下限レベルを、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:LOWEr CH1,−1.0E-3
CH1のウインドウトリガの下限レベルを−1.0mVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC
(12) 電圧降下トリガの測定周波数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:VFREq ch$,A
(クエリ) :TRIGger:VFREq? ch$
(応答) ch$,A<NR1>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=50,60(Hz)
解説 ch$で指定したチャネルの電圧降下トリガの測定周波数を周波数
で設定します。
現在の電圧降下トリガの測定周波数を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:VFREq CH1,50
CH1の電圧降下トリガの測定周波数を50Hzに設定します。
使用可能条件 MEM
(13) 電圧降下トリガのドロップレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:VLEVel ch$,A
(クエリ) :TRIGger:VLEVel? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=電圧値(V)
解説 ch$で指定したチャネルの電圧降下トリガのドロップレベルを電圧値
で設定します。
現在の電圧降下トリガの測定周波数を、NR3数値で返します。
例 :TRIGger:VLEVel CH1,1.0E2
CH1の電圧降下トリガのドロップレベルを100(V)に設定します。
使用可能条件 MEM
(14) 実効値レコーダファンクションのレベルトリガのトリガレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:RLEVel ch$,A
(クエリ) :TRIGger:RLEVel? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=電圧値(V)
解説 ch$で指定したチャネルの実効値レコーダファンクションの
レベルトリガのトリガレベルを電圧値で設定します。
現在の実効値レコーダファンクションのレベルトリガのトリガレベル
をNR3数値で返します。
例 :TRIGger:RLEVel CH1,1.0E0
CH1の実効値レベルトリガのトリガレベルを1(V)に設定します。
使用可能条件 RMS
(15) 実効値レコーダファンクションのレベルトリガのトリガスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:RSLOpe ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:RSLOpe? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=UP :立ち上がり
DOWN:立ち下がり
解説 ch$で指定したチャネルの実効値レコーダファンクションの
レベルトリガのトリガスロープを設定します。
現在の実効値レコーダファンクションのレベルトリガのトリガスロープ
を文字データで返します。
例 :TRIGger:RSLOpe CH1,UP
CH1の実効値レベルトリガのトリガスロープを立ち上がりに設定します。
使用可能条件 RMS
(16) ロジックトリガのパターンのAND/ORの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOGAnd ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:LOGAnd? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CHA,CHB
A$=OFF,OR,AND
解説 ch$で指定したチャネルのロジックトリガのパターンのAND/OR
を設定します。
現在のロジックトリガのパターンのAND/ORの設定を、文字列で返します。
例 :TRIGger:LOGAnd CHA,OR
CHAのロジックトリガのトリガパターンのAND/ORをORに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(17) ロジックトリガのトリガフィルタの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LFILter ch$,A
(クエリ) :TRIGger:LFILter? ch$
(応答) ch$,A<NR2>
ch$=CHA,CHB
A$=0(OFF)
,0.1,0.2,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5,5.0,10.0(DIV)
解説 ch$で指定したチャネルのロジックトリガのトリガフィルタを設定します。
現在のロジックトリガのトリガフィルタの設定を、NR2数値で返します。
例 :TRIGger:LFILter CHA,0.1
CHAのロジックトリガのトリガフィルタのフィルタを0.1DIVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(18) ロジックトリガのパターンの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:LOGPat ch$,'a$’
(クエリ) :TRIGger:LOGPat? ch$
(応答) ch$,'a$'
ch$=CHA,CHB
a$=××××
トリガパターン(×,0,1)
解説 ch$で指定したチャネルのロジックトリガのとパターンの設定します。
現在のロジックトリガのパターンの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:LOGPat CHA,"011×"
CHAのロジックトリガのパターンを011×に設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(19) タイマトリガの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TIMEr A$
(クエリ) :TRIGger:TIMEr?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 タイマトリガの設定します。
現在のタイマトリガの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:TIMEr ON
タイマトリガを設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(20) タイマトリガの開始時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMSTArt A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMSTArt?
(応答) A,B,C,D
A=month:1〜12(月)
B=day :1〜31(日)
C=hour :0〜23(時)
D=min :0〜59(分)
month,day,hour,minすべて<NR1>
解説 タイマトリガのスタート時刻の設定します。
現在のタイマトリガのスタート時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMSTArt 7,22,11,22
タイマトリガのスタート時刻を7月22日11時22分に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(21) タイマトリガの終了時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMSTOp A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMSTOp?
(応答) A,B,C,D
A=month:1〜12(月)
B=day :1〜31(日)
C=hour :0〜23(時)
D=min :0〜59(分)
month,day,hour,minすべて<NR1>
解説 タイマトリガのストップ時刻の設定します。
現在のタイマトリガのストップ時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMSTOp 7,22,11,45
タイマトリガのストップ時刻を7月22日11時45分に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(22) タイマトリガの時間間隔の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:TMINTvl A,B,C,D
(クエリ) :TRIGger:TMINTvl?
(応答) A,B,C,D
A=day :0〜99(日)
B=hour:0〜23(時)
C=min :0〜59(分)
D=sec :0〜59(秒)
day,hour,min,secすべて<NR1>
解説 タイマトリガのインターバル時刻の設定します。
現在のタイマトリガのインターバル時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:TMINTvl 1,20,30
タイマトリガのインターバルを1時間20分30秒に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(23) トリガ検出時刻の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:DETECTTime A,B,C
(クエリ) :TRIGger:DETECTTime?
(応答) A,B,C
A=hour:0〜23(時)
B=min :0〜59(分)
C=sec :0〜59(秒)
hour、min、secすべて<NR1>
解説 トリガの検出時刻の設定します。
トリガ検出時刻の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:DETECTTime?
トリガ検出時間を問合せます。
使用可能条件 全ファンクション
(24) トリガ検出日の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:DETECTDate A,B,C
(クエリ) :TRIGger:DETECTDate?
(応答) A,B,C
A=year :0〜99(年)
B=month:1〜12(月)
C=day :1〜31(日)
year,month,dayすべて<NR1>
解説 トリガの検出日の設定します。
トリガ検出日の設定を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:DETECTDate?
トリガ検出時間を問合せます。
使用可能条件 全ファンクション
(25) スタート動作終了時間の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:STOPTime A,B,C
(クエリ) :TRIGger:STOPTime?
(応答) A,B,C(すべて<NR1>)
A=hour:0〜23(時)
B=min :0〜59(分)
C=sec :0〜59(秒)
hour、min、secすべて<NR1>
解説 スタート動作終了時刻を設定します。
スタート動作終了時刻を、NR1で返します。
例 :TRIGger:STOPTime?
スタート動作終了時刻を問合せます。
使用可能条件 REC
(26) スタート動作終了日の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:STOPDate A,B,C
(クエリ) :TRIGger:STOPDate?
(応答) A,B,C
A=year :0〜99(年)
B=month:1〜12(月)
C=day :1〜31(日)
year,month,day(すべて<NR1>)
解説 スタート動作終了日を設定します。
スタート動作終了日を、NR1数値で返します。
例 :TRIGger:STOPDate?
スタート動作終了日を問合せます。
使用可能条件 REC
(27) 外部トリガON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:EXTErnal A$
(クエリ) :TRIGger:EXTErnal?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 外部トリガのON/OFFの設定をします。
現在の外部トリガのON/OFFの設定を、文字データで返します。
例 :TRIGger:EXTErnal OFF
外部トリガをOFFに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(28) 波形判定トリガの基準波形の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:JKINd ch$,A$
(クエリ) :TRIGger:JKINd? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=SIN50:50Hzの正弦波と比較
SIN60:60Hzの正弦波と比較
PRE50:50Hzの前波形と比較
PRE60:60Hzの前波形と比較
解説 ch$で指定したチャネルの波形判定トリガの基準波形を設定します。
ch$で指定したチャネルの波形判定トリガの基準波形を文字データ
で返します。
例 :TRIGger:JKINd CH1,SIN50
CH1の波形判定トリガの基準波形を50HZの正弦波に設定します。
使用可能条件 MEM
(29) 波形判定トリガの管理幅の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:JWIDth ch$,A
(クエリ) :TRIGger:JWIDth? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=管理幅(単位V)
(設定範囲は測定レンジの±0.5DIV〜±5DIVです。)
解説 ch$で指定したチャネルの波形判定トリガの管理幅を設定します。
ch$で指定したチャネルの波形判定トリガの管理幅をNR3で返します。
例 :TRIGger:JWIDth CH1,2.0E-1
CH1の波形判定トリガの管理幅を200mVに設定します。
使用可能条件 MEM
(30) 波形判定トリガの基準電圧の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:JVOLt ch$,A
(クエリ) :TRIGger:JVOLt? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=基準電圧(単位Vrms)
解説 ch$で指定したチャネルの波形判定トリガの基準電圧を設定します。
ch$で指定したチャネルの波形判定トリガの基準電圧をNR3で返します。
例 :TRIGger:JVOLt CH1,+1.0E+2
CH1の波形判定トリガの基準電圧を100Vrmsに設定します。
使用可能条件 MEM
(31) 高調波トリガチャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:HCHAN NO$,A$
(クエリ) :TRIGger:HCHAN? NO$
(応答) NO$,A$
NO$:NO1〜NO4
A$=CH1,CH2,CH3,CH4
解説 高調波ファンクションでのトリガのチャネルを設定します。
現在のトリガのチャネルの設定を文字データで返します。
例 :TRIGger:HCHAN NO1,CH1
高調波ファンクションのトリガのNO1のチャネルをCH1にします。
使用可能条件 HARM
(32) 高調波トリガ次数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:HDEGRee NO$,A
(クエリ) :TRIGger:HDEGRee? NO$
(応答) NO$,A<NR1>
NO$:NO1〜NO4
A=1〜40
解説 高調波ファンクションでのトリガの次数を設定します。
現在のトリガの次数の設定をNR1数値で返します。
例 :TRIGger:HDEGRee NO1,1
高調波ファンクションのトリガのNO1の次数を1にします。
使用可能条件 HARM
(33) 高調波トリガ流入出の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:HINOUT NO$,A$
(クエリ) :TRIGger:HINOUT? NO$
(応答) NO$,A$
NO$:NO1〜NO4
A$=IN,OUT
解説 高調波ファンクションでのトリガの流入出を設定します。
現在のトリガの流入出の設定を文字データで返します。
例 :TRIGger:HINOUT NO1,IN
高調波ファンクションのトリガのNO1の流入出を流入にします。
使用可能条件 HARM
(34) 高調波トリガ種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:HKINd NO$,A$
(クエリ) :TRIGger:HKINd? NO$
(応答) NO$,A$
NO$:NO1〜NO4
A$=OFF,RMS,RATIO,
T-RMS,THD-F,THD-R,
POWER,P-RATIO,P-PHASE
解説 高調波ファンクションでのトリガの種類を設定します。
現在のトリガの種類の設定を文字データで返します。
例 :TRIGger:HKINd NO1,RMS
高調波ファンクションのトリガのNO1の種類を実効値にします。
使用可能条件 HARM
(35) 高調波トリガレベルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:HLEVEl NO$,A
(クエリ) :TRIGger:HLEVEl? NO$
(応答) NO$,A<NR3>
NO$:NO1〜NO4
A=トリガレベル(単位V)
解説 高調波ファンクションでのトリガのレベルを設定します。
現在のトリガのレベルの設定をNR3数値で返します。
例 :TRIGger:HLEVEl NO1,1
高調波ファンクションのトリガのNO1のレベルを1Vにします。
使用可能条件 HARM
(36) 高調波トリガモードの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:HMODE A$
(クエリ) :TRIGger:HMODE?
(応答) A$
A$=SINGle,REPEat
解説 高調波ファンクションでのトリガのモードを設定します。
現在のトリガのモードの設定を文字データで返します。
例 :TRIGger:HMODE SINGLE
高調波ファンクションのトリガのモードを単発にします。
使用可能条件 HARM
(37) 高調波プリトリガの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:HPRETrig A
(クエリ) :TRIGger:HPRETrig?
(応答) A<NR1>
A=0,5,10(単位 DIV)
解説 高調波ファンクションでのプリトリガを設定します。
現在のプリトリガの設定をNR1数値で返します。
例 :TRIGger:HPRETrig 5
高調波ファンクションのプリトリガを5DIVにします。
使用可能条件 HARM
(38) 高調波トリガスロープの設定と問合せ
構文 (コマンド) :TRIGger:HSLOpe NO$,A$
(クエリ) :TRIGger:HSLOpe? NO$
(応答) NO$,A$
NO$:NO1〜NO4
A$=UP,DOWN
解説 高調波ファンクションでのトリガのスロープを設定します。
現在のトリガのスロープの設定を文字データで返します。
例 :TRIGger:HSLOpe NO1,UP
高調波ファンクションのトリガのNO1のスロープをUPにします。
使用可能条件 HARM
-4.UNITコマンド(入力チャネルの設定と問合せ)
:UNIT
(1) 入力チャネルの測定レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:RANGe ch$,A
(クエリ) :UNIT:RANGe? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=電圧(V,A)
解説 ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの測定レンジを、NR3数値で返します。
例 :UNIT:RANGe CH1,+10.E-3
CH1の電圧軸レンジを10mVに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(2) 入力チャネルの入力結合の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:COUPling ch$,A$
(クエリ) :UNIT:COUPling? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=GND,DC,CLAMp
解説 ch$で指定されたチャネルの入力結合を設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の入力結合を、文字データで返します。
例 :UNIT:COUPling CH1,DC
CH1の入力結合をDCカップリングに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(3) 入力チャネルのポジションの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:POSItion ch$,A
(クエリ) :UNIT:POSItion? ch$
(応答) ch$,A<NR1>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=ポジション(%)
解説 ch$で指定されたチャネルのポジションを、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルのポジションを、NR1数値で返します。
例 :UNIT:POSItion CH1,50
CH1のポジションを50%に設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(4) 入力チャネルのフィルタの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:FILTer ch$,A
(クエリ) :UNIT:FILTer? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=0(OFF),5,500 (Hz)
A$=0(OFF),5,500 (Hz)
解説 ch$で指定されたチャネルのフィルタを設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在のフィルタを、文字データで返します。
例 :UNIT:FILTer CH1,500
CH1に500Hzのフィルタをかけます。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(5) 高調波入力種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HINPut ch$,A$
(クエリ) :UNIT:HINPut? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=VOLT,9018,9132,3283,3284,3285,9322
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波入力種類を設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の高調波入力種類を、文字データで返します。
例 :UNIT:HINPut CH1,VOLT
CH1の高調波入力種類を電圧に設定します。
使用可能条件 HARM
(6) 高調波入力チャネルの測定レンジの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HRANGe ch$,A
(クエリ) :UNIT:HRANGe? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=電圧軸(クランプ)レンジ(単位Vr,Ar)
入力種類がVOLT(電圧)の時、5E-3〜50(V)
入力種類が9018の時、10〜500(A)
入力種類が9132の時、20〜1000(A)
入力種類が3283の時、10E-3〜200(A)
入力種類が3284の時、20〜200(A)
入力種類が3285の時、200〜2000(A)
入力種類が9322の時、50〜100(V)
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波測定レンジを、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの高調波測定レンジを、NR3数値で返します。
例 :UNIT:HRANGe CH1,+10.E-3
CH1の高調波電圧軸レンジを10mVに設定します。
使用可能条件 HARM
(7) 高調波入力チャネルのスケーリングの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HSCALing ch$,A$
(クエリ) :UNIT:HSCALing? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=OFF,ON
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリングを設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の高調波スケーリングを、文字データで返します。
例 :UNIT:HSCALing CH1,ON
CH1の高調波スケーリングをONに設定します。
使用可能条件 HARM
(8) 高調波入力チャネルのスケーリング種類の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HSCVSet ch$,A$
(クエリ) :UNIT:HSCVSet? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=PT,A
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリング種類を設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の高調波スケーリング種類を、文字データで返します。
例 :UNIT:HSCVSet CH1,PT
CH1の高調波スケーリング種類をPTに設定します。
使用可能条件 HARM
(9) 高調波入力チャネルのスケーリングCT比の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HSCCT ch$,A
(クエリ) :UNIT:HSCCT? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=0.01〜99999.00
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリングCT比を、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリングCT比を、NR3数値で返します。
例 :UNIT:HSCCT CH1,50
CH1の高調波スケーリングCT比を50に設定します。
使用可能条件 HARM
(10) 高調波入力チャネルのスケーリングPT比の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HSCPT ch$,A
(クエリ) :UNIT:HSCPT? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=0.01〜99999.00
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリングPT比を、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリングPT比を、NR3数値で返します。
例 :UNIT:HSCPT CH1,50
CH1の高調波スケーリングPT比を50に設定します。
使用可能条件 HARM
(11) 高調波入力チャネルのスケーリング電圧設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HSCVOlt ch$,A
(クエリ) :UNIT:HSCVOlt? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=0.01〜99999.00
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリング電圧を、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリング電圧を、NR3数値で返します。
例 :UNIT:HSCVOlt CH1,1
CH1の高調波スケーリング電圧を1に設定します。
使用可能条件 HARM
(12) 高調波入力チャネルのスケーリング電流設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HSCAMp ch$,A
(クエリ) :UNIT:HSCAMp? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=0.01〜99999.00
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリング電流を、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの高調波スケーリング電流を、NR3数値で返します。
例 :UNIT:HSCAMp CH1,10
CH1の高調波スケーリング電流を10に設定します。
使用可能条件 HARM
(13) 高調波測定対象の設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:HWIRing A$
(クエリ) :UNIT:HWIRing?
(応答) A$
A$=UNIQ(チャネル間独立),
1P2W(単相2線),
1P3W(単相3線),
3P3W(3相3線)
解説 高調波測定対象を設定します。
現在の高調波測定対象を、文字データで返します。
例 :UNIT:HWIRing UNIQ
高調波測定対象をチャネル間独立に設定します。
使用可能条件 HARM
(14) 高調波時系列入力チャネルのポジションの設定と問合せ
構文 (コマンド) :UNIT:SPOSItion W$,A
(クエリ) :UNIT:SPOSItion? W$
(応答) W$,A<NR1>
W$=W1〜W4
A=ポジション(%)
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波時系列ポジションを、数値で設定します。
ch$で指定されたチャネルの高調波時系列ポジションを、NR1数値で返します。
例 :UNIT:SPOSItion W1,50
W1の高調波時系列ポジションを50%に設定します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
-5.DISPlayコマンド(画面の切換え、波形表示など)
:DISPlay
(1) 表示画面の切換えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:CHANge A$
(クエリ) :DISPlay:CHANge?
(応答) A$
A$=DISPlay,SET,SYSTem,CARD
解説 表示画面を切り換えます
現在表示されている画面を、文字データで返します。
本体の波形表示、設定、システム、ファイルのそれぞれのキー同様の
動作をします。
例 :DISPlay:CHANge DISPlay
ディスプレイ画面にします。
使用可能条件 全ファンクション
(2) 画面のページの切換えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:DIREct A$
(クエリ) :DISPlay:DIREct?
(応答) A$
A$=DISPlay,DMM,STATus,CHANnel,TRIGger,EX_STatus
,EX_TRigger,SCALing,CALCulation,ENVIron,COMMEnt
,RS_Copy,INITialize,FILE,FILE_Conf
解説 表示画面を直接切り換えます。
現在表示されている画面を、文字データで返します。
使用可能条件 全ファンクション
(3) 波形表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:DRAWing ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:DRAWing? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=OFF,C1〜C6
解説 ch$で指定されたチャネルの波形表示色を設定します。
ch$で指定されたチャネルの波形表示色を、文字データで返します。
例 :DISPlay:DRAWing CH1,C1
CH1の波形を表示色1で表示します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(4) 波形表示グラフの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:GRAPh ch$,A
(クエリ) :DISPlay:GRAPh? ch$
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A =1,2,3,4(2画面時は3、4設定不可)
解説 画面上の波形表示グラフを設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の画面上の波形表示グラフを、
NR1数値で返します。
例 :DISPlay:GRAPh CH1,1
CH1の波形をグラフ1に表示します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(5) ロジック波形の表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:LOGDraw ch$,N,A$
(クエリ) :DISPlay:LOGDraw? ch$,N
(応答) ch$,N,A$
ch$=CHA,CHB
N=1,2,3,4
A$=OFF,C1〜C6
解説 ch$,Nで指定されたロジックチャネルの波形表示色を設定します。
ch$,Nで指定されたロジックチャネルの波形表示色を、文字データで
返します。
例 :DISPlay:LOGDraw CHA,1,C1
CHAの1の波形を表示色1で表示します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(6) ロジック波形の表示位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:LOGPosi ch$,A
(クエリ) :DISPlay:LOGPosi? ch$
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CHA,CHB
A=1,2,3,4
解説 ロジック波形の表示位置を設定します。
現在のロジック波形の表示位置を、NR1数値で返します。
例 :DISPlay:LOGPosi CHA,1
CHAのロジック波形表示位置を1に設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(7) 時間軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:XMAG A$
(クエリ) :DISPlay:XMAG?
(応答) A$
A$=X10,X5,X2,X1,X1_2,X1_5,X1_10,X1_20,X1_50,
X1_100,X1_200,X1_500 :MEM
X1,X1_2,X1_5,X1_10,X1_20,X1_50,X1_100,X1_200,
X1_500 :REC,RMS
解説 時間軸方向への拡大・圧縮率を、文字データで設定します。
例 :DISPlay:XMAG X1_10
時間軸を1/10にします。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(8) 電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:YMAG ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:YMAG? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=X1_2,X1,X2,X5,X10
解説 ch$で指定されたチャネルの電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで返します。
例 :DISPlay:YMAG CH1,X2
CH1の電圧軸を2倍にします。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(9) XYフォーマット時のX軸の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:XAXIs ch$
(クエリ) :DISPlay:XAXIs?
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
解説 XYフォーマット時のX軸チャネルを設定します。
XYフォーマット時のX軸チャネルを、文字データで返します。
例 :DISPlay:XAXIs CH2
CH2をX軸にします。
使用可能条件 MEM,REC (XYフォーマット時)
(10) 波形表示の実行
構文 (コマンド) :DISPlay:WAVE A$
A$=ACUR(Aカーソル:ラインカーソル(縦),トレースカーソル)
TRIG(トリガポイント)
POINT(:MEMory:POINtで設定したポイント)
解説 ディスプレイ上にA$で指定されたところから波形を表示します。
例 :DISPlay:WAVE ACUR
Aカーソルのある位置から波形を表示します。
使用可能条件 MEM (表示形式は、XY画面以外)
(11) 波形クリアの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:XYCLr A$
(クエリ) :DISPlay:XYCLr?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 波形クリア機能を設定します。
現在の波形クリア機能の設定を、文字データで返します。
例 :DISPlay:XYCLr ON
測定を開始したとき、前の表示をクリアします。
使用可能条件 REC(XY画面時)
(12) 画面サイズの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:SIZE A$
(クエリ) :DISPlay:SIZE?
(応答) A$
A$=NORMal,NARRow
解説 波形表示画面の分割表示を設定します。
現在の波形表示画面の分割表示を設定を、文字データで返します。
例 :DISPlay:SIZE NARRow
波形表示画面の波形部と設定部の分割表示をします。
使用可能条件 全ファンクション
(13) 画面のページの切換えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:PAGE A
(クエリ) :DISPlay:PAGE?
(応答) A<NR1>
A:ページ
解説 画面のページを、NR1数値で設定します。
現在の画面のページを、NR1数値で返します。
使用可能条件 全ファンクション
(14) 高調波瞬時波形表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:HDRAWing ch$,A$
(クエリ) :DISPlay:HDRAWing? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=OFF,C1〜C6
解説 ch$で指定されたチャネルの高調波瞬時波形表示色を設定します。
ch$で指定されたチャネルの高調波瞬時波形表示色を、文字データで返します。
例 :DISPlay:HDRAWing CH1,C1
CH1の高調波瞬時波形を表示色1で表示します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時の時
(15) 高調波瞬時(波形時以外)の電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:HYZOOM A$
(クエリ) :DISPlay:HYZOOM?
(応答) A$
A$=LOG,X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
解説 高調波瞬時(波形時以外)の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、文字データで設定します。
現在の高調波瞬時(波形時以外)の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、文字データで返します。
例 :DISPlay:HYZOOM X2
高調波瞬時(波形時以外)の電圧軸を2倍にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時の時
(16) 高調波時系列波形表示色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:SDRAWing W$,A$
(クエリ) :DISPlay:SDRAWing? W$
(応答) W$,A$
W$=W1〜W4
A$=OFF,C1〜C6
解説 W$で指定されたチャネルの高調波時系列波形表示色を設定します。
W$で指定されたチャネルの高調波時系列波形表示色を、文字データで返します。
例 :DISPlay:SDRAWing W1,C1
W1の高調波時系列波形を表示色1で表示します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(17) 高調波時系列の時間軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:SXMAG A$
(クエリ) :DISPlay:SXMAG?
(応答) A$
A$=X1_48,X1_24,X1_12,X1_6,X1_4,X1_2,X1,X2,X4
解説 高調波時系列の時間軸方向への拡大・圧縮率を、文字データで設定します。
現在の高調波時系列の時間軸方向への拡大・圧縮率を、文字データで返します。
例 :DISPlay:SXMAG X2
高調波時系列の時間軸を2倍にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(18) 高調波時系列の電圧軸方向への拡大・圧縮率の設定と問合せ
構文 (コマンド) :DISPlay:SYMAG W$,A$
(クエリ) :DISPlay:SYMAG? W$
(応答) W$,A$
W$=W1〜W4
A$=LOG,X1_2,X1,X2,X5,X10,X20,X50,X100
解説 W$で指定された波形の高調波時系列の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで設定します。
W$で指定された波形の現在の高調波時系列の電圧軸方向への拡大・圧縮率を、
文字データで返します。
例 :DISPlay:SYMAG W1,X2
W1の高調波時系列の電圧軸を2倍にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
-6.CURSorコマンド(カーソルの設定、値の読み出し)
:CURSor
(1) A・Bカーソルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:MODE A$
(クエリ) :CURSor:MODE?
(応答) A$
A$=OFF,TIME,VOLT,TRACe
OFF,Xcur,Ycur,TRACe
(XYフォーマット時,TRACeはMEM時のみ)
TIME,Xcur:縦カーソル
VOLT,Ycur:横カーソル
TRACe :トレースカーソル
解説 A・Bカーソルの種類(縦カーソル、横カーソル、トレースカーソル)
の設定をします。
現在のA・Bカーソルの種類を、文字データで返します。
例 :CURSor:MODE TIME
カーソルを縦カーソルにします。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(2) A・Bカーソルの選択と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:ABCUrsor A$
(クエリ) :CURSor:ABCUrsor?
(応答) A$
A$=A,ORA,ORB,A_B
解説 A,B,A&Bカーソルの選択をします。
現在のA,B,A&Bカーソルの設定を、文字データで返します。
例 :CURSor:ABCUrsor A
カーソルをAカーソルにします。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(3) Aカーソルのチャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:ACHAnnel ch$
(クエリ) :CURSor:ACHAnnel?
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH4,ALL (CH3,CH4:8808のみ)
解説 Aカーソルのチャネルを設定します。
現在のAカーソルの設定を、文字データで返します。
例 :CURSor:ACHAnnel CH1
AカーソルのチャネルをCH1にします。
使用可能条件 トレースカーソル、横カーソル使用時
HARMファンクションでカーソルON時
(4) Bカーソルのチャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:BCHAnnel ch$
(クエリ) :CURSor:BCHAnnel?
(応答) ch$
ch$=CH1〜CH4,ALL (CH3,CH4:8808のみ)
解説 Bカーソルのチャネルを設定します。
現在のBカーソルの設定を、文字データで返します。
例 :CURSor:BCHAnnel CH1
BカーソルのチャネルをCH1にします。
使用可能条件 トレースカーソル、横カーソル使用時
HARMファンクションでカーソルON時
(5) Aカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:APOSition A
(クエリ) :CURSor:APOSition?
(応答) A<NR1>
「ラインカーソル(縦)、トレースカーソル」
A=0〜ストレージデータ数(80×記録長)
(80ポイント/DIV)
「ラインカーソル(横)」
A=0〜280 (28ポイント/DIV)
「XYフォーマット」
A=0〜200 (20ポイント/DIV)
解説 Aカーソルの位置を設定します。
現在のAカーソルの位置を、文字データで返します。
例 :CURSor:APOSition 800
Aカーソルの位置を800ポイント(10DIV)の位置に移動します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(6) Bカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:BPOSition A
(クエリ) :CURSor:BPOSition?
(応答) A<NR1>
解説 「(5) Aカーソルの位置の設定と問合せ」と同じ。
(7) カーソルリードアウト値(t)の問合せ
構文 (クエリ) :CURSor:DTREad? A$
(応答) B$
A$=A,B,B_A
B$=リードアウト値(t)
解説 カーソルリードアウト値(t)を、文字データで返します。
例 (クエリ) :CURSor:DTREad? A
(応答) :CURSOR:DTREad 5ms
Aカーソルリードアウト値を問い合わせます。
使用可能条件 縦カーソル、トレースカーソル使用時
HARMファンクションでカーソルON時
(8) カーソルリードアウト値(V)の問合せ
構文 (クエリ) :CURSor:DVREad? A$
(応答) B$ (,C$)
A$=A,B,B_A
B$=リードアウト値(V)
レコーダ、実効値レコーダの場合(トレースカーソルのみ)
B$:最大値
C$:最小値
(実効値レコーダで、時間軸5s/DIVのときは、B$のみ)
XYフォーマット時のトレースは
B$:X軸方向の電圧
C$:Y軸方向の電圧
解説 カーソルリードアウト値(V)を、文字データで返します。
例 (クエリ) :CURSor:DVREad? A
(応答) :CURSor:DVREad 385
Aカーソルリードアウト値を問合せます。
使用可能条件 横カーソル、トレースカーソル使用時
(カーソルのチャネルがALLの場合を除く)
HARMファンクションでカーソルON時
(9) 高調波A・Bカーソルの選択と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:HABCUrsor A$
(クエリ) :CURSor:HABCUrsor?
(応答) A$
A$=OFF,A,ORA,ORB,A_B
解説 高調波のA,B,A&Bカーソルの選択をします。
現在の高調波のA,B,A&Bカーソルの設定を、文字データで返します。
例 :CURSor:HABCUrsor A
高調波カーソルをAカーソルにします。
使用可能条件 HARMファンクション
(10) 高調波瞬時Aカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:HAPOSition A
(クエリ) :CURSor:HAPOSition?
(応答) A<NR1>
A=0〜511
解説 高調波瞬時Aカーソルの位置を設定します。
現在の高調波瞬時Aカーソルの位置を、NR1数値で返します。
例 :CURSor:HAPOSition 100
高調波瞬時Aカーソルの位置を100ポイントの位置に移動します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時で解析種類が波形の時
(11) 高調波瞬時Bカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:HBPOSition A
(クエリ) :CURSor:HBPOSition?
(応答) A<NR1>
A=0〜511
解説 高調波瞬時Bカーソルの位置を設定します。
現在の高調波瞬時Bカーソルの位置を、NR1数値で返します。
例 :CURSor:HBPOSition 100
高調波瞬時Bカーソルの位置を100ポイントの位置に移動します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時で解析種類が波形の時
(12) 高調波瞬時カーソルの次数の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:HDEGRee A
(クエリ) :CURSor:HDEGRee?
(応答) A<NR1>
A=1〜40
解説 高調波瞬時カーソルの次数を設定します。
現在の高調波瞬時カーソルの次数を、NR1数値で返します。
例 :CURSor:HDEGRee 20
高調波瞬時カーソルの位置を20次に移動します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時で解析種類が波形以外の時
(13) 高調波A・Bカーソルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:HMODE A$
(クエリ) :CURSor:HMODE?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 高調波A・Bカーソルの種類の設定をします。
現在の高調波A・Bカーソルの種類を、文字データで返します。
例 :CURSor:HMODE ON
高調波カーソルをONにします。
使用可能条件 HARMファンクション
(14) 高調波時系列Aカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:SAPOSition A
(クエリ) :CURSor:SAPOSition?
(応答) A<NR1>
A=0〜ストレージデータ数
解説 高調波時系列Aカーソルの位置を設定します。
現在の高調波時系列Aカーソルの位置を、NR1数値で返します。
例 :CURSor:SAPOSition 100
高調波時系列Aカーソルの位置を100ポイントの位置に移動します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(15) 高調波時系列Bカーソルの位置の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:SBPOSition A
(クエリ) :CURSor:SBPOSition?
(応答) A<NR1>
A=0〜ストレージデータ数
解説 高調波時系列Bカーソルの位置を設定します。
現在の高調波時系列Bカーソルの位置を、NR1数値で返します。
例 :CURSor:SBPOSition 100
高調波時系列Bカーソルの位置を100ポイントの位置に移動します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(16) 高調波時系列Aカーソルの波形の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:SAWAve ch$
(クエリ) :CURSor:SAWAve?
(応答) ch$
ch$=W1〜W4,ALL
解説 高調波時系列Aカーソルの波形を設定します。
現在の高調波時系列Aカーソルの波形の文字データで返します。
例 :CURSor:SAWAve W1
高調波時系列Aカーソルの波形をW1にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(17) 高調波時系列Bカーソルの波形の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CURSor:SBWAve ch$
(クエリ) :CURSor:SBWAve?
(応答) ch$
ch$=W1〜W4,ALL
解説 高調波時系列Bカーソルの波形を設定します。
現在の高調波時系列Bカーソルの波形の文字データで返します。
例 :CURSor:SBWAve W1
高調波時系列Bカーソルの波形をW1にします。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
-7.MEMoryコマンド(ストレージデータの入出力等の設定と問合せ)
:MEMory
(1) ストレージデータの入出力ポイントの設定と問合せ 共通
構文 (コマンド) :MEMory:POINt ch$,A
(クエリ) :MEMory:POINt?
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
CHA,CHB
A=0〜256000
解説 ストレージデータの入出力ポイントの設定をします。
現在の入出力ポイントを、NR1数値で返します。
例 :MEMory:POINt CH1,100
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの先頭から100番目
に設定します。
使用可能条件 MEM
(2) ストレージデータ数の問合せ
構文 (クエリ) :MEMory:MAXPoint?
(応 答) A<NR1>
A=0:ストレージされてない
80〜256000 (÷80:DIV数)
解説 ストレージメモリにストレージされているデータ数を、NR1数値
で返します。
例 (クエリ) :MEMory:MAXPoint?
(応 答) :MEMory:MAXPoint 800(HEADER ONの場合)
ストレージされているデータ数が800(10DIV)。
使用可能条件 MEM
(3) ストレージメモリの準備
構文 (コマンド) :MEMory:PREPare
解説 本体に波形データがない場合、データ転送ができるようにストレージ
メモリを確保します。
例 (コマンド) :MEMory:PREPare
ストレージメモリの確保をします。
注記 ストレージメモリにデータがある場合は、波形は消去されます。
使用可能条件 MEM
(4) ストレージデータの入出力(ASCII)
構文 (コマンド) :MEMory:ADATa B,C,…
(クエリ) :MEMory:ADATa? A
(応答) B,C,… すべて<NR1>
B,C,… =-2048〜2047
A=1〜80(出力個数)
解説 :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータを
ストレージメモリに入力します。
データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
:MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータを
Aで指定された個数分出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
スタート動作中は実行できません。
※ ストレージデータと電圧値の関係
:MEMory:ADATaで入出力されるデータ値(-2048〜2047)と測定電圧値との関係は
下のようになります。
測定電圧値=(データ値)×電圧軸レンジ/160
例:
電圧軸レンジ1(V/DIV)、データ値=768
測定電圧値=768×1/160=4.8(V)
となります。
参考 (コマンド):MEMory:ADATa? 40
による転送速度は次のようになります。
MEMファンクション、記録長100DIV(8000ポイント)、1ch分を
9600bps、Pentium166MHz、Visual Basicで取込んだ場合
約35秒
例 :MEMory:POINt CH1、0
:MEMory:ADATa? 10
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
ストレージデータを10個出力させます。
使用可能条件 MEM ファンクションで、ストレージデータがあること。
入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。
(5) ストレージデータの入出力(電圧値)
構文 (コマンド) :MEMory:VDATa B,C,…
(クエリ) :MEMory:VDATa? A
(応答) B,C,… すべて<NR3>
B,C,… =電圧値(単位 V)
A=1〜40(データ数)
解説 :MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントにデータ部のデータ
(電圧値)をストレージメモリに入力します。
データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
:MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータ
をAで指定された個数分、電圧値で出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
*スケーリングされている場合は、スケーリングされた値、波形演算され
ている場合は、演算結果が入出力されます。
スタート動作中は実行できません。
参考 (コマンド):MEMory:VDATa? 40による転送速度は次のようになります。
MEMファンクション、記録長100DIV(8000ポイント)、1ch分を
9600bps、Pentium166MHz、Visual Basicで取込んだ場合
約1分45秒
例 :MEMory:POINt CH1,0
:MEMory:VDATa? 10
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
ストレージデータを電圧値で10個出力させます。
使用可能条件 MEMファンクションで、ストレージデータがあること。
入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。
(6) リアルタイムデータの取込み
構文 (コマンド) :MEMory:GETReal
解説 現在チャネルに入力されている値を全チャネル分取込みます。
使用可能条件 スタート動作中でないこと。
MEM,REC,RMS
(7) リアルタイムデータ出力(ASCII)
構文 (クエリ) :MEMory:AREAl? ch$
(応答) A<NR1>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=-2048〜2047
解説 ch$で指定されたチャネルに入力されている値を返します。
例 :MEMory:AREAl? CH1
:MEMory:AREAl 2000(HEADER ON の場合)
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
使用可能条件 スタート動作中でないこと。
MEM,REC,RMS
(8) リアルタイムデータ出力(電圧値)
構文 (クエリ) :MEMory:VREAl? ch$
(応答) A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=電圧値(単位 V)
解説 ch$で指定されたチャネルに入力されている値を電圧値で返します。
例 :MEMory:VREAl? CH1
:MEMory:VREAl 4.7E-2(HEADER ON の場合)
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
使用可能条件 スタート動作中でないこと。
MEM,REC,RMS
(9) ストレージデータ(ロジック)の入出力
構文 (コマンド) :MEMory:LDATa B,C,…
(クエリ) :MEMory:LDATa? A
(応答) B,C,・・・:すべて<NR1>
B,C,・・・=0〜15
A=1〜100(出力個数)
解説 :MEMory:POINtで設定したポイント、チャネルにデータ部のデータ
を入力します。
データが複数個ある場合は、:MEMory:POINtで設定されたポイントから
順番に入力され、入出力ポイントもデータ数分増加します。
:MEMory:POINtで設定されたチャネル、ポイントからストレージデータ
(ロジックデータ)をAで指定された個数分出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
スタート動作中は実行できません。
:MEMory:POINtで設定したチャネルとロジックチャネルとの対応
CHA―――CHA 1〜CHA4
CHB―――CHB 1〜CHB4
データ(NR1数値)とロジックデータとの関係は、下表のように各ビット
に対応しています。

例 :MEMory:POINt CHA,0
(クエリ):MEMory:LDATa? 1
(応答) :MEMory:LDATa 10
CHA1〜CHA4は、

となります。
使用可能条件 MEMファンクションで、ストレージデータがあること。
入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。
(10) ストレージデータのバイナリ転送
構文 (クエリ) :MEMory:BDATa? A
(応答) #0………
A=1〜200(出力個数)
解説 :MEMory:POINtで設定したポイントのストレージデータをバイナリ
フォーマットで出力します。入出力ポイントもデータ数分増加します。
出力データのフォーマットは、
#0が先頭に付きます。(バイナリフォーマットを表す。)
#0の後、ストレージデータが1データ2バイト単位でAで指定したデータ
の数だけ送信されます。
(ロジックデータの場合は、1データ1バイト単位で送信されます)

データは、バイナリ整数コードでストレージメモリのデータがそのまま
送信されます。上位バイトから送信されます。
例

得られるデータは、ADATa?、LDATa?のデータと同じものです。
データの内容についてはADATa?、LDATa?を参照にしてください。
バイナリフォーマットでは、データの入力ができません。
参考 (コマンド):MEMory:BDATa? 125
による転送速度は次のようになります。
レンジ200mV、50%、入力1V、1kHz、PC9801RAで取込んだ場合
記録長が1000DIVのとき、約xx秒
例 :MEMory:POINt CH1,0
:MEMory:BDATa? 10
入出力ポイントをチャネル1、ストレージデータの0番目に設定し、
ストレージデータをバイナリフォーマットで10個出力させます。
使用可能条件 MEM ファンクションで、ストレージデータがあること。
入出力ポイントがストレージされているデータ数より小さいこと。
(11) リアルタイムデータ(ロジック)の出力
構文 (クエリ) :MEMory:LREAl? ch$
(応答) A<NR1>
A=0〜15
解説 (9)ストレージデータ(ロジック)の入出力参照
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
MEM,REC,RMS
(12) リアルタイムデータの出力(バイナリ)
構文 (クエリ) :MEMory:BREAl? ch$
(応答) バイナリデータ(2byte)
解説 (10)ストレージデータのバイナリ転送参照
注記 このコマンドの前に、「リアルタイムデータの取込み」を実行して
いないときの返り値は不定となります。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
MEM,REC,RMS
(13) 高調波瞬時解析結果の入出力ポイントの設定と問合せ
構文 (コマンド) :MEMory:HPOINt ch$,A
(クエリ) :MEMory:HPOINt?
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=1〜40(次数)
解説 高調波瞬時解析結果の入出力ポイントの設定をします。
現在の高調波瞬時解析結果入出力ポイントを、NR1数値で返します。
例 :MEMory:HPOINt CH1,10
高調波瞬時解析結果入出力ポイントをチャネル1、10次に設定します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時で解析種類が波形以外の時
(14) 高調波瞬時解析結果の出力
構文 (クエリ) :MEMory:HVDATa? A
(応答) B,C,… すべて<NR3>
B,C,… =電圧等の値
A=1〜40(データ数)
解説 :MEMory:HPOINtで設定されたチャネル、次数から高調波瞬時解析結果
をAで指定された個数分、電圧等の値で出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
例 :MEMory:HPOINt CH1,1
:MEMory:HVDATA? 10
高調波瞬時解析結果出力ポイントをチャネル1、1次に設定します。
1次のデータから10個データを出力します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時で解析種類が波形以外の時
演算結果データがあること
(15) 高調波瞬時解析総結果の出力
構文 (クエリ) :MEMory:HVTOTal? ch$,A$
(応答) B<NR3>
B=電圧等の値
A$:T-RMS,THD-F,THD-R,WATT,VA,VAR,P-FACTOR
解説 高調波瞬時解析総結果を、電圧等の値で出力します。
例 :MEMory:HVTOTal CH1,T-RMS
高調波瞬時解析総結果のch1のT-RMSを、電圧等の値で出力します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時で解析種類が波形以外の時
演算結果データがあること
(16) 高調波瞬時解析波形結果の入出力ポイントの設定と問合せ
構文 (コマンド) :MEMory:HWPOINt ch$,A
(クエリ) :MEMory:HWPOINt?
(応答) ch$、A<NR1>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=0〜511
解説 高調波瞬時解析波形結果の入出力ポイントの設定をします。
現在の高調波瞬時解析波形結果入出力ポイントを、NR1数値で返します。
例 :MEMory:HWPOINt CH1,100
高調波瞬時解析波形結果入出力ポイントをチャネル1、100ポイントに設定します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時で解析種類が波形の時
(17) 高調波瞬時解析波形結果の出力
構文 (クエリ) :MEMory:HWVDATa? A
(応答) B,C,… すべて<NR3>
B,C,… =電圧等の値
A=1〜40(データ数)
解説 :MEMory:HWPOINtで設定されたチャネル、ポイントから高調波瞬時解析波形結果
をAで指定された個数分、電圧等の値で出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
例 :MEMory:HWPOINt CH1,0
:MEMory:HWVDATA? 10
高調波瞬時解析結果出力ポイントをチャネル1、0番目に設定します。
10個データを出力します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが瞬時で解析種類が波形の時
演算結果データがあること
(18) 高調波時系列解析結果数の問合せ
構文 (クエリ) :MEMory:SMAXPoint?
(応 答) A<NR1>
A=0:高調波時系列解析結果がない
1〜4800(60DIV*80point)
解説 高調波時系列解析結果数を、NR1数値で返します。
例 (クエリ) :MEMory:SMAXPoint?
(応 答) :MEMory:SMAXPoint 800(HEADER ONの場合)
高調波時系列解析結果数が800。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(19) 高調波時系列解析結果の入出力ポイントの設定と問合せ
構文 (コマンド) :MEMory:SPOINt W$,A
(クエリ) :MEMory:SPOINt?
(応答) W$、A<NR1>
W$=W1〜W4
A=0〜4800(60DIV*80point)
解説 高調波時系列解析結果の入出力ポイントの設定をします。
現在の高調波時系列解析結果入出力ポイントを、NR1数値で返します。
例 :MEMory:SPOINt W1,100
高調波時系列解析結果入出力ポイントをW1、100に設定します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
(20) 高調波時系列解析結果の出力
構文 (クエリ) :MEMory:SVDATa? A
(応答) B,C,… すべて<NR3>
B,C,… =電圧等の値
A=1〜40(データ数)
解説 :MEMory:SPOINtで設定されたチャネル、ポイントから高調波時系列解析結果
をAで指定された個数分、電圧等の値で出力します。
入出力ポイントもデータ数分増加します。
例 :MEMory:SPOINt W1,0
:MEMory:SVDATA? 10
高調波瞬時解析結果出力ポイントを波形1、0番目に設定します。
10個データを出力します。
使用可能条件 HARMファンクションで解析モードが時系列の時
演算結果データがあること
-8.SYSTemコマンド(システム画面の設定と問合せ)
:SYSTem
(1) 使用チャネルの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:USECH A
(クエリ) :SYSTem:USECH?
(応答) A<NR1>
A=1,2,4
解説 チャネルの使用数を数値で設定します。
チャネルの使用数を、NR1数値で返します。
例 :SYSTem:USECH 4
チャネルの使用数を4に設定します。
使用可能条件 MEM
(2) スタートバックアップ機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:STARt A$
(クエリ) :SYSTem:STARt?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 スタートバックアップ機能を設定します。
現在のスタートバックアップ機能の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:STARt ON
スタートバックアップ機能をONに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(3) グリッドの設定と問合せ 共通
構文 (コマンド) :SYSTem:GRID A$
(クエリ) :SYSTem:GRID?
(応答) A$
A$=OFF,STD,FINE,STD_Dark,FINE_Dark
OFF :グリッドを表示・プリントしません。
STD :標準のグリッドをプリントします。
FINE :精細のグリッドをプリントします。
STD_Dark :標準の濃いグリッドをプリントします。
FINE_Dark :精細の濃いグリッドをプリントします。
解説 グリッドの設定をします。
現在のグリッドの設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:GRID STD
標準のグリッドに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(4) チャネルマーカの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:CHMArk A$
(クエリ) :SYSTem:CHMArk?
(応答) A$
A$=OFF,NUMBer,COMMent
解説 チャネルマーカを設定します。
現在のチャネルマーカの設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:CHMArk ON
チャネルマーカをONに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(5) 時間軸表示の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:TMAXis A$
(クエリ) :SYSTem:TMAXis?
(応答) A$
A$=TIME,TIME(60),SCALe,DATE
解説 時間軸表示を、文字データで設定します。
現在の時間軸表示の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:TMAXis TIME
時間軸表示をTIMEに設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(6) リスト機能・ ゲージ機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LIST A$
(クエリ) :SYSTem:LIST?
(応答) A$
A$=OFF,LIST,GAUGE,L_G
解説 リスト機能、ゲージ機能を、文字データで設定します。
現在のリスト機能、ゲージ機能の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:LIST LIST
リスト機能を設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(7) プリンタ印字濃度の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:PRIDensity A$
(クエリ) :SYSTem:PRIDensity?
(応答) A$
A$=LIGHt,STD,DARK
解説 プリンタの印字濃度を、文字データで設定します。
現在のプリンタの印字濃度の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:PRIDensity STD
プリンタの印字濃度を標準に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(8) バックライトセーバのON/OFFの設定
構文 (コマンド) :SYSTem:CRTOff A
(クエリ) :SYSTem:CRTOff?
(応答) A<NR1>
A=0(OFF),1〜30(分)
解説 バックライトセーバ機能のON/OFFを設定します。
バックライトセーバ機能のON/OFFを、NR1数値で返します。
例 :SYSTem:CRTOff 1
バックライトセーバ機能を1分に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(9) 画面色の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LCDDisp A$
(クエリ) :SYSTem:LCDDisp?
(応答) A$
A$=C1〜C16
解説 画面色を、文字データで設定します。
現在の画面色の設定を、文字データで返します。
例 :SYSTem:LCDDisp C1
画面色を1に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(10) COPYキー出力先の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:COPY A$
(クエリ) :SYSTem:COPY?
(応答) A$
A$=IN_PRinter,PC,COM
解説 COPYキー出力先の設定をします。
現在のCOPYキー出力先の設定を、文字データで返します。
IN_PRinter:内部プリンタにてプリントします。
PC :PCカードに画面データを保存します。
COM :インタフェースに画面データを転送します。
例 :SYSTem:COPY IN_PRinter
内部プリンタにてプリントします。
使用可能条件 全ファンクション
(11) ビットマップファイル色の設定
構文 (コマンド) :SYSTem:BMPColor A$
(クエリ) :SYSTem:BMPColor?
(応答) A$
A$=COLOR,GRAY,MONO,MONO_R
解説 ハードコピーの色の設定をします。
ハードコピーの色の設定を、文字データで返します。
注記 外部プリンタにてプリントする場合は、COLORあるいはMONOのみの選択となります。
例 :SYSTem:BMPColor COLOR
ハードコピーの色をカラーにします。
使用可能条件 (10)COPYキー出力先の設定にて内部プリンタ以外に設定した場合
(12) カレンダーの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:DATE A,B,C
(クエリ) :SYSTem:DATE?
(応答) A,B,Cすべて<NR1>
A=0〜99(年)
B=1〜12(月)
C=1〜31(日)
解説 カレンダーの設定をします。
現在のカレンダーを返します。
例 :SYSTem:DATE 97,7,22
97年7月22日に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(13) 時刻の設定と現在時刻の問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:TIME A,B
(クエリ) :SYSTem:TIME?
(応答) A,B,Cすべて<NR1>
A=0〜23(時)
B=0〜59(分)
C=0〜59(秒)
解説 時刻の設定をします。
現在時刻を返します。
例 :SYSTem:TIME 10,0
内部時計を10時に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(14) 波形データのクリア
構文 (コマンド) :SYSTem:DATAClear
解説 波形データをクリアします。
使用可能条件 全ファンクション
(15) 言語の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LANGuage A$
(クエリ) :SYSTem:LANGuage?
(応答) A$
A$=JAPAnese,ENGLish
解説 表示言語の設定をします。
現在の表示言語の設定を返します。
例 :SYSTem:LANGuage JAPAnese
表示言語を日本語に設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(16) ロジック記録幅の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:LWIDth A$
(クエリ) :SYSTem:LWIDth?
(応答) A$
A$=WIDE,NARRow
WIDE :広い
NARRow:狭い
解説 ロジック波形の縦軸方向の間隔の設定をします。
現在のロジック波形の縦軸方向の間隔の設定を返します。
例 :SYSTem:LWIDth WIDE
ロジック波形の縦軸方向の間隔を広く設定します。
使用可能条件 全ファンクション
(17) 開始キー受付条件の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SYSTem:SOPEration A$
(クエリ) :SYSTem:SOPEration?
(応答) A$
A$=TIME1,TIME2,SEC2
TIME1:1回押し
TIME2:2回押し
SEC2 :2秒押し
解説 開始キー受付条件の設定をします。
現在の開始キー受付条件の設定を返します。
例 :SYSTem:SOPEration SEC2
開始キーを2秒押すと測定を開始するように設定します。
使用可能条件 全ファンクション
-9.SCALingコマンド(スケーリングの設定と問合せ)
:SCALing
(1) スケーリング機能の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:KIND A$
(クエリ) :SCALing:KIND?
(応答) A$
A$=POINT,RATIO
解説 スケーリングの種類を、文字列データで設定します。
現在のスケーリングの種類の設定を、文字列データで返します。
例 :SCALing:KIND POINT
スケーリングを2点で指定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(2) スケーリング機能のON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:SET ch$,A$
(クエリ) :SCALing:SET? ch$
(応答) ch$,A$
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=OFF,SCI,ENG
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングの設定をします。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの設定を、
文字列データで返します。
例 :SCALing:SET CH1,ENG
チャネル1のスケーリング機能をENGにします。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(3) スケーリングの換算値の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:VOLT ch$,A
(クエリ) :SCALing:VOLT? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=-9.9999E+9〜+9.9999E+9
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリング換算値の設定をします。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリング換算値の設定を、
NR3数値で返します。
例 :SCALing:VOLT CH1,+2.0E-3
チャネル1のスケーリング換算値(eu/V)を+2.0E-3に設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
スケーリングを「変換比で指定」で設定しているとき
(4) スケーリングのオフセットの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:OFFSet ch$,A
(クエリ) :SCALing:OFFSet? ch$
(応答) ch$,A<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A=-9.9999E+9〜+9.9999E+9
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングのオフセットを設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのオフセットを、
NR3数値で返します。
例 :SCALing:OFFSet CH1,+1.0E-3
チャネル1のスケーリングオフセット(eu offset)を+1.0E-3に設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
スケーリングを「変換比で指定」で設定しているとき
(5) スケーリングの単位の設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:UNIT ch$,'A$'
(クエリ) :SCALing:UNIT? ch$
(応答) ch$,"A$"
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=スケーリング単位(最大7文字)
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングの単位を7文字以内で設定します。
扱える文字は、本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は下のよう
になります。
^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω)
上記以外は、スペースに置き換えます。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングの単位を、
文字データで返します。
コマンド中のシングルクォーテーション(')の代わりに、
ダブルクォーテーション(")を用いることができます。
例 :SCALing:UNIT CH1,'mA'
チャネル1のスケーリング単位をmAにします。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
(6) スケーリングのVOLT UP、LOWの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:VOUPLOw ch$,B,C
(クエリ) :SCALing:VOUPLOw? ch$
(応答) ch$,B,C<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングのVOLT UP、LOWの値を設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのVOLT UP、LOWの値を、
NR3数値で返します。
例 :SCALing:VOUPLOw ch1,+2.0E-1,0
変換前の2点の電圧値を200mV,0Vに設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
スケーリングを「2点で指定」で設定しているとき
(7) スケーリングのSCALE UP、LOWの設定と問合せ
構文 (コマンド) :SCALing:SCUPLOw ch$,B,C
(クエリ) :SCALing:SCUPLOw? ch$
(応答) ch$,B,C<NR3>
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
B,C=-9.9999E+29〜+9.9999E+29
解説 ch$で指定されたチャネルのスケーリングのSC UP、LOWの値を設定します。
ch$で指定されたチャネルの現在のスケーリングのSC UP、LOWの値を、
NR3数値で返します。
例 :SCALing:SCUPLOw ch1,1.0E+1,0
変換後の2点の値を設定します。
使用可能条件 MEM,REC,RMS
スケーリングを「2点で指定」で設定しているとき
-10.COMMentコマンド(コメントの設定と問合せ)
:COMMent
(1) タイトルコメントのON/OFF、コメント文字の設定と問合せ
構文 (コマンド) :COMMent:TITLe A$,'B$'
(クエリ) :COMMent:TITLe?
(応答) A$,"B$"
A$=OFF,SETTing,COMMent,S_C
B$=コメント文字(最大全角12文字、半角24文字)
解説 タイトルのコメントのON/OFF、コメント文字を設定します。
扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
下のようになります。
^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω)
上記以外は、スペースに置き換えます
全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
コメント文字は省略可能です。
現在のタイトルのコメントのON/OFF、コメント文字を、文字データ
で返します。
コマンド中のシングルクォーテーション(')の代わりに、
ダブルクォーテーション(")を用いることができます。
例 :COMMent:TITLe COMMent,'HIOKI'
タイトルコメントに[HIOKI]と入れます。
使用可能条件 全ファンクション
(2) 全チャネルのコメントのON/OFFの設定と問合せ
構文 (コマンド) :COMMent:EACHch (ch$,) A$
(クエリ) :COMMent:EACHch? (ch$)
(応答) (ch$,)A$
ch$はアナログ時は省略になります。
A$=OFF,SETTing,COMMent,S_C(アナログ)
OFF,COMMent(ロジック)
ch$=CHA,CHB
解説 全チャネルのコメントのON/OFFを設定します。
全チャネルのコメントのON/OFFを、文字データで返します。
例 :COMMent:EACHch COMMent
記録紙にアナログチャネルのコメントを印字します。
使用可能条件 全ファンクション
(3) 各チャネルのコメント文字の設定と問合せ
構文 (コマンド) :COMMent:CH ch$,(NO$,)'A$'
(クエリ) :COMMent:CH? ch$ (,NO$)
(応答) ch$, (NO$,)"A$"
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
CHA,CHB
No$=NO1〜NO4(ロジックのみ、アナログは省略)
A$=コメント文字(最大全角12文字、半角24文字)
解説 ch$で指定されたチャネルのコメント文字を設定します。
扱える半角文字は本体で入力できる文字ですが、特殊文字の入力は
下のようになります。
^2 (=(2乗)),^3 (=(3乗)),~c(=゚),~e(=ε),~u(=μ),~o(=Ω)
上記以外は、スペースに置き換えます
全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
上記以外は、スペースに置き換えます。
全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
ch$で指定されたチャネルのコメント文字を、文字データで返します。
コマンド中のシングルクォーテーション(')の代わりに、
ダブルクォーテーション(")を用いることができます。
例 :COMMent:CH CH1,'ch1=TEST'
チャネル1のコメント表示を「ch1=TEST」にします。
使用可能条件 全ファンクション
-11.CALCulateコマンド(演算機能の設定と問合せ)
:CALCulate
(1) 数値演算の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASure A$
(クエリ) :CALCulate:MEASure?
(応答) A$
A$=OFF,ON,EXEC(実行)
解説 数値演算の設定をします。
現在の数値演算の設定を、文字データで返します。
実行はONに設定されているときのみ有効です。
例 :CALCulate:MEASure ON
波形処理演算をONに設定します。
使用可能条件 MEM
(2) 演算結果のプリントの設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASPrint A$
(クエリ) :CALCulate:MEASPrint?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 数値演算結果のプリントの設定をします。
数値演算結果のプリントの設定を、文字データで返します。
例 :CALCulate:MEASPrint ON
数値演算値のプリントをONに設定します。
使用可能条件 MEM
(3) 演算結果の保存の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASFsave A$
(クエリ) :CALCulate:MEASFsave?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 数値演算結果の保存先を設定します。
現在の数値演算結果の保存先を、文字データで返します。
例 :CALCulate:MEASFsave ON
演算結果をPCカードにセーブします。
使用可能条件 MEM
(4) 数値演算の設定と問合せ
構文 (コマンド) :CALCulate:MEASSet NO$,A$,ch$(,ch2$)
(ch2$ : A$=XYAREAのとき)
(クエリ) :CALCulate:MEASSet? NO$
(応答) A$,ch$
A$,ch1$,ch2$ (A$=XYAREAのとき)
NO$=NO1〜NO4
A$=OFF
AVE :平均値
RMS :実効値
PP :ピーク値
MAX :最大値
MAXT :最初の最大値までの時間
MIN :最小値
MINT :最初の最小値までの時間
PERI :周期
FREQ :周波数
AREA :面積値
XYARea:X-Y面積値
ch$,ch1$,ch2$=CH1〜CH4,ALL (CH3,CH4:8808のみ)
解説 NO$で指定された数値演算の演算項目とチャネルの設定をします。
NO$で指定された数値演算の演算項目とチャネルを返します。
例 :CALCulate:MEASSet NO1,MAX,CH1
NO1の演算にCH1の最大値を演算する設定をします。
使用可能条件 MEM
(5) 数値演算結果の問合せ
構文 (クエリ) :CALCulate:ANSWer? NO$,ch$
(応答) A$,B<NR3>
NO$=NO1〜NO4
ch$=CH1〜CH4 (CH3,CH4:8808のみ)
A$=OFF,AVE,RMS,PP,MAX,MAXT,MIN,MINT,AREA,
PERI,FREQ,XYAREA
B=演算結果
**********:演算結果なし
解説 NO$,ch$で指定された数値演算の演算項目と演算結果を返します。
A$=NONEの場合は、演算結果がありません。
例(クエリ):CALCulate:ANSWer? NO1,CH1
(応 答):CALCulate:ANSWer MIN,-1.2345E-2 (HEAD ON の場合)
NO1のCH1の演算結果を問合せます。
使用可能条件 MEM
-12.FDISKコマンド(ファイルに関するコマンド)
:FDISK
(1) ファイルのセーブ
構文 (コマンド) :FDISK:SAVE 'NAME1$.NAME2$',A$,B$(,C$)
:FDISK:SAVE 'NAME1$.NAME2$',A$ (A$=Setの場合)
NAME1$=ファイル名(8文字)
NAME2$=拡張子 (3文字)
A$=ファイル種類
Bin :バイナリデータ
Text:テキストデータ
Set :設定条件
A$=ファイル種類(メモリ分割時)
BAll:バイナリデータ(全ブロック、全波形一括保存)
BOne:バイナリデータ(1ブロック、表示波形保存)
TAll:テキストデータ(全ブロック、全波形一括保存)
TOne:テキストデータ(1ブロック、表示波形保存)
B$=保存チャネル
ALL,CH1〜CH4,LOGIC (CH3,CH4:8808のみ)
C$=間引き(テキストのみ)
OFF,1_2〜1_1000
解説 A$で指定された項目をセーブします。
すでに存在するファイルにセーブしようとした場合は実行エラー
となります。
シングルクォーテーション(')の代わりにダブルクォーテーション(")
も使用できます。
例 :FDISK:SAVE 'TEST.DAT',Bin,ALL
波形データをファイル名'TEST.DAT'で全チャネルセーブします。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(2) ファイルのロード
構文 (コマンド) :FDISK:LOAD NO(,A$)
NO=ファイル番号
A$=NEW,ADD
解説 NOで指定されたファイル番号のデータをロードします。
波形データをロードする場合、新規読込(NEW)または上書き読込(ADD)
の設定ができます。(省略した場合は、新規読込となります。)
例 :FDISK:LOAD 1,NEW
ファイル番号1のデータを新規にロードします。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(3) ファイル、ディレクトリ情報の問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:INFOr? NO
(応答) NO<NR1>,"NAME$","DATE$","TIME$",A<NR1>,B$,C$
,D<NR1>,"TDATE$","TTIME$"
NO :ファイル、ディレクトリ番号
NAME$ :ファイル名
DATE$ :セーブ年月日
TIME$ :セーブ時刻
A :ファイルサイズ(Byte)
B$ :ファンクション
C$ :測定内容:WAVE,SET
D :記録長
TDATE$:トリガ年月日
TTIME$:トリガ時刻
解説 NOで指定されたファイルの情報を返します。
指定したファイルが読み込めない場合は、
NO,"NAME$","DATE$","TIME$",A,0
と返します。
シングルクォーテーション(')の代わりにダブルクォーテーション(")
も使用できます。
注記 ディレクトリの場合は、TIME$までの情報となります。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(4) ファイル、ディレクトリの削除
構文 (コマンド) :FDISK:DELEte NO
NO=ファイル番号
解説 Noで指定されたファイルまたはディレクトリを消去します。
例 :FDISK:DELETE 1
NO1のファイル(ディレクトリ)を消去します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(5) メディアのフォーマット
構文 (コマンド) :FDISK:FORMat
解説 メディア(PCカード)を初期化します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(6) ディレクトリの作成
構文 (コマンド) :FDISK:MKDIR 'NAME$'
NAME$=サブディレクトリ名
解説 メディアのカレントディレクトリにサブディレクトリを作成します。
シングルクォーテーション(')の代わりにダブルクォーテーション(")
も使用できます。
例 :FDISK:MKDIR 'TEST'
TESTというサブディレクトリを作成します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(7) カレントディレクトリの変更
構文 (コマンド) :FDISK:CHDIR NO
NO=ファイル番号(ディレクトリであること)
解説 メディアのカレントディレクトリをNOで指定したディレクトリ
に変更します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(8) ファイル数の問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:FILE?
(応答) A<NR1>
A=ファイル数
解説 セーブされている総ファイル数を、NR1数値で返します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(9) ファイル名の問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:NINFor? NO
(応答) NO,"NAME$",A$
NO=ファイル番号
NAME$=ファイル名
A$=FILE(ファイル)
DIR(ディレクトリ)
解説 NOで指定されたファイル番号のファイル名を、文字データで返します。
例(クエリ):FDISK:NINFOR? 1
(応答) :FDISK:NINFOR 1,"TEST.DAT",FILE
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(10) カレントディレクトリの問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:DIR?
(応答) A$
A$=ディレクトリ名
解説 メディアのカレントディレクトリ名(パス付)を、文字データで返します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(11) 使用可能バイト数の問合せ
構文 (クエリ) :FDISK:FREE?
(応答) A<NR1>
A=使用可能バイト数
解説 PCカードの使用可能バイト数を、NR1数値で返します。
使用可能条件 スタート動作中でないこと
(12) ファイルリストの並べ替えの設定と問合せ
構文 (コマンド) :FDISK:SORT A$
(クエリ) :FDISK:SORT?
(応答) A$
A$=OFF,ON
解説 ファイルリストの並べ替えの設定をします。
ファイルリストの並べ替えの設定を文字データで返します。
例 :FDISK:SORT ON
ファイルリストを並べ替えて表示します。
使用可能条件 全ファンクション
(13) ファイルリストを並べ替え項目の設定と問合せ
構文 (コマンド) :FDISK:STYPe A$
(クエリ) :FDISK:STYPe?
(応答) A$
A$=並び替え項目
NAME:名前順
TYPE:種類順
TIME:日付順
SIZE:ファイルサイズ順
解説 ファイルリストの並べ替え項目の設定をします。
ファイルリストの並べ替え項目の設定を文字データで返します。
例 :FDISK:STYPe NAME
ファイルリストを名前順に並べ替えて表示します。
使用可能条件 全ファンクション
(14) ファイルリストを並べ替え方法の設定と問合せ
構文 (コマンド) :FDISK:SDIRection A$
(クエリ) :FDISK:SDIRection?
(応答) A$
A$=並び替え方法
UP :昇順
DOWN:降順
解説 ファイルリストの並べ替え方法の設定をします。
ファイルリストの並べ替え方法の設定を文字データで返します。
例 :FDISK:SDIR UP
ファイルリストを昇順に並べ替えて表示します。
使用可能条件 全ファンクション