EVENtコマンド(イベントマーク)


イベントマークの追加

8860, 8861


構 文


(コマンド)


:EVENt:ADD (A(,B))

A:1〜16(アイコン種類:省略可)
B:0〜測定データ数(追加位置:省略可)<NR1(64bit)>


解 説


イベントマークを追加します。
Aでイベントマークのアイコン種類を指定します。省略時は1とみなされます。
Bでイベントマークの追加位置をデータ数で指定します。省略時は画面左端になります。



:EVENt:ADD 3,1200
(アイコン種類3のイベントマークを、波形先頭から1200データの位置に追加します)


注 記


REC&MEMではREC波形にイベントマークがつきます。


使用可能
条件


MEM, REC, REAL, REC&MEM
測定中でないこと




イベントマークに対するコメントの設定と問合せ

8860, 8861


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:EVENt:COMMent A,"B$"
:EVENt:COMMent? A

(応答)

A,"B$"
A:1〜1000(イベントマーク番号)
B$:コメント文字(20字)


解 説


Aで指定したイベントマークにコメント文字を設定します。
Aで指定したイベントマークのコメントを文字データで返します。

扱うことのできる文字は、本体で入力できる文字と同じですが、特殊文字の入力は下記のようになります。

^2 ( = 2 )

^3 ( = 3 )

^n ( = n )

~u ( = μ )

~o ( = Ω )

~e ( = ε )

~c ( = ° )

~+ ( = ± )

~, ( = ' )

~; ( = " )


全角は、JIS第1,第2水準漢字コードが使用できます。
コマンド中のシングル・クォーテーション(')の代わりに、ダブル・クオーテーション(")を使うことができます。
上記以外は、スペースに置き換えます。

現在設定されているタイトルのコメントを文字データで返します。



:EVENt:COMMent 3,"ABCDEFG"
(イベントマーク3に"ABCDEFG"というコメントを設定します)
:EVENt:COMMent? 3
(応答)  :EVENT:COMMENT 3,"ABCDEFG"  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM, REC, REAL, REC&MEM
測定中でないこと




イベントマークの削除

8860, 8861


構 文


(コマンド)


:EVENt:DELEte A

A:1〜1000(イベントマーク番号)


解 説


Aで指定した番号のイベントマークを削除します。



:EVENt:DELEte 5
(イベントマーク5を削除します)


注 記


-


使用可能
条件


MEM, REC, REAL, REC&MEM
測定中でないこと




全イベントマークの削除

8860, 8861


構 文


(コマンド)


:EVENt:DELAll



解 説


すべてのイベントマークを削除します。



:EVENt:DELAll


注 記


-


使用可能
条件


MEM, REC, REAL, REC&MEM
測定中でないこと




イベントマークアイコン種類の設定と問合せ

8860, 8861


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:EVENt:ICON A,B
:EVENt:ICON? A

(応答)

A<NR1>,B<NR1>
A:1〜1000(イベントマーク番号)
B:1〜16(アイコン種類)


解 説


Aで指定したイベントマークのアイコン種類を変更します。
Aで指定したイベントマークのアイコン種類を返します。



:EVENt:ICON 3,7
(イベントマーク3のアイコン種類を7にします)
:EVENt:ICON? 3
(応答)  :EVENT:ICON 3,7  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM, REC, REAL, REC&MEM
測定中でないこと




イベントマークにジャンプする

8860, 8861


構 文


(コマンド)


:EVENt:JUMP A

A:1〜1000(イベントマーク番号)


解 説


Aで指定した番号のイベントマーク位置の波形を画面に表示します。



:EVENt:JUMP 5
(イベントマーク5の位置の波形を画面に表示します)


注 記


-


使用可能
条件


MEM, REC, REAL, REC&MEM
測定中でないこと




イベントマーク数の問合せ

8860, 8861


構 文


(クエリ)


:EVENt:MAXNum?

(応答)

A<NR1>(イベントマークの数)


解 説


イベントマークの数を返します。



:EVENt:MAXNum?
(応答)  :EVENT:MAXNUM 12  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM, REC, REAL, REC&MEM
測定中でないこと




イベントマーク位置の設定と問合せ

8860, 8861


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:EVENt:POSItion A,B
:EVENt:POSItion? A

(応答)

A<NR1>,B<NR1>
A:1〜1000(イベントマーク番号)
B:0〜測定データ数<NR1(64bit)>


解 説


Aで指定したイベントマークの位置を変更します。
Aで指定したイベントマークの位置を返します。



:EVENt:POSItion 5,1500
(イベントマーク5の位置を1500にします)
:EVENt:POSItion? 5
(応答)  :EVENT:POSITION 5,1500  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


MEM, REC, REAL, REC&MEM
測定中でないこと