デバイスの文書要件 |
本器は、IEEE488.2-1987規格に準じています。この規格では、「ドキュメントに記載しなければならない」と定められた項目があり、これらに関する情報について説明します。
(1) IEEE488.1 インタフェース・ファンクションの機能 |
本器にはGP-IBインターフェースはありません。
(2) アドレスを0 〜 30 以外に設定した場合の動作説明 |
本器にはGP-IBインターフェースが無い為、アドレスの設定はありません。
(3) ユーザが初期設定したアドレスの変更の認識 |
上記(2)の通り、アドレスの設定はありません。
(4) 電源投入時における機器設定の説明 |
コマンドの設定は、基本的にバック・アップされます。
ただし、以下のコマンドの設定は電源投入時に初期化されます。
項目 |
初期値 |
コマンド |
:MEMory:POINtによるチャネルとポイント |
不定 |
|
128 |
- |
|
0 |
- |
(5) メッセージ交換オプションの記述 |
(a) 入力バッファの容量と動作
・入力バッファは1024バイトのリング・バッファになっています。同バッファがいっぱいになると、以降のコマンドは受け付けません。
(b) 複数のメッセージ単位を返すクエリ
・複数の応答メッセージを返すクエリはありません。
(c) 構文チェックを行ったときに返すクエリ
・全てのクエリは、構文チェックを行うと応答データを作成します。
(d) データを読み込んだときに応答を作成するクエリ
・コントローラが読み込む時点で応答を作成するクエリはありません。
(e) カップリングされるコマンド
・ 該当するコマンドはありません。
(6) 機器専用のコマンドを構成する場合に用いる機能的要素の一覧、複合コマンド・プログラム・ヘッダを使用するのかについての説明 |
本機では以下の機能を使用します。
・複合コマンド・プログラム・ヘッダ
・プログラム・メッセージ
・プログラム・メッセージ・ターミネータ
・プログラム・メッセージ単位
・プログラム・メッセージ単位セパレータ
・コマンド・メッセージ単位
・クエリ・メッセージ単位
・コマンド・プログラム・ヘッダ
・クエリ・プログラム・ヘッダ
・プログラム・データ
・文字プログラム・データ
・10進数値プログラム・データ
・文字列プログラム・データ
(7) ブロック・データに関するバッファ容量限界の説明 |
ブロック・データは使用していません。
(8) <表現>内に使用されるプログラム・データ要素の一覧、およびサブ表現の最大ネスティングの程度(機器が<表現>に与える構文規制も含む) |
サブ表現は使用していません。
使用しているプログラム・データ要素は、文字プログラムデータ、10進数値プログラム・データ、および文字列プログラム・データです。
(9) 各クエリに対する応答構文についての説明 |
応答構文については、「詳細」を参照してください。
(10) 応答メッセージ要素の原則に従わない機器間メッセージ送信渋滞についての説明 |
機器対機器のメッセージはありません。
(11) ブロック・データの応答容量の説明 |
ブロック・データの応答はありません。
(12) 使用している共通コマンドとクエリの一覧 |
共通コマンドの「一覧」を参照してください。
(13) 校正クエリが問題なく完了した以後の機器の状態の説明 |
「*CAL?」クエリは使用していません。
(14) "DDT"コマンドの有無 |
「*DDT」コマンドは使用していません。
(15) マクロ・コマンドの有無 |
マクロは使用していません。
(16) 識別に関するクエリ、"IDN?"クエリに対する応答の説明 |
「機器のID(識別コード)の問合せ」を参照してください。
(17) "*PUD"コマンド、"*PUD?"クエリが実行される場合による保護されたユーザのデータ保存領域の容量 |
「*PUD」コマンド、および「*PUD?」クエリは使用していません。
また、ユーザー・データ格納エリアはありません。
(18) "*RDT"コマンド、"*RDT?"クエリを使用している場合の資源の説明 |
「*RDT」コマンド、および「*RDT?」クエリは使用していません。
(19) "*RST"、"*LRN?"、"*RCL"、および"*SAV"の影響を受ける状態についての説明 |
・「*LRN?」、「*RCL」、および「*SAV」は使用していません。
・「*RST」コマンドは、本機を初期状態に戻します。
(20) "*TST?"クエリにより実行される自己試験の範囲についての説明 |
ROM / RAMチェックにより、内部メモリのチェックを行います。
(21) 機器のステータス報告で使用する、ステータス・データの追加構造の説明 |
ステータス・バイトとイベント・レジスタを参照してください。
(22) 各コマンドが、オーバーラップまたはシーケンシャルコマンドであるかについての説明 |
・「:ABORT」コマンドを除き、全てシーケンシャル・コマンドです。
・「:ABORT」コマンドは、受信すると直ちに実行されます。
(23) 各コマンドに対する応答として、操作終了メッセージを生成する時点で要求される機能に関する基準の説明 |
操作終了は、コマンド解析時が終了したときです。