DISPlayコマンド(画面の切換え、波形表示など)


表示画面の切換えと問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:CHANge A$
:DISPlay:CHANge?

(応答)

A$
A$:DISPlay, SETting, CHANnel, ALLChan, TRIGger, COMment, SYSTem, PRINter, FILE, MONItor


解 説


表示画面を切り替えます。
現在表示されている画面を、文字データで返します。

DISPlay  波形
SETting  測定設定
CHANnel  各CH設定
ALLChan  全CH一覧
TRIGger  トリガ
COMment  コメント
SYSTem  システム
PRINter  プリンタ
FILE  ファイル
MONItor  モニタ



:DISPlay:CHANge DISPlay
:DISPlay:CHANge?
(応答)  :DISPLAY:CHANGE DISPLAY  (ヘッダがONの場合)


注 記



使用可能
条件


全ファンクション




波形表示色の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:DRAWing CH$,A$
:DISPlay:DRAWing? CH$

(応答)

CH$,A$
A$:OFF, C1〜C24


解 説


CH$で指定されたチャネルの波形表示色を設定します。
CH$で指定された波形表示色を文字データで返します。

A$にOFFを指定すると波形表示しません。



波形表示色対応表

OFF

C5

C10

C15

C20

C1

C6

C11

C16

C21

C2

C7

C12

C17

C22

C3

C8

C13

C18

C23

C4

C9

C14

C19

C24



:DISPlay:DRAWing CH1,C1
:DISPlay:DRAWing? CH1
(応答)  :DISPLAY:DRAWING CH1,C1  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




波形表示グラフの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:GRAPh CH$,A
:DISPlay:GRAPh? CH$

(応答)

CH$,A<NR1>
A<NR1>:1, 2, 3, 4(2画面時は3、4なし)


解 説


指定されたチャネルの波形を、どのグラフに表示するか設定します。
指定されたチャネルの波形が、どのグラフに表示されているかNR1数値で返します。



:DISPlay:GRAPh CH1,2
(1番の波形をグラフ2に表示します。)

:DISPlay:GRAPh? CH1
(応答)  :DISPLAY:GRAPH CH1,2  (ヘッダがONの場合)


注 記


画面分割の状況により、設定可能なグラフの最大値は変動します。


使用可能
条件


全ファンクション




ロジック波形の表示色の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:LOGDraw CH$,N,A$
:DISPlay:LOGDraw? CH$,N

(応答)

CH$,N<NR1>,A$
CH$:CHA, CHB
N<NR1>:1, 2, 3, 4
A$:OFF, C1〜C24


解 説


CH$とNで指定されたロジックチャネルの波形表示色を設定します。
CH$とNで指定されたロジックチャネルの波形表示色を文字データで返します。

A$にOFFを指定すると波形表示しません。



波形表示色対応表

OFF

C5

C10

C15

C20

C1

C6

C11

C16

C21

C2

C7

C12

C17

C22

C3

C8

C13

C18

C23

C4

C9

C14

C19

C24



:DISPlay:LOGDraw CHA,3,C1
:DISPlay:LOGDraw? CHA,3
(応答)  :DISPLAY:LOGDRAW CHA,3,C1  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




ロジック波形の表示位置の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:LOGPosi CH$,A
:DISPlay:LOGPosi? CH$

(応答)

CH$,A<NR1>
CH$:CHA, CHB
A<NR1>:1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8


解 説


ロジック波形の波形表示位置を設定します。
現在のロジック波形の表示位置をNR1数値で返します。



:DISPlay:LOGPosi CHA,1
:DISPlay:LOGPosi? CHA
(応答)  :DISPLAY:LOGPOSI CHA,1  (ヘッダがONの場合)


注 記


ロジック表示幅の設定により設定できる値が異なります。
広い  A<NR1>:1〜4
狭い  A<NR1>:1〜8


使用可能
条件


全ファンクション




ロジック表示幅の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:LWIDth A$
:DISPlay:LWIDth?

(応答)

A$
A$:WIDE, NARRow


解 説


ロジック波形の幅を設定します。
現在のロジック波形の幅を文字データで返します。

WIDE  広い
NARRow  狭い



:DISPlay:LWIDth WIDE
:DISPlay:LWIDth?
(応答)  :DISPLAY:LWIDTH WIDE  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




イベントマークの挿入と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:MARK
:DISPlay:MARK?

(応答)

A<NR1>:0〜100(0 = なし)


解 説


イベントマークを挿入します。
挿入されたイベントマークの総数をNR1で返します。



:DISPlay:MARK
(コマンドを送った時に、イベントマークを挿入します。)

:DISPlay:MARK?
(応答)  :DISPLAY:MARK 5  (ヘッダがONの場合)


注 記


イベントマークの挿入は、スタート中のみ有効。


使用可能
条件


全ファンクション




イベントマークへジャンプと問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:MARKJump A
:DISPlay:MARKJump? A

(応答)

A<NR1>,B<NR1>
A<NR1>:1〜100
B<NR1>:データ位置


解 説


Aで指定されたイベントマークへジャンプします。
Aで指定されたイベントマークのデータ位置をNR1で返します。



:DISPlay:MARKJump 10
:DISPlay:MARKJump? 10
(応答)  :DISPLAY:MARKJUMP 10,147900  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




画面表示モードの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:MODE A$
:DISPlay:MODE?

(応答)

A$
A$:W_S(波形と設定), W_T(波形とトリガ), WAVE(波形), W_M(波形と数値演算結果), W_CSR(波形とカーソル)


解 説


波形画面での表示モードを設定します。
現在の表示モードを文字データで返します。

W_S  波形と設定
WAVE  波形
W_T  波形とデータ
W_M  波形と数値演算結果
W_CSR  波形とカーソル



:DISPlay:MODE W_S
:DISPlay:MODE?
(応答)  :DISPLAY:MODE W_S  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




画面更新有無の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:UPDAte A$
:DISPlay:UPDAte?

(応答)

A$
A$:TRUE, FALSE


解 説


コマンドによって設定を変更したときに、設定項目を画面に反映させるかどうか設定します。
現在の画面更新の設定を、文字データで返します。

TRUE  (画面更新を行います。)
FALSE  (画面更新を行いません。)



:DISPlay:UPDAte FALSE
(これ以降のコマンドで、画面更新を行いません。)

:DISPlay:UPDAte?
(応答)  :DISPLAY:UPDATE FALSE  (ヘッダがONの場合)

:CONFigure:TDIV 10.0E-06
:CONFigure:SHOT 50
………………………
(各種設定を行います。但し画面には設定内容が反映されません。)

:DISPlay:UPDAte TRUE
(コマンド受信時に画面更新を行います。このコマンド以前に行った設定も画面に反映されます。)

:DISPlay:UPDAte?
(応答)  :DISPLAY:UPDATE TRUE  (ヘッダがONの場合)


注 記


コマンドを大量に送信し、画面更新が頻繁に行われて動作が遅くなる場合、A$にFALSEを指定すると、動作を改善することができます。
但し、設定内容が画面に反映されていなくても、内部の設定が変わっているので注意が必要です。
本体キー操作による画面更新も行いません。
電源投入時には画面更新有りの設定になります。


使用可能
条件


全ファンクション




波形表示ON/OFFの設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:USECh CH$,A$
:DISPlay:USECh? CH$

(応答)

CH$,A$
CH$:CH1〜CH4, XY1〜XY4, CHA, CHB
A$:ON, OFF


解 説


CH$で指定されたチャネルの波形表示ON/OFFを設定します。
CH$で指定されたチャネルの現在の波形表示の設定を文字データで返します。
A$にOFFを指定すると波形表示しません。

CH1〜CH4  アナログチャネル
XY1〜XY4  表示形式X-Y
CHA, CHB  ロジックチャネル



:DISPlay:USECh CH1,ON
:DISPlay:USECh? CH1
(応答)  :DISPLAY:USECH CH1,ON  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




波形表示位置指定方法(バリアブルON/OFF)の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:VARIable CH$,A$
:DISPlay:VARIable? CH$

(応答)

CH$,A$
CH$:CH1〜CH4
A$:ON, OFF


解 説


CH$で指定されたチャネルの波形表示方法を設定します。
CH$で指定されたチャネルの波形表示方法の設定を、文字データで返します。

ON  波形表示位置を上下限値で設定します。(バリアブル:ON)
OFF  倍率と0位置で表示範囲を指定します。(バリアブル:OFF)



:DISPlay:VARIable CH1,ON
:DISPlay:VARIable? CH1
(応答)  :DISPLAY:VARIABLE CH1,ON  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




波形表示位置、上下限値の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:VARIUPLOw CH$,A,B
:DISPlay:VARIUPLOw? CH$

(応答)

CH$,A<NR3>,B<NR3>
CH$:CH1〜CH4
A<NR3>:上限値 -9.9999+E19〜9.9999+E19
B<NR3>:下限値 -9.9999+E19〜9.9999+E19


解 説


CH$で指定したチャネルの波形表示位置の上限値と下限値を設定します。
CH$で指定したチャネルの波形表示位置の上限値と下限値の設定をNR3数値で返します。



:DISPlay:VARIUPLOw CH1,-1.0E+00,1.0E+00
:DISPlay:VARIUPLOw? CH1
(応答)  :DISPLAY:VARIUPLOW CH1,-1.0000E+00,+1.0000E+00  (ヘッダがONの場合)


注 記


波形表示位置指定方法を上下限(バリアブルON)にしてください。


使用可能
条件


全ファンクション




波形表示の実行


構 文


(コマンド)


:DISPlay:WAVE A$

A$:ACUR, TRIG, POINT


解 説


A$で指定された場所から波形を表示します。

ACUR  Aカーソル[縦カーソル、またはトレースカーソル]
TRIG  トリガ・ポイント
POINT  :MEMory:POINtで指定した位置



:DISPlay:WAVE ACUR


注 記


-


使用可能
条件


全ファンクション




XY画面時のX軸の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:XAXIs A,CH$
:DISPlay:XAXIs? A

(応答)

A<NR1>,CH$
A<NR1>:1, 2, 3, 4
CH$:CH1〜CH4


解 説


XY表示時のX軸チャネルを設定します。
XY表示時のX軸チャネルを文字データで返します。



:DISPlay:XAXIs 1,CH2
(1番の波形のX軸をチャネル2に設定します。)

:DISPlay:XAXIs? 1
(応答)  :DISPLAY:XAXIS 1,CH2  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


ハイスピード




時間軸方向の表示倍率の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:XMAG A$
:DISPlay:XMAG?

(応答)

A$
A$:X10, X5, X2, X1, X1_2, X1_5, X1_10, X1_20, x1_50, X1_100, X1_200, X1_500, X_1000, X1_2000


解 説


時間軸方向の波形の表示倍率を設定します。
現在の時間軸方向の表示倍率をを文字データで返します。



:DISPlay:XMAG X1_10
(時間軸方向の表示倍率を1/10倍にします。)

:DISPlay:XMAG?
(応答)  :DISPLAY:XMAG X1_10  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


ハイスピード




XY合成範囲の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:XYARea A$
:DISPlay:XYARea?

(応答)

A$
A$:ALL, A_B


解 説


XY波形の合成範囲を指定します。
現在のXY波形の合成範囲を文字データで返します。

ALL  全波形
A_B  ABカーソル間



:DISPlay:XYARea A_B
:DISPlay:XYARea?
(応答)  :DISPLAY:XYAREA A_B  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


ハイスピード




XY画面時のXY波形の表示色の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:XYDRawing A,B$
:DISPlay:XYDRawing? A

(応答)

A<NR1>, B$
A<NR1>:1, 2, 3, 4
B$:OFF, C1〜C24


解 説


Aで指定したXY波形の表示色を設定します。
Aで指定したXY波形の表示色を文字データで返します。
B$にOFFを指定すると波形を表示しません。



:DISPlay:XYDRawing 1,C1
(1番の波形の色をC1に設定します。)

:DISPlay:XYDRawing? 1
(応答)  :DISPLAY:XYDRAWING 1,C1  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


ハイスピード




X-Y画面時のY軸の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:YAXIS A,CH$
:DISPlay:YAXIS? A

(応答)

A,CH$
A<NR1>:1, 2, 3, 4
CH$:CH1〜CH4


解 説


XY表示時のY軸のチャネルを設定します。
XY表示時のY軸のチャネルを文字データで返します。



:DISPlay:YAXIs 1,CH2
(1番の波形のY軸をチャネル2に設定します。)

:DISPlay:YAXIs? 1
(応答)  :DISPLAY:YAXIS 1,CH2  (ヘッダがONの場合)


注 記


-


使用可能
条件


ハイスピード




電圧軸方向の表示倍率の設定と問合せ


構 文


(コマンド)
(クエリ)


:DISPlay:YMAG CH$,A$
:DISPlay:YMAG? CH$

(応答)

CH$,A$
A$:X1_10, X1_5, X1_2, X1, X2, X5, X10, X20


解 説


CH$で指定されたチャネルの電圧軸方向への表示倍率を設定します。
CH$で指定されたチャネルの電圧軸方向への表示倍率を文字データで返します。



:DISPlay:YMAG CH1,X2
(チャネル1の電圧軸倍率を2倍にします。)

:DISPlay:YMAG? CH1
(応答)  :DISPLAY:YMAG CH1,X2  (ヘッダがONの場合)


注 記


波形表示位置指定方法を倍率と0位置で指定にしてください。(バリアブルOFF)


使用可能
条件


全ファンクション