スケーリング (SCALing)


スケーリングの種類の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:KIND ch$,A$

:SCALing:KIND? ch$

(応答)

ch$,A$

ch$ = ,
A$ = RATIO, POINT, RATED, SENS

解説

スケーリングの種類を設定します。
現在のスケーリングの種類を返します。

RATIO 変換比でスケーリングを行います
POINT 2点を指定してスケーリングを行います
RATED 定格出力でスケーリングを行います
SENS 感度を用いてスケーリングを行います

:SCALing:KIND CH1_1,POINT
:SCALing:KIND? CH1_1
(応答)  :SCALING:KIND CH1_1,POINT  (ヘッダがONの場合)

注記

ユニットの種類によって設定方法が制限されます。

使用可能
条件

-




スケーリングのオフセットの設定と問い合わせ(傾き)

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:OFFSet ch$,A

:SCALing:OFFSet? ch$

(応答)

ch$,A<NR3> (小数点以下4桁)

ch$ = ,
A = -9.9999E+09~9.9999E+09

解説

指定したチャネルのスケーリングのオフセットを設定します。
指定したチャネルの現在のスケーリングのオフセットを返します。

:SCALing:OFFSet CH1_1,0
:SCALing:OFFSet? CH1_1
(応答)  :SCALING:OFFSET CH1_1,+0.0000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

Aで設定できる値は本体に準じます。
本設定により以下の値が変更される可能性があります。
スケーリングのSCALE UP、LOWの設定
数値演算しきい値の設定

使用可能
条件

-




スケーリング定格容量の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:RTDCapa ch$,A

:SCALing:RTDCapa? ch$

(応答)

ch$,A<NR3> (小数点以下4桁)

ch$ =
A = +1.0000E-09~+9.9999E+09

解説

指定したチャネルの定格容量を設定します。
指定したチャネルの現在の定格容量を返します。

:SCALing:RTDCapa CH1_1,2
:SCALing:RTDCapa? CH1_1
(応答)  :SCALING:RTDCAPA CH1_1,+2.0000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

定格出力の設定によって設定可能範囲が変化する可能性があります。
本設定により以下の値が変更される可能性があります。
スケーリングのSCALE UP、LOWの設定
スケーリングの感度の設定
スケーリングの換算値の設定

使用可能
条件

指定チャネルが、ひずみユニットであること(U8554, LR8534)




スケーリング定格出力の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:RTDOut ch$,A

:SCALing:RTDOut? ch$

(応答)

ch$,A<NR3> (小数点以下4桁)

ch$ =
A = +1.0000E-09~+9.9999E+09

解説

指定したチャネルの定格出力を設定します。
指定したチャネルの現在の定格出力を返します。

:SCALing:RTDOut CH1_1,1
:SCALing:RTDOut? CH1_1
(応答)  :SCALING:RTDOUT CH1_1,+1.0000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

定格容量の設定によって設定可能範囲が変化する可能性があります。
本設定により以下の値が変更される可能性があります。
スケーリングのSCALE UP、LOWの設定
スケーリングの感度の設定
スケーリングの換算値の設定

使用可能
条件

指定チャネルが、ひずみユニットであること(U8554, LR8534)




スケーリングのSCALE UP、LOWの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:SCUPLOw ch$,A,B

:SCALing:SCUPLOw? ch$

(応答)

ch$,A<NR3>,B<NR3> (小数点以下4桁)

ch$ = ,
A, B = -9.9999E+29~+9.9999E+29

解説

指定したチャネルのスケーリングのSCALE UP、LOWの値を設定します。
指定したチャネルの現在のスケーリングのSCALE UP、LOWの値を返します。

:SCALing:SCUPLOw CH1_1,0.5,-0.5
:SCALing:SCUPLOw? CH1_1
(応答)  :SCALING:SCUPLOW CH1_1,+5.0000E-01,-5.0000E-01  (ヘッダがONの場合)

注記

A = Bは設定できません。
本設定により以下の値が変更される可能性があります。
スケーリングのオフセットの設定
スケーリング定格容量の設定
スケーリング定格出力の設定
スケーリングの感度の設定
スケーリングの換算値の設定

使用可能
条件

-




スケーリングの感度の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:SENSE ch$,A

:SCALing:SENSE? ch$

(応答)

ch$,A<NR3> (小数点以下4桁)

ch$ = ,
A = -1.0000E+09~+1.0000E+09

解説

指定したチャネルのスケーリングの感度を設定します。
指定したチャネルの現在のスケーリングの感度を返します。

:SCALing:SENSE CH1_1,1
:SCALing:SENSE? CH1_1
(応答)  :SCALING:SENSE CH1_1,+1.0000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

Aで設定できる値は本体に準じます。
本設定により以下の値が変更される可能性があります。
スケーリング定格容量の設定
スケーリング定格出力の設定
スケーリングのSCALE UP、LOWの設定
スケーリングの換算値の設定

使用可能
条件

-




スケーリングのON/OFFの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:SET ch$,A$

:SCALing:SET? ch$

(応答)

ch$,A$

ch$ = ,
A$ = OFF, ENG, SCI

解説

指定したチャネルのスケーリングの設定をします。
指定したチャネルの現在のスケーリングの設定を返します。

OFF スケーリング機能を使用しません
ENG スケーリング機能を利用し、小数形式で表示します
SCI スケーリング機能を利用し、指数形式で表示します

:SCALing:SET CH1_1,ENG
:SCALing:SET? CH1_1
(応答)  :SCALING:SET CH1_1,ENG  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




スケーリングの単位の設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:UNIT ch$,"A$"

:SCALing:UNIT? ch$

(応答)

ch$,"A$"

ch$ = ,
A$ = 単位文字列 (全角3文字、半角7文字)

解説

スケーリング単位を設定します。
現在のスケーリング単位を返します。

コマンド中のダブル・クォーテーション (") の代わりに、シングル・クォーテーション (') を使うことができます。
扱うことのできる文字は、本体で入力できる文字と同じですが、特殊文字の入力は下記のようになります。

PC

^2

^3

~u

~o

~e

~c

~+

~,

~;

^^

~~

LR8450
LR8450-01

2

3

μ

Ω

ε

°

±

'

"

ˆ

˜


:SCALing:UNIT CH1_1,"mA"
:SCALing:UNIT? CH1_1
(応答)  :SCALING:UNIT CH1_1,"mA"  (ヘッダがONの場合)

注記

最大文字数以上の文字列を入力した場合、最大文字数以降の文字は入力されません。

使用可能
条件

-




スケーリングの換算値の設定と問い合わせ(傾き)

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:VOLT ch$,A

:SCALing:VOLT? ch$

(応答)

ch$,A<NR3> (小数点以下4桁)

ch$ = ,
A = -9.9999E+09~+9.9999E+09(パルス積算時は+1.0000E-09~+9.9999E+09)

解説

指定したチャネルのスケーリング換算値を設定します。
指定したチャネルの現在のスケーリング換算値を返します。

:SCALing:VOLT CH1_1,1
:SCALing:VOLT? CH1_1
(応答)  :SCALING:VOLT CH1_1,+1.0000E+00  (ヘッダがONの場合)

注記

Aで設定できる値は本体に準じます。
本設定により以下の値が変更される可能性があります。
スケーリング定格容量の設定
スケーリング定格出力の設定
スケーリングのSCALE UP、LOWの設定
スケーリングの感度の設定

使用可能
条件

-




スケーリングのVOLT UP、LOWの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:SCALing:VOUPLOw ch$,A,B

:SCALing:VOUPLOw? A$

(応答)

ch$,A<NR3>,B<NR3> (小数点以下4桁)

ch$ = ,
A, B = -9.9999E+29~+9.9999E+29

解説

指定したチャネルのスケーリングのVOLT UP、LOWの値を設定します。
指定したチャネルの現在のスケーリングのVOLT UP、LOWの値を返します。

:SCALing:VOUPLOw CH1_1,0.05,-0.05
:SCALing:VOUPLOw? CH1_1
(応答)  :SCALING:VOUPLOW CH1_1,+5.0000E-02,-5.0000E-02  (ヘッダがONの場合)

注記

A = Bは設定できません。
本設定により以下の値が変更される可能性があります。
スケーリングのオフセットの設定
スケーリング定格容量の設定
スケーリング定格出力の設定
スケーリングの感度の設定
スケーリングの換算値の設定

使用可能
条件

-