測定データ (MEMory)


ストレージデータの出力 (ASCII)

構文

(クエリ)


:MEMory:ADATa? A

(応答)

B1,B2,…<NR1>(波形演算結果のみ<NR3>)

A = 1~2000 (出力個数)
Bi = -32768~32767(アナログ)
Bi = 0~1000000000(積算、回転数)
Bi = 0~255(ロジック、警報)
Bi = 波形演算結果(波形演算)

解説

:MEMory:APOINtで設定されたチャネルとポイントから、ストレージデータをAで指定した個数分出力します。
出力ポイントもデータ数分増加します。

アナログのデータ値を物理量に変換する場合は、以下の計算式を用います。
物理量=データ値×電圧軸レンジ/レンジあたりのデータ数

レンジあたりのデータ数は以下の表の通りです。

ユニット モード レンジあたりのデータ数
※1Vレンジだったら
0~1Vまでのデータ数
U8550/LR8530
U8552/LR8532
電圧・温度ユニット
30Ch電圧・温度ユニット
電圧(全レンジ) ※1-5Vは10Vと同様 20000
熱電対(100℃レンジ) 10000
熱電対(500℃レンジ) 10000
熱電対(2000℃レンジ) 20000
湿度(100%) 1000
U8551/LR8531 ユニバーサルユニット 電圧(全レンジ) ※1-5Vは10Vと同様 20000
熱電対(100℃レンジ) 10000
熱電対(500℃レンジ) 10000
熱電対(2000℃レンジ) 20000
湿度(100%) 1000
測温抵抗体(100℃レンジ) 10000
測温抵抗体(500℃レンジ) 10000
測温抵抗体(2000℃レンジ) 20000
抵抗(全レンジ) 20000
U8553/LR8533 高速電圧ユニット 電圧(全レンジ) ※1-5Vは10Vと同様 20000
U8554/LR8534 ストレインユニット 電圧(全レンジ) 20000
ストレイン 20000

U8555/LR8535(CANユニット)のデータ値は、スケーリングを除き、測定値そのものを返します。
積算、波形演算のデータ値は測定値そのものを返します。

回転数の値を求めるには:UNIT:PCOUntで設定した1回転あたりのパルス数でデータ値を除算する必要があります。
回転数 = データ値 / 1回転あたりのパルス数

ロジック/警報チャネルは、全チャネル (8bit) を整数表現したものを返します。 (一番下のbitからチャネル1、チャネル2…の並びで出力)

:MEMory:APOINt CH1_1,0
:MEMory:ADATa? 10
(応答)  :MEMORY:ADATA 3176,3176,3176,3186,3186,3186,3186,3186,3198,3198  (ヘッダがONの場合)

注記

Aの値と本体表記の対応は以下の通りです。

Aの値 本体表記
32767 +OVER
-32768 -OVER
32766 BURNOUT
32765 NO DATA

U8555/LR8535の場合、NODATA時のデータ型とAの値は以下の通りです。
データ型 Aの値
Unsigned 65535
Signed 32767
Float 3.40282e+38
Double 1.79769e+308

【参考】
データ数 1,000,000ポイント記録されている場合、:MEMory:ADATa? 2000を500回繰り返した時のデータ転送時間は、約12秒です。 (OS:Microsoft Windows 10 Pro(Ver 1903), CPU:Intel(R) i7-9700F 3.00GHz, RAM:16GB)
この値はあくまでも目安であり、通信速度を保証するものではありません。ご使用の環境によって通信速度は変化します。

使用可能
条件

出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:POINtでチャネルを指定していること。
ストレージデータがあること。




ホールドデータの出力 (ASCII)

構文

(クエリ)


:MEMory:AFETch? ch$

(応答)

A<NR1>(波形演算結果のみ<NR3>)

ch$ = , , LOG, ALARM,
A = -32768~32767(アナログ)
A = 0~1000000000(積算、回転数)
A = 0~255(ロジック、警報)
A = 波形演算結果(波形演算)

解説

:MEMory:GETRealコマンドにて取り込んだホールドデータのうち、指定したチャネルの値を返します。
返すデータ値と測定値の関係は:MEMory:ADATa?と同様です。

:MEMory:GETReal;*WAI;:MEMory:AFETch? CH1_1
(応答)  :MEMORY:AFETCH 3176  (ヘッダがONの場合)

注記

このコマンドの前に、ホールドデータの取り込みを実行していない場合、NO DATAを示す値として32765を返します。

使用可能
条件

-




ストレージ末尾データ番号の問い合わせ(内部メモリよりも長いデータを測定する時)

構文

(クエリ)


:MEMory:AMAXPoint?

(応答)

A<NR1>

A = 0(ストレージされていない), 1~

解説

ストレージメモリにストレージされている末尾データ番号を返します。

:MEMory:AMAXPoint?
(応答)  :MEMORY:AMAXPOINT 800  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ストレージ出力ポイントの設定と問い合わせ(内部メモリよりも長いデータを測定する時)

構文

(コマンド)

(クエリ)


:MEMory:APOINt ch$,A

:MEMory:APOINt?

(応答)

ch$,A<NR1>

ch$ = , , LOG, ALARM,
A = 0~(ストレージデータ数-1)

解説

ストレージデータの出力ポイントを設定します。
現在のストレージデータの出力ポイントを返します。

:MEMory:APOINt CH1_1,100
:MEMory:APOINt?
(応答)  :MEMORY:APOINT CH1_1,100  (ヘッダがONの場合)

注記

ストレージデータがない場合は、出力ポイントを設定できません。
Aに設定できる値は:MEMory:AMAXPoint?で得られる値よりも小さい値です。
測定データが内部メモリよりも長い場合、指定したポイントのデータが取得できない可能性があります。

使用可能
条件

-




リアルタイムデータの出力 (ASCII)

構文

(クエリ)


:MEMory:AREAL? ch$

(応答)

A<NR1>(波形演算結果のみ<NR3>)

ch$ = , , LOG, ALARM,
A = -32768~32767(アナログ)
A = 0~1000000000(積算、回転数)
A = 0~255(ロジック、警報)
A = 波形演算結果(波形演算)

解説

指定したチャネルの最終ストレージデータの値を返します。
返すデータ値と測定値の関係は、:MEMory:ADATaと同様です。

:MEMory:AREAL? CH1_1
(応答)  :MEMORY:AREAL 3176  (ヘッダがONの場合)

注記

測定データの取り込みを行う以下の動作いずれかを実施している場合、最終ストレージデータの値を返します。
・測定
・モニタ値表示
:MEMory:GETRealコマンド実行
上記動作を行っていない場合、NO DATAを示す値として32765を返します。
返すデータ値と測定値の関係は、:MEMory:ADATaと同様です。

使用可能
条件

-




ストレージデータの出力 (バイナリ)

構文

(クエリ)


:MEMory:BDATa? A

(応答)

#0<以下バイナリデータ>

A = 1~5000 (出力個数)

解説

:MEMory:POINtで設定されたチャネルとポイントから、ストレージデータをAで指定した数だけバイナリフォーマット (ビッグエンディアン) で出力します。
出力ポイントもデータ数分増加します。
出力データの先頭には、#0(バイナリフォーマットを表す)がつきます。
#0に続いて、バイナリフォーマットのストレージデータがAで指定したデータの数だけ送信されます。

チャネル種類毎のバイナリフォーマットは以下の通りです。
・アナログ、ロジック、警報チャネル:1データ2バイト単位で出力
・パルスチャネル:1データ4バイト単位で出力
・波形演算チャネル:1データ8バイト単位で出力
(波形演算チャネルの応答はIEEE 754における倍精度の浮動小数点形式で出力されます。)
得られるデータは:MEMory:ADATa?と同様です。 データの内容については、:MEMory:ADATa?を参照してください。

:MEMory:POINt CH1_1,0
:MEMory:BDATa? 10
(応答)  :MEMORY:BDATA #0...(バイナリデータ)  (ヘッダがONの場合)

注記

ストレージデータが存在しないチャネル、出力ポイントを指定した場合、エラー値が出力されます。
エラー値は指定チャネルによって異なります。
【アナログチャネル】
0x7ffd(2バイト)

【パルスチャネル】
0x00000000(4バイト)

【波形演算チャネル】
0x7ff0000000000001(8バイト)

U8555/LR8535の場合、エラー値はデータ型によって異なります。
【Unsigned】
0xffff(2バイト)

【Signed】
0x7fff(2バイト)

【Float】
0x7f7fffff(4バイト)

【Double】
0x7fefffffffffffff(8バイト)

バイナリデータの中には、改行コード (文字コードの0Aや0D) が含まれることがあります。
お使いのPCソフトウェアが、改行コードをデータの終了として判断している場合は、正しくデータを処理できませんので、 必ずAで指定した分のデータを読み込むようにしてください。
データの終わりに改行コード (LFやCR+LF) はつきません。

【参考】
データ数 1,000,000ポイント記録されている場合、:MEMory:BDATa? 5000を200回繰り返した時のデータ転送時間は、約2秒です。 (OS:Microsoft Windows 10 Pro(Ver 1903), CPU:Intel(R) i7-9700F 3.00GHz, RAM:16GB)
この値はあくまでも目安であり、通信速度を保証するものではありません。ご使用の環境によって通信速度は変化します。

使用可能
条件

出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
ストレージデータがあること。




ホールドデータの出力 (バイナリ)

構文

(クエリ)


:MEMory:BFETch? ch$

(応答)

A

ch$ = , , LOG, ALARM,
A = バイナリデータ

解説

:MEMory:GETRealコマンドにて取り込んだホールドデータのうち、指定したチャネルの値を返します。
返すデータ値と測定値の関係は:MEMory:BDATa?と同様です。

:MEMory:GETReal;*WAI;:MEMory:BFETch? CH1_1
(応答)  :MEMORY:BFETCH (バイナリデータ)  (ヘッダがONの場合)

注記

このコマンドの前に、ホールドデータの取り込みを実行していない場合、指定チャネルに応じたエラー値を返します。

使用可能
条件

-




リアルタイムデータの出力 (バイナリ)

構文

(クエリ)


:MEMory:BREAL? ch$

(応答)

A

ch$ = , , LOG, ALARM,
A = バイナリデータ

解説

指定したチャネルの最終ストレージデータの値を返します。
返すデータ値と測定値の関係は:MEMory:BDATa?と同様です。

:MEMory:BREAL? CH1_1
(応答)  :MEMORY:BREAL (バイナリデータ)  (ヘッダがONの場合)

注記

測定データの取り込みを行う以下の動作いずれかを実施している場合、最終ストレージデータの値を返します。
・測定
・モニタ値表示
:MEMory:GETRealコマンド実行
上記動作を行っていない場合、指定チャネルに応じたエラー値を返します。

使用可能
条件

-




ストレージデータの有無の問い合わせ

構文

(クエリ)


:MEMory:CHSTore? ch$

(応答)

ch$,A$

ch$ = , , LOG, ALARM,
A$ = OFF, ON

解説

指定したチャネルのデータがストレージメモリにストレージされているかを返します。

:MEMory:CHSTore? CH1_1
(応答)  :MEMORY:CHSTORE CH1_1,ON  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ホールドデータの有無の問い合わせ

構文

(クエリ)


:MEMory:FCHSTore? ch$

(応答)

ch$,A$

ch$ = , , LOG, ALARM,
A$ = OFF, ON

解説

指定したチャネルのホールドデータが保持されているかを返します。

:MEMory:FCHSTore? CH1_1
(応答)  :MEMORY:FCHSTORE CH1_1,ON  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ホールドデータの取り込み

構文

(コマンド)


:MEMory:GETReal

解説

現在入力されているデータを、全ての測定チャネル分取り込み、ホールドデータとして保持します。

:MEMory:GETReal

注記

データの保持には、数秒かかります。
:MEMory:GETRealコマンドの動作中に、:MEMory:GETRealコマンドを再び実行した場合、コマンド実行エラーとなります。
保持完了を待ってから別のコマンドを実行する場合は*OPC*WAIを使用してください。

使用可能
条件

-




ストレージデータ数の問い合わせ

構文

(クエリ)


:MEMory:MAXPoint?

(応答)

A<NR1>

A = ストレージデータ数 (0=ストレージされていない)

解説

ストレージメモリに記録されているデータ数を返します。

:MEMory:MAXPoint?
(応答)  :MEMORY:MAXPOINT 2500  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ストレージデータの出力ポイントの設定と問い合わせ

構文

(コマンド)

(クエリ)


:MEMory:POINt ch$,A

:MEMory:POINt?

(応答)

ch$,A<NR1>

ch$ = , , LOG, ALARM,
A = 0~268435456(ch1_1時最大)

解説

ストレージデータの出力ポイントを設定します。
現在のストレージデータの出力ポイントを返します。

:MEMory:POINt CH1_1,100
:MEMory:POINt?
(応答)  :MEMORY:POINT CH1_1,100  (ヘッダがONの場合)

注記

ストレージデータがない場合は、出力ポイントを設定できません。
Aに設定できる値は:MEMory:MAXPoint?で得られる値よりも小さい値です。

使用可能
条件

-




ホールドデータの出力 (ユニット単位) (ASCII)

構文

(クエリ)


:MEMory:TAFETch? unit$

(応答)

A1,A2,...<NR1>(波形演算結果のみ<NR3>)

unit$ = , PLS&ALM, CALC1, CALC2
Ax = -32768~32767(アナログ)
Ax = 0~1000000000(積算、回転数)
Ax = 0~255(ロジック、警報)
Ax = 波形演算結果(波形演算)

解説

:MEMory:GETRealコマンドにて取り込んだホールドデータのうち、指定したユニット(データ種類)のホールドデータがあるチャネルの値を返します。
返すデータ値と測定値の関係は:MEMory:ADATa?と同様です。

:MEMory:GETReal;*WAI;:MEMory:TAFETch? UNIT1
(応答)  :MEMORY:TAFETCH 3176,3176,3176,3186,3186,3186,3186,3186,3198,3198,3186,3186,3186,3198,3198  (ヘッダがONの場合)

注記

このコマンドの前に、ホールドデータの取り込みを実行していない場合、コマンドエラーになります。 指定ユニット内にホールドデータを持つチャネルが存在しない場合、コマンドエラーになります。

使用可能
条件

-




リアルタイム測定チャネルの問い合わせ (ASCII)

構文

(クエリ)


:MEMory:TARCH? unit$

(応答)

ch1$,ch2$,...

unit$ = , PLS&ALM, CALC1, CALC2
ch$ = , , LOG, ALARM,

解説

指定したユニット(データ種類)の測定ONチャネルを返します。

:MEMory:TARCH? UNIT1
(応答)  :MEMORY:TARCH CH1_1,CH1_2,CH1_3,CH1_4,CH1_5,CH1_6,CH1_7,CH1_8,CH1_9,CH1_10,CH1_11,CH1_12,CH1_13,CH1_14,CH1_15  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




リアルタイムデータの出力 (ユニット単位) (ASCII)

構文

(クエリ)


:MEMory:TAREAl? unit$

(応答)

A1,A2,...<NR1>(波形演算結果のみ<NR3>)

unit$ = , PLS&ALM, CALC1, CALC2
Ax = -32768~32767(アナログ)
Ax = 0~1000000000(積算、回転数)
Ax = 0~255(ロジック、警報)
Ax = 波形演算結果(波形演算)

解説

指定したユニット(データ種類)の測定ONチャネルの最終ストレージデータの値を返します。
返すデータ値と測定値の関係は、:MEMory:ADATaと同様です。

:MEMory:TAREAl? UNIT1
(応答)  :MEMORY:TAREAL 3176,3176,3176,3186,3186,3186,3186,3186,3198,3198,3186,3186,3186,3198,3198  (ヘッダがONの場合)

注記

測定データの取り込みを行う以下の動作いずれかを実施している場合、最終ストレージデータの値を返します。
・測定
・モニタ値表示
:MEMory:GETRealコマンド実行
上記動作を行っていない場合、NO DATAを示す値として32765を返します。
指定ユニット内に測定ONのチャネルが存在しない場合、NO_STORAGEが返ってきます。

使用可能
条件

-




ストレージデータの有無の問い合わせ (ユニット単位)

構文

(クエリ)


:MEMory:TCHSTore? unit$

(応答)

ch1$,ch2$,...

unit$ = , PLS&ALM, CALC1, CALC2
ch$ = , , LOG, ALARM,

解説

指定したユニット(データ種類)の測定データがあるチャネルを返します。

:MEMory:TCHSTore? UNIT1
(応答)  :MEMORY:TCHSTORE CH1_1,CH1_2,CH1_3,CH1_4,CH1_5,CH1_6,CH1_7,CH1_8,CH1_9,CH1_10,CH1_11,CH1_12,CH1_13,CH1_14,CH1_15  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ホールドデータの有無の問い合わせ (ユニット単位)

構文

(クエリ)


:MEMory:TFCHSTore? unit$

(応答)

ch1$,ch2$,...

unit$ = , PLS&ALM, CALC1, CALC2
ch$ = , , LOG, ALARM,

解説

指定したユニット(データ種類)のホールドデータがあるチャネルを返します。

:MEMory:TFCHSTore? UNIT1
(応答)  :MEMORY:TFCHSTORE CH1_1,CH1_2,CH1_3,CH1_4,CH1_5,CH1_6,CH1_7,CH1_8,CH1_9,CH1_10,CH1_11,CH1_12,CH1_13,CH1_14,CH1_15  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ストレージ先頭データ番号の問い合わせ(内部メモリよりも長いデータを測定する時)

構文

(クエリ)


:MEMory:TOPPoint?

(応答)

A<NR1>

A = 先頭データ番号 (0=ストレージされていない)

解説

ストレージメモリに記録されている先頭データ番号を返します。

:MEMory:TOPPoint?
(応答)  :MEMORY:TOPPOINT 100  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




ホールドデータの出力 (ユニット単位) (測定値)

構文

(クエリ)


:MEMory:TVFETch? unit$

(応答)

A1,A2,...<NR3>

unit$ = , PLS&ALM, CALC1, CALC2
Ax = 測定値

解説

:MEMory:GETRealコマンドにて取り込んだホールドデータのうち、指定したユニット(データ種類)のホールドデータがあるチャネルの値を測定値で返します。
得られるデータの内容については、:MEMory:VDATa?の解説を参照してください。

:MEMory:GETReal;*WAI;:MEMory:TVFETch? UNIT1
(応答)  :MEMORY:TVFETCH +1.00000E-02,+2.00000E-02,+3.00000E-02,+4.00000E-02,+5.00000E-02,+6.00000E-02,+7.00000E-02,+8.00000E-02,+1.00000E-02,+2.00000E-02,+3.00000E-02,+4.00000E-02,+5.00000E-02,+6.00000E-02,+7.00000E-02  (ヘッダがONの場合)

注記

このコマンドの前に、ホールドデータの取り込みを実行していない場合、コマンドエラーになります。 指定ユニット内にホールドデータを持つチャネルが存在しない場合、コマンドエラーになります。

使用可能
条件

-




リアルタイム測定チャネルの問い合わせ (測定値)

構文

(クエリ)


:MEMory:TVRCH? unit$

(応答)

ch1$,ch2$,...

unit$ = , PLS&ALM, CALC1, CALC2
ch$ = , , LOG, ALARM,

解説

指定したユニット(データ種類)の測定ONチャネルを返します。(:MEMory:TARCH?と同じ)

:MEMory:TVRCH? UNIT1
(応答)  :MEMORY:TVRCH CH1_1,CH1_2,CH1_3,CH1_4,CH1_5,CH1_6,CH1_7,CH1_8,CH1_9,CH1_10,CH1_11,CH1_12,CH1_13,CH1_14,CH1_15  (ヘッダがONの場合)

注記

-

使用可能
条件

-




リアルタイムデータの出力 (ユニット単位) (測定値)

構文

(クエリ)


:MEMory:TVREAl? unit$

(応答)

A1,A2,...<NR3>

unit$ = , PLS&ALM, CALC1, CALC2
Ax = 測定値

解説

指定したユニット(データ種類)の測定ONチャネルの最終ストレージデータの値を測定値で返します。
得られるデータの内容については、:MEMory:VDATa?の解説を参照してください。

:MEMory:TVREAl? UNIT1
(応答)  :MEMORY:TVREAL +1.00000E-02,+2.00000E-02,+3.00000E-02,+4.00000E-02,+5.00000E-02,+6.00000E-02,+7.00000E-02,+8.00000E-02,+1.00000E-02,+2.00000E-02,+3.00000E-02,+4.00000E-02,+5.00000E-02,+6.00000E-02,+7.00000E-02  (ヘッダがONの場合)

注記

測定データの取り込みを行う以下の動作いずれかを実施している場合、最終ストレージデータの値を返します。
・測定
・モニタ値表示
:MEMory:GETRealコマンド実行
上記動作を行っていない場合、いずれの入力種類においても、エラー値として9.99999E+99を返します.
指定ユニット内に測定ONのチャネルが存在しない場合、NO_STORAGEが返ってきます。

使用可能
条件

-




ストレージデータの出力 (測定値)

構文

(クエリ)


:MEMory:VDATa? A

(応答)

B1,B2,...<NR3>

A = 1~1000
Bi = 測定値

小数点以下の桁数は指定チャネルによって異なります。
【アナログチャネル】
小数点以下5桁

【パルスチャネル】
小数点以下9桁

【波形演算チャネル】
小数点以下9桁

【ロジック、警報】
Bi = 0~255

解説

:MEMory:POINtで設定されたチャネル、およびポイントから、測定値をAで指定した個数分出力します。
出力ポイントもデータ数分増加します。
スケーリングされている場合は、スケーリングされた値が出力されます。
ロジック/警報チャネルは、全チャネル (8bit) を整数表現したものを返します。 (一番下のbitからチャネル1、チャネル2…の並びで出力)

:MEMory:POINt CH1_1,0
:MEMory:VDATa? 2
(応答)  :MEMORY:VDATA +5.00000E-05,+4.00000E-05  (ヘッダがONの場合)

注記

ストレージデータが存在しないチャネル、ポイントを指定した場合、いずれの入力種類においても、エラー値として9.99999E+99を返します。
【参考】
データ数 1,000,000ポイント記録されている場合、:MEMory:VDATa? 1000を1000回繰り返した時のデータ転送時間は、約14秒です。 (OS:Microsoft Windows 10 Pro(Ver 1903), CPU:Intel(R) i7-9700F 3.00GHz, RAM:16GB)
この値はあくまでも目安であり、通信速度を保証するものではありません。ご使用の環境によって通信速度は変化します。

使用可能
条件

出力ポイントが、ストレージデータ数未満であること。
:MEMory:POINtでチャネルを指定していること。
データを出力する際は、ストレージデータがあること。




ホールドデータの出力 (測定値)

構文

(クエリ)


:MEMory:VFETch? ch$

(応答)

A<NR3>

ch$ = , , LOG, ALARM,
A = 測定値

解説

:MEMory:GETRealコマンドにて取り込んだホールドデータのうち、指定したチャネルの測定値を返します。
得られるデータの内容については、:MEMory:VDATa?の解説を参照してください。

:MEMory:GETReal;*WAI;:MEMory:VFETch? CH1_1
(応答)  :MEMORY:VFETCH +1.23000E-02  (ヘッダがONの場合)

注記

このコマンドの前に、ホールドデータの取り込みを実行していない場合、いずれの入力種類においても、エラー値として9.99999E+99を返します。

使用可能
条件

-




リアルタイムデータの出力 (測定値)

構文

(クエリ)


:MEMory:VREAL? ch$

(応答)

A<NR3>

ch$ = , , LOG, ALARM,
A = 測定値

解説

指定したチャネルの最終ストレージデータの測定値を返します。

:MEMory:VREAL? CH1_1
(応答)  :MEMORY:VREAL +1.23000E-02  (ヘッダがONの場合)

注記

測定データの取り込みを行う以下の動作いずれかを実施している場合、最終ストレージデータの値を返します。
・測定
・モニタ値表示
:MEMory:GETRealコマンド実行
上記動作を行っていない場合、NO DATAを示す値として9.99999E+99を返します。

使用可能
条件

-